(2018年9月2⑤日追記:元気に生存中です:)
個人医で、がん検診は受けてる? の言葉に、受けていませんと答えた私は念のためにと総合病院への紹介状を貰ってしまった。
それがすべての始まり。
総合病院で何度かの検査のあと「癌かな~あやしいな~」との言葉の果てに「全摘」を告げられた。
週1の検査合計5回最終のCT撮影のあと「手術はいつがいい?」と医師がカレンダーに手を伸ばした時、一切見せてもらえなかったデータが欲しいことを告げ通院を止めた。
CT撮影1週間前に「私はがんなのですか?」「80%、90%がんだな」という会話があった。
怖くて怖くて、夜になると恐怖とこれからの事で眠れない。
それでもわが身に降りかかったことなので必死にあらゆるネットの情報、有益と思える本を探した。
その中にあったのが、近藤医師の「がん放置療法のすすめ―患者150人の証言 (文春新書)」。
手術を受けることに疑問を感じた。
読み込めば読み込むほど手術は不要だった。
先の医師の「乳がんは切れば治るからね、それに抗がん剤とか放射線とか」という言葉の後半が小さな早口の声だったというヒントもあった。
「がん治療で殺されない七つの秘訣」は、結局、現在の医療には、(乳)がんに有効な手立てなど無い。(例外はある)だったら、痛い思いをし、お金を使い、医師に協力する必要などなく、美味しいものを食べ時が来るのを待てばよい、ということが書いてある、と受け止めた。
この本に治ると言われたわけではない。事実を知っただけだ。なのにこの気持ちの軽さはなんだろう。
人はいつか死ぬ。そのことは救いですらある。がんは死ぬのを忘れた細胞だと思うとうっすら笑えてくる。
K医師にセカンドオピニオンを受け、何もしないでおこうと改めて思い心は軽くなった。
3.11以降、国をはじめとするあらゆる権威に対する信頼が揺らいだ。
国民のためと言いつつ行っていることはほんとうに国民の為なのか。その実カネのためではないのか。
ならば、例外はあるとしても厚生省や文科省の配下である医療が、お金になるがんの分野で患者のために動いているとは思えない。
腐り始めた権威から、その腐りに気付いて真実を述べようとする動きもある。
医療では近藤医師の動きがそうなのではないか。
近藤医師が信用できるのは、読めばわかることだが、データがあること、勉強することを止めないこと、悲しいことに深い懺悔の色があることだ。
本書には外科と放射線科の医師の力関係にまで触れている章がある。
近藤医師? あのひと放射線科だからそういうこと言うんだよ、という人々もいることだ。
がん治療に疑問を持たず自信を持っておられる先生、これを読んでますか?
私の担当医は挨拶もろくにできない人でした。
もし医師が、真摯な顔をしてお気の毒ですが切りましょう貴女のために、と言ったら切られていたかもしれません。
弱り切っても抗がん剤投与を受け入れ感謝したかもしれません。
…ビバ!私の担当医! あなたの行儀の悪い不遜な態度が私の乳房を守りました。あなたが接客を学ばないことを祈る。
がん治療に疑問を持たず自信を持っておられる先生、抗ガン剤を投与した患者はいま元気ですか? その後を追いましたか?
