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武満徹・音楽創造への旅 単行本 – 2016/2/20
立花 隆
(著)
現代音楽の巨星・武満徹の幻の肉声が甦る!
「ぼくはあの人にだったら、全部しゃべってしまおうと思っているんです」。
立花隆による伝説の超ロングインタビューがついに書籍化。
I
1食糧基地で聞いたシャンソン
2敗戦とヤミ屋と貸しピアノ
3下駄をはいた不肖の弟子
4早坂文雄の棺
5映画音楽のこと
6「武満作品は音楽以前である」
7瀧口修造と「実験工房」
8ビリー・ザ・キッドをかけながら
9浅香夫人との結婚
10結核と貧困の時代
11秘められた激情
12黛敏郎からピアノを贈られる
13「音の河」
14ミュージック・コンクレートの夢
15十八メートルの方眼紙
16録音技術者の挑戦
17死と向き合う日々-「レクイエムの発端」
18幻の創作ノート
19「ソン・カリグラフィ」と村上華岳
20前衛音楽の共犯者たち
21ヨーロッパ的、日本的
22演奏家たちの抵抗
23西洋近代の鏡
24ジャズの影響と「リディア概念」
25武満と安保闘争
26革命のための音楽は可能か
27ジョン・ケージ・ショック
28偶然性の音楽から不確定性の音楽へ
29芸術と美を求めて
30六十年代の草月アートセンター
31矛盾と葛藤
32尺八奏者・横山勝也と琵琶奏者・鶴田錦史
33海童道祖と「すき焼きの音」
34鶴田錦史とは何者か
35「一音成仏」と「さわり」
36調性の彼方へ
37天才指揮者、小澤征爾
38「ノヴェンバー・ステップス」初日
39世界音楽を発見する
40宇宙的卵
41「ノヴェンバー」以降の実験
II
42突然の訃報に接し
43「時間の園丁」
44夢と作曲の関係
45ブラームスを再評価する
46F#の神秘
47追悼演奏会と「秋」
48国立劇場からの委嘱作品
49宮内庁楽部の高い評価
50雅楽の影響
51「夢」と「数」、そして「水」
52ぼくの音楽の作り方
53私家版小説「骨月」
54軽井沢と五線紙
55名門オーケストラの反応
56音に個性を取り戻せるか
57パーカッションのための作品
58ヒューエル・タークイという存在
59静かに、同時に恍惚に
60クセナキスと、バリ島で
61オーストラリアへの旅
62巨匠メシアン
63日本的引き算のアプローチ
64ジャスパー・ジョーンズのこと
65いい演奏、悪い演奏
66Family Tree
「ぼくはあの人にだったら、全部しゃべってしまおうと思っているんです」。
立花隆による伝説の超ロングインタビューがついに書籍化。
I
1食糧基地で聞いたシャンソン
2敗戦とヤミ屋と貸しピアノ
3下駄をはいた不肖の弟子
4早坂文雄の棺
5映画音楽のこと
6「武満作品は音楽以前である」
7瀧口修造と「実験工房」
8ビリー・ザ・キッドをかけながら
9浅香夫人との結婚
10結核と貧困の時代
11秘められた激情
12黛敏郎からピアノを贈られる
13「音の河」
14ミュージック・コンクレートの夢
15十八メートルの方眼紙
16録音技術者の挑戦
17死と向き合う日々-「レクイエムの発端」
18幻の創作ノート
19「ソン・カリグラフィ」と村上華岳
20前衛音楽の共犯者たち
21ヨーロッパ的、日本的
22演奏家たちの抵抗
23西洋近代の鏡
24ジャズの影響と「リディア概念」
25武満と安保闘争
26革命のための音楽は可能か
27ジョン・ケージ・ショック
28偶然性の音楽から不確定性の音楽へ
29芸術と美を求めて
30六十年代の草月アートセンター
31矛盾と葛藤
32尺八奏者・横山勝也と琵琶奏者・鶴田錦史
33海童道祖と「すき焼きの音」
34鶴田錦史とは何者か
35「一音成仏」と「さわり」
36調性の彼方へ
37天才指揮者、小澤征爾
38「ノヴェンバー・ステップス」初日
39世界音楽を発見する
40宇宙的卵
41「ノヴェンバー」以降の実験
II
42突然の訃報に接し
43「時間の園丁」
44夢と作曲の関係
45ブラームスを再評価する
46F#の神秘
47追悼演奏会と「秋」
48国立劇場からの委嘱作品
49宮内庁楽部の高い評価
50雅楽の影響
51「夢」と「数」、そして「水」
52ぼくの音楽の作り方
53私家版小説「骨月」
54軽井沢と五線紙
55名門オーケストラの反応
56音に個性を取り戻せるか
57パーカッションのための作品
58ヒューエル・タークイという存在
59静かに、同時に恍惚に
60クセナキスと、バリ島で
61オーストラリアへの旅
62巨匠メシアン
63日本的引き算のアプローチ
64ジャスパー・ジョーンズのこと
65いい演奏、悪い演奏
66Family Tree
- 本の長さ781ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2016/2/20
- 寸法13.8 x 3.8 x 19.4 cm
- ISBN-104163904093
- ISBN-13978-4163904092
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2016/2/20)
- 発売日 : 2016/2/20
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 781ページ
