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たくさんのお月さま ハードカバー – イラスト付き, 1994/5/1
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購入オプションとあわせ買い
Japanese edition of Many Moons, winner of the 1944 Caldecott Medal winner. Princess Lenore asked for the moon, and a clever court jester presented her with it. The very buoyant illustrations were done by Louis Slobodkin. In Japanese. Annotation copyright Tsai Fong Books, Inc. Distributed by Tsai Fong Books, Inc.
- 対象読者年齢6 ~ 9 歳
- 本の長さ1ページ
- 言語日本語
- Lexile指数700L
- 出版社徳間書店
- 発売日1994/5/1
- ISBN-104198601046
- ISBN-13978-4198601041
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
「お月さまがほしい」という小さなレノアひめの願いかなえてあげようと、王さまは家来たちに相談します。家来たちは知恵をしぼりますが…。アメリカで最も権威のあるカルデコット賞受賞作品。
登録情報
- 出版社 : 徳間書店; Illustrated版 (1994/5/1)
- 発売日 : 1994/5/1
- 言語 : 日本語
- ハードカバー : 1ページ
- ISBN-10 : 4198601046
- ISBN-13 : 978-4198601041
- 対象読者年齢 : 6 ~ 9 歳
- Amazon 売れ筋ランキング: - 300,571位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
星5つ中4.8つ
5つのうち4.8つ
12グローバルレーティング
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年2月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
お値段が安いので 期待していませんでしたが きれいで 読むのも 楽しかったです 又予定より早く 送ってくださったので とても助かりました ありがとうございました
2014年2月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小さい子どもさんが自分で読むには、文章が多いので、少し成長した子どもさんから大人対象のように思います。
作品が書かれたのはずいぶん以前のようですが、新しい編集で多くの人々にまた読んでもらえるようになったと思います。
「たくさんのお月さま」とは「たくさんの価値観」の象徴だと思いました。いわゆる知識階級の大人には解決できないことを、道化師や子どもの感性で見つめてみると思いがけない発見がある、という点にユーモアと風刺が感じられます。私達の暮らしの中でも、意識しておきたいことだと思いました。
作品が書かれたのはずいぶん以前のようですが、新しい編集で多くの人々にまた読んでもらえるようになったと思います。
「たくさんのお月さま」とは「たくさんの価値観」の象徴だと思いました。いわゆる知識階級の大人には解決できないことを、道化師や子どもの感性で見つめてみると思いがけない発見がある、という点にユーモアと風刺が感じられます。私達の暮らしの中でも、意識しておきたいことだと思いました。
2015年6月25日に日本でレビュー済み
「お月さまがほしい」というレノア姫の望みをかなえようと、王様は大臣、魔法使い、数学の大先生を呼びますが、みんな無理だと言いました。腹を立て、がっかりした王様がせめて気晴らしに曲をきこうと道化師を呼んだところ、道化師は「みなさん、かしこいかたばかりです。だからたぶん、みなさん、正しいのでしょう。みなさん正しいとなれば、月というのは、ひとりひとりが考えるとおりの大きさで、また、ひとりひとりが考えるだけ遠いということになります。となれば、レノア姫さまが、月をどのくらい大きく、また、どのくらい遠いとお考えなのかを伺わなくてはなりませんね」と言って、お姫様に聞きに行きます。
お姫様の考えを聞いた道化師は、お月さまを作って持っていくと、お姫様は大変喜びました。
