会員制情報誌FACTA掲載記事を中心に構成されている。力作である。
経済産業省は、原子力発電を輸出することによって国を繁栄させる「原発ルネッサンス」を省是とした。
東芝は、2006年10月、米国の原子力大手、死に体のウェスチングハウスの株式77%を54億ドルで買収した。
目的は、原子炉製造を引き継いだ子会社のWECである。
三菱重工業・日立が見ていた額の倍であった。彼らは巧く避けてババを引かなかった。
経産省原子力マフィアの強力な後押しがあり謂わば、「毒を喰らわば皿まで」であった。
2016年、東芝は、米原発事業であらたに数千億円規模の減損が発生するとの緊急発表により、株価は40%下落し資金調達は困難となった。
「福島」以降、各国での原子力規制は極めて厳格となり、コストオーバーランが頻発したのであった。
米のGEは縮小に動き、フランスのアレバも同様である。ドイツのシーメンスはアレバとの合弁を解消し撤退を決めた。
日本は、2018年7月に切れる日米原子力協定という問題がある。
これは、アメリカが日本に対し特別に、核燃料の再処理及び濃縮を認めたもので原子力平和利用の根幹である。ウエスチングハウスを厄介者扱い出来なかったのである。
それらは、敗戦国日本が今後も、トランプ政権に対し支払う代償かもしれない。
そもそも、出来合いのものを金で買うという安易な発想が間違っていた。
自力で開発しないと身につかないものである。
今後、予想されるのは、国策会社であるがそれは、「ジャパンディスプレイ」の二の舞とな可能性もある。
トヨタもタカタも煮え湯をのまされた。ドイツのワーゲンも同じである。東芝も幾度もあったが同じ間違いを繰り返した。
本書は、東芝に政治家・官僚が絡みそして、東芝内部の骨肉のドロドロの闘いが描かれている。未だ、天下りも強力である。
印象に残る場面がある。
民主党政権下の政調会長前原誠司は、アメリカ合衆国エネルギー省を訪ね、「30年までに原発稼働をゼロにする」との閣議決定を伝えた。
対応したダニエル・ポネマンは子供を諭すように言った。
「日本が原発を止めてしまうと、粗悪なロシアや中国製の原子炉が世界中にばら撒かれる。安全保障上、どれほどの脅威かお分かりですよね」と。
これから、社会に出る人に薦めたい。
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東芝 大裏面史 単行本 – 2017/5/29
FACTA編集部
(著)
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経済産業省は原子力発電を輸出することによって国を繁栄させる
「原発ルネッサンス」という政策を省是とした。
東芝は、その大きな政策の流れの中、米国の原子力大手、
ウェスチングハウスを三菱重工業が提示した額を遥かに上回る54億ドルで買収する。
しかし、3・11の福島原発事故で、東芝が作った3号機もメルトダウン。
それを機に原発事業は先進国のみならず、新興国でも存亡の淵に立たされる。
すでに死んでいるはずの東芝が、まだ生き長らえているのはなぜか?
