アルコール依存症からの帰還者で、その経験を見事に作品へと昇華した吾妻ひでお氏と、依存症の夫を断酒、社会復帰させた経験を持つ西原理恵子氏と若年性のアルコール依存症から立ち直り現在断酒歴21年の月乃光司氏3名による座談形式の対談集です。
両漫画家氏は表紙と各章の扉絵を分担しています。
一般人が初めてアルコール依存症についての啓蒙書として本書を読むとしたら、かなり解りやすく面白い内容でした(ただし、「笑える」と言う意味の面白さでは有りません)。
筆者もなんとなく解っているつもりになっていた本病気について大きな考え違いをしている事が解り、非常に勉強になりました。
一例を挙げますと(ネタバレあり)
・昔は本病気を指す為に使用されていた「アル中」と言う言葉が現在は差別語と取られる事以上に医学的にも不適切で有る事。
・アルコール依存症に「軽い、重い」は存在しない』事。
・「禁断症状」とは言わず、「離脱」と言う。
・「意思が弱いからなる」病気では無い事。
等です。
各章毎に基礎的な専門用語説明頁が設けられて居ます。
画期的だと思ったのは元依存症の吾妻氏と通常その様な患者と共依存関係となりがちな家族だった西原両氏がそれぞれの立場から、冷静かつユーモアを込めた所見を述べている所です。
吾妻氏も余り多くを語らない実家族の代わりに西原(鴨志田)家の話を聴いてかなり耳に痛い様子でした。
現実は完全断酒成功率が2割にも満たない厳しい状況(再度飲酒に及べば元の木阿弥の吾妻氏も月乃氏もまだ病気と闘っている段階)ながら、今どうして良いか解らずに途方に暮れている患者と家族の助けになる非常に有意義な本だと思いました。
西原氏の毒舌の陰に隠れがちな本病気について啓蒙活動をしようとする真摯な姿勢、吾妻氏の緩慢な死より漫画を描き続ける事を選んで病気から立ち直った姿勢は本書からは淡々と滲んでくるだけですが、中々出来る事では無いと思います。
赤塚不二夫氏、中島らも氏、土田世紀氏等がもし依存症を克服して生きながらえて作品を発表していれば一体どんな物が読めたか、と言う可能性の提示も興味深かったです。
吾妻氏の過去の治療生活を綴った書下ろし漫画が今年(2013年)中には刊行予定であると解った事も嬉しい収穫でした。
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実録! あるこーる白書 単行本(ソフトカバー) – 2013/3/15
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失踪日記vs毎日かあさん!! 元アルコール依存症者だった吾妻ひでおと、アルコール依存症だった夫に悩まされた西原理恵子、個性あふれる二人のマンガ家の初コラボ企画――踏んだ地雷はお酒だった! 酒好き、酒飲み、酒乱に依存症……その違いって一体なに。まさに「実録」なトラブルの数々を、赤裸々かつギャグたっぷりに語り合う、普段わからないアルコールに関する裏知識が身につくエンタテインメント啓蒙書。
- 本の長さ248ページ
- 言語日本語
- 出版社徳間書店
- 発売日2013/3/15
- ISBN-104198635862
- ISBN-13978-4198635862
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登録情報
- 出版社 : 徳間書店 (2013/3/15)
- 発売日 : 2013/3/15
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 248ページ
- ISBN-10 : 4198635862
- ISBN-13 : 978-4198635862
- Amazon 売れ筋ランキング: - 397,099位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 60,023位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1964年高知県生まれ。武蔵野美術大学卒。97年『ぼくんち』で文藝春秋漫画賞を受賞。2004年『毎日かあさん カニ母編』で文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を、05年『上京ものがたり』『毎日かあさん』で手塚治虫文化賞短編賞を受賞。著者に『ゆんぼくん』『鳥頭紀行』『できるかな』『女の子ものがたり』『営業ものがたり』『いけちゃんとぼく』『パーマネント野ばら』『この世でいちばん大事な「カネ」の話』など多数。2010年7月には絵本『きみのかみさま』も発売になった。
イメージ付きのレビュー

5 星
大酒のみ≒アルコール依存症 お酒をやめたい人は勇気を出して読んでみて
