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香君 上 西から来た少女 単行本 – 2022/3/24
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時を同じくして、ひとりの少女が帝都にやってきた。人並外れた嗅覚をもつ少女アイシャは、やがて、オアレ稲に秘められた謎と向き合っていくことになる。
『精霊の守り人』『獣の奏者』『鹿の王』の著者による新たなる代表作の誕生です。
- 本の長さ440ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2022/3/24
- 寸法13.6 x 2.9 x 19.5 cm
- ISBN-10416391515X
- ISBN-13978-4163915159
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2022/3/24)
- 発売日 : 2022/3/24
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 440ページ
- ISBN-10 : 416391515X
- ISBN-13 : 978-4163915159
- 寸法 : 13.6 x 2.9 x 19.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 28,728位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 49位植物学
- - 110位動物・植物
- - 154位SF・ホラー・ファンタジー (本)
- カスタマーレビュー:
著者について

上橋菜穂子
1962年、東京都生まれ。作家。
川村学園女子大学教授。専攻は文化人類学で、オーストラリアの先住民アボリジニを研究。
著書に、『精霊の木』、『月の森に、カミよ眠れ』(日本児童文学者協会新人賞)、『精霊の守り人』(野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞、全米図書館協会バチェルダー賞)、『闇の守り人』(日本児童文学者協会賞、バチェルダー賞オナー)、『夢の守り人』(『精霊の守り人』『闇の守り人』と3作合わせて路傍の石文学賞)、『虚空の旅人』(『精霊の守り人』『闇の守り人』『夢の守り人』『虚空の旅人』と4作合わせて巌谷小波文芸賞)、『神の守り人』(小学館児童出版文化賞、児童福祉文化賞、JBBYオナーリスト)、『蒼路の旅人』、『天と地の守り人』、『狐笛のかなた』(野間児童文芸賞)、『獣の奏者』などがある。
『精霊の守り人』『獣の奏者』はアニメ化され、テレビ放送された。また、世界中で翻訳出版が進んでおり、『精霊の守り人』は、2008年にアメリカで出版された翻訳児童文学の中で最も優れた作品に与えられるバチェルダー賞を受賞。『獣の奏者』も、フランス、ドイツ、スウェーデン、韓国、タイ、台湾など多くの国々で読まれている。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
そのオアレ稲の力で、ウマール帝国は強大な国を築いた。
周辺国はオアレ稲を育てたいため、別の強国にくだるのではなく、
ウマール帝国の属国になることを選んだ。
帝国の力の源であるオアレ稲には謎が多い。
なぜ暑い所でも寒い所でも育つのか。
虫害に強いのか。
オアレ稲が育った畑では、他の植物は育たないのか。
オアレ稲を神郷からもたらした、初代<香君>は
オアレ稲の育て方に関する規定を細かく定め、
その理由も書き留めたが、
初代<香君>の死後に起きた火災で、
理由が書かれた書物は焼失してしまう。
オアレ稲のみに頼る帝国のあり方に危険を感じ、
秘かに対策を講じ始めた人はいたが、対策が整う前に、
虫害に強いオアレ稲に虫害が発生してしまう。
現<香君>オリエ、人並外れた嗅覚を持つアイシャは
オアレ稲の謎を解き明かし、
危機を食い止めることができるのか。
帝国内での権力争い、属国の思惑、
オアレ稲への被害を軽視して抜本的な対策を後回しにする様子などが
丁寧に描かれており、物語は重層的に進んでいく。
特に、オアレ稲によって国が豊かになると思ったら、
人口が増えて、かえって食糧事情は厳しくなった
と属国の為政者が苦悩するシーンには感嘆した。
このような細部まで描かれることで、
物語にリアリティが宿っていった。
読み始めたら、すぐに上橋ワールドに引き込まれ、
読み終わるまで抜け出せなかった。
本作品でも、上橋先生ならではの、
良質なハイファンタジーが存分に展開されていた。
蕎麦の隣にいる草たちの香りの声です。
アブラムシが増えてきていて、
食われているのです。
痛い、痛いとずっと叫んでいて、うるさいくらいです」
とアイシャは「香りの声」を言葉で語った。
彼女は声なき声を聴く。
「香りで万象を知る」ことを垣間見た。
アイシャは、オアレ稲の秘密を解き放てる者かもしれない。
かつてオアレ稲は人々を飢餓から救った。
ウマール帝国にとっては、戦をせずに国土を広げられる夢の稲だった。
その稲が害虫オオヨマの発生で枯れようとしている。
藩王国の国民の命と藩王国支配が天秤にかけられる。
また飢えるのか。いや帝国の崩壊か。
アイシャは神ではない。
本当の香君かもわからない。
されど飢餓は避けたい。
救い人であってほしい。
今作は動物ではなく植物が題材ということで
世界観に没入できるか心配でしたが
素晴らしかったです
下巻あとがきを読み、沢山の勉強や検証を重ねて発刊に至った道のりにまた唸りました
幾多の小説家の方がいらっしゃいますが
上橋さんに代わる方はいないですね
ここまで自分の世界観を文章で描く才能と
辻褄が合わない内容にならない勉強を重ねての作品なのだな、と感動です
上橋さんの作品を読むと他の作家さんの作品は物足りなくなってしまいます
まだまだこれからも上橋ワールドへ沢山連れて行ってくださいね
やっぱり電子書籍より、文庫本より、
ハードカバーのこの存在感が良い。
そしてやっぱり、この作家さんが好き。
永遠に推し続けたい。
この人の心の内側には、どれだけ豊かな感性と着想が賑やかに、ときに静かに暮らしているんだろう。
今作の主人公のアイシャ然り。
獣の奏者のエリンも然り。
この人の描き出す女性の奔放さと、繊細さと、機知と、勇敢さが大好きでたまらない。
世界をこんな風に眺められるような、そんな人間になれるような人生を歩きたい。
物語は人をつくるから、子ども時代にこれを読める子どもたちは、本当に幸せものだな。
貪るように読み耽ってほしい。
ストーリーは頭の中に描写が思い浮かべられるくらい緻密に描かれていて、展開も面白くハラハラドキドキしながらも、キャラクターたちの胸が熱くなるドラマがありました。この世界観はぜひ、アニメなどで映画化して欲しい。自然や稲の風景が綺麗な描写がたくさん頭に浮かんだので、そういうのを描くのが得意な監督さんが原作として採用して欲しい。新海誠監督とか...。
・家事とか仕事とかどうでも良くなる。ページをめくる手が止まらない。途中で止めるには強い意志が必要。
・睡眠不足に陥る。
・友達との約束?それよりこの本を読み終わりたい。
・金欠だけど下巻も買わずにはいられない。
以上の点を踏まえ
・自分及び家族の食料を確保し
・大切な人との約束がないことを確認
・仕事や勉学に差し障りのない休日に
・食糧と水分を準備
・睡眠不足になる覚悟で
どうぞページを開いてください。
詳しい感想は下巻の方に書きました。
小雨の中の新宿御苑のベンチや、
夕暮れの木々の中の林試の森公園、
昭和記念公園の芝生広場にテントを立ててなど、自然の中で草や花の香りを嗅ぎながら読むとまた趣深くおすすめです。