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子育ての大誤解〔新版〕上――重要なのは親じゃない (ハヤカワ文庫NF) 文庫 – 2017/8/24
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購入オプションとあわせ買い
2017年新書大賞『言ってはいけない』(橘玲・著)で大きく取り上げられ話題沸騰の名著、ついに文庫化。
橘玲さん激賞!
「掛け値なしに、これまでで私がもっとも大きな影響を受けた本のひとつだ」(本書解説より)
スティーヴン・ピンカー絶賛!
「あまりのおもしろさに誤解しないでもらいたい。本書は真面目でかつ伝統にとらわれない科学の本である。おそらく心理学史に転機をもたらした一冊として名を残すことになるだろう」(本書序文より)
親が愛情をかければ良い子が育ち、育て方を間違えれば子どもは道を踏み外す――
この「子育て神話」は、学者たちのずさんで恣意的な学説から生まれたまったくのデタラメだった!
双子を対象にした統計データからニューギニアに生きる部族の記録まで多様な調査を総動員して、
子どもの性格と将来を決定づける真の要因に迫る。
センセーショナルな主張が物議を醸す一方、子育てに励む人々を重圧から解放してきた革命的育児論。
〈本書で紹介される事例の一部〉
・子どもは家と学校とで性格ががらりと変わる
・英才教育を受けた「神童」の多くは悲惨な末路を辿っている
・移民の子どもたちは家では母国語、外では第二言語を話す
・スラム街を去った不良少年の学業成績は劇的に向上した
橘玲さん激賞!
「掛け値なしに、これまでで私がもっとも大きな影響を受けた本のひとつだ」(本書解説より)
スティーヴン・ピンカー絶賛!
「あまりのおもしろさに誤解しないでもらいたい。本書は真面目でかつ伝統にとらわれない科学の本である。おそらく心理学史に転機をもたらした一冊として名を残すことになるだろう」(本書序文より)
親が愛情をかければ良い子が育ち、育て方を間違えれば子どもは道を踏み外す――
この「子育て神話」は、学者たちのずさんで恣意的な学説から生まれたまったくのデタラメだった!
双子を対象にした統計データからニューギニアに生きる部族の記録まで多様な調査を総動員して、
子どもの性格と将来を決定づける真の要因に迫る。
センセーショナルな主張が物議を醸す一方、子育てに励む人々を重圧から解放してきた革命的育児論。
〈本書で紹介される事例の一部〉
・子どもは家と学校とで性格ががらりと変わる
・英才教育を受けた「神童」の多くは悲惨な末路を辿っている
・移民の子どもたちは家では母国語、外では第二言語を話す
・スラム街を去った不良少年の学業成績は劇的に向上した
- 本の長さ400ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2017/8/24
- ISBN-104150505055
- ISBN-13978-4150505059
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商品の説明
著者について
教育研究者。ハーヴァード大学大学院心理学研究科で修士号を取得後、在野の研究者として心理学の教科書の執筆などに携わる。本書の元となった論文で、アメリカ心理学会から優秀な論文に対して贈られるジョージ・A・ミラー賞を受賞。本書は刊行されるや《ニューズウィーク》《ニューヨーク・タイムズ》《USAトゥデイ》など多くのメディアでセンセーショナルに取り上げられて注目を集め、ピュリッツァー賞の最終候補にも選ばれた。他の著書に、本書の理論をさらに精緻化した続篇No Two Alikeがある。
登録情報
- 出版社 : 早川書房; 新版 (2017/8/24)
- 発売日 : 2017/8/24
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 400ページ
- ISBN-10 : 4150505055
- ISBN-13 : 978-4150505059
- Amazon 売れ筋ランキング: - 24,445位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 33位ハヤカワ文庫 NF
- - 6,343位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
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2022年12月25日に日本でレビュー済み
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子育てで親の影響は、軽微だから、あんまり気を張らなくて良いと思った!
