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<決定版>世界の[宗教と戦争]講座 (徳間文庫) 文庫 – 2011/10/7
井沢元彦
(著)
世界の平和や世界の民族との協調を考えるには、彼らの宗教がどのようなものなのか理解することが必要である。それは同時に、我々日本人の宗教を把握することでもある。宗教音痴といわれる日本人の精神基盤に光をあてた格好の入門書。 1 和の世界 2 ユダヤ教の世界 3 キリスト教の世界 4 イスラム教の世界 5 仏教の世界 6 神道の世界 7 儒教の世界
- 本の長さ393ページ
- 言語日本語
- 出版社徳間書店
- 発売日2011/10/7
- ISBN-10419893441X
- ISBN-13978-4198934415
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商品の説明
出版社からのコメント
ユダヤ・キリスト・イスラム教、仏教・道教・神道がわかれば、世界の民族・宗教戦争の真の原因が見えてくる。目からウロコの書!
著者について
1954年生まれ。80年「猿丸幻視行」で江戸川乱歩賞受賞。「逆説の日本史」シリーズが大ベストセラーに。
登録情報
- 出版社 : 徳間書店 (2011/10/7)
- 発売日 : 2011/10/7
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 393ページ
- ISBN-10 : 419893441X
- ISBN-13 : 978-4198934415
- Amazon 売れ筋ランキング: - 310,131位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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昭和29年、名古屋市生まれ。早大法学部卒。TBS入社後、報道局放送記者時代『猿丸幻視行』で第26回江戸川乱歩賞受賞。その後退社し執筆活動に専念。歴史推理・ノンフィクションに独自の世界を開拓。(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 井沢式「日本史入門」講座4 (ISBN-13: 978-4198931230)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2018年9月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
宗教の違いや問題点など、わかりやすい例えと語り口でどんどん読み進めてしまった。おススメです。
2015年4月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
結局のところ、宗教で正義を主張し正当性を主張していても、根本は土地争いということです。
2018年2月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
デビュー作の推理小説と歴史ものの著者と思っていましたが、宗教問題にも造詣が深いことに驚きました。
歴史と民族を考える上で、宗教は切り離せないことに改めて気づかされました。
歴史と民族を考える上で、宗教は切り離せないことに改めて気づかされました。
2013年9月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
分かりやすい記述と意見。儒教については些か簡略に過ぎる感はあるが・・
2017年11月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
非常にわかりやすい。高校生でもわかります。オーソドックスな歴史観であり、「逆説」ではない内容です。
2015年1月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ああ、だからこうなのかとか納得したり、
自分が抱えてたちょっとした疑問の謎がいくつも解けたりしました。
この本に書いてあることを知らずに世界の歴史とか、
理解できないのではないでしょうか。
自分が抱えてたちょっとした疑問の謎がいくつも解けたりしました。
この本に書いてあることを知らずに世界の歴史とか、
理解できないのではないでしょうか。
2020年11月15日に日本でレビュー済み
本書は、国際化時代に向けて、日本人の宗教に対する理解を深めるために、各宗教の概観を伝える。
例えば、以下のような内容。
■和の世界: 「和」は日本独自の考え方。聖徳太子の十七条憲法でも、第一条が「和を以て貴しとなす」で始まる。穏やかに他人と協調することだが、欧米や儒教の考え方では重要視されていない。一神教的な、神による絶対的な決め事がないから、話し合いで合意したことは正しいという文化になる。逆に言えば、一人で決めたことは正しくないとしたり、和(輪)の外の規範は認めない、ないがしろにするということにもなる。
■ユダヤ教の世界: ホロコーストに代表されるユダヤ教徒迫害は、キリスト教徒による差別に端を発する。ユダヤ民族は国を持たないために、マスコミ、法律、芸能など国際的に活躍するジャンルにおける影響力は強いと言われている。しかし、20世紀のイスラエル建国により、シオニズムと呼ばれる領土主義の考えも強くなっている。ユダヤ教はあくまで唯一神を信仰の対象としており、イエスを神の子とは認めていない。
■キリスト教の世界: カトリックの最大の特徴は、「三位一体説」。エホバやキリストや聖霊は違うもののように見えるが、根源は一緒であるという考え方。これに対し、神は唯一であるとする「単性論」の考え方もある。プロテスタントは、聖書の解釈を教皇ではなく、各自に認めることと、聖職者階級を認めないという特徴がある。キリスト教による基本的人権や一人一票という考え方があったことにより、近代の政党政治や国民主権の考え方が生まれた。キリスト教徒は、無神論者や共産主義に激しい嫌悪感があることを覚えておく必要がある。