- ISBN-10 : 4163904093
- ISBN-13 : 978-4163904092
- 寸法 : 13.8 x 3.8 x 19.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 332,090位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1940年長崎県生まれ。64年東京大学仏文科卒業。(株)文藝春秋を経て東大哲学科に学士入学。74年「田中角栄研究」を「文藝春秋」誌上に発表。著書多数(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 ぼくらの頭脳の鍛え方 (ISBN-13: 978-4166607198 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年3月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
すでに没後30年近く経過し、あらためて武満の生涯と作品を振り返るには最高の書物。武満自身の言葉とその時々の彼を取り囲んだ人物達の証言が加えられ、戦後日本の作曲界の歴史を同時に知ることができる貴重な本である。
2023年12月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
電子書籍で 4千円する本だけど,その価値は十二分にある。 今年読んだ本の中で圧倒的1位だった。 普通の本の5冊分くらいの分量があり(もちろん質も)寝る前に少しずつ読んだら,1ヶ月も楽しめた。 またすぐ読み返そうと思っているくらいだ。
題名通り,時間軸に沿って武満徹の「音楽創造」を見ることができる。 天才がどのようにして創作してゆくのか,具体的に感じられる稀有な本だ。 作曲家についてここまで鮮明に書いて見せた本は,音楽史上にも無いのではないか。
立花隆の現代音楽への理解が深過ぎて驚いた。 この本は長い徹底的なインタビューと,それを整理分析し必要な情報を加え,明快な文章に書き起こした立花孝の能力によって生まれている。 吉田秀和でさえ書けなかったろうと思わせる本だ。
昔,銀座3丁目を女友達と一緒に歩いていた時,4丁目方向から風に吹かれるように飄々と歩いて来る人がいた。 武満徹さんだった。 わたしも友達も思わず会釈してしまったら,武満さんも会釈を返してくれた。 たぶん教えている学生かなんかだと思ったのだろう。 今でもあの歩き方,不思議な存在感を覚えている。
題名通り,時間軸に沿って武満徹の「音楽創造」を見ることができる。 天才がどのようにして創作してゆくのか,具体的に感じられる稀有な本だ。 作曲家についてここまで鮮明に書いて見せた本は,音楽史上にも無いのではないか。
立花隆の現代音楽への理解が深過ぎて驚いた。 この本は長い徹底的なインタビューと,それを整理分析し必要な情報を加え,明快な文章に書き起こした立花孝の能力によって生まれている。 吉田秀和でさえ書けなかったろうと思わせる本だ。
昔,銀座3丁目を女友達と一緒に歩いていた時,4丁目方向から風に吹かれるように飄々と歩いて来る人がいた。 武満徹さんだった。 わたしも友達も思わず会釈してしまったら,武満さんも会釈を返してくれた。 たぶん教えている学生かなんかだと思ったのだろう。 今でもあの歩き方,不思議な存在感を覚えている。
2023年11月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
崇拝するお2人の通じ合った会話に69歳の私がこの長編を脇目も振らず読み終えた事が言わずもがな。
2020年5月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
作曲の勉強をしている学生だが、武満徹の正体が理解できたような気がした。音楽学者ではない立花さんであるが、その知識量には度肝を抜かれた。日本には武満徹という世界に誇れる作曲家がいる。そのことを改めて実感できた。音楽家も現代音楽ファンも読むべき一冊だと思う。
2021年12月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
久しぶりの分厚い本を読んだ。
しかも、自分で買って。
読み始めて、3ヶ月、
カバンに入れっぱなしで、すっかり汚れてしまったが、この本の厚さに負けない「濃い」中身の本だった。
基本は、立花隆の武満徹へのインタビューで構成されているが、単なるインタビューではなく、話に出てくる存命人物には、直接取材し、亡くなっている人に場合は、ほぼすべての関連文献を読み込むという徹底ぶりで、さすがは立花隆
戦前生まれの「軍国少年」だった武満徹が、まったくのゼロから、病と貧困の中で、でも、その逆境を恨むはけでも卑屈になるわけでもなく、かつ、なんらかの希望を持って、
その武満と出会い、お互いに影響を与えあった人物たちがあまりに多彩
それらの人物は、無名だが個性的な武満徹の熱量に巻き込まれていった様子が、事実を積み上げながら、活き活きと描かれている。
特に、ノヴェンバー・ステップスの琵琶奏者としてしられる鶴田錦史や、天然の竹をそのまま活かした達人 海童道祖のエピソードは圧巻。
こんな型にハマらない異才は、これからの時代にでてくるだろうか?
