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パリへ行った妻と娘 (文春文庫 269-6) 文庫 – 1988/7/1

4.8 5つ星のうち4.8 15個の評価

ベトナム女房は留学した娘を訪ねたついでに前夫や元恋人のいるパリにマンションを衝動買い。東京で留守番する主人公の複雑な思い
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 文藝春秋 (1988/7/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1988/7/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 318ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4167269066
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4167269067
  • カスタマーレビュー:
    4.8 5つ星のうち4.8 15個の評価

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上位レビュー、対象国: 日本

2023年4月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
近藤さんの著書は、引き込まれる!
2019年8月17日に日本でレビュー済み
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ベトナム、バンコク、パリと続くシリーズ。新聞記者であった著者の文章が上手過ぎて、うなりながら読む。描写や感性がすばらしい。このご家族は本当にこういった会話を交わされていたのか、ある程度は創作なのか。夭折された著者の作品がもっと読みたかった。明らかに働きすぎでいらっしゃったのであろう。現在のワークライフバランスの流れを見たら近藤さんはどう思われるのか。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2006年7月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 ベトナム人妻の連れ子であった娘が、パリの男性と婚約し、妻は無断でパリにマンションを買ってしまう。

 ベトナムの旧宗主国であったフランスには、内戦で多くのベトナム難民が生活し、そこには妻の元夫や元恋人たちも生活している。

 国を亡くした妻や娘、そしてパリに集う難民たち。インドシナをよく知る著者だからこそ、彼の視点にたったパリには多くの物語があり、読み物としておもしろい。

 今この本を読む読者は、彼がもうすぐ短い人生に幕を閉じることを知っている。そんなことを脳裏にかすめながら読むと、なおさら考え深くなった本だ。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2018年5月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
国を失った妻と娘が、自らのアイデンティティを求めて、パリに集うことに、戸惑いながらも、引き摺られて行く、作者の気持ちの揺れが、ひしひしと伝わってくる。この後、彼がまもなく亡くなっていることを知っているだけに、複雑な思いを抱かざるを得ない。本人の冥福を祈ると共に、彼が文字通り心身を削って愛情を注いだ妻と娘ユンの幸せを願わずにはいられない。名作だと思う。
一つだけアマゾンに注文、Kindleでも読めるようにして欲しい。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2016年7月26日に日本でレビュー済み
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大好きな近藤紘一さんのこのシリーズ、最後のこの巻が実は最も好きな話なのですが、なかなか売っているのを見かけなくて注文しました。祖国を失ったナウさんが「自分の帰れる家が欲しい」と願った気持ちが、やはり同じように異国に暮らす自分と重なるところがあり、これからも大事に読んで行こうと思います。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2004年7月29日に日本でレビュー済み
新聞の特派員ていう人って、こういう生活をしているんだ、という感想を持ちました。どうもキザったらしい文章が最初は多くて、なにを言いたいんだかわからない内容なのですが、微笑ましい生活スケッチを読んでいくうちに、やがて文化の違いや、人の生活というものに、思いを巡らすようになっちゃいます。これは、すごい文章力を持っているということでしょう。
この本には、3つの線があると思います。
作者の奥さんはベトナム人。連れ子の娘がいて、フランスへ留学してます。そして、下宿先の息子のピエールからプロポーズされています。相手の家族は大賛成。親として娘へ、結婚というのはどんなものか、説教にもならないこのつらさ。娘はもうメロメロ。
ちなみに、奥さんの前の旦那さんは、作者の親友です。なかなか一筋縄で語れないこの人間関係。 国際というものを、なまで体験しているというのは、すごいことですねえ。
で、もうひとつのお話の線は、作者の前の奥さんが、若くして死んでしまっていることです。お互い若 く、苦労をともにした青春時代への、作者の前妻に対する後悔と愛情とが、非常に切ない文章で綴られています。どうして、人間てのは失った後に大事なものに気づくのでしょうか。
「――前の妻の死後、私は、過去のすべてを石の塊にして心の隅に封じ込めてしまうことにより、人生の継続をはかった。そして、前の妻と生きた世界とはまったく異質の世界を転々とするうちに、いつか次の人生に足を踏み入れた。」
最後にもうひとつ、この作者はその後、いくつかの作品をまとめたあと、若くして亡くなっています。と ても優しさあふれる文章なのですが、全体に一種の死生観のようなものも漂っている気もするのです。それは、この作者がすぐに死んでしまうということを、知っていたからなのでしょうか。ちょっとうがった見方かなあ。
「やがて死ぬけしきは見えず蝉の声」
ふと思い出した、芭蕉の句です。
20人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2003年7月15日に日本でレビュー済み
サイゴン、バンコクときてパリに移る近藤一家のお話なんですが。いくらジャーナリストというのは、ノンフィクションだけを書くといってもこんなに家族の事を事細かに書いてしまって大丈夫?と思ってしまうほど、全体を通して細かい「気持ちのゆれ」や出来事がほんとうに生き生き書かれていて、面白いのです。
近藤さんが、どうしてこういう生き方を選んだのかちょっぴりわかるような気がしました。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年3月10日に日本でレビュー済み
妻と娘シリーズに記されていることは、おそらく、ほぼ事実に基づいているのだろうと思いますが、肝炎やマラリア持ちの体で激務をこなし、私生活では、ベトナム人の妻子に膨大なお金を食われ、たとえご本人がそれで本意だったとしても、体がずたぼろになり、本書出版後、45歳の若さで胃癌により死ぬ結果を招いたのではないかと思います。そもそも、使途も聞かないで、マンションが買えるほどの莫大な金額を無条件で送る夫なんてこの世にいますか? その妻子に罪はありませんけど、本書でも「なんてカネのかかる妻子を持ってしまったんだ」と、ちらっと後悔めいた言葉も見られます。すぐれた文筆家だった近藤氏がおいたわしくてなりません。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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