【実録! あるこーる白書 西原理恵子 吾妻ひでお 月乃光司 著】読了失踪日記の吾妻ひでお先生と、西原理恵子先生 若年性のアルコール依存症から立ち直り現在断酒歴21年の月乃光司さんの対談本。 自分が断酒するにあたって数十冊も読んだアルコール関係の本のひとつ 一般人がアルコール依存症についての啓蒙書として本書 かなり解りやすく面白い内容。 物は言いようで 【大酒飲み】というとなんだか武勇伝的ななんだかカッコよさげな響きだがその実は【アルコール依存症】なのだという。みなそれを自分で認めることが出来ずにもうしようもないところまで身体を悪くし社会的にも失敗してようやく白旗を上げるのだと、、、 この本は断酒をはじめて半年以上してから読んだ本だがほんとほんとと頷きながら読んでいた。 本は自分の経験ではないけれど人の体験談を疑似体験できる。 自分は酒を断つことが出来たのは沢山アルコールに関する本を読んだことだと思っている。 酒をやめたい、少なくしたい人には比較的気軽に読めるのでおススメ♪
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2013年4月21日に日本でレビュー済み
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2019年7月20日に日本でレビュー済み
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大変面白く読みました。
多くの人に読んでほしいです。
多くの人に読んでほしいです。
2021年4月23日に日本でレビュー済み
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誤字脱字が多く註釈には間違いや不十分な説明がある。特に後者についてはなぜ医療関係者の監修を受けなかったのか極めて疑問。
アルコール依存症経験者(吾妻/月乃)およびその家族(西原)の体験談を読む楽しさはあるが、先にあげた点も踏まえてアルコール依存症について学べる本だとは思えない。
アルコール依存症経験者(吾妻/月乃)およびその家族(西原)の体験談を読む楽しさはあるが、先にあげた点も踏まえてアルコール依存症について学べる本だとは思えない。
2013年6月15日に日本でレビュー済み
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西原理恵子の著作で有名な「故かもちゃん」であるが、現実の姿は壮絶なアル中だったようだ。陰性的に西原理恵子に一日中絡み、その中で漫画を書いていたとのこと。よくアル中の人間のことを「本当は小心者で................」と言う人がいるが、現実は「本当」なんて無い。24時間連続飲酒で素面なんて事が無く 周囲に迷惑のかけ通しである。鴨ちゃんは自力で入院し何とか飲酒癖を治した時には腎臓癌が末期だった。離婚していた西原が看取ったわけだが、その中に印象的な言葉がある。
「癌て良い病気だなあ、みんなが心配してくれるし優しくしてくれる」と。アル中では皆に軽蔑され哀れまれ 決して良い印象は無いものなあ。
吾妻ひでお氏のアル中と長期の取材旅行?については「失踪日記」に詳しいが、鬱病との合併から何とか復活しておられる。鬱病のまま消えた?桜 玉吉氏は現在どうしているのだろうか。
この著作者二人をご存知無い方では多少解りづらいかもしれないが、シビアなアル中の日常と その地獄から抜けだした本人や家族の記録として とても良く解る内容である。某美容整形外科医の克っちゃんについても私は見なおした、実に正しい。
どなたかが先に指摘されていたが「誤植」が凄まじいのは、編集がアル中なのか?と思うくらい酷い。もしもそうなら大至急入院加療が必要なレベルであった。
買って損は絶対しないと思う。
「癌て良い病気だなあ、みんなが心配してくれるし優しくしてくれる」と。アル中では皆に軽蔑され哀れまれ 決して良い印象は無いものなあ。
吾妻ひでお氏のアル中と長期の取材旅行?については「失踪日記」に詳しいが、鬱病との合併から何とか復活しておられる。鬱病のまま消えた?桜 玉吉氏は現在どうしているのだろうか。
この著作者二人をご存知無い方では多少解りづらいかもしれないが、シビアなアル中の日常と その地獄から抜けだした本人や家族の記録として とても良く解る内容である。某美容整形外科医の克っちゃんについても私は見なおした、実に正しい。
どなたかが先に指摘されていたが「誤植」が凄まじいのは、編集がアル中なのか?と思うくらい酷い。もしもそうなら大至急入院加療が必要なレベルであった。
買って損は絶対しないと思う。
2014年2月4日に日本でレビュー済み
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私が医学生の時は慢性の依存症をはっきりと「慢性アルコール中毒」と教えられました。