2017年10月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
世界中の、子育てコンプレックスの
親たちを、ホッとさせたベストセラーの文庫版。
世間では
「親の育て方が子どもの人生を決める」
「子どもが社会や学校でうまくやっていけないのは、
みんな親のせい」と、強く信じこまれている。
呪いのようなその世間常識は、
子育て中の親、とりわけ母親にとって
強いプレッシャー。
現実には、どれだけ厳しく子どもをしつけても、
よい教育を受けさせても
裏目に出ることが多すぎるから。
実は、子どもがどんな大人になるのか。
そこに親が与える影響は
世間で信じられているよりはるかに小さい。
子どもの人生を決めるのは
親の育て方じゃない。
重要なのは親じゃない。
子どもは、
親の言うことをきかず、親の期待を裏切って
友だちなど周囲との関係に強く影響されて
人生を切り開いていくように、
進化論的にプログラムされている…。
その事実を、双子の追跡など
さまざまな研究から
科学的に解き明かしている。
親はなくとも子は育つ。
のんきになろう。
親たちを、ホッとさせたベストセラーの文庫版。
世間では
「親の育て方が子どもの人生を決める」
「子どもが社会や学校でうまくやっていけないのは、
みんな親のせい」と、強く信じこまれている。
呪いのようなその世間常識は、
子育て中の親、とりわけ母親にとって
強いプレッシャー。
現実には、どれだけ厳しく子どもをしつけても、
よい教育を受けさせても
裏目に出ることが多すぎるから。
実は、子どもがどんな大人になるのか。
そこに親が与える影響は
世間で信じられているよりはるかに小さい。
子どもの人生を決めるのは
親の育て方じゃない。
重要なのは親じゃない。
子どもは、
親の言うことをきかず、親の期待を裏切って
友だちなど周囲との関係に強く影響されて
人生を切り開いていくように、
進化論的にプログラムされている…。
その事実を、双子の追跡など
さまざまな研究から
科学的に解き明かしている。
親はなくとも子は育つ。
のんきになろう。
2019年1月7日に日本でレビュー済み
レビュータイトルの意味は,本の内容は星4つ、タイトルのつけ方が星1つで平均して2.5。切り捨てても良かったが、それでは著者がかわいそうなので四捨五入して星3つにした。
この本の主内容は、子供の育ちの大部分が親からの影響によって決まるという「子育て神話」への反対論である。心理学研究の方法論に対する批判が記述の大半を占めているため、統計学の用語にあまりなじみのない読者には辛い内容になっているのは確かである。しかし、それさえ乗り越えられれば主張は明快である。よって本の内容には星4つを与えたい。私の理解が正しいとは限らないが、ハリスの論点は大体以下の通りだと思う。
1.子供が大人になった時どのような性格になるかを決める主要因は親の教育ではなく、子供の生物学的要素=遺伝的要因と子供時代の子供集団の中で彼らがどのように社会化されるかである。
2.遺伝的要因を除くとして、わが子を良い子にしたければ可能な限り治安も品行も良い地域で子育てを
するべきである。経済力があれば、子供を有名私学に通わせるのも良い方法だ。引越しは子供を非行やいじめから守るために有効だが、問題のない子にとっては集団への適応をやり直さねばならないハンディキャップを与えるので慎重に検討すべきである。離婚そのものは、子供にとって愉快ではないが良い子になるかどうかとはほとんど関係ない。しかし離婚したシングルマザーの貧困率の高さは、子供の育ち方に大きく影響している。
3.親の育て方が良いために子供も良く育つことを多くの心理学者は統計的に示しながら主張するが、それは行き過ぎである。そうした研究が示すのは良い育て方した親と良く育った子供のサンプル数の間に統計的相関があるに過ぎない。同じ統計処理の結果から良い子だから寛大で理解ある親でいることが出来たという主張も可能だが、大多数の心理学者はそうしない。統計的相関を原因と結果へと拡大解釈する心理学研究が多すぎ、マスメディアがこの誤った解釈を世間に広め、しばしば政治がそれを後押しする。これが現代の「子育て神話」生成メカニズムである。
4.遺伝的要因ま考慮した研究によると、親の育て方と子供の育ち方には有意な相関はほとんどなくなり、むしろ遺伝的要因が無視できない。
5.「難しい」=活発で衝動的、攻撃的で飽きやすく、他人の気持ちに鈍感な性格(サイコパス?)には
遺伝的要素が含まれることが明らかになっている。これにより、「難しい」親から「難しい」子が生まれやすいことも結論される。しかし「難しい」人々も知能指数が高かったり、混乱の時代に生まれるということにより優れたリーダーとなり得る。おそらくこうした理由によって、そのような性格は進化の過程で保存されてきたのではないか。
