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鬼はもとより (文芸書) 単行本 – 2014/9/10
青山文平
(著)
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購入オプションとあわせ買い
どの藩の経済も傾いてきた寛延三年、奥脇抄一郎は藩札掛となり藩札の仕組みに開眼。しかし藩札の神様といわれた上司亡き後、飢饉が襲う。上層部の実体金に合わない多額の藩札刷り増し要求を拒否し、藩札の原版を抱え脱藩する。江戸で、表向きは万年青売りの浪人、実はフリーの藩札コンサルタントとなった。教えを乞う各藩との仲介は三百石の旗本・深井藤兵衛。次第に藩経済そのものを、藩札により立て直す方策を考え始めた矢先、最貧小藩からの依頼が。
- 本の長さ325ページ
- 言語日本語
- 出版社徳間書店
- 発売日2014/9/10
- ISBN-104198638500
- ISBN-13978-4198638504
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商品の説明
著者について
1948年神奈川県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。経済関係の出版社に18年勤務したのち、フリーライターに。2011年『白樫の樹の下で』で第18回松本清張賞を受賞。江戸中期の武士の存在感が希薄になる時代、懸命にもがき生きる人々を描き注目される。新しい時代小説の可能性を、削ぎ落とし、余情に富んだ文体で示した。実は1992年に、本名の影山雄作で第18回中央公論新人賞を受賞し、選考委員の吉行淳之介を唸らせたという実力者。評論家の島内景二氏は青山文平を60歳を超え遅れてきた麒麟児と呼んで期待している。彼が満を持して書き下ろす最新長編。フリーの藩札コンサルタントを主人公に据え、飢饉にあえぐ最貧小藩の経済を如何に、誰も飢え死にせずにすむ藩に作り変えることができるのか? 同士として取り組む貧しい小藩の家老は、その間、鬼となって藩内の改革を実現する。藩札を使って藩経済そのものを根本から立て直す過程が、サスペンスを生む。新しい流通や、事業を取り入れ、突き進む二人の様は現在の日本の閉塞状況で如何にすべきかとも重ねて読めて、興味深い。青山文平にしか描けない斬新な長編時代小説!
登録情報
- 出版社 : 徳間書店 (2014/9/10)
- 発売日 : 2014/9/10
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 325ページ
- ISBN-10 : 4198638500
- ISBN-13 : 978-4198638504
- Amazon 売れ筋ランキング: - 708,619位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年8月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
鬼になりたくてなったわけではない、けれども、それは周りの人に伝わらない。覚悟をもって生きるとはこういうことかと思った。登場人物が魅力的で、当時の状況も手に取るようによく分かる。
2015年2月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
時代ものはあまり読みませんが・・・現代に例えると同僚との確執も踏まえて己を見出し、家族よりも会社のためと組織を改革するものとの出会いが必然奮い立たせる。夢を追い、時には苦渋の選択を強いられ共に切磋琢磨する。達成後の戸惑いと儚さを知り、各々の生き様にも出会えるという十分楽しめる内容がよかった。
2019年5月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とても面白かったです。
主人公が藩札を通じて当時の経済に己の命を賭す覚悟を決めるまでの描写はとても読みやすく、引き込まれました。
そして不意に姿を現す「鬼」