しかし王様は、夜になって空にまた月が輝くと、レノア姫に渡した月が本物でないと気付かれてしまうと心配しました。そこでまた、大臣、魔法使い、数学の大先生を呼びますが、またいい知恵は出ませんでした。悲しんだ王様がまた曲を弾いてもらおうと道化師を呼んだところ、道化師は「王様のかしこい御家来方が、月はあまりにも大きすぎ、遠すぎるとおっしゃったとき、月を取ってくる方法を教えて下さったのは、どなたでしたっけ? レノア姫さまでした。ということは、レノア姫さまの方が、王様のかしこい御家来方よりもかしこく、月のことをよく御存じだということです。ですから、今度もやはり、レノア姫様に伺ってまいりましょう」と言って、お姫様に聞きにいきます。
月は親指の爪よりもほんのちょっと小さく、窓の外の大きな木のてっぺんくらいのところにあって、金でできていて、取ったらまた新しいのが出てくるというレノア姫の発想がとてもユニークで、それを聞きだした道化師の優しさにほのぼのとした気分になりました。レノア姫はもうじき11歳にしては子供っぽすぎるなと思いましたが、この子供っぽさが魅力とも思えました。
ちょっと雑に見える個性的な挿絵も良いです。
お姫様の考えを聞いた道化師は、お月さまを作って持っていくと、お姫様は大変喜びました。
しかし王様は、夜になって空にまた月が輝くと、レノア姫に渡した月が本物でないと気付かれてしまうと心配しました。そこでまた、大臣、魔法使い、数学の大先生を呼びますが、またいい知恵は出ませんでした。悲しんだ王様がまた曲を弾いてもらおうと道化師を呼んだところ、道化師は「王様のかしこい御家来方が、月はあまりにも大きすぎ、遠すぎるとおっしゃったとき、月を取ってくる方法を教えて下さったのは、どなたでしたっけ? レノア姫さまでした。ということは、レノア姫さまの方が、王様のかしこい御家来方よりもかしこく、月のことをよく御存じだということです。ですから、今度もやはり、レノア姫様に伺ってまいりましょう」と言って、お姫様に聞きにいきます。
月は親指の爪よりもほんのちょっと小さく、窓の外の大きな木のてっぺんくらいのところにあって、金でできていて、取ったらまた新しいのが出てくるというレノア姫の発想がとてもユニークで、それを聞きだした道化師の優しさにほのぼのとした気分になりました。レノア姫はもうじき11歳にしては子供っぽすぎるなと思いましたが、この子供っぽさが魅力とも思えました。
ちょっと雑に見える個性的な挿絵も良いです。
2018年9月16日に日本でレビュー済み
お月様というのは幸せのことではないでしょうか。いくら物知りな人たちが理屈を並べて頭ごなしに押しつけても、押しつけられた当人は幸せにはなれないようです。物知りな人たちは自分たちの考えに満足しているのかもしれませんが。
ただ、その人の考えていることをよく聞いて、出来るだけその人の夢を壊さないように助けてあげるのが一番の優しさなのでは?
「幸せとはそれぞれの主観だ」と言っているような気がします。
幸せとは、その人が考えていることがその人にとっての正解なのかもしれません。
お姫様が幸せになるのなら、お月様がいくつもあることにしてもいいじゃないですか。
お姫様の好きなような月にしておいてもいいのではないでしょうか。
それを、とてもチャーミングなお話にして教えてくれているような気がします。
現実はそんなに甘いものじゃない、と言われそうですが。
でも、王様も家来もお姫様もその結果幸せになったのではないでしょうか。
いろんな言われ方をしたお月様も、お姫様と道化師の意見に喜んだのではないでしょうか。
何より平和が訪れたのではないでしょうか。
それに、ここまで書いて気づいたのですが、このお話には作者の女性への接し方が垣間見えるような気もします。
愛妻家だったのでしょうね。それとも恐妻家?
道化師のお姫様への対し方は、出来るだけ事を荒立てないようにしているような気もします。作者の周りの女性への対し方もそうだったのではないでしょうか。(もしかしたら作者は自分のことを「道化師みたいな存在」と思っていたのかもしれません。)
でも、こんな素敵な絵本にして子供に読んでもらおうとしたのだから、やっぱり愛妻家だったのだと思いたいですね。
子供の頃から、女性にはこのお姫様にするように接するんだよと教えておこうという親心でしょうか。
もしも、子供に読んでもらう絵本なのに恐妻家の物語に権威ある絵本の賞を送ったのだとしたら凄いことだなぁと思います。
私も何となく前半は女性側目線に、途中から男性の立場になってしまったようです。
最初はお姫様の気持ちになって考え、途中から「待てよ?」と路線変更してしまいました。そして物知り顔な人たちが男性側の考え方で、お姫様が女性側の考え方とも言えるのでは、と思ってしまいました。
