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すべての美しい馬 (ハヤカワ・ノヴェルズ) 単行本 – 1994/4/1

4.3 5つ星のうち4.3 33個の評価

商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

祖父が死に、愛する牧場が人手に渡ることを知った16歳のジョンは、自分の人生を選びとるため、親友ロリンズと愛馬とともにメキシコへ。だが予想だにしない運命が…。詩的な文章で美しくも苛烈な世界での青春を描く。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 早川書房 (1994/4/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1994/4/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 286ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4152078413
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4152078414
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 33個の評価

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チャールズ・ジュニア・マッカーシー
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カスタマーレビュー

星5つ中4.3つ
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33グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2020年12月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
文学としての評価は定まっているので、付け加えることはありません。素晴らしい自然描写。
昔単行本で読もうとして2段組みがつらくて挫折したのですが
文庫は文字も大きめですらすら読めます。
国境三部作をepi文庫で買いそろえました。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年11月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この作者の文章は、とっても読みにくい。でも、それが味です。
馬と少年の話。ロードムービー風。この少年が高倉健みたいで、えらくかっこいい。
友人を裏切らない。愛した女には一途。
記憶に残る主人公です。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年2月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
舞台となる時代は戦前のアメリカとメキシコ国境周辺なのに、時代を超越した新しいものがある。
ロードムービー風なのに定点での思想のきらめきがある。登場人物が、その若さゆえの暴力性や激しさがとめどなくせつなく美しい。映像化されたが、いろんな役者を想定してしまう。魅力的なキャラクター。ジョン・グレイディ役は故人だが、リバー・フェニックスだろう。
テキサスの乾いた空気、あてどない旅、メキシコの熱さ。全てが魅力的。
マッカーシーの文体は会話の鍵括弧がなく、三人称的表現と一人称の独白部分が混在する。原文でも確認したけど、かなり翻訳は難しいと思う。なのにこれほど読ませるとは。翻訳家の黒原敏之さんの感性の高さや世界観の表現力が圧巻だ。
前半はやや冗長としたメキシコ的な時間の流れを感じるが、ある事件を元にまさにドラマ『プリズンブレイク シーズン2』のような閉鎖的で奇妙で濃厚な人間ドラマの場所に変わり、一気にストーリーが動き出す。
アメリカにしか書けない壮大な青春叙事詩だ。
13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年7月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
映画「ノー・カントリー」で作者のことを知り、いたく興味を持って、本書も読んだ。
「青春小説」、などという通り一遍の評価があったが、そこは期待したとおりの作者のレベルの高さ。そんな単純なタイトルでは括れないおもしろさがあった。
展開も、ある意味意表をついている。
小説「ノー・カントリー」との共通点は、“拘り”ということだろう。このワードは、これからの時代においても、多分に重要となるはずだ。
世間がなんと言おうと、「わが道を往く」という価値観を創造することなくして、日本も日本人も生き残る必要はない。
ところで、なぜ「すべての美しい馬」なのだろうか、と考えてみた。きっとそれは、「馬」という、自然や人間に従順に生きることのすばらしさを訴えつつ、もがきながら、あるいは拘りながら生きていく人間の性(さが)のすばらしさを逆説的に対比させているのだろうか。
19人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年8月4日に日本でレビュー済み
青春小説の傑作とたたえられていますが、16歳でこんなハードボイルドに生きる少年っているのでしょうか。
いやあもう少年じゃないですよ、かっこいい青年ですよね、映画で主演したマット・デイモンが小説の年齢設定と違うという向きもあるかと思いますが、あれでちょうどいいくらい。
じゃないと過酷すぎてふつうの16歳だったら何度も泣いちゃういますよ、いくらテキサンであっても。

実家の牧場は人手にわたるもののカウボーイとして馬とともに生きたいと願う主人公はテキサスから国境の川をこえ、メキシコに不法入国する。
大牧場で雇われ馬の飼育係としての腕をみこまれますが、牧場主の一人娘との絵に描いたような甘酸っぱい大恋愛や、やはり絵に描いたようなとばっちりや陰謀で刑務所に送られ、囚人たちからの私刑をうけるが……、とまあそのまま西部劇の映画にしてもいいような筋立てですが、時代設定は1949年なんですね。主人公は1933年生まれの作者と同じく、49年時点で16歳という設定の物語です。
作者自身もこんなダイ・ハードな青春時代を当時送ったのでしょうか。

映画化もされましたが、西部劇というよりメキシコを転々とするロードムービーという感じでもあり、それなりに良作だったのですが、さすがに小説の濃密さをすべて表現しきれないために、前もって小説を読んでから映画をみてしまうとかなり物足りなさを感じてしまいます。

主人公ジョン・グレイディと年上ながら理由をきかずその生き方につきあう親友のレイシーの会話も言葉少なく少年らしさもなく、かえってそれが友情の深さをうまく表現しています。
黙っていても相手の考えがわかるあたり、シリアスなルパン三世と次元大介のコンビといったところ。

舞台となるのは実在する地名ばかりなので、google mapやstreet viewで追いかけながら、いくら馬に乗ってもこんな距離を移動できるのかよ、この街は今や小屋が一軒あるだけかよ、とかいいながら読んだらメキシコなんて行ったことはないけれど見知らぬ情景が補完されてかなりのめり込めます。
18人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年7月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
秩序を求めるアメリカと、無秩序で実力至上主義なメキシコ
前半はテキサスからメキシコに渡るまでの情景描写が印象的で、過酷な道のりだが、後半のメキシコ編に比べると穏やか。青春時代の冒険といった感じ。
徐々に不穏な雰囲気になり、メキシコで無秩序な環境で生き抜く主人公たちのどんどんたくましくなる様子もまた、対比できる。

ものすごく読みにくい、さらに三部作の長編。最初の数十ページで心折れた私のような人は、まず映画から観てもいいと思います。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年11月22日に日本でレビュー済み
長回しのカメラが捉えた情景をそのまま言語化したかのような、独特の映像的な文章がとにかくかっこいい小説です。
何度読んでもしびれます。何度でも何度でも読み返したくなります。ほかにこういう文章を知りません。

アメリカらしい乾いた広大な空間、アメリカらしい独立不覊の精神、をこれでもかというくらい見せつけてくれます。

ヘミングウェイ、スタインベック、メルヴィル……アメリカ文学が好きな人ならもちろん、
ジョン・メレンキャンプ、シェリル・クロウ、ライ・クーダー……アメリカンロックが好きな人にもおすすめです。
17人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年3月9日に日本でレビュー済み
マット・デイモンではなく10代の少年を主役にしてちゃんと映画化して欲しい。