和田誠さんの文も絵も楽しく夢中で読みました。私個人は「映画音楽好き」で、作品自体は粗筋しか知らない物も多いので、勉強するつもりで拝読しました。
名セリフや名場面の紹介から、次に観たい作品を探しています。
(古い本なので、なかなか見つからない作品も多いですが。)

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お楽しみはこれからだ 単行本 – 1975/6/30
和田 誠
(著)
似顔絵百二十八点、百十七本の映画から選んだ忘れがたい名セリフの数々。博覧強記、軽妙洒脱に映画の夢と楽しさをつづった粋な本
- 本の長さ251ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日1975/6/30
- ISBN-104163333606
- ISBN-13978-4163333601
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (1975/6/30)
- 発売日 : 1975/6/30
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 251ページ
- ISBN-10 : 4163333606
- ISBN-13 : 978-4163333601
- Amazon 売れ筋ランキング: - 419,100位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 35,598位エンターテイメント (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年10月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
和田誠さんの訃報を聞き、愛読書の、お楽しみはこれからだを思い出し注文しました。大変懐かしく、また読ませていただきます。ありがとうございました
2017年6月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
和田誠ファンなら是非持っておきたい一冊です。後のPart7などと見比べてみると、だいぶタッチが変化しているのがよくわかります。
2016年8月10日に日本でレビュー済み
私は学生時代、映画大好き人間で、時間があれば洋画、邦画を問わず、見捲っていました。往年の映画青年にとって、和田誠の絵と文が洒落ている『お楽しみはこれからだ――映画の名セリフ』(和田誠著、文藝春秋。出版元品切れだが、amazonで入手可能)は懐かしさが詰まった作品です。
『サンセット大通り』に関して。「この映画でのウィリアム・ホールデンとナンシー・オルスンの会話、『君はとてもいい匂いだ』『私は香水をつけてないわ』『洗いたてのハンカチのようだ』というのがとても気に入り、将来ぜひとも使ってやろうと思っていたが、ついに実現しないまま嫁を貰ってしまった」。
『パリで一緒に』について。「ホールデンがタイピストのオードリイ・ヘプバーンに言う。『秘密を教えよう。<フランケンシュタイン>と<マイ・フェア・レディ>は同じ話なんだ』。人間が人間を作る。または作りかえるという発想は同じで、やり方によっては怪奇物にもなるし、ロマンチックなものにもなるという、いわば脚本作法を言ったものである」。
『チャップリンの殺人狂時代』に関して。「『一人を殺せば犯罪者だが、百万人を殺せば英雄だ』。このセリフ、映画をはなれて、反戦運動のスローガンとして有名になってしまったのではないかと思う。革命家が吐いた言葉のようにも思われる。映画ファンにとっては言わずと知れた、『チャップリンの殺人狂時代』における殺人者ヴェルドー氏の言葉である」。チャールズ・チャップリンは、この映画を通じて戦争による殺戮の正当化を弾劾したのです。
『トップ・ハット』のフレッド・アステアとジンジャー・ロジャースの会話。「『雷が怖い?』『いいえ。うるさいだけ』『雷って何だか知ってる?』『ただの空気でしょ』『ちがうよ。男の雲が雲の女の子を追いかける。女の子が泣く。それが夕立だ。男の雲がなぐさめて二人は恋をする。それが稲妻だ。二人はキスをする。それが雷さ』」。
『パリの恋人』は、自分を美しくないと思い込んでいる女の子を写真家がファッション・モデルに仕立て、そして恋に落ちる話。「『君は何を美しいと思う? 樹かい? だったら君は樹に似ているよ』」。私が若かったら、ぜひ使ってみたい言葉です。
『黒衣の花嫁』について。「『楽観論者と悲観論者は、幸せな馬鹿と不幸な馬鹿だ』」。