わからなければこの本を読んでみてはいかがでしょう。
医師も患者不足になり、収入が減っていくことは怖いでしょう。
健康保険の破たんのあと、どう収入を得ていくかそれは大きな問題ですね。
せっかく知識をお持ちなのに自分の頭で考えない、膨大なデータを読み解かない、欺瞞を無意識化した医師を、私は「医師もどき」と命名しました。
ともあれ、さようなら、あなた方。
(乳)がんだと言われて苦しんでいる人へ。
周りにそのことを口外しない方が良いと思います。「今は切れば治るっていうしね」と慰められます。
当然のことながら結局、人ごとです。
自分の身体は自分で守りましょう。
私は何が幸せか考えるいい機会になりました。

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がん治療で殺されない七つの秘訣 (文春新書) 新書 – 2013/4/19
近藤 誠
(著)
中村勘三郎さんが術後4ヶ月で亡くなってしまったのはなぜか? 「がんで亡くなった」のではなく「がん治療によって殺された」のではないか?――そもそも「がんは治療すべきもの」という考えが誤りなのだ。「がんの最期はたいへん痛む」「がん治療は手術が一番確実」「抗がん剤は寿命を延ばす」「がんは放っておくと転移してしまう」「早期発見・早期治療が大切だから、がん検診は受けるべき」という通念もすべてウソだ。こうした通念のもとに手術や抗がん剤治療が行われているが、その多くは、むしろ患者の寿命を縮め、痛みと苦しみを与えている。ところが、「がん治療体制」は人々の不安につけこみ、次々に新しい薬や治療法を売り込む。まさに「不安産業」だ。では医療に騙されないために、がんの患者・家族は、どうすればよいか? まずがんの本質を理解することだ。がんによる痛みや苦しみとされているものが、実は手術や抗がん剤による後遺症であることを理解するのがその第一歩である。とはいえ、実際に「がん」と宣告された患者・家族は、やはり不安を覚えるものだろう。そこで本書では、肺がん、胃がん等、がん発生臓器別に、具体的な対処法をも解説する。さらに今「救世主」のように扱われている陽子線・重粒子線治療や免疫療法などの「先進医療」の無意味さと、これが詐欺商法であることを明らかにする。そして最後に「『余命三ヶ月』はありえない」「無治療が最高の延命策」「セカンドオピニオンは違う病院の別の診療科を訪ねる」「検査を受けないのが最良の健康法」などの秘訣を伝授する。がん治療をめざして、かえって寿命を縮めないための必読書!
- 本の長さ241ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2013/4/19
- ISBN-104166609130
- ISBN-13978-4166609130
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2013/4/19)
- 発売日 : 2013/4/19
- 言語 : 日本語
- 新書 : 241ページ
- ISBN-10 : 4166609130
- ISBN-13 : 978-4166609130
- Amazon 売れ筋ランキング: - 476,852位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 969位文春新書
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
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2016年2月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
レビューの見出しは自分の意見です
何かやらないと金が入らない制度だと無駄な医療でも経営的にやらざるを得なくなるのでは?
ではどういう制度がいいのか??
この本を読んでそんなことを思いました
何かやらないと金が入らない制度だと無駄な医療でも経営的にやらざるを得なくなるのでは?
ではどういう制度がいいのか??
この本を読んでそんなことを思いました
2018年4月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私も、いつの日か悲しい状況に陥ったら、大病院の医者に、絶対に、抗がん剤で殺されたくない、自分の意志、信じた治療をすることを心に誓いました。大病院の医者には、全く心がありません。
2013年4月21日に日本でレビュー済み
この本では、特に、第3章の『がんをどうすべきか?』が、
ガン治療の様々な段階における様々なケースについての質問に対して、
具体的な方法を提案してあり、ガン患者さんの参考になるものと思われる。
例えば、大学病院の医師たちは、自らがガンになった場合には、どうするかをご存知だろうか?
自分の患者には強硬に勧めて譲らない抗がん剤投与や手術を、あろうことか、
我が身には断固拒否、徹底して避けようとするという話を、耳にした方もいることだろう。
残念ながら、マコトの話である。
しかも、あれほど、人前で口汚く罵ってきた各種代替療法などをコッソリ選択したりするそうだ。
抗がん剤も手術も何がなんでもNO!放射線だって嫌だ!!…これが本音である。
マニュアルに則った三大療法のそのほとんどが「無駄な治療」とはっきりわかっているからに他ならない。
当然のことながら、体力に加えて気力をも温存できるため、生き長らえてある方が多いようである。
信じ難いことだが、こうしたことが何を意味しているのかを、しっかり考えて頂きたい。
医師たちに、単純明快な次の質問をしたい。
「あなたが、もしくは、あなたの家族がガンになっても、
あなたは、天地神明に誓って、その治療を受けたい!と思われますか?
躊躇することなく、その抗がん剤を投与されたいですか?
是非とも!と望んで、その手術を受けられますか?」と。
私たちは、物心が付く時分から、
「自分がされたら嫌なこと、痛いこと、辛いことは、
決して、人様にしてはならない。」
そのように、教えてこられたのではなかったのか?
或いは、そのように教えられなくとも、成長するに伴い実体験で自然に学んでいった
人としての最低限のルールではなかったのか?
医師たちに望む。
「いい加減、罰せられない『公的殺人』はやめてくれませんか?」と。
或いは、せめて、
「あなたの患者さんを、あなたのお父様、お母様、
ご主人、奥様、お子様、ご兄弟姉妹などだったら…と考えながら、
診て頂けませんか?言葉をかけて頂けませんか?」と。
人様の命を預かる医師としての課題はいろいろあることだろう。
研究や論文発表も大切なのかもしれない。
だが、患者さんを忘れてしまった医学に、患者さんに繋がらない医学に、
一体、どんな意味があるというのだろうか?
