ウクライナ侵攻に関しては怪しげな陰謀論が蔓延っているけど、これは良識と公正な視点から論じた対談集。ウクライナ侵攻の本質が知りたければ、ぜひ読んだ方が良い。
決して陰謀論に惑わされてはいけない。この戦いは今後の世界の有り様を変える重要な歴史的イベントなので、プーチンの危険性は広く知られるべきだ。
どの対談も非常に興味深いものだったけど、二回に渡る高橋さんとの対談は非常に面白かった。特にロシア軍の側からの視点は貴重な意見で、ロシア軍のしぶとさの要因を最も的確に捕えていると思う。
私はウクライナ侵攻が勃発した時、膠着状態に陥ることを予感していた。しかしロシア軍が、ここまで高い電子戦能力と学習能力をもっているとは予想していなかった。私を含めて西側の人間は、ロシア軍を舐めていた。
また東さんとの対談を読むと、やはりプーチンと、その支持基盤は思想的に危険だと思う。彼らは民主主義の理屈とは分かり合えない思考の中で生きている。
差別までも多様性として受け入れるべきだと言う意見は、とても私には納得できない。しかし多文化共生とは、それを受け入れるということだ。そこにグローバリズムの限界がある。
そして最後の対談は、この戦いの背景を知る上で非常に興味深い。この対談の中で述べられている意見の数々には、全面的に同意する。
そのためネットに蔓延るプーチンへの擁護は、軽んじる事柄ではないはず。それは日本を間違った方向へと持っていく危険性を秘めていると思うからだ。
力というものは、必ず腐敗する。有体に言えば力とは、全て悪なのだと思う。そして私も、日教組とマスコミが大嫌いだ。しかしプーチンを美化する陰謀論よりは、まだマシな悪だ。
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ウクライナ戦争の200日 (文春新書 1378) 新書 – 2022/9/20
小泉 悠
(著)
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今回の戦争によって、米国一極のもとに世界が安定しているのではなく、複数の大国がそれぞれ異なる世界観を掲げて「競争的に共存する」世界に変化した――。
ロシアのウクライナ侵攻は、ポスト冷戦時代の終焉を告げる歴史的な転換点となった。
「理解できない世界秩序への反逆」の続発を予感させる今後の世紀を、複雑な世界を私たちはどう生きるのか。
戦争が日常化する今、思考停止に陥らないために。
気鋭のロシア軍事・安全保障専門家が、評論家、作家、映画監督らと「ウクライナ戦争200日」を多角的に見つめ直す待望の対談集。
ロシアのウクライナ侵攻は、ポスト冷戦時代の終焉を告げる歴史的な転換点となった。
「理解できない世界秩序への反逆」の続発を予感させる今後の世紀を、複雑な世界を私たちはどう生きるのか。
戦争が日常化する今、思考停止に陥らないために。
気鋭のロシア軍事・安全保障専門家が、評論家、作家、映画監督らと「ウクライナ戦争200日」を多角的に見つめ直す待望の対談集。
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2022/9/20
- 寸法10.8 x 1.4 x 17.4 cm
- ISBN-104166613782
- ISBN-13978-4166613786
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2022/9/20)
- 発売日 : 2022/9/20
- 言語 : 日本語
- 新書 : 256ページ
- ISBN-10 : 4166613782
- ISBN-13 : 978-4166613786
- 寸法 : 10.8 x 1.4 x 17.4 cm
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2023年6月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ロシアのウクライナ侵攻(小泉は「第二次ロシア・ウクライナ戦争」と呼ぶ)後、半年までの間になされた小泉と7人のゲストによる対談集。
私は、この戦争を終わらせる方策のヒントを求めて本書を読んだのだが、そこに直接つながる話はなかった。まだ先は長いということだ。だが、内容はいずれも濃く、考えさせられる箇所が多かった。
以下、メモした部分。
「例えば一九九〇年代に起こったチェチェン紛争におけるロシア軍の行為は今回とさほど変わらないわけです。中東での戦争でも少なからず、似たような事態は起こっているでしょう。以前から変わらずにある忌々しい戦禍を、馴染みのあるヨーロッパの都市で目撃しただけとも言える。(p.16、小泉)」
