安保闘争、田中角栄、宇宙、サル、脳死、自らの「死」とも向き合う尽きない探求心。
膨大な量のテーマとともに半世紀、日本の知をリードしてきた知の巨人の活動集大成的新書です。これ一冊で、立花隆の知の旅と言うべき氏の仕事の全容を概括でき、知の巨人たる所以を感じることができます。
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知の旅は終わらない 僕が3万冊を読み100冊を書いて考えてきたこと (文春新書 1247) 新書 – 2020/1/20
立花 隆
(著)
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立花隆を要約するのは非常に困難である。まさに万夫不当にして前人未踏の仕事の山だからだ。時の最高権力者を退陣に追い込んだ74年の「田中角栄研究ーその金脈と人脈」は氏の業績の筆頭として常に語られるが、ほぼ同時進行していた『日本共産党の研究』で左翼陣営に与えた激震はそれ以上のものがある。
『宇宙からの帰還』にはじまるサイエンスものでは、『サル学の現在』でサルと人間に細かく分け入り、『精神と物質 分子生物学はどこまで生命の謎を解けるか』でノーベル賞科学者の利根川進に綿密な取材を施し、『脳死』では安易な脳死判定基準に鋭く切り込んだ。科学を立花ほど非科学者の下に届けてくれた書き手はいない。浩瀚な書物である『ロッキード裁判とその時代』『巨悪vs言論』『天皇と東大』『武満徹・音楽創造への旅』は余人の及ばない仕事であり、また旅を語っても、哲学、キリスト教、書物を論じても冠絶しておもしろい。
立花隆はどのようにして出来上がったのか、そして何をしてきたのかーー。それに迫るべくして、彼の記憶の原初の北京時代から、悩み多き青春期、中東や地中海の旅に明け暮れた青年期、膀胱がんを罹患し、死がこわくなくなった現在までを縦横無尽に語りつくしたのが本書である。彼が成し遂げた広範な仕事の足跡をたどることは、同時代人として必須なのではないだろうか。
『宇宙からの帰還』にはじまるサイエンスものでは、『サル学の現在』でサルと人間に細かく分け入り、『精神と物質 分子生物学はどこまで生命の謎を解けるか』でノーベル賞科学者の利根川進に綿密な取材を施し、『脳死』では安易な脳死判定基準に鋭く切り込んだ。科学を立花ほど非科学者の下に届けてくれた書き手はいない。浩瀚な書物である『ロッキード裁判とその時代』『巨悪vs言論』『天皇と東大』『武満徹・音楽創造への旅』は余人の及ばない仕事であり、また旅を語っても、哲学、キリスト教、書物を論じても冠絶しておもしろい。
立花隆はどのようにして出来上がったのか、そして何をしてきたのかーー。それに迫るべくして、彼の記憶の原初の北京時代から、悩み多き青春期、中東や地中海の旅に明け暮れた青年期、膀胱がんを罹患し、死がこわくなくなった現在までを縦横無尽に語りつくしたのが本書である。彼が成し遂げた広範な仕事の足跡をたどることは、同時代人として必須なのではないだろうか。
- 本の長さ416ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2020/1/20
- 寸法11.2 x 2 x 17.4 cm
- ISBN-104166612476
- ISBN-13978-4166612475
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2020/1/20)
- 発売日 : 2020/1/20
- 言語 : 日本語
- 新書 : 416ページ
- ISBN-10 : 4166612476
- ISBN-13 : 978-4166612475
- 寸法 : 11.2 x 2 x 17.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 51,162位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 104位文春新書
- カスタマーレビュー:
著者について
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1940年長崎県生まれ。64年東京大学仏文科卒業。(株)文藝春秋を経て東大哲学科に学士入学。74年「田中角栄研究」を「文藝春秋」誌上に発表。著書多数(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 ぼくらの頭脳の鍛え方 (ISBN-13: 978-4166607198 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年7月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「同時代を撃つ」から「農協」「宇宙からの帰還」また「サル学の現在」など、幅広い分野をカバーした