6.親にできることは衣食住の安定供給および環境の準備である。これらは子供の性格形成にあまり関係ないかもしれないが、大人になった時の健康や職業的成功には大きく影響する。治安の良く教育水準の高い地域に住むだけでなく、子供にスポーツや音楽を学ぶ機会を与えることも有効である。その機会を活かすことができるかどうかは主に子供自身の努力と素質によるが、機会がなければ成功もない。
7.子供は同じ親から生まれても一人一人違う。よって子育てにマニュアルはない。よくある子育て本の成功例は子供自身の遺伝的要因をほぼ無視しているので真に受けるべきではない。進化の結果、われわれには子育てを楽しく感じる感受性が備わっている。マニュアルや子育て成功例にしたがって義務をこなすのではなく、子育てを楽しむべきだ。
一方、タイトルは他のレビューアも言及しているようにめちゃくちゃである。評価は最低の1である。メインタイトルの「子育て神話」を「子育ての大誤解」と訳すのもかなり疑問だが、サブタイトルの「Why Children Turn Out the Way They Do」を「重要なのは親じゃない」と訳す?のは、めちゃくちゃである。これが著者の意図に沿うものであればまだしも、この本を読み通せばわかるように、著者はそのようにこの本を誤解しないようにしてほしいと幾度も念を押している。早川書房は、果たしてこのようなサブタイトルで良いかどうか著者に確認しているのだろうか?売れそうだからいいじゃね?、という著者や読者に対する侮蔑すら感じる。私はハヤカワノンフィクション文庫を愛読しているのだが、それだけにこのサブタイトルは残念で仕方がない。
この本の主内容は、子供の育ちの大部分が親からの影響によって決まるという「子育て神話」への反対論である。心理学研究の方法論に対する批判が記述の大半を占めているため、統計学の用語にあまりなじみのない読者には辛い内容になっているのは確かである。しかし、それさえ乗り越えられれば主張は明快である。よって本の内容には星4つを与えたい。私の理解が正しいとは限らないが、ハリスの論点は大体以下の通りだと思う。
1.子供が大人になった時どのような性格になるかを決める主要因は親の教育ではなく、子供の生物学的要素=遺伝的要因と子供時代の子供集団の中で彼らがどのように社会化されるかである。
2.遺伝的要因を除くとして、わが子を良い子にしたければ可能な限り治安も品行も良い地域で子育てを
するべきである。経済力があれば、子供を有名私学に通わせるのも良い方法だ。引越しは子供を非行やいじめから守るために有効だが、問題のない子にとっては集団への適応をやり直さねばならないハンディキャップを与えるので慎重に検討すべきである。離婚そのものは、子供にとって愉快ではないが良い子になるかどうかとはほとんど関係ない。しかし離婚したシングルマザーの貧困率の高さは、子供の育ち方に大きく影響している。
3.親の育て方が良いために子供も良く育つことを多くの心理学者は統計的に示しながら主張するが、それは行き過ぎである。そうした研究が示すのは良い育て方した親と良く育った子供のサンプル数の間に統計的相関があるに過ぎない。同じ統計処理の結果から良い子だから寛大で理解ある親でいることが出来たという主張も可能だが、大多数の心理学者はそうしない。統計的相関を原因と結果へと拡大解釈する心理学研究が多すぎ、マスメディアがこの誤った解釈を世間に広め、しばしば政治がそれを後押しする。これが現代の「子育て神話」生成メカニズムである。
4.遺伝的要因ま考慮した研究によると、親の育て方と子供の育ち方には有意な相関はほとんどなくなり、むしろ遺伝的要因が無視できない。
5.「難しい」=活発で衝動的、攻撃的で飽きやすく、他人の気持ちに鈍感な性格(サイコパス?)には
遺伝的要素が含まれることが明らかになっている。これにより、「難しい」親から「難しい」子が生まれやすいことも結論される。しかし「難しい」人々も知能指数が高かったり、混乱の時代に生まれるということにより優れたリーダーとなり得る。おそらくこうした理由によって、そのような性格は進化の過程で保存されてきたのではないか。
6.親にできることは衣食住の安定供給および環境の準備である。これらは子供の性格形成にあまり関係ないかもしれないが、大人になった時の健康や職業的成功には大きく影響する。治安の良く教育水準の高い地域に住むだけでなく、子供にスポーツや音楽を学ぶ機会を与えることも有効である。その機会を活かすことができるかどうかは主に子供自身の努力と素質によるが、機会がなければ成功もない。
7.子供は同じ親から生まれても一人一人違う。よって子育てにマニュアルはない。よくある子育て本の成功例は子供自身の遺伝的要因をほぼ無視しているので真に受けるべきではない。進化の結果、われわれには子育てを楽しく感じる感受性が備わっている。マニュアルや子育て成功例にしたがって義務をこなすのではなく、子育てを楽しむべきだ。
