マインドフルネスや瞑想、ヨガなど仏教に由来、関連する行為で近頃話題になっているものは少なくない。
とはいえ、宗教ということから漠然とした「異質なもの、こわい、怪しい」などと距離を置いてしまうこともあるかと思われる。
そのようななか科学的根拠に基づいて仏教を解明・論じてみようという画期的なる書。
例えば「人からどう思われるか」を気にしてしまうのは、現代社会では錯覚であることが多い。しかし太古の狩猟採集社会においては同じ人と幾度と顔を合わせる。今ほど人の移動が盛んではなかったから他者の心理を思うことは大切なことであった。と説く。
感覚が思考を支配するのはなぜか?
自制するには。
など興味は尽きない。
ストレス社会を心身共に健康に乗り切るための指南書となるかもしれない。
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なぜ今、仏教なのか――瞑想・マインドフルネス・悟りの科学 単行本(ソフトカバー) – 2018/7/19
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【重版決定】
◎各紙誌書評で大反響!
・週刊文春(8/9号)宮崎哲弥氏(批評家)
・日本経済新聞(9/1)
・東京新聞(9/23)立川武蔵氏(宗教学者)
・月刊住職(10月号)玄侑宗久氏(僧侶・作家)
◎《ニューヨーク・タイムズ》ベストセラー&20カ国で刊行の世界的話題作
◎各界のトップランナーが絶賛!
福岡伸一(生物学者。『生物と無生物のあいだ』)
「無常は新陳代謝、縁起は相補性、輪廻転生は生態系。仏教思想の本質が、動的平衡の生命観と極めて似ていることに心底驚かされた」
魚川祐司(著述家。『仏教思想のゼロポイント』)
「『悟り』に関する一般の先入見と、瞑想が開く世界の実状とのギャップを埋める記述を、見事に成功させている」(本書解説より)
アントニオ・ダマシオ(脳神経学者。『デカルトの誤り』)
「刺激的でタメになる、大満足の1冊」(ニューヨーク・タイムズ紙2017/8/7)
ピーター・シンガー(哲学者。『あなたが世界のためにできるたったひとつのこと』)
「進化心理学に通じた者が仏教をクールな目で見つめると、何が起きるだろう? 答えはこうだ――その人物がロバート・ライトのような傑出した書き手なら、面白くて挑戦的で、人生を変える力を秘めたこの本が生まれる」
マーティン・セリグマン(ポジティブ心理学創始者)
「強靭で批判的な知性を備えた誰かが仏教を明快に解説してくれるのを待っていた。そういう本がここにある。本書は読者を未体験の旅へと連れだす」
----------------------------------
甘いものがやめられない、
他人の成功がねたましい、
大事なプレゼンでアガってしまう……
現代人は、進化の結果ヒトの脳に備わった「錯覚」に惑わされがちだ。
錯覚を振り払い、よりよく生きるすべはあるのだろうか?
答えを求めて瞑想合宿に参加した科学ジャーナリストは、
「マインドフルネス」の驚くべき効能と、ブッダの奥深い教えに出会う――
認知科学や心理学の最新成果が裏づける、仏教の真価。
解説/魚川祐司
◎各紙誌書評で大反響!
・週刊文春(8/9号)宮崎哲弥氏(批評家)
・日本経済新聞(9/1)
・東京新聞(9/23)立川武蔵氏(宗教学者)
・月刊住職(10月号)玄侑宗久氏(僧侶・作家)
◎《ニューヨーク・タイムズ》ベストセラー&20カ国で刊行の世界的話題作
◎各界のトップランナーが絶賛!
福岡伸一(生物学者。『生物と無生物のあいだ』)
「無常は新陳代謝、縁起は相補性、輪廻転生は生態系。仏教思想の本質が、動的平衡の生命観と極めて似ていることに心底驚かされた」
魚川祐司(著述家。『仏教思想のゼロポイント』)
「『悟り』に関する一般の先入見と、瞑想が開く世界の実状とのギャップを埋める記述を、見事に成功させている」(本書解説より)
アントニオ・ダマシオ(脳神経学者。『デカルトの誤り』)
「刺激的でタメになる、大満足の1冊」(ニューヨーク・タイムズ紙2017/8/7)
ピーター・シンガー(哲学者。『あなたが世界のためにできるたったひとつのこと』)
「進化心理学に通じた者が仏教をクールな目で見つめると、何が起きるだろう? 答えはこうだ――その人物がロバート・ライトのような傑出した書き手なら、面白くて挑戦的で、人生を変える力を秘めたこの本が生まれる」
マーティン・セリグマン(ポジティブ心理学創始者)
「強靭で批判的な知性を備えた誰かが仏教を明快に解説してくれるのを待っていた。そういう本がここにある。本書は読者を未体験の旅へと連れだす」
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甘いものがやめられない、
他人の成功がねたましい、
大事なプレゼンでアガってしまう……
現代人は、進化の結果ヒトの脳に備わった「錯覚」に惑わされがちだ。
錯覚を振り払い、よりよく生きるすべはあるのだろうか?