嫌酒薬で治療すること、離脱症状などは習いましたが、精神科ではない医療従事者はそのような知識だけでなく、身体を壊しているアルコール依存症の患者をどのように根本的に治療にもっていく手法とか、断酒会も依存症の患者の治療の意思が大事とか、家族指導の会があるなんてのも教えて欲しかった。
酔っ払いながら体を壊して入院してくる患者さんへの治療への指導や家族への指導は精神科の医師ほどではないにしても他科の医師、看護師にも指導内容として必要だと思う。「酒やめろ、死ぬぞ」しか言えないならある意味イネーブラーと言っていること一緒やん。
この本のような内容を医学部看護学部や看護学校で教えるべきだと思う。若い精神科でない医師、看護師を見てもそのような教育がなられているとは思えない。
私は、「どうしましょう」と言う家族に相談され、ソーシャルワーカーに頼んでアルコール病棟のある精神病院とか断酒会とかを調べてもらい、連絡したら冷たい一言、「ご家族がいくら治療を望んでもご本人が治療の意思が無いと受け入れられません。措置入院は幻覚とか問題行動が起きた時で患者自身の判断能力が無い時であり、それも短期間です」それだけ。(いや、措置入院は知っていたけど)
だから、本書に書いてあるように、底付とかを死なないで五体がかろうじて機能する程度で自覚させるような指導してそっちに持っていきたいんだよ!(すでに肝硬変とか、脳卒中でマヒがあるとか飲酒による事故とかで障害を持って底付ってある意味あまり意味ないでしょ)
そのための指導方法が確立していないのだろうけど、確立するようにしてほしい。
救急外来で吐血で、床が血まみれで真夜中に緊急内視鏡で止血なんて消化器科ではよくあることだしね。(私は消化器科ではないけど、自分の上部消化管内視鏡をしてもらった時、緊急が入ってその様子を見たし。)
同じことを鼎談をされている3人がおっしゃっていたのは強く同意。でも私が持っている情報量より多かった。
嫌酒薬で治療すること、離脱症状などは習いましたが、精神科ではない医療従事者はそのような知識だけでなく、身体を壊しているアルコール依存症の患者をどのように根本的に治療にもっていく手法とか、断酒会も依存症の患者の治療の意思が大事とか、家族指導の会があるなんてのも教えて欲しかった。
酔っ払いながら体を壊して入院してくる患者さんへの治療への指導や家族への指導は精神科の医師ほどではないにしても他科の医師、看護師にも指導内容として必要だと思う。「酒やめろ、死ぬぞ」しか言えないならある意味イネーブラーと言っていること一緒やん。
この本のような内容を医学部看護学部や看護学校で教えるべきだと思う。若い精神科でない医師、看護師を見てもそのような教育がなられているとは思えない。
私は、「どうしましょう」と言う家族に相談され、ソーシャルワーカーに頼んでアルコール病棟のある精神病院とか断酒会とかを調べてもらい、連絡したら冷たい一言、「ご家族がいくら治療を望んでもご本人が治療の意思が無いと受け入れられません。措置入院は幻覚とか問題行動が起きた時で患者自身の判断能力が無い時であり、それも短期間です」それだけ。(いや、措置入院は知っていたけど)
だから、本書に書いてあるように、底付とかを死なないで五体がかろうじて機能する程度で自覚させるような指導してそっちに持っていきたいんだよ!(すでに肝硬変とか、脳卒中でマヒがあるとか飲酒による事故とかで障害を持って底付ってある意味あまり意味ないでしょ)
そのための指導方法が確立していないのだろうけど、確立するようにしてほしい。
救急外来で吐血で、床が血まみれで真夜中に緊急内視鏡で止血なんて消化器科ではよくあることだしね。(私は消化器科ではないけど、自分の上部消化管内視鏡をしてもらった時、緊急が入ってその様子を見たし。)
同じことを鼎談をされている3人がおっしゃっていたのは強く同意。でも私が持っている情報量より多かった。
2023年2月1日に日本でレビュー済み
【実録! あるこーる白書 西原理恵子 吾妻ひでお 月乃光司 著】読了
失踪日記の吾妻ひでお先生と、西原理恵子先生 若年性のアルコール依存症から立ち直り現在断酒歴21年の月乃光司さんの対談本。
自分が断酒するにあたって数十冊も読んだアルコール関係の本のひとつ
一般人がアルコール依存症についての啓蒙書として本書 かなり解りやすく面白い内容。
物は言いようで 【大酒飲み】というとなんだか武勇伝的ななんだかカッコよさげな響きだがその実は【アルコール依存症】なのだという。
みなそれを自分で認めることが出来ずにもうしようもないところまで身体を悪くし社会的にも失敗してようやく白旗を上げるのだと、、、
この本は断酒をはじめて半年以上してから読んだ本だがほんとほんとと頷きながら読んでいた。
