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球界消滅 (文春文庫 ほ 18-3) 文庫 – 2015/1/5

4.3 5つ星のうち4.3 81個の評価

ファンたちが、思い思いの選手を組み合わせて、ペナントを戦うシミュレーションゲーム「ファンタジーベースボール」。全米野球ファンの頂点を争う戦いで、見事に優勝した野球好きの青年、大野俊太郎は、ニューヨーク・ヤンキースでGM補佐を務めた立花の抜擢で、IT企業に買収されたばかりの新生横浜ベイズの副GMに就任する。ビリー・ビーンの「マネーボール」に代表されるように、野球を統計学から分析するセイバーメトリクスを駆使し、万年下位の弱小球団をテコ入れし、見事チームに首位を快走させる辣腕フロントとなる。だが、俊太郎に、思いもよらぬに新たな試練が……。それは、ベイズと球界の盟主・東都ジェッツとの合併話だった。しかし、合併話は、大変革への単なる序章にすぎなかった。
東都ジェッツのオーナーである東都新聞社主の京極四郎は、日本の球団を四球団に再編。なんとメジャーリーグの極東地区の一部に編入することを画策していた。大野はこの歴史的大転換の渦に巻き込まれていく。

日本球団とメジャーの合併が実現したら……。

デビュー作『ノーバデイノウズ』で、サムライジャパン野球文学賞を受賞した著者が、統一球や経営難がたびたび持ち上がり、くすぶる球界再編や、スターのメジャー流出で揺れる現在の球界の行く末を、暗示するかのようなシミュレーション小説に挑む。
「ベースボール」と「野球」の本質の違い、そして、合従連衡で揺れる日本各地の地域性、随所で描かれる迫真の野球シーン、そしてグッズや審判の問題にいたるまで、選手たち、オーナー、監督たちの葛藤と苦悩、そして、野球への思いをリアルに描きだした傑作。これは、まさに野球のTPP問題! 単行本刊行時には、多くの書評で絶賛された、日本プロ野球を愛するすべての人々に捧げたい、これまでになかったスケールで描く野球小説。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 文藝春秋 (2015/1/5)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2015/1/5
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 571ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4167902796
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4167902797
  • 寸法 ‏ : ‎ 14.8 x 10.5 x 1.7 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 81個の評価

著者について

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本城 雅人
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明治学院大学経済学部卒業後に産業経済新聞社に入社。

「サンケイスポーツ」の記者としてプロ野球、競馬、メジャーリーグ取材などに携わる。

2009年、『ノーバディノウズ』が第16回松本清張賞候補作となり、デビュー。退社して専業作家になる。

その後、同作品で第1回サムライジャパン野球文学賞を受賞した。

公式HP

『本城の日常」

http://honjom.tumblr.com/

カスタマーレビュー

星5つ中4.3つ
5つのうち4.3つ
81グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2020年6月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
プロ野球がいつか大リーグに飲み込まれる日を描いた野球小説。資本主義の荒波と、数字と感情のせめぎ合いが練り込まれた読み応えある一作。最後の閉じ方も良く、愉しめました。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年5月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
あってもおかしくない野球通ならではのストーリー。面白く、人物描写も巧みで、読後の満足感はひとしおだった。日米の野球界で何年後かに、こんなことが起こるかも、と夢想してしまった。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2013年5月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ということで、買いました。
玉木氏も昨年夏の発売時に読んでおけばよかったといわれておりました。

数年前の近鉄とオリックスの合併騒ぎの際の日本球界の在り様、そこからくる現在の日本球界の問題点、
アメリカと日本の企業経営感覚の相違、選手個人の生活といった側面が絡み合いながら話は展開します。
よく取材されていると思いました。
また、登場する球団が仮名ですが、ほとんど実在の球団とダブります。
お勧めします。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年9月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ラジオでおすすめされていたのがきっかけで購入。
字数が多く、初めの所で難しい数式などができてたので最後まで読めるかな?と思いましたが、先へ進めば進むほど面白くなり気づいたらのめり込んでいました。

ナイター中継が地上波ではほとんど放送されなくなり、土日はデーゲーム。日本プロ野球が人気を得るため苦戦していることは現実ある話だと思います。プロ野球ファンとしては、危機感を感じながら現実と重ね合わせながら楽しむことができました。