『モロッコ』のゲイリー・クーパーのセリフ。「『女にはずいぶんいろんな事を言ったが、君には誰にも言わなかったことを言いたい。もう十年早く会いたかった』」。
和田の映画遍歴を辿れるのも、本書の楽しみの一つです。
『サンセット大通り』に関して。「この映画でのウィリアム・ホールデンとナンシー・オルスンの会話、『君はとてもいい匂いだ』『私は香水をつけてないわ』『洗いたてのハンカチのようだ』というのがとても気に入り、将来ぜひとも使ってやろうと思っていたが、ついに実現しないまま嫁を貰ってしまった」。
『パリで一緒に』について。「ホールデンがタイピストのオードリイ・ヘプバーンに言う。『秘密を教えよう。<フランケンシュタイン>と<マイ・フェア・レディ>は同じ話なんだ』。人間が人間を作る。または作りかえるという発想は同じで、やり方によっては怪奇物にもなるし、ロマンチックなものにもなるという、いわば脚本作法を言ったものである」。
『チャップリンの殺人狂時代』に関して。「『一人を殺せば犯罪者だが、百万人を殺せば英雄だ』。このセリフ、映画をはなれて、反戦運動のスローガンとして有名になってしまったのではないかと思う。革命家が吐いた言葉のようにも思われる。映画ファンにとっては言わずと知れた、『チャップリンの殺人狂時代』における殺人者ヴェルドー氏の言葉である」。チャールズ・チャップリンは、この映画を通じて戦争による殺戮の正当化を弾劾したのです。
『トップ・ハット』のフレッド・アステアとジンジャー・ロジャースの会話。「『雷が怖い?』『いいえ。うるさいだけ』『雷って何だか知ってる?』『ただの空気でしょ』『ちがうよ。男の雲が雲の女の子を追いかける。女の子が泣く。それが夕立だ。男の雲がなぐさめて二人は恋をする。それが稲妻だ。二人はキスをする。それが雷さ』」。
『パリの恋人』は、自分を美しくないと思い込んでいる女の子を写真家がファッション・モデルに仕立て、そして恋に落ちる話。「『君は何を美しいと思う? 樹かい? だったら君は樹に似ているよ』」。私が若かったら、ぜひ使ってみたい言葉です。
『黒衣の花嫁』について。「『楽観論者と悲観論者は、幸せな馬鹿と不幸な馬鹿だ』」。
『モロッコ』のゲイリー・クーパーのセリフ。「『女にはずいぶんいろんな事を言ったが、君には誰にも言わなかったことを言いたい。もう十年早く会いたかった』」。
和田の映画遍歴を辿れるのも、本書の楽しみの一つです。
2015年12月7日に日本でレビュー済み
和田誠さんの映画と俳優への愛にあふれた宝石のようなシリーズ「お楽しみはこれからだ」。そのパート1。キネ旬連載の単行本化。ウキウキする楽しい絵。明るく楽しげに作品の面白さとウィットにあふれた名セリフを語る。その文章の心地良さ。難しい理屈抜きに純粋に映画が好きな人には本当に楽しい本です。和田誠さん。ありがとう。
2015年3月12日に日本でレビュー済み
これで似ちゃうんだから凄い才能です。紹介されている古い映画は大抵その後観たような気がします。映画とは?と言われると、この本、と言うぐらい影響を受けました。でも劇場映画をビデオとかDVDとかで観ると、印象が薄っぺらくなっちゃうんですよね。映画は大画面の映画館で観たいものです。(もはや贅沢な楽しみとなりつつありますが…)
2019年4月24日に日本でレビュー済み
1927年10月06日のニューヨークはワーナー劇場でしたっけ。わたくしは、
パリのシネマテークで観ましたが、映画全編に音楽と台詞が付いていまし
た。これも「マーシャル・プラン」のせいなんでしょうかねえ、、、、、、
お話自体は「過ぎ越しの週間」を扱っています。いずれにせよ「ブルー・
スカイ」だけをとっても絶品ですので御安心下さいな。でも、死ぬまでに
一度は、完全版観たいですね。ハイ、お時間来ました。サヨナラ、サヨナ
ラ、、、
パリのシネマテークで観ましたが、映画全編に音楽と台詞が付いていまし
た。これも「マーシャル・プラン」のせいなんでしょうかねえ、、、、、、
お話自体は「過ぎ越しの週間」を扱っています。いずれにせよ「ブルー・
スカイ」だけをとっても絶品ですので御安心下さいな。でも、死ぬまでに
一度は、完全版観たいですね。ハイ、お時間来ました。サヨナラ、サヨナ
ラ、、、
2013年12月11日に日本でレビュー済み
僕の見ていない映画も多いし、見ていても果たしてこんなセリフ言ったかなと」考えてしまうものもある。もちろん、ああ、あったなとセリフを覚えている映画はその情景や場面が思い出されてきて楽しいが、全然知らない映画でもそのセリフの持つユーモアが感じられて結構楽しい。たくさんの映画が取り上げられており、どれも読んでいて楽しく、各ページが「お楽しみはこれからですぜ」と叫んでいるようだ。映画好きの人はぜひ、ぜひ読まれることをお勧めする。