そこには、日本の核燃料サイクルを維持させるための経産省の深謀があった。
プロローグ
二つのデンキヤ――本書の成り立ち
第一章 経産省にババを引かされた
東芝「第二の減損」の戦犯
東芝崩壊の鍵は、安倍政権を担う経産省の原子力マフィアが握っていた。その全貌とは。
第二章 原発ビジネスへの傾注 2008~2011年
1 西田神話の化けの皮
集中投資が裏目に出て株価は急落の一途。「選択と集中」が負のスパイラルに陥った。
2 自己資本が危ない
西田社長が退任。5000億円超の繰り延べ税金資産という厳しい財務は予断を許さず。
3 原発ビジネスが視界不良
新興勢力の台頭で原発の受注競争は劣勢に。得体の知れないベンチャー企業まで現れた。
4 USEC出資の深謀
ウラン濃縮の米大手会社との提携決断で、ロシア、アメリカとの関係性は変わったのか。
5 原発大国ニッポンは過去の幻影
海外に広がる日本の技術力への疑念。原発ビジネスの地盤沈下は既に始まっていた。
6 特許庁汚職に浮かぶ「東芝」と「二階」
特許庁のシステム入札・受注は、ウェスチングハウス買収の見返りだったという可能性。
7 原発「日の丸連合」に乗り遅れる三菱重工
ベトナムの原発建設を請け負う過程において、各社と経産省との関係性が如実に表れた。
第三章 上層部の暗闘 2012~2015年
8 ウェスチングハウス社長を解任
誇り高きモンロー主義と格闘5年。ついに首をすげ替え、福島原発事故後の逆風に抗う。
9 西田会長vs.佐々木社長が冷戦
会長を差し置き、社長が経済財政諮問会議のメンバー入り。暗闘はますます激化した。
10 晩節汚す会長の仕返し人事
経団連会長の目が消えた西田。頭の中には自社の成長のことよりも怨念しかなかった。
11「おねだり経団連」佐々木副会長の品性
安倍ブレーンを自負する佐々木副会長の言動は、首相官邸や財務省の顰蹙を買った。
12 夢しぼむ東芝WH「日の丸原子炉」
ウェスチングハウスが親会社の知らぬ間にトルコで中国と連携。安倍官邸は憮然とした。
第四章 粉飾決算の発覚 2015~2016年
13 不正会計の
「原発ルネッサンス」という政策を省是とした。
東芝は、その大きな政策の流れの中、米国の原子力大手、
ウェスチングハウスを三菱重工業が提示した額を遥かに上回る54億ドルで買収する。
しかし、3・11の福島原発事故で、東芝が作った3号機もメルトダウン。
それを機に原発事業は先進国のみならず、新興国でも存亡の淵に立たされる。
すでに死んでいるはずの東芝が、まだ生き長らえているのはなぜか?
そこには、日本の核燃料サイクルを維持させるための経産省の深謀があった。
プロローグ
二つのデンキヤ――本書の成り立ち
第一章 経産省にババを引かされた
東芝「第二の減損」の戦犯
東芝崩壊の鍵は、安倍政権を担う経産省の原子力マフィアが握っていた。その全貌とは。
第二章 原発ビジネスへの傾注 2008~2011年
1 西田神話の化けの皮
集中投資が裏目に出て株価は急落の一途。「選択と集中」が負のスパイラルに陥った。
2 自己資本が危ない
西田社長が退任。5000億円超の繰り延べ税金資産という厳しい財務は予断を許さず。
3 原発ビジネスが視界不良
新興勢力の台頭で原発の受注競争は劣勢に。得体の知れないベンチャー企業まで現れた。
4 USEC出資の深謀
ウラン濃縮の米大手会社との提携決断で、ロシア、アメリカとの関係性は変わったのか。
5 原発大国ニッポンは過去の幻影
海外に広がる日本の技術力への疑念。原発ビジネスの地盤沈下は既に始まっていた。
6 特許庁汚職に浮かぶ「東芝」と「二階」
特許庁のシステム入札・受注は、ウェスチングハウス買収の見返りだったという可能性。
7 原発「日の丸連合」に乗り遅れる三菱重工
ベトナムの原発建設を請け負う過程において、各社と経産省との関係性が如実に表れた。
第三章 上層部の暗闘 2012~2015年
8 ウェスチングハウス社長を解任
誇り高きモンロー主義と格闘5年。ついに首をすげ替え、福島原発事故後の逆風に抗う。
9 西田会長vs.佐々木社長が冷戦
会長を差し置き、社長が経済財政諮問会議のメンバー入り。暗闘はますます激化した。
10 晩節汚す会長の仕返し人事
経団連会長の目が消えた西田。頭の中には自社の成長のことよりも怨念しかなかった。
11「おねだり経団連」佐々木副会長の品性
安倍ブレーンを自負する佐々木副会長の言動は、首相官邸や財務省の顰蹙を買った。
