幼い娘が暴行され、怒り狂う父の話で始まる、アメリカ映画「評決のとき」とはだいぶ違う結末です。スカッとしたい方にはおすすめしません。重たい皮肉な結末です。
トーマス・ハーディの『テス』とか『日陰者ジュード』を読んだ時と同じ心境になりました。
でも、「ガラスの鍵」賞を受賞したのはこの複雑な(不条理な)結末だったからなのでしょう。
スウェーデンには、有罪に執行猶予はつかないのかなぁ、という疑問が残りました。訳は読みやすかったです。内容がかなりどぎついので未成年は読まない方がいいかも。
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制裁 (ハヤカワ・ミステリ文庫) 文庫 – 2017/2/23
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北欧ミステリ最高の警察小説〈グレーンス警部〉シリーズ第一作
凶悪な殺人犯が護送中に脱走した。市警のベテラン、グレーンス警部は懸命にその行方を追う。一方テレビの報道を見た作家フレドリックは凄まじい衝撃を受けていた。見覚えがある。この犯人は今日、愛娘の通う保育園にいた。彼は祈るように我が子のもとへと急ぐが……。悲劇は繰り返されてしまうのか? 北欧ミステリ最高の「ガラスの鍵」賞を受賞した人気シリーズ第1作。著者本人による改稿を反映した決定版。
凶悪な殺人犯が護送中に脱走した。市警のベテラン、グレーンス警部は懸命にその行方を追う。一方テレビの報道を見た作家フレドリックは凄まじい衝撃を受けていた。見覚えがある。この犯人は今日、愛娘の通う保育園にいた。彼は祈るように我が子のもとへと急ぐが……。悲劇は繰り返されてしまうのか? 北欧ミステリ最高の「ガラスの鍵」賞を受賞した人気シリーズ第1作。著者本人による改稿を反映した決定版。
- 本の長さ512ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2017/2/23
- ISBN-104151821538
- ISBN-13978-4151821530
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商品の説明
著者について
アンデシュ・ルースルンド
スウェーデンの作家。1961年生まれ。ジャーナリストとしての活動を経て、ベリエ・ヘルストレムとの共著である本書で2004年に推理作家デビュー。北欧ミステリの最高峰である「ガラスの鍵」賞を受賞した。『三秒間の死角』で英国推理作家協会(CWA)賞インターナショナル・ダガー賞を受賞したほか、日本では『熊と踊れ』(ステファン・トゥンベリとの共著)で『このミステリーがすごい! 』、「ミステリが読みたい! 」などの年間ミステリランキング一位を獲得するなど、国際的に高い評価を得ている。
ベリエ・ヘルストレム
スウェーデンの作家・評論家。1957年生まれ。かつて服役囚だった自身の経験から、犯罪防止団体を設立。取材に訪れたルースルンドと出会い、本書を共著して作家デビューした。本書から始まる〈グレーンス警部〉シリーズは世界累計500万部を越える大ベストセラーとなっている。
スウェーデンの作家。1961年生まれ。ジャーナリストとしての活動を経て、ベリエ・ヘルストレムとの共著である本書で2004年に推理作家デビュー。北欧ミステリの最高峰である「ガラスの鍵」賞を受賞した。『三秒間の死角』で英国推理作家協会(CWA)賞インターナショナル・ダガー賞を受賞したほか、日本では『熊と踊れ』(ステファン・トゥンベリとの共著)で『このミステリーがすごい! 』、「ミステリが読みたい! 」などの年間ミステリランキング一位を獲得するなど、国際的に高い評価を得ている。
ベリエ・ヘルストレム
スウェーデンの作家・評論家。1957年生まれ。かつて服役囚だった自身の経験から、犯罪防止団体を設立。取材に訪れたルースルンドと出会い、本書を共著して作家デビューした。本書から始まる〈グレーンス警部〉シリーズは世界累計500万部を越える大ベストセラーとなっている。
登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2017/2/23)
- 発売日 : 2017/2/23
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 512ページ
- ISBN-10 : 4151821538
- ISBN-13 : 978-4151821530
- Amazon 売れ筋ランキング: - 195,419位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 260位ハヤカワ・ミステリ
- - 1,166位ミステリー・サスペンス・ハードボイルド (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年8月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
丁寧で詳細な描写はノンフィクション小説に近く、結末もノンフィクションであれば十分に納得できるもの。決して中途半端に終わっているわけではない。
ただ、娯楽小説として読むと物足りないところが多い。主人公が活躍するわけでもなく、解けない謎もどんでん返しもない。配置された登場人物は予想された通りに行動し、予想された結末へと進んでいく。投げかける問いにも目新しさはない。現実の事件をモデルにするには陰惨すぎるため、創作として社会問題を率直に描いた擬似ノンフィクションのような印象がある。
では質が落ちるかというとそういうわけでもなく、星をつけて評価するのにひどく向いていない。「このジャンルの小説を読みたいかどうか」を試すために一読してみるのがよいと思う。