■イスラム教の世界: イスラム教からすると、キリスト教は不完全なもの。人を誘惑してはいけないという教えや、偶像崇拝の禁止もキリスト教より厳しい。また、戒律宗教であり、信仰は心で信じるだけでなく行動で示さなければならない。それらは、六つの信=イマーンと、五つの行=イバーダートと呼ばれ、イスラム教徒はそれらを信じ行わなければならない。スンニ派とシーア派の違いは、スンニ派はアラブ人で数が多い。シーア派はイラン人で数が少なく、ムハンマドの正統な家系を継いでいるとしている。この宗派の違いは、同じ宗教でありながらお互いを異端とみなしていることから、より激しい争いとなっている。
■仏教の世界: 仏教は仏になるための道。仏になれば救われる。では仏になるにはどうすればいいかという方法論。根本として、全ては無常であるという「空」の考えがあるが、やり方については、色々な教えが出てきた。インドでもみんなが救われるべきという大乗仏教と、自分が悟りを開くべきという小乗(上座部)仏教の2つに根本分裂した。日本の仏教も大きく十三宗派に分かれるが、統一した経典はない。浄土信仰などは大乗の代表格。日蓮宗も大乗だが、「南無妙法蓮華経」とお題目を唱えることになる。
■神道の世界: 神道の考えの中に、穢れを水に流す(禊ぎ)というものがあるが、これは日本固有のもの。韓国などは全く別の価値観を持っているから相互理解できないことになる。またもう一つ大きな要素として、「言霊」がある。発言と結果に因果関係がなくても、悪いことは言うべきではないという考え方。これらは、過去の教訓を生かそうとしなかったり、現実否定につながるという一面もあり注意しないといけない。
■儒教の世界: 儒教は過去の教えや祖先を敬うという考えが中心にあり、基本的に保守的、反進歩的なもの。また偉い人間とそうでない人間には違いがあって然るべきという考え。
宗教の概要をまとめて学ぶために読了。日本思想や一神教については、著者の考えも含め色々とよくまとめられていると思ったが、仏教や儒教の解説はすこし薄くなっている印象を受けた。ただ、それぞれの概要を掴むためには良いと思う。
例えば、以下のような内容。
■和の世界: 「和」は日本独自の考え方。聖徳太子の十七条憲法でも、第一条が「和を以て貴しとなす」で始まる。穏やかに他人と協調することだが、欧米や儒教の考え方では重要視されていない。一神教的な、神による絶対的な決め事がないから、話し合いで合意したことは正しいという文化になる。逆に言えば、一人で決めたことは正しくないとしたり、和(輪)の外の規範は認めない、ないがしろにするということにもなる。
■ユダヤ教の世界: ホロコーストに代表されるユダヤ教徒迫害は、キリスト教徒による差別に端を発する。ユダヤ民族は国を持たないために、マスコミ、法律、芸能など国際的に活躍するジャンルにおける影響力は強いと言われている。しかし、20世紀のイスラエル建国により、シオニズムと呼ばれる領土主義の考えも強くなっている。ユダヤ教はあくまで唯一神を信仰の対象としており、イエスを神の子とは認めていない。
■キリスト教の世界: カトリックの最大の特徴は、「三位一体説」。エホバやキリストや聖霊は違うもののように見えるが、根源は一緒であるという考え方。これに対し、神は唯一であるとする「単性論」の考え方もある。プロテスタントは、聖書の解釈を教皇ではなく、各自に認めることと、聖職者階級を認めないという特徴がある。キリスト教による基本的人権や一人一票という考え方があったことにより、近代の政党政治や国民主権の考え方が生まれた。キリスト教徒は、無神論者や共産主義に激しい嫌悪感があることを覚えておく必要がある。
■イスラム教の世界: イスラム教からすると、キリスト教は不完全なもの。人を誘惑してはいけないという教えや、偶像崇拝の禁止もキリスト教より厳しい。また、戒律宗教であり、信仰は心で信じるだけでなく行動で示さなければならない。それらは、六つの信=イマーンと、五つの行=イバーダートと呼ばれ、イスラム教徒はそれらを信じ行わなければならない。スンニ派とシーア派の違いは、スンニ派はアラブ人で数が多い。シーア派はイラン人で数が少なく、ムハンマドの正統な家系を継いでいるとしている。この宗派の違いは、同じ宗教でありながらお互いを異端とみなしていることから、より激しい争いとなっている。
■仏教の世界: 仏教は仏になるための道。仏になれば救われる。では仏になるにはどうすればいいかという方法論。根本として、全ては無常であるという「空」の考えがあるが、やり方については、色々な教えが出てきた。インドでもみんなが救われるべきという大乗仏教と、自分が悟りを開くべきという小乗(上座部)仏教の2つに根本分裂した。日本の仏教も大きく十三宗派に分かれるが、統一した経典はない。浄土信仰などは大乗の代表格。日蓮宗も大乗だが、「南無妙法蓮華経」とお題目を唱えることになる。
■神道の世界: 神道の考えの中に、穢れを水に流す(禊ぎ)というものがあるが、これは日本固有のもの。韓国などは全く別の価値観を持っているから相互理解できないことになる。またもう一つ大きな要素として、「言霊」がある。発言と結果に因果関係がなくても、悪いことは言うべきではないという考え方。これらは、過去の教訓を生かそうとしなかったり、現実否定につながるという一面もあり注意しないといけない。
■儒教の世界: 儒教は過去の教えや祖先を敬うという考えが中心にあり、基本的に保守的、反進歩的なもの。また偉い人間とそうでない人間には違いがあって然るべきという考え。
宗教の概要をまとめて学ぶために読了。日本思想や一神教については、著者の考えも含め色々とよくまとめられていると思ったが、仏教や儒教の解説はすこし薄くなっている印象を受けた。ただ、それぞれの概要を掴むためには良いと思う。
2023年8月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本を読んで、自分の宗教に対する教養の不足を改めて実感した。中でも、朝鮮に関する情報は新鮮で、その深い歴史と宗教の背景に引き込まれまた。この本は、私の視野を広げてくれる良書だった。