答えを求めて瞑想合宿に参加した科学ジャーナリストは、
「マインドフルネス」の驚くべき効能と、ブッダの奥深い教えに出会う――
認知科学や心理学の最新成果が裏づける、仏教の真価。
解説/魚川祐司
- 本の長さ368ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2018/7/19
- 寸法13.1 x 1.9 x 18.8 cm
- ISBN-104152097868
- ISBN-13978-4152097866
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商品の説明
出版社からのコメント
アントニオ・ダマシオ(脳神経学者。『デカルトの誤り』)
「刺激的でタメになる、大満足の1冊」
(ニューヨーク・タイムズ紙 2017/8/7)
マーティン・セリグマン(ポジティブ心理学創始者)
「強靭で批判的な知性を備えた誰かが仏教を明快に解説してくれるのを待っていた。そういう本がここにある。本書は読者を未体験の旅へと連れだす」
ピーター・シンガー(哲学者。『あなたが世界のためにできるたったひとつのこと』)
「進化心理学に通じた者が仏教をクールな目で見つめると、何が起きるだろう? 答えはこうだ――その人物がロバート・ライトのような傑出した書き手ならば、面白く、挑戦的で、人生を変える力を秘めたこの本が生まれる」
「刺激的でタメになる、大満足の1冊」
(ニューヨーク・タイムズ紙 2017/8/7)
マーティン・セリグマン(ポジティブ心理学創始者)
「強靭で批判的な知性を備えた誰かが仏教を明快に解説してくれるのを待っていた。そういう本がここにある。本書は読者を未体験の旅へと連れだす」
ピーター・シンガー(哲学者。『あなたが世界のためにできるたったひとつのこと』)
「進化心理学に通じた者が仏教をクールな目で見つめると、何が起きるだろう? 答えはこうだ――その人物がロバート・ライトのような傑出した書き手ならば、面白く、挑戦的で、人生を変える力を秘めたこの本が生まれる」
著者について
ロバート・ライト(Robert Wright)
科学ジャーナリスト。《ニューヨーク・タイムズ》紙や《タイム》誌、《ワイアード》誌などに寄稿する。テキサスクリスチャン大学で学んだ後、プリンストン大学で社会生物学を学ぶ。1986年に全米雑誌賞(エッセイ・批評部門)を受賞。著書に、《ニューヨーク・タイムズ》紙の年間ベストブックに選出された『モラル・アニマル』など。「人間社会の進歩はゼロ・サムゲームではない」と題したTED講演は130万ビューを超える。ペンシルヴェニア大学で心理学の、プリンストン大学で宗教学の教鞭をとり、現在はユニオン神学校の客員教授を務める。
熊谷淳子(くまがい・じゅんこ)
翻訳家。大阪教育大学卒業後、コロラド大学大学院で聴覚学の修士号を取得。訳書にピュエット&グロス=ロー『ハーバードの人生が変わる東洋哲学』、アリエリー『予想どおりに不合理』、ギルバート『明日の幸せを科学する』(以上ハヤカワ・ノンフィクション文庫)、ケンリック&グリスケヴィシウス『きみの脳はなぜ「愚かな選択」をしてしまうのか』他多数。
科学ジャーナリスト。《ニューヨーク・タイムズ》紙や《タイム》誌、《ワイアード》誌などに寄稿する。テキサスクリスチャン大学で学んだ後、プリンストン大学で社会生物学を学ぶ。1986年に全米雑誌賞(エッセイ・批評部門)を受賞。著書に、《ニューヨーク・タイムズ》紙の年間ベストブックに選出された『モラル・アニマル』など。「人間社会の進歩はゼロ・サムゲームではない」と題したTED講演は130万ビューを超える。ペンシルヴェニア大学で心理学の、プリンストン大学で宗教学の教鞭をとり、現在はユニオン神学校の客員教授を務める。
熊谷淳子(くまがい・じゅんこ)
翻訳家。大阪教育大学卒業後、コロラド大学大学院で聴覚学の修士号を取得。訳書にピュエット&グロス=ロー『ハーバードの人生が変わる東洋哲学』、アリエリー『予想どおりに不合理』、ギルバート『明日の幸せを科学する』(以上ハヤカワ・ノンフィクション文庫)、ケンリック&グリスケヴィシウス『きみの脳はなぜ「愚かな選択」をしてしまうのか』他多数。
登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2018/7/19)
- 発売日 : 2018/7/19
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 368ページ