どうか、あなたたちの普段の態度や言葉で、失意のどん底に落とされたり、
逆に救われる患者さんがたくさんいるのだということ、
そのことも、わかった上で患者さんに接して頂きたい、切にそう思っている。
ガン治療の様々な段階における様々なケースについての質問に対して、
具体的な方法を提案してあり、ガン患者さんの参考になるものと思われる。
例えば、大学病院の医師たちは、自らがガンになった場合には、どうするかをご存知だろうか?
自分の患者には強硬に勧めて譲らない抗がん剤投与や手術を、あろうことか、
我が身には断固拒否、徹底して避けようとするという話を、耳にした方もいることだろう。
残念ながら、マコトの話である。
しかも、あれほど、人前で口汚く罵ってきた各種代替療法などをコッソリ選択したりするそうだ。
抗がん剤も手術も何がなんでもNO!放射線だって嫌だ!!…これが本音である。
マニュアルに則った三大療法のそのほとんどが「無駄な治療」とはっきりわかっているからに他ならない。
当然のことながら、体力に加えて気力をも温存できるため、生き長らえてある方が多いようである。
信じ難いことだが、こうしたことが何を意味しているのかを、しっかり考えて頂きたい。
医師たちに、単純明快な次の質問をしたい。
「あなたが、もしくは、あなたの家族がガンになっても、
あなたは、天地神明に誓って、その治療を受けたい!と思われますか?
躊躇することなく、その抗がん剤を投与されたいですか?
是非とも!と望んで、その手術を受けられますか?」と。
私たちは、物心が付く時分から、
「自分がされたら嫌なこと、痛いこと、辛いことは、
決して、人様にしてはならない。」
そのように、教えてこられたのではなかったのか?
或いは、そのように教えられなくとも、成長するに伴い実体験で自然に学んでいった
人としての最低限のルールではなかったのか?
医師たちに望む。
「いい加減、罰せられない『公的殺人』はやめてくれませんか?」と。
或いは、せめて、
「あなたの患者さんを、あなたのお父様、お母様、
ご主人、奥様、お子様、ご兄弟姉妹などだったら…と考えながら、
診て頂けませんか?言葉をかけて頂けませんか?」と。
人様の命を預かる医師としての課題はいろいろあることだろう。
研究や論文発表も大切なのかもしれない。
だが、患者さんを忘れてしまった医学に、患者さんに繋がらない医学に、
一体、どんな意味があるというのだろうか?
どうか、あなたたちの普段の態度や言葉で、失意のどん底に落とされたり、
逆に救われる患者さんがたくさんいるのだということ、
そのことも、わかった上で患者さんに接して頂きたい、切にそう思っている。
2019年4月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
殺されない事から回避は重要です。がんが発見された人の取るべき行動はまずは皆同じで必ずのまっしぐらのがん患者のレール上から外れる事が殺されない方法。がん患者の皆さんはまずは殺されないように気を引き締めて生活して下さいね。
その後の生きる方法は結構きちんと出ています。
その後の生きる方法は結構きちんと出ています。
2016年1月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
週刊誌や月刊誌でも読んでいるが著者の本は2冊目。5年前にがん手術を受けた時には著者の存在さえ知らなかった。
がん手術を受けた身として1冊目を読んで納得共感した。
妻が子宮がんと診断されこの本を購入した。
Drとよく話し合って手術を決断したのだが、これをよく読みこんだうえでの決断で迷いはない。
妻の手術が無事成功することをいのるばかり。
がん手術を受けた身として1冊目を読んで納得共感した。
妻が子宮がんと診断されこの本を購入した。
Drとよく話し合って手術を決断したのだが、これをよく読みこんだうえでの決断で迷いはない。
妻の手術が無事成功することをいのるばかり。
2014年3月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本を読ませていただき、これから体のどれかの機能ががんに侵されているとしても
迷いなく温存して人生を全うする決心がつきました。
迷いなく温存して人生を全うする決心がつきました。
2016年7月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最近の外科医は、ノルマでも有るのかと?思うほど、病理医の100%ではない結果を信じてすぐに切りたがる。根拠は?証拠は?と叫びたくなる。そして不安を煽り危険な手術や治療へと導く。手術という言葉が医師から出たら、近藤先生の本を読む事が重要だと感じました。