女性は夢見がちですが、それを手に入れる際には実は意外と現実的な思考になるようです。自分の幸せの手に入れ方を知っています。月を金のペンダントにしてもらって満足していたり(ささやかで身近な物です)、貴金属にも色んな夢が詰まっています。自分の内的な世界を具現化した物のようにも思えます。
男性は冷静なようで、言ってることは遠大なものですが(遠くて大きい月みたいです)、結構いい加減で役に立ちません。自分の知識欲は満足させているのでしょうけど幸せなのでしょうか。怪しげな過去の手柄(?)にしがみついていますし、融通が利きません。月のペンダントと比べてどっちがいいのかなと思ってしまいます。(男の喜びと辛さも分るんですけど。)
道化師は冷静で現実主義者です。どちらにも所属していないからでしょうか、我というものが無いようです。どちらの意見も取り入れてすり合わせて一番いい案を考え出します。無欲の勝利とでも言うのでしょうか。そうするしかなかったのでしょうけど、下手に逆らわずこじらせなかったのが良かったのでしょう。
現実問題としてどうにもならないのならば、後は心の問題として解決するしかないのでしょうね。一種の心理療法ではないでしょうか。科学と心のすり合わせとも言えるのでは。道化師はどちらの気持ちも分るのでしょうね。外国の童話にはこのように健康になる解決策を書いたものもあるようです。生活の知恵みたいなものですね。
視点もたくさんあるほうがいいのでは。いわゆるプラグマチズムとも言えるのでしょう。(「たくさんのお月さま」というタイトルでそう連想させられます。乱暴に言うと「立場の違う人の考えでも役に立つのならなんでも取り入れてしまおう」という考えだと勝手に考えています。本当のことを知りたい人は自分で調べてくださいね。)でも、この物語はそれの単なる絵解きになっていないところがいいと思います。他にも色々な要素が詰まっているようです。どんな風にも解釈できます。
その一つ。お姫様によると、何であろうと無くなったとしても花を切っても次の花が咲くようにまた新しく生まれてくるものなのだそうです。(幸せだってそうなのかも。)なんという安心感を誘う考え方なのでしょう。こっちまですやすやと眠れそうなお姫様の思想です。女の人からこういう風に言われるとなんとなく安心するのでは。”Don't worry baby"とか言われてるみたいです。「何でもそんなもんよ」とか。
女の人の肩ばっかり持っているようですが、今はそういうものが足りないような気がするので。
でも、最近の男女もこんな風なんでしょうか。女の人も良い所は残して強くなっていってほしいものですね。(経済活動に動員されるためにではなく)自分のために。偏見や差別さえ無くなればいいのでしょうから。
私はこんな風に理屈っぽく解釈してみましたが、人それぞれ目の付け所や受け取り方の違いがあると思いますので、色々感じたり考えたりして楽しんでください。私も自分の説を押しつけたくはありませんし、私には気づけなかったような話を聞いてみたいのです。もっと楽しくなるような意見も大好きです。
最後に一つだけ絵について言うと、特にこの手の絵についていえばアメリカと日本の好みはちょっと違うところがあるかなぁと思います。アメリカの絵の方は何か途方に暮れてしまいます。
絵本というものは、その絵というものがかなりの部分を占めるのだと思います。
歌でいえばメロディーと歌詞のようなもので、文章が歌詞で絵がメロディーなのではないのでしょうか。お気に入りの絵本など、ただパラパラやっているだけで心がほぐれてトロトロになってしまいます。緊張して固まった心をダラ~ッとさせてニコニコさせてくれます。いい歌を聴いたようなとても快い気持ちになります。だから、絵は自分の好みにピッタリ合ったものが欲しいものです。
ただ、その人の考えていることをよく聞いて、出来るだけその人の夢を壊さないように助けてあげるのが一番の優しさなのでは?
「幸せとはそれぞれの主観だ」と言っているような気がします。
幸せとは、その人が考えていることがその人にとっての正解なのかもしれません。
お姫様が幸せになるのなら、お月様がいくつもあることにしてもいいじゃないですか。
お姫様の好きなような月にしておいてもいいのではないでしょうか。
それを、とてもチャーミングなお話にして教えてくれているような気がします。
現実はそんなに甘いものじゃない、と言われそうですが。
でも、王様も家来もお姫様もその結果幸せになったのではないでしょうか。
いろんな言われ方をしたお月様も、お姫様と道化師の意見に喜んだのではないでしょうか。
何より平和が訪れたのではないでしょうか。
それに、ここまで書いて気づいたのですが、このお話には作者の女性への接し方が垣間見えるような気もします。
愛妻家だったのでしょうね。それとも恐妻家?