立花隆氏が先日亡くなられて、振り返る意味で拝読しました。
先日「日本共産党の研究」でともに働いた花田編集長によると立花氏は「知の巨匠」というよりも
「日本におけるデータジャーナリズムの基礎を築いた人」といったほうがしっくりするとのことでしたが
本書ではその生い立ちから晩年の作品までを随所にデータを取り混ぜながら立花氏が振り返っています。
90年代の立花氏の作品は多く読んでいるのですが、脳死判定における大きな事件となった札幌医大の和田教授の
事例について初めて読んで、そのあまりのずさんさに今更ながら驚きました。
その他「田中角栄研究」や「天皇と東大」「武満」まで、生涯の作品を振り返るには良い書だと思います。
「臨死体験」の最後に「多くの死の事例を調べるにつけ、自分が死ぬことがそんなに怖くなくなった」と仰っていましたが、
晩年の立花氏はまさにそのような心境であったと振り返ることが出来ました。
今世紀に入って立花氏の著作を目にすることが少なくなり、少し寂しい思いでしたが、本書を読んで一区切りをつけることが出来ました。
立花先生ありがとうございました。安らかにお眠りください。
立花隆氏が先日亡くなられて、振り返る意味で拝読しました。
先日「日本共産党の研究」でともに働いた花田編集長によると立花氏は「知の巨匠」というよりも
「日本におけるデータジャーナリズムの基礎を築いた人」といったほうがしっくりするとのことでしたが
本書ではその生い立ちから晩年の作品までを随所にデータを取り混ぜながら立花氏が振り返っています。
90年代の立花氏の作品は多く読んでいるのですが、脳死判定における大きな事件となった札幌医大の和田教授の
事例について初めて読んで、そのあまりのずさんさに今更ながら驚きました。
その他「田中角栄研究」や「天皇と東大」「武満」まで、生涯の作品を振り返るには良い書だと思います。
「臨死体験」の最後に「多くの死の事例を調べるにつけ、自分が死ぬことがそんなに怖くなくなった」と仰っていましたが、
晩年の立花氏はまさにそのような心境であったと振り返ることが出来ました。
今世紀に入って立花氏の著作を目にすることが少なくなり、少し寂しい思いでしたが、本書を読んで一区切りをつけることが出来ました。
立花先生ありがとうございました。安らかにお眠りください。
2023年6月11日に日本でレビュー済み
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立花隆の知に対するあのバイタリティ、意欲、情熱はどこから来るのか?
とても人間業とは思えない読書量と行動力はどうすれば実現できるのか?
著者に対する漠然とした疑問が、この本を読んだことで溶けていくようでした。
彼からまるで打ち明け話を聞いているみたいにスーッと胸の中に落ちてきて、共感が生まれ、読み終わった時には親友を見つけた気持ちになりました。
とても人間業とは思えない読書量と行動力はどうすれば実現できるのか?
著者に対する漠然とした疑問が、この本を読んだことで溶けていくようでした。
彼からまるで打ち明け話を聞いているみたいにスーッと胸の中に落ちてきて、共感が生まれ、読み終わった時には親友を見つけた気持ちになりました。
2020年2月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本人仰るように、100冊超の著作は、領域が多岐に渡り、しかも時代性があって、論理的・科学的である故に、易しいとはいい難い。さて何から、と思いあぐねている人は、この本から始めるとよい。主なる著作を書いた動機やさわり、のみならずものによっては批判や反批判に至るまで、優しい語りで、率直に書かれている。加えて生い立ちなどバックグラウンドに触れられていて、理解の一助ともなる。
但し揚げ足取りめいてはいるが、表題が今一気に入らない。「知の旅」は十分に納得し得ても、「終わらない」は如何と考える。たとい『思い』を残すにしても、何時かは『終わる』、それが『真実』ではないか。であるからこそ、『思い』は一層強く深く、なるのであって、ここは『らしくもない』、と思えた。いっそ「終わる」として、その視点から、これまでの総括を試みて欲しかった。そうすれば見える世界が、一層奥深く、後世への警鐘の意味合いも持ち得たのではないか。
