若いころから抱える感情とその推移を
素直に誠実に言葉にして
伝えてくれています。
難しい感覚や感情を
言語化してくれることで
自分にとっても
こういうことなのかなぁ
と考えて納得できることも多く
読んで癒されました。
次のエッセイも本当に楽しみです。
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ナナメの夕暮れ (文春文庫 わ 25-2) 文庫 – 2021/12/7
若林 正恭
(著)
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【日本テレビ系情報番組「ZIP!」で紹介されました】
「東大生に聞いた人生が変わった1冊」第1位!(「ZIP!」調べ)
【日曜ドラマ『だが、情熱はある』に登場のエピソード満載!】
オードリー若林と南海キャンディーズ山里の半生をドラマ化
(日本テレビ系 4/8~ 毎週日曜午後10時半~)
主演 髙橋海人(King & Prince)& 森本慎太郎(SixTONES)
【累計31万部突破!】
オードリー若林の6年間の集大成エッセイ
「おじさん」になって世界を肯定できるようになるまで
書き下ろし17,000字!「明日のナナメの夕暮れ」収録
恥ずかしくてスタバで「グランデ」を頼めない。ゴルフに興じるおっさんはクソだ!――そんな風に世の中を常に”ナナメ”に見てきた著者にも、四十を前にしてついに変化が。体力の衰えを自覚し、没頭できる趣味や気の合う仲間との出会いを経て、いかにして世界を肯定できるようになったか。「人見知り芸人」の集大成エッセイ。解説・朝井リョウ
人間に、変わらないことで
愛され続ける部分と
変わることで愛され始める部分が
あるとするならば、この本は、
後者の存在を強く示してくれる。
それは、どうしたって
変わりながらでしか生き続ける
ことのできない私たちにとって、
頼もしい光となる。
(朝井リョウ/解説より)
「東大生に聞いた人生が変わった1冊」第1位!(「ZIP!」調べ)
【日曜ドラマ『だが、情熱はある』に登場のエピソード満載!】
オードリー若林と南海キャンディーズ山里の半生をドラマ化
(日本テレビ系 4/8~ 毎週日曜午後10時半~)
主演 髙橋海人(King & Prince)& 森本慎太郎(SixTONES)
【累計31万部突破!】
オードリー若林の6年間の集大成エッセイ
「おじさん」になって世界を肯定できるようになるまで
書き下ろし17,000字!「明日のナナメの夕暮れ」収録
恥ずかしくてスタバで「グランデ」を頼めない。ゴルフに興じるおっさんはクソだ!――そんな風に世の中を常に”ナナメ”に見てきた著者にも、四十を前にしてついに変化が。体力の衰えを自覚し、没頭できる趣味や気の合う仲間との出会いを経て、いかにして世界を肯定できるようになったか。「人見知り芸人」の集大成エッセイ。解説・朝井リョウ
人間に、変わらないことで
愛され続ける部分と
変わることで愛され始める部分が
あるとするならば、この本は、
後者の存在を強く示してくれる。
それは、どうしたって
変わりながらでしか生き続ける
ことのできない私たちにとって、
頼もしい光となる。
(朝井リョウ/解説より)
- 本の長さ272ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2021/12/7
- 寸法10.7 x 1.1 x 15.2 cm
- ISBN-104167918056
- ISBN-13978-4167918057
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登録情報
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- 発売日 : 2021/12/7
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 272ページ
- ISBN-10 : 4167918056
- ISBN-13 : 978-4167918057
- 寸法 : 10.7 x 1.1 x 15.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 3,673位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 70位文春文庫
- - 78位近現代日本のエッセー・随筆
- - 1,252位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
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イメージ付きのレビュー
5 星
こさかな推しは絶対読むべし!
オードリーさんが司会を務めていたひらがな推しで、ひらがなけやき(現日向坂46)のメンバーで、こさかなこと小坂菜緒ちゃんが読んで共感したと言っていたので買って読みました(笑)。読んでみたら笑いが止まらないし、共感するところありまくりで!一部こさかなが顔をしかめてそうな所はありましたが、若林さんがこさかなを番組内で贔屓する訳がわかりました。(笑)また、共感すると言っていたこさかなの内面を少し覗けました。こさかな推しだったら読んで損はないし、むしろ読むべし!