- ISBN-10 : 4152097868
- ISBN-13 : 978-4152097866
- 寸法 : 13.1 x 1.9 x 18.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 255,643位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,114位仏教入門
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2019年9月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
誰がつけたものか、邦題は「なぜ今、仏教なのか」ですが、原題は「Why Buddhism Is True」であり、当然ながら本書の中身としては、原題の方に従って展開しています。
そんなわけで邦題から、現代社会の問題点であるとか、それに対する仏教の役割といったことに重点・力点を置いた本だと思うと、それらの要素が無いわけではないものの、誤解を生みかねないと思います。少なくとも私は最初、そういう本なのかと多少の誤解をしました……。
本の内容については、上の目次や他の方のレビューなども参考になると思いますが、個人的には、科学ジャーナリストである著者が、単に自己の瞑想の体験や手段を紹介するのみならず、仏教の基本となる、無我や無色・空、涅槃などについて、科学的知見をもとにしつつ検討している点に興味深いものがあり、十分に、買ってよかった良書だと思われます。
そんなわけで邦題から、現代社会の問題点であるとか、それに対する仏教の役割といったことに重点・力点を置いた本だと思うと、それらの要素が無いわけではないものの、誤解を生みかねないと思います。少なくとも私は最初、そういう本なのかと多少の誤解をしました……。
本の内容については、上の目次や他の方のレビューなども参考になると思いますが、個人的には、科学ジャーナリストである著者が、単に自己の瞑想の体験や手段を紹介するのみならず、仏教の基本となる、無我や無色・空、涅槃などについて、科学的知見をもとにしつつ検討している点に興味深いものがあり、十分に、買ってよかった良書だと思われます。
2020年9月22日に日本でレビュー済み
現在、科学のもっともホットな分野と言えば、分子生物工学とAIであろう。しかし、それ以外にも急速に発展している分野もある。脳科学だ。もはや、心理学と脳科学は切っても切れない分野となり、将来的には一つの学問になると思われる。
そんな、脳科学や進化圧が人間にどんな心理を植え付けたかを考察する進化心理学(?)なども取り入れ仏教の苦や縁起、空や無我などを解説。内向きの「無我」体験、外向きの「無我」体験などは思わず首肯した。さらに著者はニルヴァーナや悟りについても意欲的に解説しようと試みている。
ただし、脳科学の本など何冊か読んだことのある人には、すでに既知の話題が多い。テンカン患者の「分離脳」やモジュール仮説なども、割とよく聞く話だ。モジュール仮説を怪しげなエセ科学と勘違いしているような人もいるが、私の読んだ脳科学の本にも似たような話がよく載っているので、「トンでも科学」の類ではないと思われる。
伝統的な仏教を篤く信仰している人には、癪に障る内容かもしれない。しかし現在の科学技術を鑑みれば、六道輪廻や神々の存在などを信じるのは、地球がお盆のように平たくて、それを象や亀が支えているということを信じるのと同じくらい難しい。
つまり現代にあった仏教が必要であり、ここが重要なのだが仏教の核となる部分は現代科学と照らし合わせても何の矛盾もない、という所だ。むしろ西洋的心理学が脳科学と統合し始めたことによって、仏教の正しさが証明されつつある、と言える。
アフリカで取れたタコが日本の方田舎の鮮魚売り場に並んでいるような時代だ。物と情報のやり取りが当たり前のように地球規模になっている。それなのに、いつまでも心のみが古代の狩猟民族のままで、本当に幸せになれるのか?
また狩猟民族の心理のままでは、これから迫り来る地球規模の気候変動やテクノロジーの進化による社会の激変をうまく乗り切れるのか? だが瞑想を続ければ、無我の境地に立てなくとも、人類はすでに地球的規模の共同体である、という意識を持つことぐらいは可能である。
瞑想で自分も、周りの人間も智慧によって少し幸せになるし、そして地球規模の問題も改善に向かう、というのが著者の主張だ。私も激しく同意する。アーメン!