12 夢しぼむ東芝WH「日の丸原子炉」
ウェスチングハウスが親会社の知らぬ間にトルコで中国と連携。安倍官邸は憮然とした。
第四章 粉飾決算の発覚 2015~2016年
13 不正会計の
- 本の長さ264ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2017/5/29
- 寸法13.8 x 2.5 x 19.5 cm
- ISBN-104163906584
- ISBN-13978-4163906584
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2017年7月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
マスコミでこれまで報道されてきた東芝の不正経理をめぐる事件の骨子は以下の通りであった。
1. トップのチャレンジ指令によって無理な売上計上があり、2015年3月期決算において2200億円の利益修正がなされた。
2. 2017年2月、米国原子力子会社ウェスティングハウスにおいて7000億円の減損処理を実施した。
3. 再建のために半導体、医療機器、家電事業を売却し、メモリ事業部も売りに出された。
4. 2017年2月、東芝は東証一部から二部へ指定替え、管理銘柄に。監査法人意見不表明のまま2017年3月期決算発表を行った。
2015年の「不適切経理」(本来は「粉飾決算」と呼ぶべきであるが)に端を発して、いまや東芝は「死に体」となって上場廃止どころか、消滅の危機にある。本書は、2008年から会員制情報誌『FACTA』誌上に連載された27本の東芝関連記事に編集長・阿部重夫氏の書き下ろし3章によって構成される。読みどころは、「大裏面史」とのタイトル通り、従来のマスコミ報道では触れられなかった裏の実態の暴露である。
『FACTA』は、2006年の東芝によるウェスティングハウスの買収に当初から疑惑の目を向け、執拗に問題点を指摘し続けてきた。本書はその深層に流れる政財官の疑惑のトライアングルにメスを入れ、日本の原子力政策の危うさを白日の下に晒そうとする。ネタバレであるが、以下にそのポイントを記す。
1. 東芝の経理不正はウェスティングハウス買収に端を発している。ウェスティングハウスの業績悪化を隠すためにも利益のかさ上げが必要であった。
2. 歴代の東芝首脳は激しい権力闘争を繰り広げてきた。それは経団連会長への就任をめざした闘いであった。その動きが不正経理を助長した。
3. ウェスティング社を東芝が6000億円という異常な高値で買収した裏には政府、通産省の強い働きかけがあった。当時の原発振興政策の中心人物が現政権の中枢に属しているために、東芝の原発事業の今後は政権の命運にも関わってくる。
4. 当時の経産省は原発を輸出することで国を繁盛させる原発ルネサンスという政策を省是としていた。
5. ウェスティングハウスの倒産は米国での8000人の雇用の喪失を意味する。それをトランプ大統領が認めるはずがないので、東芝は8000億円を補償して倒産を食い止めなければならない。カネのない東芝救済のために税金投入策が浮上する。
6. 日米原子力協定が来年7月に切れる。この更新ができなければ核燃料サイクルによるプルトニウムの保有ができず、原子力政策は崩壊してしまう。日本の原子力はアメリカに首根っこを押さえられている。そのために東芝を延命させなければならない。
以上、相当に説得力のあるストーリーではないか。考えてみれば、原子力産業が民間企業の意思だけで動くはずがない。政と官が政策を決め、その指導下で企業が活動することは、明治以来の基幹産業の歴史を見れば明らかである。東芝・ウェスティングハウスの買収と救済においても経産省は様々な動きをしてきた。したがって、東芝の崩壊は日本政府の原子力政策の失敗を意味するのだ。
140年の歴史と19万人の従業員を有する巨大企業が死に瀕している。東芝事件は、その表面だけをみていては本質がわからない。深層の動きにまでメスを入れることが不可欠である。その意味で、これまでのマスコミの報道は核心に迫っていなかった。本書が政官財によるレジームに光を当て、事件の構造の解明を試みていることを高く評価したい。
★ひとつ減は重複が多く、読みにくかったことによる。
