すべての短編が、景色がまざまざと浮かんでくるすばらしい描写と人間愛に満ち溢れています。
かならずだれにでもいずれかの短編が心に刺さり、心地よい余韻を残してくれること請け合いです。
本読みを自称するならこの本を手に取らない理由がありません。
おすすめです。
プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
新品:
¥880¥880 税込
ポイント: 53pt
(6%)
無料お届け日:
3月31日 日曜日
発送元: Amazon.co.jp 販売者: Amazon.co.jp
新品:
¥880¥880 税込
ポイント: 53pt
(6%)
無料お届け日:
3月31日 日曜日
発送元: Amazon.co.jp
販売者: Amazon.co.jp
中古品: ¥350
中古品:
¥350

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
観光 (ハヤカワepi文庫 ラ 2-1) 文庫 – 2010/8/30
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥880","priceAmount":880.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"880","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"zhk7hrzP2LzeGB4UrRGJbDT5xss6m8EDpd%2Bxzkd5gZHcLeyUosiBM7FuMbHYf06OQytlu2FVSGBnfwnZ2AYq9RIXu0eWO%2BnqZBg3TYLKg4qK4PlZZdqalp7FOzYSJS%2FCdq4YC2bcuec%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥350","priceAmount":350.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"350","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"zhk7hrzP2LzeGB4UrRGJbDT5xss6m8EDdISzJd489WJ9mqk46vCXrXp5VIWWsXecEQIVNTcyAm8%2BRpjfaOlmKq9ZRzrCh%2BAhC1x23NDNwM58zQMPQidorrIiCI6aC4H54dd3HT8WVNeraSrHKcpiTgMnI7CPkPaQKomJa9j63ymt3zW%2FeTBO0eEnczjXbKuk","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}
購入オプションとあわせ買い
美しい海辺のリゾートへ旅行に出かけた失明間近の母とその息子。遠方の大学への入学を控えた息子の心には、さまざまな思いが去来する――なにげない心の交流が胸を打つ表題作をはじめ、11歳の少年がいかがわしい酒場で大人の世界を垣間見る「カフェ・ラブリーで」、闘鶏に負けつづける父を見つめる娘を描く「闘鶏師」など全7篇を収録。人生の切ない断片を温かいまなざしでつづる、タイ系アメリカ人作家による傑作短篇集。
- 本の長さ320ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2010/8/30
- 寸法10.9 x 1.4 x 15.8 cm
- ISBN-104151200622
- ISBN-13978-4151200625
よく一緒に購入されている商品

対象商品: 観光 (ハヤカワepi文庫 ラ 2-1)
¥880¥880
最短で3月31日 日曜日のお届け予定です
残り8点(入荷予定あり)
総額:
当社の価格を見るには、これら商品をカートに追加してください。
ポイントの合計:
pt
もう一度お試しください
追加されました
一緒に購入する商品を選択してください。
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
出版社からのコメント
ハヤカワepiブック・プラネットの第一弾として刊行されるやいなや、書評紙誌から絶賛された『観光』がついに文庫化します。少年少女の成長、人生の一瞬のかがやきを捉える筆力はもとより、特筆すべきはストーリーの面白さ。ぐいぐいとひっぱられていくうちに、気づくと美しいタイの浜辺や、バンコックの騒がしい街角に立っている自分を発見するはず。ぜひご一読ください。
著者について
1979年シカゴに生まれ、タイのバンコックで育った。タイの有名教育大学およびコーネル大学で学位を取得後、ミシガン大学大学院のクリエイティブ・ライティング・コースで創作を学び、英語での執筆活動を始める。2005年にデビュー作である本書を刊行。英米の有力紙誌から賛辞が集まり、一躍期待の新人として名を馳せた。2006年には文芸誌《グランタ》により才能ある若手作家のひとりとして名前を挙げられ、また、全米図書協会により「35歳以下の注目作家」に選出された。
登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2010/8/30)
- 発売日 : 2010/8/30