そんな、脳科学や進化圧が人間にどんな心理を植え付けたかを考察する進化心理学(?)なども取り入れ仏教の苦や縁起、空や無我などを解説。内向きの「無我」体験、外向きの「無我」体験などは思わず首肯した。さらに著者はニルヴァーナや悟りについても意欲的に解説しようと試みている。
ただし、脳科学の本など何冊か読んだことのある人には、すでに既知の話題が多い。テンカン患者の「分離脳」やモジュール仮説なども、割とよく聞く話だ。モジュール仮説を怪しげなエセ科学と勘違いしているような人もいるが、私の読んだ脳科学の本にも似たような話がよく載っているので、「トンでも科学」の類ではないと思われる。
伝統的な仏教を篤く信仰している人には、癪に障る内容かもしれない。しかし現在の科学技術を鑑みれば、六道輪廻や神々の存在などを信じるのは、地球がお盆のように平たくて、それを象や亀が支えているということを信じるのと同じくらい難しい。
つまり現代にあった仏教が必要であり、ここが重要なのだが仏教の核となる部分は現代科学と照らし合わせても何の矛盾もない、という所だ。むしろ西洋的心理学が脳科学と統合し始めたことによって、仏教の正しさが証明されつつある、と言える。
アフリカで取れたタコが日本の方田舎の鮮魚売り場に並んでいるような時代だ。物と情報のやり取りが当たり前のように地球規模になっている。それなのに、いつまでも心のみが古代の狩猟民族のままで、本当に幸せになれるのか?
また狩猟民族の心理のままでは、これから迫り来る地球規模の気候変動やテクノロジーの進化による社会の激変をうまく乗り切れるのか? だが瞑想を続ければ、無我の境地に立てなくとも、人類はすでに地球的規模の共同体である、という意識を持つことぐらいは可能である。
瞑想で自分も、周りの人間も智慧によって少し幸せになるし、そして地球規模の問題も改善に向かう、というのが著者の主張だ。私も激しく同意する。アーメン!
2021年9月17日に日本でレビュー済み
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私は仏教徒でありながら私は仏教を知らない、改めてもっと仏教を知りたくなった一冊。
瞑想合宿参加したくなりました。
瞑想合宿参加したくなりました。
2018年11月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自分が曖昧に理解しているマインドフルネスのあれこれに、はっきりした輪郭を与えてもらった感じがある。
なにより著者が実践を通して語っているので、分かりやすい。
ただ、「感覚」という訳語が分かりにくかった。たぶんsenseのことと判断して、辞書を引いたら、漠然とした感覚とある。気持ちとか感じとか。
感覚というと五感を指している印象があるので、少し違和感があった。
感覚=気持ちと捉えて読んだ。
なにより著者が実践を通して語っているので、分かりやすい。
ただ、「感覚」という訳語が分かりにくかった。たぶんsenseのことと判断して、辞書を引いたら、漠然とした感覚とある。気持ちとか感じとか。
感覚というと五感を指している印象があるので、少し違和感があった。
感覚=気持ちと捉えて読んだ。
2019年1月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
仏教に関する本だが、極楽浄土とか輪廻転生などの超自然的現象を説くものではない。極めて現代的かつ科学的な視点から、「悟り」とは何かを明らかにしようという試みである。
著者自身は、瞑想体験合宿に参加するなどの経験はあるが、修行僧でもなければ、ましてや「悟り」に到達した人物でもない。ある意味で普通の現代人である。しかし、自身の瞑想体験や瞑想指導者へのインタビューなどを通して「悟り」の正体に迫っていく語り口には、説得力があるし、引き込まれる。
本書を読む前と後では、自分の意識についての感じ方が間違いなく変わる、と思う。
日本語の翻訳がとても読みやすい。内容がすんなり頭に入ってくる。また、巻末の魚川祐司氏による解説が秀逸。本編と同じ雰囲気で、かつ分かりやすくまとまっている。
著者自身は、瞑想体験合宿に参加するなどの経験はあるが、修行僧でもなければ、ましてや「悟り」に到達した人物でもない。ある意味で普通の現代人である。しかし、自身の瞑想体験や瞑想指導者へのインタビューなどを通して「悟り」の正体に迫っていく語り口には、説得力があるし、引き込まれる。
本書を読む前と後では、自分の意識についての感じ方が間違いなく変わる、と思う。
日本語の翻訳がとても読みやすい。内容がすんなり頭に入ってくる。また、巻末の魚川祐司氏による解説が秀逸。本編と同じ雰囲気で、かつ分かりやすくまとまっている。
2019年9月9日に日本でレビュー済み
皆さんまさか、念仏唱えるだけで極楽往生して、救われるとか信じてないですよね?