「ファイブリングモデルというのがあります。ターゲットを同心円状に五つの輪に設定するというもので、中核が指導者、第二の層がその国を支えるエネルギーなどの死活的システム、第三の層がインフラ、第四の層が民間人などの人間、そして第五の層に来るのが軍隊です。……軍事力よりも内側のリングをターゲットにした方が効果的だ、という(p.82、高橋杉雄)」
「プーチンは公然と、『日本政府がどの程度の主権を持っているのか疑わしい』と発言したことがあります。……日本はアメリカに逆らえない国ではないかと言っているんです。(p.172、小泉)」
「日本人はけっこう、ロシアがじかに国境を接する『隣国だ』ということをあまり意識していないような。隣の国が戦争をしていると、皮膚感覚的に認識していない気がします。(p.214、マライ=メントライン)」
「日本でも『話し合いでなんとかなりませんか』という人はいますよね。……一理あるかもしれませんが、暴力をふるったほうを止めるのが先で、殴りかかろうとしているヤツとは、一発殴り返してからじゃないと話し合いはできないですよ。(p.225、小泉)」
私は、この戦争を終わらせる方策のヒントを求めて本書を読んだのだが、そこに直接つながる話はなかった。まだ先は長いということだ。だが、内容はいずれも濃く、考えさせられる箇所が多かった。
以下、メモした部分。
「例えば一九九〇年代に起こったチェチェン紛争におけるロシア軍の行為は今回とさほど変わらないわけです。中東での戦争でも少なからず、似たような事態は起こっているでしょう。以前から変わらずにある忌々しい戦禍を、馴染みのあるヨーロッパの都市で目撃しただけとも言える。(p.16、小泉)」
「ファイブリングモデルというのがあります。ターゲットを同心円状に五つの輪に設定するというもので、中核が指導者、第二の層がその国を支えるエネルギーなどの死活的システム、第三の層がインフラ、第四の層が民間人などの人間、そして第五の層に来るのが軍隊です。……軍事力よりも内側のリングをターゲットにした方が効果的だ、という(p.82、高橋杉雄)」
「プーチンは公然と、『日本政府がどの程度の主権を持っているのか疑わしい』と発言したことがあります。……日本はアメリカに逆らえない国ではないかと言っているんです。(p.172、小泉)」
「日本人はけっこう、ロシアがじかに国境を接する『隣国だ』ということをあまり意識していないような。隣の国が戦争をしていると、皮膚感覚的に認識していない気がします。(p.214、マライ=メントライン)」
「日本でも『話し合いでなんとかなりませんか』という人はいますよね。……一理あるかもしれませんが、暴力をふるったほうを止めるのが先で、殴りかかろうとしているヤツとは、一発殴り返してからじゃないと話し合いはできないですよ。(p.225、小泉)」
2023年6月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著書がこの本の後にウクライナ戦争という別著書を出しているのですが、この本は対談集でそちらの本とは内容もかなり異なるので両方読むことをおすすめします。どちらもとても興味深く良い本でした。
2022年10月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小泉悠先生が立場がまるで違う六人と対談する本です。
一つ一つは深まる前に対談が終わってしまう感じで深めたい人には物足りないかも。
でもこんな見方もあるのか!という発見があるので多角的にちょい食べしてるような本です。
ウクライナ侵攻について周囲の人とは「ロシア酷いねー」以上の会話ができない私としては一つ一つの対談がちょうどよい深さと長さでした。
全体の感想
一章・哲学者と。一段階深めた一般論といった感じ。最初に読むのにちょうどいい。
二章・なんで小説家と?と思ったら「もしロシア軍が北海道侵攻してきたら」という小説を書いた人だった(納得)。軍事オタ会話が熱すぎてついていけない部分があったが多分好きな人は好き。
三章・防衛省の人と。超真面目。超王道。そんな感じ。イラク戦争との比較や5月までのウクライナ侵攻の振り返り。
四章・戦争の日常を描く映画「この世界の片隅に」監督さんと。戦争と日常は本当は地続き。
五章・漫画家と。皇帝ネロを新しい視点で描くヤマザキマリと「独裁者とはなにか」を話す。またイタリアとの比較も。
六章・再び防衛省の高橋氏と。超王道・超真面目に6月末までのロシアとウクライナの戦闘を振り返る。専門家ならではのマクロな視点が面白かった。ドローンが高地を制する話が興味深かった。
七章・ドイツと中国の関係者さんと。ドイツにとってのロシアと中国にとってのロシア。この章はもっと長く読みたかったな。