何処にでもいそうな青年の大野俊太郎、本当にかっこよかったです!
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2013年5月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
球界の内情がとても詳しく書かれていて、ストーリーも面白くテンポのある内容でした。
2016年3月6日に日本でレビュー済み
面白い本だった!
「日本のプロ野球チームが4球団に縮小されMLBに吸収合併されたらどうなるか?」
というのをメインテーマにしたシミュレーション小説だが、豊富なデータに裏打ちされておりリアリティ感が凄かった。
野球ファンには是非おすすめだが、経済小説としても読みごたえがあると思う。

日本球界がMLBに吸収されるとなると、どういう現象が起こり、関係者はどういう行動をとるか?
選手、ファン、球団オーナー、審判、広告代理店、マスコミ etc
それぞれの立場での思惑や損得勘定、クリアすべき問題点などを詳細にあぶりだし問題提起していく。

私が驚いたのは日本プロ野球とMLBをビジネスとして比較した場合、あまりにも圧倒的な差があるという事。
マーケットの大きさが絶望的に違うし、収益システムとしての完成度も桁違い。
選手年俸は日本の一軍選手の平均が約3000万程度なのに対し、MLBの平均は約4億。10倍以上の差がついてしまっている。
審判やコミッショナーの権威や収入も日本とは話にならないくらい違う。
さらには選手引退後の年金の保障も比較にならないくらい手厚い。
これじゃあ日本のトップ選手がMLBに行きたがるのも無理はない。

プロ野球のテレビ中継は今や巨人戦ですら地上波で放送される事は少ないし、一般的な野球人気はどんどん落ちている。
巨人などの一部の球団を除けば、赤字経営の球団がほとんどで親会社の補填でなんとかやっているのが現状。
トップ選手はどんどんMLBに流出するし、少子化やサッカー人気で野球少年はどんどん減っている。
このままでは日本のプロ野球が衰退するのは目に見えている。
そうなる前になんとかせねば!
本書のようにMLBに吸収合併される日がきてしまうかもしれない。

本書は日本プロ野球界に対する警告の書でもあると思う。
とりあえず球団オーナー達の「チームは親会社の広告塔」という意識を変えてもらわなくては。
各球団オーナーに是非読んでほしい。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2015年4月10日に日本でレビュー済み
再編ではなく『消滅』という,ややエキセントリックにも映るタイトルと内容ですが,
表舞台でプレイする選手たちはもちろん,家族やフロント,審判,記者からファンまで,
様々な立場から問題を捉える展開は,その切り替えがテンポの良さにも繋がっている印象.

同時に,選手ばかりに目が向きがちな問題を,彼ら全てを『主人公』として見せており,
時にドラマティックにアツく,かと思えばその裏側でうごめく思惑をドライに描いたりと,
それぞれの人生や選択を交えつつ,600ページにも迫るボリュームを最後まで引っ張ります.

また,いわゆる敵になるのか,向こう側にいる人間も,強烈な個性を窺わせながらも,
その『素顔』が最後まで見えない様子が却って不気味で,その狡猾な振る舞いとともに,
彼が次から次へと仕掛ける策略には,なんとも言えない憎らしさと魅力を覚えるのも確か.

物語の結末,そして主人公らが選んだ『未来』はおおよそ予想通りではあったものの,
ここでも多くの人生が語られ,その中の一つである親子の姿は爽やかな余韻を残します.
強いて言えば,あちらとこちら,もう少し二人の男のやり取りが見たかったという思いも.
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2012年9月30日に日本でレビュー済み
主人公の大野俊太郎はアメリカで、野球の選手の成績を
数値化するゲームで優勝する。
その能力をかわれて、日本のプロ野球の副GMとして
採用される。
そして、そのデータからの選手起用でチームは優勝目前。

そんなときに、驚くべき話が。
「日本の野球チームを4つにして、メジャーリーグに組み
いれる」

あり得ない話に聞こえそうだが、今日のプロ野球中継の状況を
みていると、リアルにも感じるストーリーです。

そして、日本野球界がメジャーにはいるとなったとき
プロ野球選手、オーナー、マスコミ、審判、ファンの動きを
書いている。とくに審判とファンのあたりへの内容は
面白く感じました。

野球ファンならずとも 読んでみて欲しい一冊だと思います。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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