もちろん鬼とは比喩表現ですが、そこには文字通り鬼気迫るものがあり、読む手に拍車がかかります。
終わり方も好きです。彼らはみな同じ世界で違う生き方をしています。
じゃあ、自分は? という気持ちにさせられました。
主人公が藩札を通じて当時の経済に己の命を賭す覚悟を決めるまでの描写はとても読みやすく、引き込まれました。
そして不意に姿を現す「鬼」
もちろん鬼とは比喩表現ですが、そこには文字通り鬼気迫るものがあり、読む手に拍車がかかります。
終わり方も好きです。彼らはみな同じ世界で違う生き方をしています。
じゃあ、自分は? という気持ちにさせられました。
2022年2月26日に日本でレビュー済み
読み易い。GDP二倍の負債を持ち、なお国債発行を続ける国。一方で有力者に近い法人への国有財産不詳処理を巡り、もみ消しを図った男が国税庁長官に抜擢され、他方日銀総裁に据えられた男は任期二期に渡り、国債買い上げに今なお狂奔する。当時首相は曖昧な理由で辞職するもなお隠然たる勢力を保ち院政の機会を窺う。巷にはMMTだの淫祠邪教蔓延。東欧の侵略は中露を軸とする新たな世界戦争危機を孕み、経済大変動は必至。不安な現実の状況の中、この小説は呼応するかのように、金に代わる藩幣の発行、流通、その適正な量、保証する金(きん)と経済・生産活動と関係等が考察される。脆弱な貨幣経済を数年の飢饉が襲い、信用失墜した藩幣、藩財政の失政、権力闘争、一揆も発生する。藩は取り潰し、家老は切腹。今後我国も、国家財政破産、円価値下落、インフレーション、保険・年金等社会制度崩壊など厳しい状況をこの小説は予感させる。作品は直木賞落選と聞くが、選者達は文学づいて鑑識目を無くしたか、書き手の達者振りに嫉妬したか。大衆小説は面白くなければ。元々屋台、赤提灯の支那そば、串焼き、コップ酒の品評会の筈の大衆小説直木賞が、何をミッシュラン並に気取るか? 阿呆らし。敬具
2020年9月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
すべてが気に入った。近頃読んだ時代小説のなかでトップワンです。経済を物語化したのは、佐藤雅美「大君の通貨」以来ではないだろうか。感動した。
2021年3月27日に日本でレビュー済み
本書のテーマは、 極貧に苦しむ小さな藩の財政を藩札発行により立て直すというもので、それに取り組む魅力的な人物を描かれている言いたいところだが、残念ながら何れも中途半端な作品である。
まず、主人公の考えた藩札の活用方法の有効性が理解できなかった。主人公の過去失敗を生かしえて考案した画期的な方法とあるが、 商品の代金として、それまで全く流通していない藩札を渡すと言われた領民が、それを喜んで受け取るとは到底考えられず、その初期段階をどう克服したのか疑問に感じた。
また、著者は主人公を含め魅力的な人物を描いていると思っているのかも知れないが、各々の人物の内面の描き方が不足しているため、共感や思い入れを持つには至らなかった。特に若いころからの付き合いのあった甚八は、要所要所で登場するが、彼が何故あのような行動をとったのかわからないし、最後の登場シーンに関しては単にあざとい演出としか思えなかった。
まず、主人公の考えた藩札の活用方法の有効性が理解できなかった。主人公の過去失敗を生かしえて考案した画期的な方法とあるが、 商品の代金として、それまで全く流通していない藩札を渡すと言われた領民が、それを喜んで受け取るとは到底考えられず、その初期段階をどう克服したのか疑問に感じた。
また、著者は主人公を含め魅力的な人物を描いていると思っているのかも知れないが、各々の人物の内面の描き方が不足しているため、共感や思い入れを持つには至らなかった。特に若いころからの付き合いのあった甚八は、要所要所で登場するが、彼が何故あのような行動をとったのかわからないし、最後の登場シーンに関しては単にあざとい演出としか思えなかった。
2018年8月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