ただ、娯楽小説として読むと物足りないところが多い。主人公が活躍するわけでもなく、解けない謎もどんでん返しもない。配置された登場人物は予想された通りに行動し、予想された結末へと進んでいく。投げかける問いにも目新しさはない。現実の事件をモデルにするには陰惨すぎるため、創作として社会問題を率直に描いた擬似ノンフィクションのような印象がある。
では質が落ちるかというとそういうわけでもなく、星をつけて評価するのにひどく向いていない。「このジャンルの小説を読みたいかどうか」を試すために一読してみるのがよいと思う。
2020年4月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これは、社会派小説だ。
国の制度、リンチ、瑞典の刑務所の実態、それらに問いかけをしている。
国の制度、リンチ、瑞典の刑務所の実態、それらに問いかけをしている。
2021年1月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最近知ったこのアンデシュ・ルースルンドという著者の作品がどうも読むのをやめられない感じになってしまい、発表順序関係なく読破中です。この作品は、まずは小児性愛者の話なので、前半読むのをやめようかと思うぐらい気持ち悪いですが、途中から段々と展開が変わっていき、後半は一気に読んでしまいました。何が惹きつけられるというと、やはり、現実に基づいて書かれたものだから重みが違うのだと思います。単なる娯楽目的で読んだら、物足りないかも知れません。リアルな人間社会の問題を直視することが出来る人には、読みごたえのある作品なんだと思います。
2017年6月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ちょっと、「二兎を追うものは」になってしまっている気がしました。
テンポの速さは良いのですが、どちらも物足りないというか・・・
私的復讐というテーマは興味深いだけに、少し残念でした。
あと、大好きな「北欧もの」ですが、ここでも肝心なところが
つまらぬ「勘違い」「凡ミス」が原因になっています。
これ、ヘニング・マンケルなどでも散見される安易な現象です。
FAXの紙切れとか入管職員がトイレに行っていたとか・・・
ハラハラ・ドキドキ読んできて、終盤のもうひと踏ん張りのところで
決め手がこれだと、なんだかな~という気になります。
テンポの速さは良いのですが、どちらも物足りないというか・・・
私的復讐というテーマは興味深いだけに、少し残念でした。
あと、大好きな「北欧もの」ですが、ここでも肝心なところが
つまらぬ「勘違い」「凡ミス」が原因になっています。
これ、ヘニング・マンケルなどでも散見される安易な現象です。
FAXの紙切れとか入管職員がトイレに行っていたとか・・・
ハラハラ・ドキドキ読んできて、終盤のもうひと踏ん張りのところで
決め手がこれだと、なんだかな~という気になります。
2017年4月11日に日本でレビュー済み
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色々なミステリーを読んだ結果、自分には北欧、イギリス、ドイツのミステリーなら外れが少ないらしい、という結論に至りました。北欧ものでも好きになれないのもありますが、こちらは当たりでした。
ネタバレになるので詳しく書けないのですが、凶悪犯罪者が脱走してなかなか捕まらず、主人公の娘が手にかかるかも知れない、でさんざん引っ張っる展開を想像していましたが、良い意味で裏切られました。
決して後味の良い小説ではなく、ショッキングかつグロテスクな描写も多いので、サンプルを読んで駄目だと思ったらやめた方がいいかも知れません。特に小さな娘さんのいる方には辛いのでは。
ですがインパクト勝負というわけでもなく、後々の裁判や更にその後の事まで、関わる様々な人の心理を緻密に描写していて、スピード感があるのにじっくり読ませる小説でした。
ネタバレになるので詳しく書けないのですが、凶悪犯罪者が脱走してなかなか捕まらず、主人公の娘が手にかかるかも知れない、でさんざん引っ張っる展開を想像していましたが、良い意味で裏切られました。
決して後味の良い小説ではなく、ショッキングかつグロテスクな描写も多いので、サンプルを読んで駄目だと思ったらやめた方がいいかも知れません。特に小さな娘さんのいる方には辛いのでは。
ですがインパクト勝負というわけでもなく、後々の裁判や更にその後の事まで、関わる様々な人の心理を緻密に描写していて、スピード感があるのにじっくり読ませる小説でした。
2017年4月17日に日本でレビュー済み
「熊と踊れ」の人気を受けて出版社の倒産で永らく絶版になっていた「制裁」がようやく再販され喜んでおります。他の投稿者の方も記載しておりましたが、詳しいストーリーはネタバレになってしまうので書けませんが単なるミステリー小説に収まらない社会の問題点を鋭く捉えた一級品のミステリー小説です。早川書房さんには他の「BOX21」等の本も再販して欲しいものです。
2019年9月16日に日本でレビュー済み
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小児性愛者、広くは性犯罪者に対する社会のあり方をテーマにする犯罪小説。
小児性愛者の異常性や法による制裁や更生のための施策の限界を描きつつ、一方で「普通の人びと」や、刑務所内の一般犯罪者によるヒステリカルな「性犯罪者狩り」のおどろおどろしさも描く。そして最後は「えっ、これで終わり?」と思うほど唐突で、読み手は宙ぶらりんの状態に放置されることになる。「ここから先はあなたが考えろ」ということなのだろう。
小児性愛者の異常性や法による制裁や更生のための施策の限界を描きつつ、一方で「普通の人びと」や、刑務所内の一般犯罪者によるヒステリカルな「性犯罪者狩り」のおどろおどろしさも描く。そして最後は「えっ、これで終わり?」と思うほど唐突で、読み手は宙ぶらりんの状態に放置されることになる。「ここから先はあなたが考えろ」ということなのだろう。