1. トップのチャレンジ指令によって無理な売上計上があり、2015年3月期決算において2200億円の利益修正がなされた。
2. 2017年2月、米国原子力子会社ウェスティングハウスにおいて7000億円の減損処理を実施した。
3. 再建のために半導体、医療機器、家電事業を売却し、メモリ事業部も売りに出された。
4. 2017年2月、東芝は東証一部から二部へ指定替え、管理銘柄に。監査法人意見不表明のまま2017年3月期決算発表を行った。
2015年の「不適切経理」(本来は「粉飾決算」と呼ぶべきであるが)に端を発して、いまや東芝は「死に体」となって上場廃止どころか、消滅の危機にある。本書は、2008年から会員制情報誌『FACTA』誌上に連載された27本の東芝関連記事に編集長・阿部重夫氏の書き下ろし3章によって構成される。読みどころは、「大裏面史」とのタイトル通り、従来のマスコミ報道では触れられなかった裏の実態の暴露である。
『FACTA』は、2006年の東芝によるウェスティングハウスの買収に当初から疑惑の目を向け、執拗に問題点を指摘し続けてきた。本書はその深層に流れる政財官の疑惑のトライアングルにメスを入れ、日本の原子力政策の危うさを白日の下に晒そうとする。ネタバレであるが、以下にそのポイントを記す。
1. 東芝の経理不正はウェスティングハウス買収に端を発している。ウェスティングハウスの業績悪化を隠すためにも利益のかさ上げが必要であった。
2. 歴代の東芝首脳は激しい権力闘争を繰り広げてきた。それは経団連会長への就任をめざした闘いであった。その動きが不正経理を助長した。
3. ウェスティング社を東芝が6000億円という異常な高値で買収した裏には政府、通産省の強い働きかけがあった。当時の原発振興政策の中心人物が現政権の中枢に属しているために、東芝の原発事業の今後は政権の命運にも関わってくる。
4. 当時の経産省は原発を輸出することで国を繁盛させる原発ルネサンスという政策を省是としていた。
5. ウェスティングハウスの倒産は米国での8000人の雇用の喪失を意味する。それをトランプ大統領が認めるはずがないので、東芝は8000億円を補償して倒産を食い止めなければならない。カネのない東芝救済のために税金投入策が浮上する。
6. 日米原子力協定が来年7月に切れる。この更新ができなければ核燃料サイクルによるプルトニウムの保有ができず、原子力政策は崩壊してしまう。日本の原子力はアメリカに首根っこを押さえられている。そのために東芝を延命させなければならない。
以上、相当に説得力のあるストーリーではないか。考えてみれば、原子力産業が民間企業の意思だけで動くはずがない。政と官が政策を決め、その指導下で企業が活動することは、明治以来の基幹産業の歴史を見れば明らかである。東芝・ウェスティングハウスの買収と救済においても経産省は様々な動きをしてきた。したがって、東芝の崩壊は日本政府の原子力政策の失敗を意味するのだ。
140年の歴史と19万人の従業員を有する巨大企業が死に瀕している。東芝事件は、その表面だけをみていては本質がわからない。深層の動きにまでメスを入れることが不可欠である。その意味で、これまでのマスコミの報道は核心に迫っていなかった。本書が政官財によるレジームに光を当て、事件の構造の解明を試みていることを高く評価したい。
★ひとつ減は重複が多く、読みにくかったことによる。
2018年1月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
東芝の今回の件を理解したいのであれば、他の本の方がよいような気がします。自分の理解力不足のせいですが、非常に読んでいて疲れるというか小難しい本でした。
2017年8月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
オリンパス、電通と、FACTA誌の対象となった企業は大改革を余儀なくされてきた。同誌は東芝に対しても数年前から例外なく取材の光を当ててきている。と、思って読みだすと編集長阿部氏の「爺さんと親父が…勤めてたいい会社だったのに!」という我々日本人のノスタルジーから思わず読み入ってしまった。展開されるのはWHを軸とする原子力利権にからめとられた哀れな大企業。彼らに夢を見せ、金を奪っていったのはいったい誰なのか?金はどこに消えたのか?まだまだ広がる”さらなる闇”を実感した。昭和を奪われた善良な日本人たちのために今後の健闘に期待する。