但し揚げ足取りめいてはいるが、表題が今一気に入らない。「知の旅」は十分に納得し得ても、「終わらない」は如何と考える。たとい『思い』を残すにしても、何時かは『終わる』、それが『真実』ではないか。であるからこそ、『思い』は一層強く深く、なるのであって、ここは『らしくもない』、と思えた。いっそ「終わる」として、その視点から、これまでの総括を試みて欲しかった。そうすれば見える世界が、一層奥深く、後世への警鐘の意味合いも持ち得たのではないか。
2022年3月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
■ 知の旅は終わらない <僕が3万冊を読み100冊を書いて考えたこと> 立花 隆
立花 隆の自叙伝、自らを振り返り語る軌跡。
" 記憶のはじまり " から " 晩年 " 、そして どんな栄華も煤塵に帰す・・・人も塵という " 死生観 "
小学校に入学してすぐの全国的な IQ テストで校内一番になったこと、中学時代は陸上競技に熱中してハイジャンプで全国二位の記録を出し高校時代、始まったばかりの旺文社模試で全国一番になったこと・・・もしゴーストライターが介在していたら、「やっかみ、ヒネクレが跋扈する世の中、先生ちょっと表現を和らげましょうか ? 」などと言われそうなこともストレートに語られている。
哲学概念の中で立花氏が指針にする「オッカムの剃刀※」、人生を変えたヴィトゲンシュタイン。
困難を乗り越え実現にこぎつけた19歳の「学生青年核軍縮会議」への参加、1972年の9か月に及ぶヨーロッパ・中近東への旅、そして2年後には3か月かけて中近東からインドへ。
肉体を運ぶ旅というプロセス。そして、さまざまな興味に導かれて様々な分野に広がっていく「知的な旅」。
そんな中で「人の日常生活ですら無数のちいさな旅の集積ととらえるなら、人は無数の小さな旅の、あるいは「大きな旅の無数の小さな構成要素」がもたらす小さな変化の集積体として常住不断の変化を遂げつつある存在・・・そういう基本認識そのままの旅を続けた立花氏。死ぬまでちゃんと生きた立花氏。
公安が過激派を尾行するときの公然尾行(タクシーに乗ったら、タクシーの中まで入ってきて横に座るような尾行)の話はじめ今まで知らなかったようなエピソードも多数。様々な内幕も多数。
ボリュームたっぷりの自叙伝。
※ オッカムの剃刀 ... 「不要で非合理的な概念はすべて剃刀で切り捨ててしまえ」という不要概念切り捨て法
立花 隆の自叙伝、自らを振り返り語る軌跡。
" 記憶のはじまり " から " 晩年 " 、そして どんな栄華も煤塵に帰す・・・人も塵という " 死生観 "
小学校に入学してすぐの全国的な IQ テストで校内一番になったこと、中学時代は陸上競技に熱中してハイジャンプで全国二位の記録を出し高校時代、始まったばかりの旺文社模試で全国一番になったこと・・・もしゴーストライターが介在していたら、「やっかみ、ヒネクレが跋扈する世の中、先生ちょっと表現を和らげましょうか ? 」などと言われそうなこともストレートに語られている。
哲学概念の中で立花氏が指針にする「オッカムの剃刀※」、人生を変えたヴィトゲンシュタイン。
困難を乗り越え実現にこぎつけた19歳の「学生青年核軍縮会議」への参加、1972年の9か月に及ぶヨーロッパ・中近東への旅、そして2年後には3か月かけて中近東からインドへ。
肉体を運ぶ旅というプロセス。そして、さまざまな興味に導かれて様々な分野に広がっていく「知的な旅」。
そんな中で「人の日常生活ですら無数のちいさな旅の集積ととらえるなら、人は無数の小さな旅の、あるいは「大きな旅の無数の小さな構成要素」がもたらす小さな変化の集積体として常住不断の変化を遂げつつある存在・・・そういう基本認識そのままの旅を続けた立花氏。死ぬまでちゃんと生きた立花氏。
公安が過激派を尾行するときの公然尾行(タクシーに乗ったら、タクシーの中まで入ってきて横に座るような尾行)の話はじめ今まで知らなかったようなエピソードも多数。様々な内幕も多数。
ボリュームたっぷりの自叙伝。
※ オッカムの剃刀 ... 「不要で非合理的な概念はすべて剃刀で切り捨ててしまえ」という不要概念切り捨て法
2020年6月10日に日本でレビュー済み
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ものすごい知的好奇心に、圧倒されました。知るということの醍醐味を教えられた気分です。