青山文平氏の小説は、一回読むと次も読みたくなる。海外某国への長期出張に備えてキンドルに何冊かをしまってあるが、一日前に読んだ「半席」に続いてまたもや青山氏のこの本を読んだのだった(まさに某国に出張中の身である)。
惹かれる理由はその文章のうまさにあるが、この度は藩札という、時代小説の舞台としては珍しい、経済を扱った話しである。しかしながら、文官の仕事とて武士としての一命を掛けて取り組む、が主題となっていて、重厚な読み応えのある内容となっている。
そもそも藩札などと言う言葉は、高校の日本史の授業でお目にかかってはいるが、真に地味な題材ではある、そこを小説にしてしまうところが目の付け所が違うと思った。よく資料を読み込んでいるものだと感心する。
惹かれる理由はその文章のうまさにあるが、この度は藩札という、時代小説の舞台としては珍しい、経済を扱った話しである。しかしながら、文官の仕事とて武士としての一命を掛けて取り組む、が主題となっていて、重厚な読み応えのある内容となっている。
そもそも藩札などと言う言葉は、高校の日本史の授業でお目にかかってはいるが、真に地味な題材ではある、そこを小説にしてしまうところが目の付け所が違うと思った。よく資料を読み込んでいるものだと感心する。
2017年11月21日に日本でレビュー済み
青山文平の『鬼はもとより』を読みました。『つまをめとらば』で直木賞を受賞していらい、お気に入りの著者ですが、本作は、時代小説に経済の問題をもちこんで、面白い小説になっています。
物語の主題として、藩札(江戸時代に各藩が独自に領内に発行した紙幣のこと)が取り上げられています。わたしは、この藩札について知らなかったが、随分とたくさんの藩で発行されていたらしい。実通貨との交換を前提としていた藩札だが、実際には、それだけの実通貨を用意できた藩はすくなく、藩札の運用が行き詰った場合には、取り付け騒ぎや一揆、打ちこわしが発生したとも言われている。(wikipediaより)
ストーリーは、期せずして藩札掛となった奥脇抄一郎が藩札掛りの頭である佐島兵右衛門亡き後、藩札の増刷を求める家老に反対し、脱藩し浪人となる。ただ、この時期に培われた藩札掛としての知見が他藩の目に留まり、東北の小藩、島村藩の財政の建て直しに赴く。今風にいうなれば経営コンサルタントとなる、と言うお話です。
『鬼はもとより』というタイトルは、藩政の改革のためには、心を鬼にするだけの信念と実行力が必要だという、執政の梶原清明の姿からきていると思われるが、どんな鬼ぶりかは、本書を読んでください。
ただこの藩札、中央政府が認めていない通貨という意味で、ビットコインなどの仮想通貨とも似た部分がありますね。
本書では、どちらかと言うと、藩札そのものよりに、藩財政の建て直しのための案(産業振興案)のほうが中心になっており、もう少し、藩札について掘り下げてあったらよかったのにと思います。
物語の主題として、藩札(江戸時代に各藩が独自に領内に発行した紙幣のこと)が取り上げられています。わたしは、この藩札について知らなかったが、随分とたくさんの藩で発行されていたらしい。実通貨との交換を前提としていた藩札だが、実際には、それだけの実通貨を用意できた藩はすくなく、藩札の運用が行き詰った場合には、取り付け騒ぎや一揆、打ちこわしが発生したとも言われている。(wikipediaより)
ストーリーは、期せずして藩札掛となった奥脇抄一郎が藩札掛りの頭である佐島兵右衛門亡き後、藩札の増刷を求める家老に反対し、脱藩し浪人となる。ただ、この時期に培われた藩札掛としての知見が他藩の目に留まり、東北の小藩、島村藩の財政の建て直しに赴く。今風にいうなれば経営コンサルタントとなる、と言うお話です。
『鬼はもとより』というタイトルは、藩政の改革のためには、心を鬼にするだけの信念と実行力が必要だという、執政の梶原清明の姿からきていると思われるが、どんな鬼ぶりかは、本書を読んでください。
ただこの藩札、中央政府が認めていない通貨という意味で、ビットコインなどの仮想通貨とも似た部分がありますね。
本書では、どちらかと言うと、藩札そのものよりに、藩財政の建て直しのための案(産業振興案)のほうが中心になっており、もう少し、藩札について掘り下げてあったらよかったのにと思います。