2021年4月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
当時雑誌で連載していた東芝特集の切り貼りで全然大裏面史じゃないです。
文章も小難しい書き方でかつ専門用語連発するくせに注釈一切入れない自己満文章です。
本当に東芝のことを知りたいなら、幻冬舎文庫の東芝の悲劇の方が読みやすいので、そちらを是非。
文章も小難しい書き方でかつ専門用語連発するくせに注釈一切入れない自己満文章です。
本当に東芝のことを知りたいなら、幻冬舎文庫の東芝の悲劇の方が読みやすいので、そちらを是非。
2017年6月5日に日本でレビュー済み
jealousy
原発、半導体、電気・・・・
会社のジャンルあれど・・・
結局、人間の集まりからモノが作られ・・・
そこにjealousy・・・
肩書、名誉欲しさに、、、足引っ張る。
会社愛とか、美辞麗句でなく、愛社精神とか、本当の意味での尊敬される経営トップとかの思想なり意識がないと・・・
情けない・・・
頭いいだけにワル知恵は働き・・・
○○マジックって、やっぱ裏あるんだろうね。
マジックにちゃんとネタがあるように・・・
政府の力は強いんだね。。。
すべての人がすべて素晴らしいとは思わんし、そうである必要はないけど、多角的に見たときに、やっぱこの世界では、素晴らしいけど、違う角度からの世界では悪だったり・・・
ただ、原発とかやっぱ怖いだけに・・・
あーーーーーーーーー
世の中わからん!!!!!
とても読みやすい本だったけど、感想は世の中わからん!
原発。。。神の領域に入ったんだね・・・
最後のエピソードの小説のたとえがすべてだね・・・
第五章は数字系で難しく、私には深読みは無理でした。
原発、半導体、電気・・・・
会社のジャンルあれど・・・
結局、人間の集まりからモノが作られ・・・
そこにjealousy・・・
肩書、名誉欲しさに、、、足引っ張る。
会社愛とか、美辞麗句でなく、愛社精神とか、本当の意味での尊敬される経営トップとかの思想なり意識がないと・・・
情けない・・・
頭いいだけにワル知恵は働き・・・
○○マジックって、やっぱ裏あるんだろうね。
マジックにちゃんとネタがあるように・・・
政府の力は強いんだね。。。
すべての人がすべて素晴らしいとは思わんし、そうである必要はないけど、多角的に見たときに、やっぱこの世界では、素晴らしいけど、違う角度からの世界では悪だったり・・・
ただ、原発とかやっぱ怖いだけに・・・
あーーーーーーーーー
世の中わからん!!!!!
とても読みやすい本だったけど、感想は世の中わからん!
原発。。。神の領域に入ったんだね・・・
最後のエピソードの小説のたとえがすべてだね・・・
第五章は数字系で難しく、私には深読みは無理でした。
2018年4月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
東芝ほどの会社がなぜ?の疑問はまだ消えない。路頭に迷う東芝本体、関係会社の従業員とその家族の将来への責任はだれがどうとるのか。辞めればすべてチャラになるのか。
2017年6月3日に日本でレビュー済み
半導体分野は、初めアメリカに学んだが開発力で上回り、80年代には日本の電機業界が世界市場の50%を占めるようになった。
(その後、韓国や台湾、中国の企業に押されて、かつてのアメリカのように凋落しつつあるが)
原子力分野は、未だに基本設計をアメリカにおんぶして、企業買収をすればそれで成功するような勘違いをしてしまった。
技術の中核をわがものにしない技術会社は、企業のマネージもできないことを実証してしまった。
この本は、2006年から取材を積み重ねてきた深い情報の蓄積と(第1~5章)、現時点における原子力業界、日米の政府の動きなどの分析(第6~8章)のいずれも充実した内容で本質に迫っている。
(その後、韓国や台湾、中国の企業に押されて、かつてのアメリカのように凋落しつつあるが)
原子力分野は、未だに基本設計をアメリカにおんぶして、企業買収をすればそれで成功するような勘違いをしてしまった。
技術の中核をわがものにしない技術会社は、企業のマネージもできないことを実証してしまった。
この本は、2006年から取材を積み重ねてきた深い情報の蓄積と(第1~5章)、現時点における原子力業界、日米の政府の動きなどの分析(第6~8章)のいずれも充実した内容で本質に迫っている。