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 320ページ
- ISBN-10 : 4151200622
- ISBN-13 : 978-4151200625
- 寸法 : 10.9 x 1.4 x 15.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 147,808位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2022年2月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2021年8月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
偶然に手に取って読んだけれど、思った以上の素晴らしい本でした。
タイの街角や観光地で普通に見かける若者たち。彼らにも日常があり、生きることの悩みや苦しみがあり、いじめがあったり、恋もしたりしながら、生きている。そんな様子がみずみずしく描かれる。短編の物語はどれも個性的な結末で、印象深く締めくくられる。
これまでなんとなく訪れ、なんとなく眺めていたタイの風景を見る目が、この小説を読んだ後変わる気がしました。コロナ禍が落ち着いたらまたタイを訪れたくなりました。
ジュンパ・ラヒリの「停電の夜に」を読むと、インドの人たちの日常を垣間見られますが、そのタイ版といった感じです。
タイの街角や観光地で普通に見かける若者たち。彼らにも日常があり、生きることの悩みや苦しみがあり、いじめがあったり、恋もしたりしながら、生きている。そんな様子がみずみずしく描かれる。短編の物語はどれも個性的な結末で、印象深く締めくくられる。
これまでなんとなく訪れ、なんとなく眺めていたタイの風景を見る目が、この小説を読んだ後変わる気がしました。コロナ禍が落ち着いたらまたタイを訪れたくなりました。
ジュンパ・ラヒリの「停電の夜に」を読むと、インドの人たちの日常を垣間見られますが、そのタイ版といった感じです。
2019年5月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
"ぼくが子どものころ母がこういったのを今も覚えている。タイの国は能なしとガイジン、犯罪者と観光客の天国よ。"タイ系アメリカ人の著者が貧しさの中で生きる人たちを7篇の短編集で描く本書は、表題作含め、西欧とアジアのハイブリッド感、人の持つ優しさと矜持の描写が素晴らしい。
個人的には、義兄がタイ人であることから、またバンコクには訪れたこともあることから親近感をもって2005年に発刊された本書を手にとったわけですが。著者の短編全てに一貫した貧しさを抱えた人たちの立場にたった優しいまなざし、手練れた文章は予想以上に素晴らしく、懐かしくタイの光や空気を鮮明に思い出させてくれました。
タイ好き、タイ料理好きな誰か、あるいは東南アジアの歴史や文化に興味のある方にオススメ。
個人的には、義兄がタイ人であることから、またバンコクには訪れたこともあることから親近感をもって2005年に発刊された本書を手にとったわけですが。著者の短編全てに一貫した貧しさを抱えた人たちの立場にたった優しいまなざし、手練れた文章は予想以上に素晴らしく、懐かしくタイの光や空気を鮮明に思い出させてくれました。
タイ好き、タイ料理好きな誰か、あるいは東南アジアの歴史や文化に興味のある方にオススメ。
2022年9月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
雨で本の角が濡れてシミができていました。読むには問題はありませんが、せっかく新品で購入したのに残念な気持ちになりました。
2022年6月7日に日本でレビュー済み
粒ぞろいの名作短編集です。
ジュンパ・ラヒリさんの「停電の夜に」
エリザベス・ギルバートさんの「巡礼者たち」
W・P・キンセラさんの「ダンス・ミー・アウトサイド」
この手の名著と肩を並べられるレベルの作品です。
数ある小説家の中でも、出生~成長した文化がストレートではない方は、自分のルーツをちょっと遠くから照らすような物語を書くことが多い気がしますね。
この本もそのような目線で作品作りをされていると思います。
つまりはタイという国が持つ要素――移民・難民・地元民の摩擦、貧困と売春、軍隊への忌避感、蔓延る賄賂と不正――そういう客観的な視点で見出したテーマを一編ごとに選び、それから実際にその問題に直面する人々の心の動きを膨らませていく、というように。
この「テーマが先にあり」という姿勢が行き過ぎると、登場人物の心の変化のほうがおざなりになって、プロパガンダ的な作品に近づいていきます。それは必ずしも悪いわけではありませんが、個人的には「なんか心の変化が無理やりすぎないか」「すごいステレオタイプな見方だなあ」「ウワァ独特な思想強い」みたいな冷め方をすることが間々あったりします。
この短編集の一つ「ガイジン」にはわりとその要素を感じて、「アンニュイな雰囲気で一見主人公を受け入れてくれそうだけど結局彼氏には逆らえないアメリカ美少女リジー」と「めっちゃ態度が悪くて外人見下しまくりの彼氏ハンター」というキャラがおり、正直あまり期待はせずに読み進めました。
しかし、引っかかったのはこの一編だけで、他の作品にはほとんどそういう要素はありませんでした。
