心が透き通るピュアなお話でした
そして自転車は自由!フリーダム!

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追い風ライダー (徳間文庫 よ 20-1) 文庫 – 2015/3/6
米津一成
(著)
若き未亡人、商社勤めのOL、くたびれたサラリーマン、サイクリングイベントのコース作りに挑戦する男性、沖縄出身のおミズの女の子――。別れと出会い、思い出、勇気、そして恋……。自転車を通じて軽やかに繋がるそれぞれの物語。自転車は人生までも遠くへ連れていく。多くの人を新たに自転車のとりこにした人気エッセイストの初のロードバイク小説。プレミアム加筆で文庫化!
- 本の長さ283ページ
- 言語日本語
- 出版社徳間書店
- 発売日2015/3/6
- ISBN-104198939519
- ISBN-13978-4198939519
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商品の説明
著者について
1959年東京都生まれ。中学生の頃に熱中した自転車に40歳を過ぎてから出戻り、以降、ロングライドを中心に自転車を楽しむ。メンバー数3万人を超えるmixi「自転車で遠くへ行きたい」コミュニティ管理人。フランス発祥のロングライドイベント「ブルベ」で2006年に200km、300km、400km、600kmを走りSR(スーパーランドナー)の認定を受ける。最近は趣味が高じて、オリジナルデザインのサイクリングジャージの制作も行っている。著書に『自転車で遠くへ行きたい。』『ロングライドに出かけよう-自転車で遠くを目指す生き方・走り方-』、監修に『ビジュアル版ロングライドの世界』がある。
登録情報
- 出版社 : 徳間書店 (2015/3/6)
- 発売日 : 2015/3/6
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 283ページ
- ISBN-10 : 4198939519
- ISBN-13 : 978-4198939519
- Amazon 売れ筋ランキング: - 486,460位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 293位自転車・サイクリング (本)
- - 2,121位徳間文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
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自転車は、人生も遠くまで連れていく――。
「ねぇ、今度連れてって」
「え?」
「今度の日曜は?」
「それは自転車で、という話か?」
「自転車乗りかどうか確かめてから言ってるんだから自転車に決まってるじゃない」
偶然出会ったおミズの女性となぜか自転車トレーニングを始めることになった主人公
を待ち受けていたのは・・・?
翻訳家の若き未亡人、商社勤めの猫好きOL、ちょっとくたびれたサラリーマン、サイ
クリングイベントのコース作りに挑戦する男、沖縄出身のおミズの女の子・・・。
自転車がきっかけとなって、さまざまな人生が緩やかに繋がり始める。
大人気エッセイ『自転車で遠くへ行きたい。』著者による、勇気と再生のストーリー。
新鮮な感動が胸を満たす! 自転車で走りたくなる!
最新作の自転車小説「追い風ライダー」のfacebookページにて、サイドストーリーや執筆裏話を公開しています。
goo.gl/qdrXt
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年8月10日に日本でレビュー済み
著者の名著と呼ばれる「自転車で遠くへ行きたい。」は、かつて活発だったsnsも時代とともに廃れ、50過ぎてロードバイクにはまっていった自分のリアルタイムにはずれて、「あー、この本、出版当時に読めば自分が自転車にのめりこむ良いきっかけになったんだろうな」とそういう読後感だったのです。
そうしたこともあり、著者はプロの小説家として実績があるわけではないので、本作品も、全く期待せず、読み出しました。自分自身が、発熱で数日、床に臥すという機会でもなかったら、そのまま積読のままだったかもしれない。単なる自転車の蘊蓄短編集だと、高を括って、体調不調時の暇つぶしとして読み始めました。
読み進めるうちに、いかにも小説的な仕掛け(予想した蘊蓄小説ではなかった、はっきりと小説たろうとしていた)に、出来の悪いラノベみたいだなと、一瞬鼻白んだものの、気が付くとぐいぐい引き込まれていきました。
浅田次郎のようなわかりやすい語り口で、よしもとばななを彷彿とさせる、もしくは漫画「鬼滅の刃」のある世界観を思い起こさせる、鎮魂と再生の、傑作連作短編集です。村上春樹以降の、芳醇な日本文学の傑作に並ぶ作品で、小川洋子はじめ、その影響下からスタートした流れに自分としては位置づけてもいいのでは、と感じています。
この著者のものではない、近年ロードバイクの細かい描写が話題となった小説が芥川賞受賞作品となりましたが、小説としては見事で流石芥川賞、自分もちょうどロードバイクにはまっていた時期もあって、自転車に関する描写も見事でした。しかしそこは、純文学、べつに夢も希望もないというか、そういうことを安易に小説表現としては目指していない。この芥川賞受賞作を、普段それほど読書の習慣のない、自転車乗りの知り合いがいたとして、進めることに抵抗はあります。または、読書と自転車が好きな10代前半にも、ちょっとどうかなあ。
この「追い風ライダー」は、すべての自転車を愛する人に、全力お勧めです。小川洋子や、よしもとばななや、村上春樹が好きで、自転車が好きな人で、この「追い風ライダー」が未読な方は、ぜひ?
