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氷山の南 (文春文庫 い 30-8) 文庫 – 2014/9/2

4.2 5つ星のうち4.2 8個の評価

新しい海洋冒険小説の誕生!

アイヌの血を引くジンは、南極海に向かう大型船に密航する。仕事を得て、氷山曳航計画を担うこの船に乗船し続ける彼を待つものは…。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 文藝春秋 (2014/9/2)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2014/9/2
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 594ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4167901854
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4167901851
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 8個の評価

著者について

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池澤 夏樹
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1945年、北海道生れ。埼玉大学理工学部中退。

二十代から世界各地を旅し、ギリシャ、沖縄、フランスで暮らす。現在は、札幌在住。公式サイトは[cafe impala]

http://www.impala.jp

1988年「スティル・ライフ」で芥川賞を受賞。詩、小説、随筆、翻訳(英・ギリシャ語)、書評と執筆は多岐にわたる。広く深い文学的教養と理系的知識を土台に、自然と人間の関わりについての示唆に富んだ作品を多く著している。

ワープロ原稿で芥川賞を受賞した初めて作家でもあり、9.11をきっかけに毎日メールマガジンを通じて意見を表明する(『新世紀へようこそ』に収録)など、早くからデジタル・メディアの活用に関心を持つ。2014年からは株式会社ボイジャーと共同で自身の著作の電子アーカイブ化にも取り組んでいる。

主な著書に『母なる自然のおっぱい』(読売文学賞)『マシアス・ギリの失脚』(谷崎潤一郎賞)『ハワイイ紀行』(JTB出版文化賞)『花を運ぶ妹』(毎日出版文化賞)『すばらしい新世界』(芸術選奨文部科学大臣賞)『イラクの小さな橋を渡って』『憲法なんて知らないよ』『言葉の流星群』(宮沢賢治賞)『静かな大地』(親鸞賞)『パレオマニア』等。2003年、著作活動全般について司馬遼太郎賞、「池澤夏樹=個人編集 世界文学全集」の編纂で朝日賞を受賞。

東日本大震災の後は被災地に通い、『春を恨んだりはしない』『双頭の船』『アトミック・ボックス』を執筆。震災をきっかけに日本と日本人について思索したいとの思いから、「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」に取り組み、2014年末から刊行開始。

カスタマーレビュー

星5つ中4.2つ
5つのうち4.2つ
8グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2019年8月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読了数ヶ月経つ今でも事細かに思い出せる、名シーンの多いものがたりです。
数々の登場人物が、マイノリティが、知ることも出来ない先へと舵を切ります。
このものがたりに留まることなく興味が広がる素晴らしい小説だと思います。
残念ながら現行販売されておりませんが、綺麗な状態で送って頂いて本当に嬉しいです。
電子書籍化を熱望します。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年2月9日に日本でレビュー済み
池澤氏は個人的に最も好きな小説家です。
化学,物理学,天文学,工学といった学問をベースにした理知的な文章を読むのが非常に心地いい。

単行本で一度読んでいますが、今回文庫版で再度読みました。
読んでいる間中「映画化されないか」という夢想が頭から離れませんでした。
海と空と氷山。絵を考えるだけで美しい。
さらに、南極からオーストラリアを舞台にしたロードムービーでもあります。
日本でもハリウッドでもだめだな。ヨーロッパで製作してほしい。
もしこの小説が映画化できたら、映画界の一つの到達点だと思いますね。
そんな夢想にふけりながら読める愉楽の一冊です。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年11月21日に日本でレビュー済み
600ページもある小説ですが、途中で挫折することもなく、淡々と小説のリズムにはまっていく感じがします。
ストーリーに関しては、時々「本筋」とは異なるようでいて、しかしながら「本筋」と親和性のある内容が差し込まれます。「マシアスギリ」でもあったような手法かと思います。池澤氏の小説は、読書中い「ふわふわ」とした波の上を漂っているような気分がありますが、本作は読み終わった後も浮遊感が残るような感覚がありました。
理屈で語ろうとすれば、さまざまな見解を出せるほど「提起している内容」は濃いですが、単純に面白かったと言ってしまえるような軽さを残しているところが池澤ワールドだと思います。素晴らしいです。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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