本は自分の経験ではないけれど人の体験談を疑似体験できる。
自分は酒を断つことが出来たのは沢山アルコールに関する本を読んだことだと思っている。
酒をやめたい、少なくしたい人には比較的気軽に読めるのでおススメ♪
失踪日記の吾妻ひでお先生と、西原理恵子先生 若年性のアルコール依存症から立ち直り現在断酒歴21年の月乃光司さんの対談本。
自分が断酒するにあたって数十冊も読んだアルコール関係の本のひとつ
一般人がアルコール依存症についての啓蒙書として本書 かなり解りやすく面白い内容。
物は言いようで 【大酒飲み】というとなんだか武勇伝的ななんだかカッコよさげな響きだがその実は【アルコール依存症】なのだという。
みなそれを自分で認めることが出来ずにもうしようもないところまで身体を悪くし社会的にも失敗してようやく白旗を上げるのだと、、、
この本は断酒をはじめて半年以上してから読んだ本だがほんとほんとと頷きながら読んでいた。
本は自分の経験ではないけれど人の体験談を疑似体験できる。
自分は酒を断つことが出来たのは沢山アルコールに関する本を読んだことだと思っている。
酒をやめたい、少なくしたい人には比較的気軽に読めるのでおススメ♪

【実録! あるこーる白書 西原理恵子 吾妻ひでお 月乃光司 著】読了
失踪日記の吾妻ひでお先生と、西原理恵子先生 若年性のアルコール依存症から立ち直り現在断酒歴21年の月乃光司さんの対談本。
自分が断酒するにあたって数十冊も読んだアルコール関係の本のひとつ
一般人がアルコール依存症についての啓蒙書として本書 かなり解りやすく面白い内容。
物は言いようで 【大酒飲み】というとなんだか武勇伝的ななんだかカッコよさげな響きだがその実は【アルコール依存症】なのだという。
みなそれを自分で認めることが出来ずにもうしようもないところまで身体を悪くし社会的にも失敗してようやく白旗を上げるのだと、、、
この本は断酒をはじめて半年以上してから読んだ本だがほんとほんとと頷きながら読んでいた。
本は自分の経験ではないけれど人の体験談を疑似体験できる。
自分は酒を断つことが出来たのは沢山アルコールに関する本を読んだことだと思っている。
酒をやめたい、少なくしたい人には比較的気軽に読めるのでおススメ♪
失踪日記の吾妻ひでお先生と、西原理恵子先生 若年性のアルコール依存症から立ち直り現在断酒歴21年の月乃光司さんの対談本。
自分が断酒するにあたって数十冊も読んだアルコール関係の本のひとつ
一般人がアルコール依存症についての啓蒙書として本書 かなり解りやすく面白い内容。
物は言いようで 【大酒飲み】というとなんだか武勇伝的ななんだかカッコよさげな響きだがその実は【アルコール依存症】なのだという。
みなそれを自分で認めることが出来ずにもうしようもないところまで身体を悪くし社会的にも失敗してようやく白旗を上げるのだと、、、
この本は断酒をはじめて半年以上してから読んだ本だがほんとほんとと頷きながら読んでいた。
本は自分の経験ではないけれど人の体験談を疑似体験できる。
自分は酒を断つことが出来たのは沢山アルコールに関する本を読んだことだと思っている。
酒をやめたい、少なくしたい人には比較的気軽に読めるのでおススメ♪
このレビューの画像

2017年2月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
吾妻ひでお氏と西原理恵子氏がアルコール依存症の本人・家族として対談している本です。
両氏の言葉はわかりやすく、リアリティに溢れていて、ややショッキングながらも頷けるところが多いです。
司会として月乃光司氏が会話に加わっていて、話のまとめ役としては良いのですが、話し過ぎで、司会として無理矢理話の方向性を作ってしまっているように感じました。
月乃光司氏がおかしなことを言っているわけではないのですが、表紙に吾妻ひでお氏と西原理恵子氏が大きく出ているので、両氏のファンである自分は濃い対談を期待して買いましたが、なんだか月乃光司氏の言葉が多すぎてストレスがたまりました。
アルコール依存症の患者や家族が語る歯に衣着せぬ体験談と示唆としては、とても良い本だと思います。
両氏の言葉はわかりやすく、リアリティに溢れていて、ややショッキングながらも頷けるところが多いです。
司会として月乃光司氏が会話に加わっていて、話のまとめ役としては良いのですが、話し過ぎで、司会として無理矢理話の方向性を作ってしまっているように感じました。
月乃光司氏がおかしなことを言っているわけではないのですが、表紙に吾妻ひでお氏と西原理恵子氏が大きく出ているので、両氏のファンである自分は濃い対談を期待して買いましたが、なんだか月乃光司氏の言葉が多すぎてストレスがたまりました。
アルコール依存症の患者や家族が語る歯に衣着せぬ体験談と示唆としては、とても良い本だと思います。