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椿山 (文春文庫 お 27-1) 文庫 – 2001/11/9

4.2 5つ星のうち4.2 16個の評価

城下の子弟が集う私塾で知った身分の不条理、恋と友情の軋み。才次郎は、ある決意を固める。表題作ほか、詩情あふれる四篇を収録
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 文藝春秋 (2001/11/9)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2001/11/9
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 255ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4167141639
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4167141639
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 16個の評価

著者について

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乙川 優三郎
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1953(昭和28)年、東京生れ。千葉県立国府台高校卒。’96(平成8)年に『薮燕』でオール讀物新人賞、’97年に『霧の橋』で時代小説大賞、 2001年に『五年の梅』で山本周五郎賞、’02年に『生きる』で直木賞、’04年に『武家用心集』で中山義秀文学賞をそれぞれ受賞。(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 さざなみ情話 (新潮文庫) (ISBN-13: 4101192243 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

星5つ中4.2つ
5つのうち4.2つ
16グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2013年3月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
何を読んでも面白い、切ない!アマゾンで何冊も購入しましたが全部よかった。人にも勧めている。
2023年12月27日に日本でレビュー済み
何が大事かは時代を隔てても同じという命題は
年をとるごとに身に迫ってくるような
今読めて良かったと思える一冊
2007年11月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
“生きること”への執着心を描いた4本の短編集。
「ゆすらうめ」と「白い月」は町民の、「花の顔」と「椿山」は武家の話である。

後者の2編はそれなりに展開を楽しみながら読めたが、前者2編は正直いってつまらなかった。
なぜだろう。
自分の中で形成されつつある乙川作品のキーワードは“長編”“藩士”であり、市井ものの短編は作風に合わないのかもしれない。

緻密な構成・複雑な人間関係を確かな筆運びで描くところに乙川さんのうまさが感じられるのであって、
短編ではその魅力が出し切れないのではないだろうか。
2005年10月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 まるで花言葉のように、一つ一つの表題に花の名を冠している。「ゆすらうめ」の逆説的純情。「花の顔」の辛苦と共感。「椿山」の権謀術数と初心。象徴的に花木が使われている。
 「白い月」だけ、そのパターンではくくれなく、そこらへんが初期短編集らしさだ。でもこの短編もいい。最後に救いを残すところが、既に乙川作品の特徴をあらわしている。
 乙川氏の術中に落ちているからだろうが、後味がいいだけに、他の乙川作品を読みたくなってしまうだろう。私はいくつか読んでさかのぼって読んだけどけど…。
 ちなみに、乙川作品は、どれをとっても間違いないです。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年5月30日に日本でレビュー済み
「ゆすらうめ」「白い月」「花の顔」の短編3つと、少し長めの「椿山」中編1つ。
「ゆすらうめ」が女郎屋稼業に身を置く番頭とおたかの話、「白い月」は博打にのめり込む亭主を持つ女房の話、
「花の顔」は武家を舞台にしたぼけてしまった姑の介護の話。
「椿山」は下級武士の子に生まれた才次郎が身分を越えてのし上がったときに起きた事件を描いた話。
生きることに挫折したり、無理をして生きてきた人間がかすかな希望と自由をつかもうとする話だなぁと思いました。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年3月1日に日本でレビュー済み
模試の現国の文章として「椿山」が出題され、続きが読みたくて購入しました。
舞台が現代ではないので難しい用語はありますが、スラスラよめてしまいました。
内容はとっても人間らしく、苦しく、切ないものばかりでした。
特にタイトルとなっている椿山は、読んだ後涙が止まりませんでした
「うそ!うそでしょ!!」みたいな部分がたくさんあります
購入してよかったです。ずっと大切にしようと思います
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2003年6月8日に日本でレビュー済み
 「ゆすらうめ」
越後出身のおたかは6年の年季が終わり、海老屋から離れる。しかし、国元の兄が訪れてきて30両ほど工面してくれないかと頼まれる。海老屋の番頭の孝助は何とか助けようとするが・・・
当時の娼妓の苦しみが3日間のまともな暮らしの満足度からも良く伝わってきてせつないです。
 「白い月」
おとよは亭主の友蔵の借金の取立てで苦しむ。
元はといえば、おとよの母の薬礼代がかさむために手を出した博打であったが・・・
当時の女性の意地らしさとあさはかさが滲み出た一編で、最後の白い月がなんとも印象的です。私はおとよに強く同情しましたが・・・
 「花の顔」
さとは、主人が江戸詰、息子が遊学で不在、姑のたきとの2人暮らし。辛く当たるたきは次第にボケるように!もなってきてさとの苦労も増すばかりであったが・・・
この話はもちろん現代にも通じることで、結構面白く読めました。ラストの持っていき方が乙川さんらしく微笑ましく感じられる。
 「椿山」
私塾である観月舎の孝子をめぐって繰り広げられる3人の男達の、少年時代からの成長振りを描いた中篇とでもいえる話で、当時の身分制度による各々の生き様の違いや運命を見事に描いています。特に、主人公の才次郎の変化振りと最後の達観(?)は恐れ入りました。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2015年3月10日に日本でレビュー済み
良くこれだけ、良い話を、読み手を夢中にさして、つづけて、かけたものだと思う、当分著者野作品を、読みつづけつることに、なるだろう。