また、自転車好きで、これまで読書にそこまで興味がなかったひとは、この小説「追い風ライダー」になにか感じるものがあれば、村上春樹の「神の子どもたちはみな踊る」、お勧めです。
「追い風ライダー」、自分は感動して、落涙しました。米津さんにもともと小説家の才能があったのか。かかわった編集者の方がいたとして、いろんな熱量がこの短編小説集を、作品としてこれまでのものに、昇華させたのか、その両方である気がします。
日本のアニメ界も、ここ十数年、新海、細田といった、宮崎、庵野の次の世代が、円熟の活躍の時期にさしかかろうとしている。新海、細田でも無論すばらしいことだが、その次の、まだこれからの世代のアニメ監督が、この作品をアニメ化してくれたら、と熱望する。音楽は、まだデビューしていない、中村佳穂が、どこかにきっといるはず。中村佳穂でももちろん素晴らしいが、でも、これからの中村佳穂だったら、もっとすばらしいとおもう。アニメ化希望。
そうしたこともあり、著者はプロの小説家として実績があるわけではないので、本作品も、全く期待せず、読み出しました。自分自身が、発熱で数日、床に臥すという機会でもなかったら、そのまま積読のままだったかもしれない。単なる自転車の蘊蓄短編集だと、高を括って、体調不調時の暇つぶしとして読み始めました。
読み進めるうちに、いかにも小説的な仕掛け(予想した蘊蓄小説ではなかった、はっきりと小説たろうとしていた)に、出来の悪いラノベみたいだなと、一瞬鼻白んだものの、気が付くとぐいぐい引き込まれていきました。
浅田次郎のようなわかりやすい語り口で、よしもとばななを彷彿とさせる、もしくは漫画「鬼滅の刃」のある世界観を思い起こさせる、鎮魂と再生の、傑作連作短編集です。村上春樹以降の、芳醇な日本文学の傑作に並ぶ作品で、小川洋子はじめ、その影響下からスタートした流れに自分としては位置づけてもいいのでは、と感じています。
この著者のものではない、近年ロードバイクの細かい描写が話題となった小説が芥川賞受賞作品となりましたが、小説としては見事で流石芥川賞、自分もちょうどロードバイクにはまっていた時期もあって、自転車に関する描写も見事でした。しかしそこは、純文学、べつに夢も希望もないというか、そういうことを安易に小説表現としては目指していない。この芥川賞受賞作を、普段それほど読書の習慣のない、自転車乗りの知り合いがいたとして、進めることに抵抗はあります。または、読書と自転車が好きな10代前半にも、ちょっとどうかなあ。
この「追い風ライダー」は、すべての自転車を愛する人に、全力お勧めです。小川洋子や、よしもとばななや、村上春樹が好きで、自転車が好きな人で、この「追い風ライダー」が未読な方は、ぜひ?
また、自転車好きで、これまで読書にそこまで興味がなかったひとは、この小説「追い風ライダー」になにか感じるものがあれば、村上春樹の「神の子どもたちはみな踊る」、お勧めです。
「追い風ライダー」、自分は感動して、落涙しました。米津さんにもともと小説家の才能があったのか。かかわった編集者の方がいたとして、いろんな熱量がこの短編小説集を、作品としてこれまでのものに、昇華させたのか、その両方である気がします。
日本のアニメ界も、ここ十数年、新海、細田といった、宮崎、庵野の次の世代が、円熟の活躍の時期にさしかかろうとしている。新海、細田でも無論すばらしいことだが、その次の、まだこれからの世代のアニメ監督が、この作品をアニメ化してくれたら、と熱望する。音楽は、まだデビューしていない、中村佳穂が、どこかにきっといるはず。中村佳穂でももちろん素晴らしいが、でも、これからの中村佳穂だったら、もっとすばらしいとおもう。アニメ化希望。
2019年5月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とても綺麗な状態で速やかに届きました。
内容も自転車乗りなら共感出来ることが多々(^^)
レーサーではなく、日常の自転車生活が物語になっているのも親しみやすいと思います。
内容も自転車乗りなら共感出来ることが多々(^^)
レーサーではなく、日常の自転車生活が物語になっているのも親しみやすいと思います。
2022年12月2日に日本でレビュー済み
文末の語尾が、〜だ。〜した。だである調なのだが、体言止めを一切使わない文章で綴るので非常に読みにくい。読んでいて余韻がなくずっと断定的な変なリズム感覚を強いられました。
余裕がないのでストーリーにも移入できず…
自転車小説の題材としては良いものだけど、読ませ読込みの感覚は私には合わなかったかな。
余裕がないのでストーリーにも移入できず…
自転車小説の題材としては良いものだけど、読ませ読込みの感覚は私には合わなかったかな。
2021年3月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
心が暖かくなる良書。自転車に乗る人も、乗らない人にもおススメできます。物語として、とてもよく出来ています。
2019年9月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
なんとも言えない切ない気持ちになりました。
読み終わったあとに夫婦でロードバイクを始めました。
読み終わったあとに夫婦でロードバイクを始めました。
2017年8月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これから自転車に乗る方も、すでに乗っている方にも
楽しく読める本。
自転車から生まれた物語があると思うと
車体が愛おしくなる。
漕ぎ出すときに何かを期待してしまうかも。
写真がすべてモノクロ。
それが想像力をかき立ててくれ、
光を感じさせてくれるから楽しめる。
特に「さとうきび畑」の写真の
光と影は温度までこちらに伝わってくる。
楽しく読める本。
自転車から生まれた物語があると思うと
車体が愛おしくなる。
漕ぎ出すときに何かを期待してしまうかも。
写真がすべてモノクロ。
それが想像力をかき立ててくれ、
光を感じさせてくれるから楽しめる。
特に「さとうきび畑」の写真の
光と影は温度までこちらに伝わってくる。
2017年12月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いい作品でした。
ロードバイク乗りにはいい話で、読んでいる最中に
無性にロー度に乗りたくなりました
ロードバイク乗りにはいい話で、読んでいる最中に
無性にロー度に乗りたくなりました