一つ一つは深まる前に対談が終わってしまう感じで深めたい人には物足りないかも。
でもこんな見方もあるのか!という発見があるので多角的にちょい食べしてるような本です。
ウクライナ侵攻について周囲の人とは「ロシア酷いねー」以上の会話ができない私としては一つ一つの対談がちょうどよい深さと長さでした。
全体の感想
一章・哲学者と。一段階深めた一般論といった感じ。最初に読むのにちょうどいい。
二章・なんで小説家と?と思ったら「もしロシア軍が北海道侵攻してきたら」という小説を書いた人だった(納得)。軍事オタ会話が熱すぎてついていけない部分があったが多分好きな人は好き。
三章・防衛省の人と。超真面目。超王道。そんな感じ。イラク戦争との比較や5月までのウクライナ侵攻の振り返り。
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五章・漫画家と。皇帝ネロを新しい視点で描くヤマザキマリと「独裁者とはなにか」を話す。またイタリアとの比較も。
六章・再び防衛省の高橋氏と。超王道・超真面目に6月末までのロシアとウクライナの戦闘を振り返る。専門家ならではのマクロな視点が面白かった。ドローンが高地を制する話が興味深かった。
七章・ドイツと中国の関係者さんと。ドイツにとってのロシアと中国にとってのロシア。この章はもっと長く読みたかったな。
2023年1月25日に日本でレビュー済み
ウクライナ戦争の少し前あたりからテレビでもたまに見かけていた著者が同戦争の開始によって今や時の人となった感があります。なによりも国際地政学や軍事学といった従来、国内では日陰扱いであった領域の学問が注目され、また著者をはじめとする識者を多く見る機会を得られるようになったことは喜ばしい限りです。
さて本書は著者がウクライナ戦争をテーマにした対談集となっています。対談の相手もそれだけで興味深い人選なのですが、内容は平易で決して観念論や机上論になっていない点が良いです。
敷居は低く、でも内容は濃いという新書の理想のような書物になっています。
さて本書は著者がウクライナ戦争をテーマにした対談集となっています。対談の相手もそれだけで興味深い人選なのですが、内容は平易で決して観念論や机上論になっていない点が良いです。
敷居は低く、でも内容は濃いという新書の理想のような書物になっています。
2023年5月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小泉さん最近すっかり有名人ですね。
判りやすい書き方で読みやすいですね。
判りやすい書き方で読みやすいですね。
2022年11月4日に日本でレビュー済み
ウクライナ戦争開戦後に、ロシア軍事の専門家が本職の同志イズムィコによる対談集。
軍事専門家から、作家まで多岐にわたる対談相手により、ロシアによるウクライナ侵略戦争の歪さと、コレを歪と思い込んでしまうバイアスについて興味深い示唆を受けとることができる。特に、ヤマザキマリ(イタリア)、マライ・メントライン(ドイツ)、安田峰俊(中国)などの異なるバックボーンからの支店を得ることができるのは有益である。
それにしても、国民性が「ヒャッハー」に最適化されているロシアって…
軍事専門家から、作家まで多岐にわたる対談相手により、ロシアによるウクライナ侵略戦争の歪さと、コレを歪と思い込んでしまうバイアスについて興味深い示唆を受けとることができる。特に、ヤマザキマリ(イタリア)、マライ・メントライン(ドイツ)、安田峰俊(中国)などの異なるバックボーンからの支店を得ることができるのは有益である。
それにしても、国民性が「ヒャッハー」に最適化されているロシアって…
2022年11月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
あまりコアな人向けでは無いですが
ウクライナ戦争の入門書としては最適な本だと思います
ただやはり対談相手に素人が多いので(勿論元自の砂川さんや防衛研究所の高橋さんとの対談もありますが)全体としてふんわりとした本になっているので軍事的な側面のみを期待して読むと微妙かなと
もっとしっかりした本を読みたい場合
本書の著者である小泉悠先生も参加しております『ウクライナ戦争と世界のゆくえ』等が宜しいかと思います
ウクライナ戦争の入門書としては最適な本だと思います
ただやはり対談相手に素人が多いので(勿論元自の砂川さんや防衛研究所の高橋さんとの対談もありますが)全体としてふんわりとした本になっているので軍事的な側面のみを期待して読むと微妙かなと
もっとしっかりした本を読みたい場合
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