もちろん、お坊さんだって信じてないですよ。ネタとわかってても、立場上言わざるを得ないから言ってるだけです。
ただ悲しいかな、自分をダマしていたことすら忘れている僧侶が大多数なのですが。。。
極楽浄土とか阿弥陀様とかの、仏教文化の持つ胡散臭い面を徹底的に排除して、心の理論として仏教を再解釈するのが西洋仏教ですが、その伝統にのっとり、さらに進化心理学をベースに、現代社会に役立つものとして仏教に新たな息吹を吹き込んでいるのが、本書です。
それを著者のマインドフルネス瞑想という実践を通じてまとめ上げていますので、非常に具体的です。
ジャーナリズムとしての誠実さと、アカデミックな研究と、アメリカ人の持つ上質なユーモアとが高次元で組み合わさった秀逸な本です。
単なる研究者とは別次元の本です。本当に頭のいい人でないとこのような本は書けないと思います。
同じく著者が書いた進化心理学のパイオニア的著作の『モラル・アニマル』もおすすめです。
あとモジュール仮説は現代の脳科学、心理学では、多くのエビデンスに基づいて、もはや主流派となりつつある議論です。
なので「仮説」という文字だけを取り上げて、根拠薄弱としてる方は脳科学とか意識とか心理学全般に興味がない方だと思います。
仏教者が、一部の古典注釈マニアのように仏教哲学の細部の解釈合戦をやっていても、人々見放されていくだけです。
というかすでに仏教(とりわけ日本仏教)は人々から見放されています。
人間に普遍的な部分に焦点を当て、いかにして仏教をアップデートしていくのかに挑戦しているのが本書です。
仏教の最良のメッセージを現代人に伝わるように救い出している本書をオススメいたします。
もちろん、お坊さんだって信じてないですよ。ネタとわかってても、立場上言わざるを得ないから言ってるだけです。
ただ悲しいかな、自分をダマしていたことすら忘れている僧侶が大多数なのですが。。。
極楽浄土とか阿弥陀様とかの、仏教文化の持つ胡散臭い面を徹底的に排除して、心の理論として仏教を再解釈するのが西洋仏教ですが、その伝統にのっとり、さらに進化心理学をベースに、現代社会に役立つものとして仏教に新たな息吹を吹き込んでいるのが、本書です。
それを著者のマインドフルネス瞑想という実践を通じてまとめ上げていますので、非常に具体的です。
ジャーナリズムとしての誠実さと、アカデミックな研究と、アメリカ人の持つ上質なユーモアとが高次元で組み合わさった秀逸な本です。
単なる研究者とは別次元の本です。本当に頭のいい人でないとこのような本は書けないと思います。
同じく著者が書いた進化心理学のパイオニア的著作の『モラル・アニマル』もおすすめです。
あとモジュール仮説は現代の脳科学、心理学では、多くのエビデンスに基づいて、もはや主流派となりつつある議論です。
なので「仮説」という文字だけを取り上げて、根拠薄弱としてる方は脳科学とか意識とか心理学全般に興味がない方だと思います。
仏教者が、一部の古典注釈マニアのように仏教哲学の細部の解釈合戦をやっていても、人々見放されていくだけです。
というかすでに仏教(とりわけ日本仏教)は人々から見放されています。
人間に普遍的な部分に焦点を当て、いかにして仏教をアップデートしていくのかに挑戦しているのが本書です。
仏教の最良のメッセージを現代人に伝わるように救い出している本書をオススメいたします。
2018年12月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者は科学ジャーナリストで、進化心理学という、物理学や脳科学ほど確立された科学とは未だに呼べない視点から、原始仏教の解釈、特にヴィパッサナー瞑想についてジャーナリズム的に取り上げています。
科学的な装いがありますが、「心のモジュール構造」など、およそ確立された科学的知識とは言い難い仮説を使って、仏教に自由気ままな解釈を最もらしくつけているように見えます。
たしかにそういった分析は面白く、一つのエンターテイメントとして読む価値はありますが(おそらくアメリカでもそういった扱いなのだと思います)、真面目な仏教哲学の書として取り上げるべきではありません
ただ、著者のある意味正直な瞑想体験などは面白く、瞑想をエンターテイメント的に見る視点などは、日本の書籍だとあまりないかもしれません。
科学的な装いがありますが、「心のモジュール構造」など、およそ確立された科学的知識とは言い難い仮説を使って、仏教に自由気ままな解釈を最もらしくつけているように見えます。
たしかにそういった分析は面白く、一つのエンターテイメントとして読む価値はありますが(おそらくアメリカでもそういった扱いなのだと思います)、真面目な仏教哲学の書として取り上げるべきではありません
ただ、著者のある意味正直な瞑想体験などは面白く、瞑想をエンターテイメント的に見る視点などは、日本の書籍だとあまりないかもしれません。