一方、タイトルは他のレビューアも言及しているようにめちゃくちゃである。評価は最低の1である。メインタイトルの「子育て神話」を「子育ての大誤解」と訳すのもかなり疑問だが、サブタイトルの「Why Children Turn Out the Way They Do」を「重要なのは親じゃない」と訳す?のは、めちゃくちゃである。これが著者の意図に沿うものであればまだしも、この本を読み通せばわかるように、著者はそのようにこの本を誤解しないようにしてほしいと幾度も念を押している。早川書房は、果たしてこのようなサブタイトルで良いかどうか著者に確認しているのだろうか?売れそうだからいいじゃね?、という著者や読者に対する侮蔑すら感じる。私はハヤカワノンフィクション文庫を愛読しているのだが、それだけにこのサブタイトルは残念で仕方がない。
2017年11月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
科学の本として読むと抜群におもしろい!。けど育児書としては別途書き直さないとこれを読める人はあんまりいないよなあ。。。どこかに
わかりやすく書いてないものかしら。
わかりやすく書いてないものかしら。
2017年11月15日に日本でレビュー済み
この本は心理学者である著者が発表した論文を、わずかに分かりやすく解説しただけの本です。
内容は文章がびっしりで、書いてあることも複雑。私のような、他の人よりはちょっと子育てに関心が高いと思いこんでいるような一般人は、読み始めてすぐにさじを投げるような内容です。
悪いのは著者でも訳者でもなく、編集担当者でしょう。原題の『THE NURTURE ASSUMPTION』を『子育ての大誤解』と今風のキャッチーなタイトルに意訳しまくり、一般人向けの本を装ったことがすべての原因。
ピューリッツァー賞の候補に挙がったほどの本なので、行動心理学などの専門家が読むならば十分ためになる本でしょう。
内容は文章がびっしりで、書いてあることも複雑。私のような、他の人よりはちょっと子育てに関心が高いと思いこんでいるような一般人は、読み始めてすぐにさじを投げるような内容です。
悪いのは著者でも訳者でもなく、編集担当者でしょう。原題の『THE NURTURE ASSUMPTION』を『子育ての大誤解』と今風のキャッチーなタイトルに意訳しまくり、一般人向けの本を装ったことがすべての原因。
ピューリッツァー賞の候補に挙がったほどの本なので、行動心理学などの専門家が読むならば十分ためになる本でしょう。
2017年9月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「大人の形成には遺伝子も仲間も重要だが、親は重要ではない。
なぜなら、親は子どもの生得的な性格を変えることはできないから。」
という、ちょっと衝撃的な論点の本ですが、
本書の意図するところは、親へのエールかと。
<本書のメッセージ>~訳者あとがきより~
子どもとともに過ごせることを楽しもう。
自分が教えられることを教えてあげればいいのだ。
気を楽にもって、彼らがどう育つかは、あなたの育て方を反映したものではない。
彼らを完璧な人間に育て上げることもできなければ、堕落させることもできない。
それはあなたが決めることではない。
本書が、子育てに悩む多くの方々に、新しい視点を提示し、子どもとの関係を見直すきっかけになれば幸いである。
なぜなら、親は子どもの生得的な性格を変えることはできないから。」
という、ちょっと衝撃的な論点の本ですが、
本書の意図するところは、親へのエールかと。
<本書のメッセージ>~訳者あとがきより~
子どもとともに過ごせることを楽しもう。
自分が教えられることを教えてあげればいいのだ。
気を楽にもって、彼らがどう育つかは、あなたの育て方を反映したものではない。
彼らを完璧な人間に育て上げることもできなければ、堕落させることもできない。
それはあなたが決めることではない。
本書が、子育てに悩む多くの方々に、新しい視点を提示し、子どもとの関係を見直すきっかけになれば幸いである。
2017年10月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
子育て中の主婦です。
何が言いたいのかわからず。
誰か要約してほしい。
何が言いたいのかわからず。
誰か要約してほしい。
2020年2月29日に日本でレビュー済み
・どんな本?
育児書っぽいタイトルだが、内容は行動遺伝学、進化心理学に基づくサイエンスノンフィクション。
子どもの性格は親の育て方で決まるという、いわゆる「子育て神話」がある。
この本の著者ジョディス・リッチ・ハリスは、そんな「子育て神話」を検証し、その裏付けとなった根拠がいかにずさんであったかを明らかにする。
この本では「親による子育ては、子供の性格に影響しない」という衝撃的な結論に至る。
・ジョディス・リッチ・ハリスって誰?