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上位レビュー、対象国: 日本
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2023年11月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
昔の若林さんのように私は今生きづらさをすごく感じていて、生きているだけですごく苦しい。そんな自分をこの本は「傷と向き合っている」と肯定してくれるように感じた。自然と涙が溢れて救われた。本当にありがとうございます。
2024年1月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
帯の「東大生に聞いた人生が変わった1冊」というコピーは、少し大げさなところが通読してみて多いな、という感じはしましたが、全般自然体になれるのには40代差し掛かってから、とひとつの真理に気づかされました。
若林さんと同い年で、オールナイトニッポンのラジオも毎週のように聞いているし、特にラジオで話されている内容は同年代として共感するところが多いので、本はどうなんだろうと初めて若林さんの著書を読みました。
年代云々を除いて、冒頭の「多様化された世の中では自分の中に正解を持てなくなる。なんとなく正しいことを言ってそうな、有名人のコメント、Twiterのアカウント。誰かの正論ンび飛びついて楽をする。自分の中の正解と誰あの正論は根本的に質が違う」というフレーズ。
あと、巻末の「モノよりコト。コトよりヒト」という一節が心に残りました。これは、承認欲求のあり方の変化、他への許容(範囲)の増大、そして情報ソースが多すぎる「今」は、まず検索やスマホに依存過多なので、行動する前に(タイパのために調べて)なんとなく結果が読めてしまう、という「なんとなく悟った」状態に陥ることが、若くして多いことを揶揄しています。
若林さんと同年代ゆえ、20代の頃は「自分探し」をしていた、スマホもなく、PCの検索行動もそれほど発達していなかった90年代終わりから、2000年代初頭。
なんでも「手探り」で自分のやりたいこと、すべきことを、道なき道を探って、なんでも勝ち取ってきた所がありました。
今思えば、若林さんと「同じ時代」、若いころは、「モラトリアム」という言葉も良く聞かれた気がしますが、今はまるで聞かず、「悟り」の先にタイパやコスパだけを追求しすぎた末、「AI」みたいな若者が増えているのかもしれません。
著書のなかで、若林さんは「世代論は好きではない、どの世代もダメな奴はダメで、すごい人はすごい」などと言っていますが、それは本当に納得です。
ただ、本当にこの「AI人間」化みたいな流れは、モロにあると、最近一緒に仕事をした20代を見ていて思うことがあります。
検索で悟りを得ることなく、自分で生身の情報を取りに行って、人生の艱難辛苦に相まみえ、アラフォーすぎに「東大生がうらやむ?」、「人生(こう)変わりたい姿」みたいな、人生の見え方ができるようになってきたのは、90年代後半大学生になり、2000年代の初めに社会に出た、デジタルとアナログの狭間、みたいな過渡期(乱世)を必死で生きてきたからかもしれません。
「自分の正直な意見」すら、今は持てない若者が多い中、いざという時に助けになる生身の経験を通じて、自分なりの人生訓(=「キラーフレーズ」)を得た、アラフォーの我々は強いのだな。
若林さんともどもがんばろう、という気にさせてくれる1冊でした。
若林さんと同い年で、オールナイトニッポンのラジオも毎週のように聞いているし、特にラジオで話されている内容は同年代として共感するところが多いので、本はどうなんだろうと初めて若林さんの著書を読みました。
年代云々を除いて、冒頭の「多様化された世の中では自分の中に正解を持てなくなる。なんとなく正しいことを言ってそうな、有名人のコメント、Twiterのアカウント。誰かの正論ンび飛びついて楽をする。自分の中の正解と誰あの正論は根本的に質が違う」というフレーズ。
あと、巻末の「モノよりコト。コトよりヒト」という一節が心に残りました。これは、承認欲求のあり方の変化、他への許容(範囲)の増大、そして情報ソースが多すぎる「今」は、まず検索やスマホに依存過多なので、行動する前に(タイパのために調べて)なんとなく結果が読めてしまう、という「なんとなく悟った」状態に陥ることが、若くして多いことを揶揄しています。
