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吉村 昭
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虹の翼 (文春文庫) 文庫 – 1983/9/25

吉村 昭 (著)
4.4 5つ星のうち4.4 59個の評価
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新装版 虹の翼 (文春文庫) (文春文庫 よ 1-50)
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その模型“飛行器”はフワリと宙に浮かんだ。ライト兄弟が飛行機を飛ばす十数年前、独自に考案した男が日本の片隅にいた。二宮忠八の苦闘の生涯を描く長篇。(鶴岡冬一)
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  1. 本の長さ
    442ページ
  2. 言語
    日本語
  3. 出版社
    文藝春秋
  4. 発売日
    1983/9/25
  5. ISBN-10
    4167169088
  6. ISBN-13
    978-4167169084
  7. すべての詳細を表示
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 文藝春秋 (1983/9/25)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1983/9/25
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 442ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4167169088
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4167169084
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 59個の評価

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上位レビュー、対象国： 日本

とめ
5つ星のうち5.0 夢は叶わなかったけれど
2024年4月25日に日本でレビュー済み
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序盤の二人の兄のエピソードが強烈で笑ってしまった。兄弟で協力し合えたライト兄弟との差異が、この時点で明確についてしまっているのがなんとも。『虹の翼』🟰「飛行器」製作の話の筈なのに、一番心に残ったのは、結婚も就職も「飛行器の研究を続けるのに都合が良いから」だった忠八が、最終盤、発覚した社内の粉飾決算に逃げずに真っ直ぐ向き合うところ。彼が生きていた時代にはまだ飛行機は兵器として活用されることが多く、一般人には無用のものだったことを考え合わせると、夢は叶わなかったけれど、家族にも恵まれ、当初資金稼ぎのためだった仕事にも真っ直ぐ向き合えて、案外忠八は実り多い幸せな人生を送れたと言えるのではないか。また日清戦争史や製薬業界史としても初めて知ることが多く楽しめました。
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bench
5つ星のうち4.0 飛行機の発明に生涯をかけ挫折した男の律儀な生き方
2021年9月26日に日本でレビュー済み
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僕はヒコー少年だったので二宮忠八のことは子供のころから知っていましたが、これほど克明に彼の一生を記録した物は初めて読みました。彼の発明した玉虫号が大型模型であっても飛行したことが公認されれば日本の航空技術はずっと進んだものとなっていたと思うと残念でなりません。狭い日本で生き、想像力の限られた上長の料簡で彼の努力は報われなかったが、その後の日本の航空技術の発達は目覚ましいものがあり、民間に流れていた基本的な技術志向と努力する姿勢は二宮一人の物ではなかったことを示している。時代背景が良く描かれていることも著者の特徴。
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キャスパーcat
5つ星のうち5.0 力作です！！
2024年1月8日に日本でレビュー済み
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吉村昭は初めて読みましたが、いやあ、面白かった！二宮忠八という人が世界で初めて飛行機を考案したにも関わらず、軍の無理解によりライト兄弟に先を越されてしまった。どんなに無念だっただろうと思います。二宮忠八のことはもっと知られていいはずです。
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Amazon カスタマー
5つ星のうち5.0 ひょっとしたら歴史は変わっていたんだなぁ～
2023年7月30日に日本でレビュー済み
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バイクのエンジンさえ手に入れていたら、世界ではじめて空を飛んだのは日本人の名前になっていたのかと今の時代とそっくりな時代背景がとても面白かったです。
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津田仁士
5つ星のうち5.0 二宮忠八翁の功績！航空機を独学で素晴らしい
2021年12月15日に日本でレビュー済み
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ライト兄弟よりも先に航空機理論を独学で確実なものにした、二宮忠八翁は大したものだ！
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kazy
5つ星のうち4.0 ドラマチックな発明家の話
2020年9月22日に日本でレビュー済み
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今まで、映画、テレビドラマにも紹介されていないのが不思議に思います。
滅多にない世界初発明を、時代の常識により埋もれ去られ、外国人の発明が世に出現すると時代の常識の目のうろこが取れるといった典型的な事例です。
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匿名希望
5つ星のうち3.0 文字を大きくしろ
2024年4月23日に日本でレビュー済み
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もともと吉村昭の作品が好きで再度読んでその時代の背景も勉強できたし
読み応えがあった。史実に基づいた小説はほかの作家との違いをまざまざ感じる。
ただ残念なのは、新装刊ということで字の大きさに期待したが文字が
小さく読んでいて非常に疲れたことであり彼のファンは高齢者も多いことから
その点も配慮してほしい。
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南　光太郎
5つ星のうち5.0 GRIT（やり抜く力）。
2017年1月28日に日本でレビュー済み
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お金や地位や社会的しがらみに関わりなく、自分の中から沸き上がる喜びを感じるからこそ、情熱をかけて取り組める。　発明は夢想から始まる。

夢をかなえられない理由を、貧乏だけに求めてはいけない。　貧しいから豊かになろうとするし、お金がないから知恵を出そうと頭を捻るわけであり、自分の力量に合わないことは他人の協力をあおぐと。　なければないで、やりようがある。　なんぼでも。

夢を笑われ、馬鹿にされても、揺るぎない信念を持ち、夢を叶えるための努力を続けるからこそ人望が集まる。
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