道化師のお姫様への対し方は、出来るだけ事を荒立てないようにしているような気もします。作者の周りの女性への対し方もそうだったのではないでしょうか。(もしかしたら作者は自分のことを「道化師みたいな存在」と思っていたのかもしれません。)
でも、こんな素敵な絵本にして子供に読んでもらおうとしたのだから、やっぱり愛妻家だったのだと思いたいですね。
子供の頃から、女性にはこのお姫様にするように接するんだよと教えておこうという親心でしょうか。
もしも、子供に読んでもらう絵本なのに恐妻家の物語に権威ある絵本の賞を送ったのだとしたら凄いことだなぁと思います。
私も何となく前半は女性側目線に、途中から男性の立場になってしまったようです。
最初はお姫様の気持ちになって考え、途中から「待てよ?」と路線変更してしまいました。そして物知り顔な人たちが男性側の考え方で、お姫様が女性側の考え方とも言えるのでは、と思ってしまいました。
女性は夢見がちですが、それを手に入れる際には実は意外と現実的な思考になるようです。自分の幸せの手に入れ方を知っています。月を金のペンダントにしてもらって満足していたり(ささやかで身近な物です)、貴金属にも色んな夢が詰まっています。自分の内的な世界を具現化した物のようにも思えます。
男性は冷静なようで、言ってることは遠大なものですが(遠くて大きい月みたいです)、結構いい加減で役に立ちません。自分の知識欲は満足させているのでしょうけど幸せなのでしょうか。怪しげな過去の手柄(?)にしがみついていますし、融通が利きません。月のペンダントと比べてどっちがいいのかなと思ってしまいます。(男の喜びと辛さも分るんですけど。)
道化師は冷静で現実主義者です。どちらにも所属していないからでしょうか、我というものが無いようです。どちらの意見も取り入れてすり合わせて一番いい案を考え出します。無欲の勝利とでも言うのでしょうか。そうするしかなかったのでしょうけど、下手に逆らわずこじらせなかったのが良かったのでしょう。
現実問題としてどうにもならないのならば、後は心の問題として解決するしかないのでしょうね。一種の心理療法ではないでしょうか。科学と心のすり合わせとも言えるのでは。道化師はどちらの気持ちも分るのでしょうね。外国の童話にはこのように健康になる解決策を書いたものもあるようです。生活の知恵みたいなものですね。
視点もたくさんあるほうがいいのでは。いわゆるプラグマチズムとも言えるのでしょう。(「たくさんのお月さま」というタイトルでそう連想させられます。乱暴に言うと「立場の違う人の考えでも役に立つのならなんでも取り入れてしまおう」という考えだと勝手に考えています。本当のことを知りたい人は自分で調べてくださいね。)でも、この物語はそれの単なる絵解きになっていないところがいいと思います。他にも色々な要素が詰まっているようです。どんな風にも解釈できます。
その一つ。お姫様によると、何であろうと無くなったとしても花を切っても次の花が咲くようにまた新しく生まれてくるものなのだそうです。(幸せだってそうなのかも。)なんという安心感を誘う考え方なのでしょう。こっちまですやすやと眠れそうなお姫様の思想です。女の人からこういう風に言われるとなんとなく安心するのでは。”Don't worry baby"とか言われてるみたいです。「何でもそんなもんよ」とか。
女の人の肩ばっかり持っているようですが、今はそういうものが足りないような気がするので。
でも、最近の男女もこんな風なんでしょうか。女の人も良い所は残して強くなっていってほしいものですね。(経済活動に動員されるためにではなく)自分のために。偏見や差別さえ無くなればいいのでしょうから。
私はこんな風に理屈っぽく解釈してみましたが、人それぞれ目の付け所や受け取り方の違いがあると思いますので、色々感じたり考えたりして楽しんでください。私も自分の説を押しつけたくはありませんし、私には気づけなかったような話を聞いてみたいのです。もっと楽しくなるような意見も大好きです。
最後に一つだけ絵について言うと、特にこの手の絵についていえばアメリカと日本の好みはちょっと違うところがあるかなぁと思います。アメリカの絵の方は何か途方に暮れてしまいます。
絵本というものは、その絵というものがかなりの部分を占めるのだと思います。
歌でいえばメロディーと歌詞のようなもので、文章が歌詞で絵がメロディーなのではないのでしょうか。お気に入りの絵本など、ただパラパラやっているだけで心がほぐれてトロトロになってしまいます。緊張して固まった心をダラ~ッとさせてニコニコさせてくれます。いい歌を聴いたようなとても快い気持ちになります。だから、絵は自分の好みにピッタリ合ったものが欲しいものです。
2013年11月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
絵本にしては、少し長いお話ですが、子どももとても楽しく読んでいました。大人も子どもも楽しめ、深い絵本です。
2013年9月8日に日本でレビュー済み
海辺の王国のレノア姫〈10歳)は木いちごのタルトを食べ過ぎて
病気になってしまいました。
王さまはレノア姫に欲しい物はないかとたずねると、
お月さまがほしいとねだるものだから、
大臣、王さまお抱えの魔法使い・数学の大先生、
お城の道化師を巻き込んで大人たちは大騒ぎ。
一方、大人の常識など通用しない
柔らかな心を持つ小さなお姫さまのお月さまへの思いは、
素敵でなんとも愉快な気持ちにさせられます。
ユーモア作家ジェームズ・サーバーの至極の作品です。
コルデコット受賞作品であること、納得!