若林さんと同年代ゆえ、20代の頃は「自分探し」をしていた、スマホもなく、PCの検索行動もそれほど発達していなかった90年代終わりから、2000年代初頭。
なんでも「手探り」で自分のやりたいこと、すべきことを、道なき道を探って、なんでも勝ち取ってきた所がありました。
今思えば、若林さんと「同じ時代」、若いころは、「モラトリアム」という言葉も良く聞かれた気がしますが、今はまるで聞かず、「悟り」の先にタイパやコスパだけを追求しすぎた末、「AI」みたいな若者が増えているのかもしれません。
著書のなかで、若林さんは「世代論は好きではない、どの世代もダメな奴はダメで、すごい人はすごい」などと言っていますが、それは本当に納得です。
ただ、本当にこの「AI人間」化みたいな流れは、モロにあると、最近一緒に仕事をした20代を見ていて思うことがあります。
検索で悟りを得ることなく、自分で生身の情報を取りに行って、人生の艱難辛苦に相まみえ、アラフォーすぎに「東大生がうらやむ?」、「人生(こう)変わりたい姿」みたいな、人生の見え方ができるようになってきたのは、90年代後半大学生になり、2000年代の初めに社会に出た、デジタルとアナログの狭間、みたいな過渡期(乱世)を必死で生きてきたからかもしれません。
「自分の正直な意見」すら、今は持てない若者が多い中、いざという時に助けになる生身の経験を通じて、自分なりの人生訓(=「キラーフレーズ」)を得た、アラフォーの我々は強いのだな。
若林さんともどもがんばろう、という気にさせてくれる1冊でした。
2023年8月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
テレビのMCでもあり、ラジオのパーソナリティでもあり、漫才師でもあるオードリー若林さんのエッセイ本です。笑わせると言うよりも、本音を吐露してる、内面をさらけ出しているというような読後感です。
若林さんは悩める人です。現代の哲学者といってもいいと思います。
M-1の準優勝以降、傍から見ていれば順風満帆に見えるキャリアのようですが、日々自分と対話し、世間やメディアに対する矛盾と隣り合わせで、葛藤がありながらも成長していく姿は、生き辛さを抱える読者にとっては共感できると思います。
若林さんの、いい事、ためになる事を書こうとか、兄貴的な存在になろうとかそういった欲望は文章からは
感じ取れませんでした。
ただ日々の悩みに対する、現時点での自分の答えをぶつけよう、意図的に自分の行動を変えてみてどう感じたか、全員でなくてもいいからわかってくれる人にわかってくれればいい、というような印象を受けました。
暗くてトゲトゲしているようで、なんとなく暖かくて落ち着くような感情が私には芽生えました。
ドラマ「だが、情熱はある」の元になったエピソードも収録されています。ドラマでは一つの軸になっていたまえけんさんのエピソードですが、原作では短いながらも濃いエピソードだなと思わされました。
若林さんは悩める人です。現代の哲学者といってもいいと思います。
M-1の準優勝以降、傍から見ていれば順風満帆に見えるキャリアのようですが、日々自分と対話し、世間やメディアに対する矛盾と隣り合わせで、葛藤がありながらも成長していく姿は、生き辛さを抱える読者にとっては共感できると思います。
若林さんの、いい事、ためになる事を書こうとか、兄貴的な存在になろうとかそういった欲望は文章からは
感じ取れませんでした。
ただ日々の悩みに対する、現時点での自分の答えをぶつけよう、意図的に自分の行動を変えてみてどう感じたか、全員でなくてもいいからわかってくれる人にわかってくれればいい、というような印象を受けました。
暗くてトゲトゲしているようで、なんとなく暖かくて落ち着くような感情が私には芽生えました。
ドラマ「だが、情熱はある」の元になったエピソードも収録されています。ドラマでは一つの軸になっていたまえけんさんのエピソードですが、原作では短いながらも濃いエピソードだなと思わされました。
2023年7月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自分が嫌いだから、いい年して斜に構えて批判してマウント取った気になって、自分に対してお茶を濁し続ける。「ナナメの夕暮れ」というタイトルにはそんな思いを感じた。
思えば高校の文化祭もなぜ周りはあんなに夢中になれるか分からなかった。
