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太陽の簒奪者 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) 単行本 – 2002/4/1

4.4 5つ星のうち4.4 280個の評価

商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

西暦2006年、太陽の周囲に突如出現した巨大リングは、地球環境に激変をもたらす。はたしてリングの正体は? 人類の運命は? 99年SFマガジン読者賞・星雲賞を受賞した短篇を長篇化。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 早川書房 (2002/4/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2002/4/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 285ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4152084111
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4152084118
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 280個の評価

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野尻 抱介
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カスタマーレビュー

星5つ中4.4つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2013年7月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 週末にまとめて読みましたが、2週間ほどかかりました。目が悪い所為もありますが、それにしてもかなりのボリュームです。普通のラノベなら上下巻に分冊しているところでしょう。
 が、面白くてしょうがない、先が気になってしょうがない、『読み終わるまで残り〜〜時間』の表示が減っていくのが残念でならない…そんな作品でした。

 概要・サマリーについては既存レビューにお任せします。以下、感想のみ記します。

 他の作品でも書いたのですが、野尻氏の作品は、その考証・検証の緻密さもさることながら、文章表現が卓越していると思います。
 作中の人物や装置には高い冗長性を設定している一方(笑)、これだけのボリュームがありながらどの一文をとっても冗長さ…贅肉や脂肪が感じられません。
 また、言葉選びに関して言えば、純文学の作品かと思うほど語彙が豊富で、しかしそれが決して『若者の背伸び』的な無理が無く、その使いどころに得心の行くものばかりです。

 『人物の内面描写が無い』との意見がありますが、それは行間からひしひしと伝わる筈です。情景・行動の描写、言動から、夫々の人となり、その時々の心情が読み取れる筈です。
 その点に於いて、すべてを文面に著した、いわば読者に労力を求めない、或る種のサービス精神過剰の…ただ文章を鵜呑みにするだけで済む…咀嚼の必要の無い作品に慣れ親しんでしまっていると、本書はかなり素っ気無い印象を受けるかも知れません。

 強いて残念な点を挙げるとすれば、本作は手放しのハッピーエンドではない、と言うところ;私が今まで触れてきた氏の作品では、ここまで凄絶で、読み手を悲観的な気分に誘うものはありませんでしたので。
 一応、最後はきりっと顔を上げて再び歩み出す…みたいな未来を想像させるものとなっていますが(エピローグの部分はまたちょっと別ですが)、これをハッピーエンドとは言わないでしょう、普通。
 でも、たまにはこういう作品も良いな、と思いました。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年7月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
話題を幾つもギュッと詰め込んで、少しキュウクツな感じもします。各々の話題をテーマに展開して欲しいです。
2014年7月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
和製A.Cクラーク的で、ありふれたストリーではなく、文句なしに楽しめます
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年1月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ふわふわを著者の作品として初めて読み、面白かったため二作目に手を出したのがこちらです。思考実験的な面白さはあったと思いますが、物語としては個人的にインパクトに欠けていた
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年3月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ファーストコンタクトの話である。この『太陽の簒奪者』においても新たな遭遇の形が提示されている。多くの識者が指摘しているように、それが幸運な出会いになるのか人類の脅威になるのか、それはわからない。しかし、本作を含む多くの「ハードSF」で、ほぼあらゆるパターンが記述されてきた。もちろん、われわれの想像を超えるようなコンタクトがあるかもしれない。しかし、その事態が訪れた時でさえ、人類は直ちにそれを理解し、対処することだろう。

われわれの太陽系の歴史が46億年、宇宙の起源は137億年。したがって太陽系は第3世代の恒星系だと言われている。いっぽう、太陽系を含む銀河系の恒星の数はおよそ数千億、そして(人類の考えている)宇宙全体の銀河系の数もまた数千億。宇宙における知的生命体が人類のみである、ということはありえない。

しかし、第1世代の恒星-惑星系では「鉄」以上の重金属が発生することはなく、金や銀、ウランやプルトニウムのような資源を活用することはできない。つまり──これはわたくしの単なる想像だが──それほど、地球人類は乗り遅れていない(はずだ)。だからこそ、本作を生んだような知性が人類にある以上、「もう心の準備はできている」。

少なくとも太陽系に人類を超えるような知的生命体は存在しない。ファーストコンタクトは他の恒星系との遭遇のみである。そして──準備ができていないのは──地球の重力圏を脱出し、太陽系をわがものにするための宇宙へのアクセス手段だけだ。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年7月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
冒頭女子高生が登場しますが,ライトノベルではありません。
同じ作者の「ロケットガール」シリーズのような,ライトなノリはありません。
異星生物とのファーストコンタクトを真正面から描いています。
人間ドラマもありますが,起こり得る未来を科学的視点で描くことに力が入れられています。

どのようなファーストコンタクトが起こり得るのか,高度に進化した生命の形態・生体
はどんなものなのか,選挙演説など知的生命の活動と蝉の鳴き声などの自然現象の境界
がどこにあるのか,といった問いかけもあります。

ファーストコンタクトというありふれたテーマを扱い,地味な問いかけをしている
本のように思われるかもしれませんが,興奮しながら読める内容です。
科学知識に裏打ちされた圧倒的事実の積み重ねでストーリーが展開されてゆきます。
次から次へと起こる予想を超える事態に圧倒され,興奮させられます。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2015年5月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
開始早々に「なんだこの現象は?」という感じで謎が提起されます。
あとはテンポ良くストーリーが進んでいきます。
ハードSFに分類され得るんでしょうが、あまり頭を使うことなく、どんどん読み進められます。
かなりの傑作SFだと思います。
ただ、クライマックスにおける謎の解明の際、「なるほどそういうことか!理屈はわかる。でも、そういうものなの?」と思ってしまう点がありました。
(私の理解力の問題なのかもしれませんが。)
なので、恐縮ですが、☆4つで評価いたしました。

それでも、面白いことに変わりはありません。
日本人のSF作家もとても優秀なんだなと思える1冊であることは、間違いないです。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2016年1月18日に日本でレビュー済み
日本の地味な女子高生が成長して世界を救う英雄となり、
さらに天命を知る年齢に達して人類史における偉業を為す、
異星人との係り合いを描いたSFです。
やはり、素晴らしくて一気に読み進めてしまったのは前半で、
これだけで短編として星雲賞を受賞したのもうなずけます。
水星が舞台となっているのも新鮮でした。
”計算では、水星探査に使われるエネルギーは
 太陽系外へ向かうよりも多くなる。”
とのことで、困難に直接挑戦した人数が限定されていたのも、
クライマックスの盛り上がりを科学的に説明づけています。
後半はやや話が重苦しくなりますが、
科学に対する一般大衆の反応を描く以上
避けては通れなかったのでしょう。

最後は納得行きませんが、話に決着を着けるとしたら
已むを得ない形かもしれません。
でも、異星人の行動に矛盾を感じます。
星4つと迷いましたが、前半は素晴らしかったので満票で。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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