病気になってしまいました。
王さまはレノア姫に欲しい物はないかとたずねると、
お月さまがほしいとねだるものだから、
大臣、王さまお抱えの魔法使い・数学の大先生、
お城の道化師を巻き込んで大人たちは大騒ぎ。
一方、大人の常識など通用しない
柔らかな心を持つ小さなお姫さまのお月さまへの思いは、
素敵でなんとも愉快な気持ちにさせられます。
ユーモア作家ジェームズ・サーバーの至極の作品です。
コルデコット受賞作品であること、納得!
2012年2月26日に日本でレビュー済み
ジェームズ・サーバー(文)とルイス・スロボドキン(絵)のコンビが手掛け、1944年度の権威あるカルデコット賞の栄誉に輝いたアメリカの古典的名作絵本です。
昔海辺の王国に住んでいたもうじき十一歳になろうとする小さなお姫さまレノア姫が、木いちごのタルトを食べ過ぎて病気になりました。姫の父君である王様が駆けつけて「なにか、ほしいものはあるかい?」と聞くと、お姫さまが「お月さまがほしいな」と答えたからさあ大変です。
王さまが何とか姫の願いを叶えてあげようと必死になり、大臣、魔法使い、数学の大先生に順番に相談しますが、みんな言い訳ばかりして結局はさっぱりらちがあきません。それぞれにこれまで自分の成し遂げた業績が書かれた巻き物を見てズラズラと読み上げながら、ついでに奥さんから渡されたメモ書きを間違えて一緒に読んでしまう小ネタギャグを入れるのが面白いです。やがて最後に半ば諦めの気分が漂う中で王さまが相談するのが、リュートで悲しい曲をつまびくお城の道化師で、果たして彼はこの誰もが真剣に頭を抱えて悩む難題を叶える事が出来たのでしょうか?この道化師の偉い所は自分だけで答を出そうとはせずに、当のお姫さまの考えを聞いて問題解決のヒントをもらおうとした事でしょうね。そして最初はどうにかこうにか誤魔化して乗り切った物の、二度目はもうどうやっても駄目かとみんなが絶望しかけた時に、びっくりしてしばしあ然となる結末がやって来ます。その答えはきっと大人が一生考えても思いつかないだろう無邪気な物で、既に読んだ方は思わず目を開かされる気持ちになられた事でしょう。おそらく大人の心配には全く気づいてもいない無邪気なレノア姫は、少しわがままだけれどどうにも憎めない存在ですよね。大人が子どもに振り回され一時は深刻な気分になりますが、最後は心が晴れ晴れとして微笑ましくなる時を超えて愛される素晴らしい名作絵本をあなたもぜひお読みくださいね。
昔海辺の王国に住んでいたもうじき十一歳になろうとする小さなお姫さまレノア姫が、木いちごのタルトを食べ過ぎて病気になりました。姫の父君である王様が駆けつけて「なにか、ほしいものはあるかい?」と聞くと、お姫さまが「お月さまがほしいな」と答えたからさあ大変です。
王さまが何とか姫の願いを叶えてあげようと必死になり、大臣、魔法使い、数学の大先生に順番に相談しますが、みんな言い訳ばかりして結局はさっぱりらちがあきません。それぞれにこれまで自分の成し遂げた業績が書かれた巻き物を見てズラズラと読み上げながら、ついでに奥さんから渡されたメモ書きを間違えて一緒に読んでしまう小ネタギャグを入れるのが面白いです。やがて最後に半ば諦めの気分が漂う中で王さまが相談するのが、リュートで悲しい曲をつまびくお城の道化師で、果たして彼はこの誰もが真剣に頭を抱えて悩む難題を叶える事が出来たのでしょうか?この道化師の偉い所は自分だけで答を出そうとはせずに、当のお姫さまの考えを聞いて問題解決のヒントをもらおうとした事でしょうね。そして最初はどうにかこうにか誤魔化して乗り切った物の、二度目はもうどうやっても駄目かとみんなが絶望しかけた時に、びっくりしてしばしあ然となる結末がやって来ます。その答えはきっと大人が一生考えても思いつかないだろう無邪気な物で、既に読んだ方は思わず目を開かされる気持ちになられた事でしょう。おそらく大人の心配には全く気づいてもいない無邪気なレノア姫は、少しわがままだけれどどうにも憎めない存在ですよね。大人が子どもに振り回され一時は深刻な気分になりますが、最後は心が晴れ晴れとして微笑ましくなる時を超えて愛される素晴らしい名作絵本をあなたもぜひお読みくださいね。