やりたいことが何なのかもわからず、青春を謳歌するという形容とは程遠い青春時代。
全力のぜの字もなかった高校の卒業式では涙は一滴も出ず、なぜみんな泣けるのかわからなかった。
そんな私なので思い当たるふしが多く共感できる。
Amazonのレビューにしても本当はレビューを書くのが好きなのに、「どうせAmazonで書いたって一円にもならない。どうせ書くならブログとかで書いてアフィリエイトしたほうがいい」などと、心の底で未だに思っている。
自己肯定感が高い人は「楽しいからレビューを書く」が十分な理由になるけれど、
私のような拗らせの場合、一円にもならない生産性のないことをしようとすると「優秀でなくてはならないわたし」が邪魔をするのだ。
Amazonのレビュー欄じゃなくブログでしっかり感想書いて、本書なりKindleなりのアフィで稼ぐ優秀なわたし。
それでもレビューを書こうと思ったのは、他者を否定せずまず自分に肯定的になるための「肯定ノート」を書くことが勧められていたからだ。
ようやく2〜3個出てきた「好きなこと」には、「レビューを書くこと」が入っていた。
これまでに「絵が好きなのに、進学校へ行って、とても向いているとは思えない大学の学部へ進んだ優秀(でなければならなかった)わたし」は理解していたが、未だに純粋に好きなことをせず、まだまだ拗らせは治ってないこと・今からでも恥ずかしがらずやれば良いことに気が付かせてくれた本書です。
ああ、おそらく、高校時代にやりたいことがなかったんじゃなくて
「文化祭で大成功を収めたとて、優秀であることを求め続けてきた母には認められない」とわかっていたからかもしれないな。
思えば高校の文化祭もなぜ周りはあんなに夢中になれるか分からなかった。
やりたいことが何なのかもわからず、青春を謳歌するという形容とは程遠い青春時代。
全力のぜの字もなかった高校の卒業式では涙は一滴も出ず、なぜみんな泣けるのかわからなかった。
そんな私なので思い当たるふしが多く共感できる。
Amazonのレビューにしても本当はレビューを書くのが好きなのに、「どうせAmazonで書いたって一円にもならない。どうせ書くならブログとかで書いてアフィリエイトしたほうがいい」などと、心の底で未だに思っている。
自己肯定感が高い人は「楽しいからレビューを書く」が十分な理由になるけれど、
私のような拗らせの場合、一円にもならない生産性のないことをしようとすると「優秀でなくてはならないわたし」が邪魔をするのだ。
Amazonのレビュー欄じゃなくブログでしっかり感想書いて、本書なりKindleなりのアフィで稼ぐ優秀なわたし。
それでもレビューを書こうと思ったのは、他者を否定せずまず自分に肯定的になるための「肯定ノート」を書くことが勧められていたからだ。
ようやく2〜3個出てきた「好きなこと」には、「レビューを書くこと」が入っていた。
これまでに「絵が好きなのに、進学校へ行って、とても向いているとは思えない大学の学部へ進んだ優秀(でなければならなかった)わたし」は理解していたが、未だに純粋に好きなことをせず、まだまだ拗らせは治ってないこと・今からでも恥ずかしがらずやれば良いことに気が付かせてくれた本書です。
ああ、おそらく、高校時代にやりたいことがなかったんじゃなくて
「文化祭で大成功を収めたとて、優秀であることを求め続けてきた母には認められない」とわかっていたからかもしれないな。
2023年8月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
温かいミルクコーヒーを飲みながらゆっくり読みたいと思います
楽しみです
楽しみです
2023年6月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
幅広い年齢層の人が共感できる本ですね。
オードリーの若林さんってもっと俯瞰、達観したクールな人のイメージでした。
「考えたって仕方ないっしょ!」派だと。
ぐるぐる派の人だとわかり、拗らせてる性格も含めて注目度アップです。
自分の気持ちや生活をさらけ出すだけでない、温かさも伝わるエッセイでした。
オードリーの若林さんってもっと俯瞰、達観したクールな人のイメージでした。
「考えたって仕方ないっしょ!」派だと。
ぐるぐる派の人だとわかり、拗らせてる性格も含めて注目度アップです。
自分の気持ちや生活をさらけ出すだけでない、温かさも伝わるエッセイでした。