ハリスは、自身が二人の娘を持つ母親で、アメリカの在野の心理学者だ。
ハリスはハーバードで研究者を志していたが持病によりその道を断念し、その後、教育書の執筆の傍ら研究を続けた。
その研究の成果であり、この本の元になった論文が、進化心理学者のスティーブン・ピンカー(暴力の人類史等、著作多数)をはじめ高い評価を得た。
・要約①:子育て神話がデタラメって本当?
この本でいう、「子育て神話」とは、すなわち、「親が子供にかける愛情が大きければその子は良い子に育ち、愛情が不足すれば悪い子に育つ」というものだ。
この意見に多くの人は特に何も疑わないのでなないか。
この考えの元になったのは、フロイトの「成人期の心理的苦痛は、そのすべてが幼年期、とりわけ親とのかかわりが深い時期の体験に起因する」という説だとハリスは言う。
フロイトは著名な心理学者だが、現代では、エディプス・コンプレックスをはじめその理論は一部の功績を除いてアヤシイものだと知られている。
出所がアヤシイこの学説は、まともな裏付けがないまま、人間は氏(遺伝的要因)より育ち(環境や教育)で規定される、という「政治的に正しい」考えが受け入れられやすい時代のなかで育まれていった。
子どもの心は、平等に真っ白な石板で、教育により良くも悪くもなり得るというわけだ。
そして、子どもが悪い子になるのは親の責任ということになり、親たちのプレッシャーは増大した。
・要約②子どもの性格は何で決まるの?
(1)遺伝的要因
もちろん、子の性格は親による影響を多く受ける。ただしそれは「教育」によるものではない。
多くは、遺伝である。行動遺伝学では、子どもの性格の特徴のうち50%は遺伝的要因に起因し、50%は環境的要因に起因するということになっている。
考えてみれば当たり前のことだ。身長等の身体的特徴がある程度遺伝するのであれば、知能や性格も遺伝の影響が大きそうなものだ。
だから、例えば明るい性格の親からは明るい性格の子が埋まれる可能性は高い。
このことを著者は、多くの根拠を用いて検証する。代表的なものとしては、双子を用いた研究である。
一卵性の双子は、生まれてすぐに養子に出されて別々の家庭に育ったとしても、外見だけでなく内面も驚くほどそっくりなことが多い。
それは、同じ家庭で育った二卵性の双子よりも特徴が一致するのだ。
(2)環境的要因
性格の特徴のうち残りの50%は非遺伝的要因、すなわち「環境」である。
しかし、これも家庭環境のことではないと著者は言う。
子どもの性格を規定する「環境」とは、家庭以外の環境、すなわち子どもにとっての友だち関係による環境である。
これについても、著者は進化心理学の観点から極めて説得力のある説明をする。
すなわち、太古より、親は狩猟採取や乳児の世話にかかりきりで、ある程度成長した子どもは子ども集団として過ごしたはずである。
だから、コミュニケーション等、集団(社会)に役立つ物事は、子ども社会で学んだ方が都合がよいということになる。
子どもは、本能的に自分に似たもの同士で集団を作り、その集団と自分を同一視し、その集団の規範を身につける。こうして性格が形成される。
これが、ハリスがこの本で主張する「集団社会化説」だ。
以上から、子どもの性格の形成に関して、親の影響は大きくないというわけである。
・要約③じゃ親にできることはないの?