武満徹の作曲意図などを聞き手の立花隆が自分が理解できるまで読み解くので、
ただし、この分厚い本の7割、ノヴェンバー・ステップスの初演をまとめ終わったところで、武満徹が亡くなるエピソード(42 突然の訃報に接し)が出てきて、その後は、集めてきた資料の羅列に終わってしまっている。
おそらく、武満に魅せられた立花隆が、対象がこの世から消えてしまったことで、自分の創作の熱も失せてしまったのだろう。
そこは無理もない。
むしろ、巨星を失った喪失感が伝わってくる。
しかも、自分で買って。
読み始めて、3ヶ月、
カバンに入れっぱなしで、すっかり汚れてしまったが、この本の厚さに負けない「濃い」中身の本だった。
基本は、立花隆の武満徹へのインタビューで構成されているが、単なるインタビューではなく、話に出てくる存命人物には、直接取材し、亡くなっている人に場合は、ほぼすべての関連文献を読み込むという徹底ぶりで、さすがは立花隆
戦前生まれの「軍国少年」だった武満徹が、まったくのゼロから、病と貧困の中で、でも、その逆境を恨むはけでも卑屈になるわけでもなく、かつ、なんらかの希望を持って、
その武満と出会い、お互いに影響を与えあった人物たちがあまりに多彩
それらの人物は、無名だが個性的な武満徹の熱量に巻き込まれていった様子が、事実を積み上げながら、活き活きと描かれている。
特に、ノヴェンバー・ステップスの琵琶奏者としてしられる鶴田錦史や、天然の竹をそのまま活かした達人 海童道祖のエピソードは圧巻。
こんな型にハマらない異才は、これからの時代にでてくるだろうか?
武満徹の作曲意図などを聞き手の立花隆が自分が理解できるまで読み解くので、
ただし、この分厚い本の7割、ノヴェンバー・ステップスの初演をまとめ終わったところで、武満徹が亡くなるエピソード(42 突然の訃報に接し)が出てきて、その後は、集めてきた資料の羅列に終わってしまっている。
おそらく、武満に魅せられた立花隆が、対象がこの世から消えてしまったことで、自分の創作の熱も失せてしまったのだろう。
そこは無理もない。
むしろ、巨星を失った喪失感が伝わってくる。
2018年11月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
武満徹という天才を音楽だけでなく一人の人間として、その全人生的な視点から見事に描き出す事に成功しているこの本、
書き上げた立花隆には改めて驚嘆しました。絶対に他の人では真似出来ない。武満さんへの質問の視点からして如何に事の本質を理解ているかどうかが分かりますし、それに答えられた武満さんもさぞ気持ち良く返答されたのではないか。
相手が如何に偉人であっても聞き手次第で、そこから引き出せる内容は限られるものですが、本当に凄い一冊です!
武満徹、そして立花隆、に興味がある方には必読の一書、と確信します。
書き上げた立花隆には改めて驚嘆しました。絶対に他の人では真似出来ない。武満さんへの質問の視点からして如何に事の本質を理解ているかどうかが分かりますし、それに答えられた武満さんもさぞ気持ち良く返答されたのではないか。
相手が如何に偉人であっても聞き手次第で、そこから引き出せる内容は限られるものですが、本当に凄い一冊です!
武満徹、そして立花隆、に興味がある方には必読の一書、と確信します。
2018年8月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
武満徹は勿論天才ですが、立花隆も匹敵するほどの凄い人だと思いました。
2018年6月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
音楽の好きな方は是非。もとが雑誌連載のインタビューであったので、長大な本ではありますが、拾い読みが出来ます。第二次大戦敗戦後の熱い芸術運動が詳細に語られ、このセルフメイドの大作曲家の色々な彷徨も語られます。コンピューター導入以前の電子音楽や映画産業がいかに、芸術家たちを救っていたかが腑に落ちます。邦楽や浄瑠璃についての武満さんの分析・定義が本当に興味深い。散漫との批判は、音楽を楽しむことを知らない方からの批判かと。現代の演奏家がますますモーツアルトに共感できなくなり、音の作る時間経過と感性が造形する空間とが音楽だとすると、抒情はどう位置づけられるのかとか、考えさせられます。雑誌連載をそのまま、インタビューの起しの多様といった状態で立花さんが本にしてくれたことに感謝です。