2022年4月3日に日本でレビュー済み
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この人の凄いところは、大学の専門分野とか関係なく攻め込んでいくところの醍醐味かなと思う。
プロから見たら「外れ」ているところもあるらしいけれど。正直、僕には分からない。
「共産党」「田中角栄」「ロッキード」「宇宙」「脳死」「ガン」・・・・多岐に渡って読者をひきつけて来た。考えてみれば、僕にとって「読みやすい」「分かりやすい」・・要は「難しそうな知(問題)」の部分を解説してくれた「解説本」みたいな存在だったように思える。
あと、ギリシアの「聖山アトス」に入山した話があって、村上春樹が「雨天炎天」でアトスに初めて入った日本人だと思っていたら、そうでなかったのね。
「共産党」の取材妨害の話なんかは、今のロシアの言論統制・隠蔽工作に通じるところがあってやっぱり信用できないなと改めて思った次第。
プロから見たら「外れ」ているところもあるらしいけれど。正直、僕には分からない。
「共産党」「田中角栄」「ロッキード」「宇宙」「脳死」「ガン」・・・・多岐に渡って読者をひきつけて来た。考えてみれば、僕にとって「読みやすい」「分かりやすい」・・要は「難しそうな知(問題)」の部分を解説してくれた「解説本」みたいな存在だったように思える。
あと、ギリシアの「聖山アトス」に入山した話があって、村上春樹が「雨天炎天」でアトスに初めて入った日本人だと思っていたら、そうでなかったのね。
「共産党」の取材妨害の話なんかは、今のロシアの言論統制・隠蔽工作に通じるところがあってやっぱり信用できないなと改めて思った次第。
2020年2月10日に日本でレビュー済み
類い希な好奇心と洞察力で知の先端を駆け抜けてきたジャーナリストの自伝。
ある文化体系を理解しようと思ったらそこに飛び込んで身を置くしかない。すべての人の現在は、結局その人が過去に経験したことの集大成としてある。若い頃に世界を旅してきた経験から紡がれる言葉が刺さります。
文中では、『 田中角栄研究 』の続編を書こうとしたところ政権が文春幹部のスキャンダルを材料に揺さぶりをかけてきた件、『 日本共産党の研究 』のスタッフにスパイが忍び込んでいた件など、裏話もところどころ散りばめられており、氏の著作に親しんできた読者であっても楽しめる密度の濃い一冊に仕上がっています。
子どもの頃父親の書棚から取り出して読み始めるも後半までに挫折した『 宇宙からの帰還 』、立花隆と渡部昇一の過激な言い争いに目を奪われ結局表面しか理解できなかった『 ロッキード裁判批判を斬る 』、就職活動の傍ら電車で顔をしかめながら理解しようとした『 脳死 』をはじめとする脳死三部作、パソコンを買う前に手にとって未知の世界に心踊らせた『 インターネット探検 』、知の巨人の読書量にただただ圧倒された『 ぼくはこんな本を読んできた 』、自身の入院中に約20年ぶりに再読して意味を噛みしめた『 臨死体験 』、恥ずかしながら積ん読のままの『 天皇と東大 』。
背伸びしていた子どもの頃から著者の意図を徐々に理解できるようになってきたここ数年まで、自分の読書遍歴をたどるように読みました。
ある文化体系を理解しようと思ったらそこに飛び込んで身を置くしかない。すべての人の現在は、結局その人が過去に経験したことの集大成としてある。若い頃に世界を旅してきた経験から紡がれる言葉が刺さります。
文中では、『 田中角栄研究 』の続編を書こうとしたところ政権が文春幹部のスキャンダルを材料に揺さぶりをかけてきた件、『 日本共産党の研究 』のスタッフにスパイが忍び込んでいた件など、裏話もところどころ散りばめられており、氏の著作に親しんできた読者であっても楽しめる密度の濃い一冊に仕上がっています。
子どもの頃父親の書棚から取り出して読み始めるも後半までに挫折した『 宇宙からの帰還 』、立花隆と渡部昇一の過激な言い争いに目を奪われ結局表面しか理解できなかった『 ロッキード裁判批判を斬る 』、就職活動の傍ら電車で顔をしかめながら理解しようとした『 脳死 』をはじめとする脳死三部作、パソコンを買う前に手にとって未知の世界に心踊らせた『 インターネット探検 』、知の巨人の読書量にただただ圧倒された『 ぼくはこんな本を読んできた 』、自身の入院中に約20年ぶりに再読して意味を噛みしめた『 臨死体験 』、恥ずかしながら積ん読のままの『 天皇と東大 』。
背伸びしていた子どもの頃から著者の意図を徐々に理解できるようになってきたここ数年まで、自分の読書遍歴をたどるように読みました。