移民にも難民にも貧困にも賄賂にも強権にも困ったことのない私ですが、一編一編の登場人物たちに起きる出来事を、ちゃんと我がことのように感じられました。人生の中に起きるどうしようもできない苦しみと、その中に輝く小さな善意に、惨めさや諦めや、もっと複雑な感情……。
「タイ」という要素がなくても、真正面から人の心を打つ名作でした。
ジュンパ・ラヒリさんの「停電の夜に」
エリザベス・ギルバートさんの「巡礼者たち」
W・P・キンセラさんの「ダンス・ミー・アウトサイド」
この手の名著と肩を並べられるレベルの作品です。
数ある小説家の中でも、出生~成長した文化がストレートではない方は、自分のルーツをちょっと遠くから照らすような物語を書くことが多い気がしますね。
この本もそのような目線で作品作りをされていると思います。
つまりはタイという国が持つ要素――移民・難民・地元民の摩擦、貧困と売春、軍隊への忌避感、蔓延る賄賂と不正――そういう客観的な視点で見出したテーマを一編ごとに選び、それから実際にその問題に直面する人々の心の動きを膨らませていく、というように。
この「テーマが先にあり」という姿勢が行き過ぎると、登場人物の心の変化のほうがおざなりになって、プロパガンダ的な作品に近づいていきます。それは必ずしも悪いわけではありませんが、個人的には「なんか心の変化が無理やりすぎないか」「すごいステレオタイプな見方だなあ」「ウワァ独特な思想強い」みたいな冷め方をすることが間々あったりします。
この短編集の一つ「ガイジン」にはわりとその要素を感じて、「アンニュイな雰囲気で一見主人公を受け入れてくれそうだけど結局彼氏には逆らえないアメリカ美少女リジー」と「めっちゃ態度が悪くて外人見下しまくりの彼氏ハンター」というキャラがおり、正直あまり期待はせずに読み進めました。
しかし、引っかかったのはこの一編だけで、他の作品にはほとんどそういう要素はありませんでした。
移民にも難民にも貧困にも賄賂にも強権にも困ったことのない私ですが、一編一編の登場人物たちに起きる出来事を、ちゃんと我がことのように感じられました。人生の中に起きるどうしようもできない苦しみと、その中に輝く小さな善意に、惨めさや諦めや、もっと複雑な感情……。
「タイ」という要素がなくても、真正面から人の心を打つ名作でした。
2017年9月16日に日本でレビュー済み
あけすけな母親の言動に対して少年の恋心を笑いを誘うほどにみずみずしく表現されては、ページをめくる手が止まらなくなるわけだけれど、通り一遍なスタイルで全編が彩られているわけではなく、切り口を様々にして逃げ場を見出せない人々の逡巡を描き出せるところから、著者の思いと作家としての力量のほどを窺い知れる。笑いを誘うと書いたが、一話目の当該部分を除き愉快な調子の話は一話もない。舞台が東南アジアに絞られているために途上国の日常的な不条理劇として受け止める読者が多いようだし、それ自体が間違いだとは思わないけれど、劣位の友の命運に手を差しのべられない苦い思いや、兄の背中を追う弟のバイクのギアシフトに掛ける思い等々は、特定の文化に根ざしたものとしてみる必要がないことくらいは、最低限書いておきたく思う(当著作レビュー群は如何に訳者のあとがきがレビュワーにとり強力なアンカーになるかが判るいい例かもしれない。コンテクストは大事なので、新井徹やまる・ちのレビューは結論はともかく真っ当だと思う)。
物を書くに当たって一貫性の乏しいレビューは無価値だ。もっといえば、「最悪」と評しつつ2つ星をつけ、創話とドキュメンタリーとの間に線引きもできない様子で表題作「観光」は<失明の困難さ>下敷きにしていると仄めかすのは無価値を通り越して悪質だ。
「観光」をそんな作品だと感じたひとはどれくらいいるのだろう。海辺に霞みゆく母への息子の目を通じて当作品を「失明の困難さ」に矮小化するのは、心の貧しい読み方だと思う(作中に息子を叱咤する力強い母親のセリフも無視して「可哀想」に飛躍する感受性を私は理解できない)。
読み始める前、カバーイラストに対していい加減なイメージカットくらいにしか思っていなかった。さて、とりあえず立ち読みでもいいから最初の短編だけでも読んでみて欲しい。で、読み終わったらもう一度カバーイラストを見てみよう。それでもなおこのイラストに愛着が持てないようなら、あなたはこの本を買って読まなくてもいいかもしれない。
物を書くに当たって一貫性の乏しいレビューは無価値だ。もっといえば、「最悪」と評しつつ2つ星をつけ、創話とドキュメンタリーとの間に線引きもできない様子で表題作「観光」は<失明の困難さ>下敷きにしていると仄めかすのは無価値を通り越して悪質だ。
「観光」をそんな作品だと感じたひとはどれくらいいるのだろう。海辺に霞みゆく母への息子の目を通じて当作品を「失明の困難さ」に矮小化するのは、心の貧しい読み方だと思う(作中に息子を叱咤する力強い母親のセリフも無視して「可哀想」に飛躍する感受性を私は理解できない)。
読み始める前、カバーイラストに対していい加減なイメージカットくらいにしか思っていなかった。さて、とりあえず立ち読みでもいいから最初の短編だけでも読んでみて欲しい。で、読み終わったらもう一度カバーイラストを見てみよう。それでもなおこのイラストに愛着が持てないようなら、あなたはこの本を買って読まなくてもいいかもしれない。
2019年1月1日に日本でレビュー済み
東南アジアで繰り広げられる青年が送る生活の一編。貧しく、虐げられた環境と、青年期にありがちな心理的変化を巧く重ね合わせている小説。耐え忍ぶか、突き進むか。僕は突き進んで後で後悔するだろうなと思うけど、この小説に出てする突き進む人たちは皆、命の危機にさらされている。