上で言ったように、子どもは、集団(社会)に役立つ物事は子ども集団で学ぶ。逆に言うと、子ども集団で特に重要でないことは、子どもは家庭内で学ぶのだ。
例えば、料理や音楽等だ。このような技能や好みは、家庭内の影響が残り続けるらしい。
また、誤解してはいけないのは、この本では、別に子どもに愛情を注ぐことが無意味だとかそんなことを言ってるのではない。
愛情をもって育てられた子どもは、家庭内において快適に過ごせるであろうし、幸せに決まっている。
しかし、子どもは、社会的な能力を家庭の外で獲得するのであり、親のコントロールの限界が存在するのは間違いなく、親にできることとできないことがあるということだ。
親にできることは、例えば、家庭外の適切な環境を与えることだ。また、子どもが友だち集団で浮かないようにすることだ。
「子育て神話」は、子どもに対する愛情も親の義務のように説かれる。しかし、子育ての為にこどもを愛するのではない。
子供が愛しいから親は子どもを愛するのだ。
「子育て神話」から開放されれば、より純粋に子どもを愛することができる。
そして、著者はこの本の最後をこう締めくくっている。
「あなたに悪いところがあるとしても、決してそれを親のせいにしてはいけない。」
育児書っぽいタイトルだが、内容は行動遺伝学、進化心理学に基づくサイエンスノンフィクション。
子どもの性格は親の育て方で決まるという、いわゆる「子育て神話」がある。
この本の著者ジョディス・リッチ・ハリスは、そんな「子育て神話」を検証し、その裏付けとなった根拠がいかにずさんであったかを明らかにする。
この本では「親による子育ては、子供の性格に影響しない」という衝撃的な結論に至る。
・ジョディス・リッチ・ハリスって誰?
ハリスは、自身が二人の娘を持つ母親で、アメリカの在野の心理学者だ。
ハリスはハーバードで研究者を志していたが持病によりその道を断念し、その後、教育書の執筆の傍ら研究を続けた。
その研究の成果であり、この本の元になった論文が、進化心理学者のスティーブン・ピンカー(暴力の人類史等、著作多数)をはじめ高い評価を得た。
・要約①:子育て神話がデタラメって本当?
この本でいう、「子育て神話」とは、すなわち、「親が子供にかける愛情が大きければその子は良い子に育ち、愛情が不足すれば悪い子に育つ」というものだ。
この意見に多くの人は特に何も疑わないのでなないか。
この考えの元になったのは、フロイトの「成人期の心理的苦痛は、そのすべてが幼年期、とりわけ親とのかかわりが深い時期の体験に起因する」という説だとハリスは言う。
フロイトは著名な心理学者だが、現代では、エディプス・コンプレックスをはじめその理論は一部の功績を除いてアヤシイものだと知られている。
出所がアヤシイこの学説は、まともな裏付けがないまま、人間は氏(遺伝的要因)より育ち(環境や教育)で規定される、という「政治的に正しい」考えが受け入れられやすい時代のなかで育まれていった。
子どもの心は、平等に真っ白な石板で、教育により良くも悪くもなり得るというわけだ。
そして、子どもが悪い子になるのは親の責任ということになり、親たちのプレッシャーは増大した。
・要約②子どもの性格は何で決まるの?
(1)遺伝的要因
もちろん、子の性格は親による影響を多く受ける。ただしそれは「教育」によるものではない。
多くは、遺伝である。行動遺伝学では、子どもの性格の特徴のうち50%は遺伝的要因に起因し、50%は環境的要因に起因するということになっている。
考えてみれば当たり前のことだ。身長等の身体的特徴がある程度遺伝するのであれば、知能や性格も遺伝の影響が大きそうなものだ。
だから、例えば明るい性格の親からは明るい性格の子が埋まれる可能性は高い。
このことを著者は、多くの根拠を用いて検証する。代表的なものとしては、双子を用いた研究である。
一卵性の双子は、生まれてすぐに養子に出されて別々の家庭に育ったとしても、外見だけでなく内面も驚くほどそっくりなことが多い。
それは、同じ家庭で育った二卵性の双子よりも特徴が一致するのだ。
(2)環境的要因
性格の特徴のうち残りの50%は非遺伝的要因、すなわち「環境」である。
しかし、これも家庭環境のことではないと著者は言う。
子どもの性格を規定する「環境」とは、家庭以外の環境、すなわち子どもにとっての友だち関係による環境である。
これについても、著者は進化心理学の観点から極めて説得力のある説明をする。
すなわち、太古より、親は狩猟採取や乳児の世話にかかりきりで、ある程度成長した子どもは子ども集団として過ごしたはずである。
だから、コミュニケーション等、集団(社会)に役立つ物事は、子ども社会で学んだ方が都合がよいということになる。
子どもは、本能的に自分に似たもの同士で集団を作り、その集団と自分を同一視し、その集団の規範を身につける。こうして性格が形成される。
これが、ハリスがこの本で主張する「集団社会化説」だ。
以上から、子どもの性格の形成に関して、親の影響は大きくないというわけである。
・要約③じゃ親にできることはないの?
上で言ったように、子どもは、集団(社会)に役立つ物事は子ども集団で学ぶ。逆に言うと、子ども集団で特に重要でないことは、子どもは家庭内で学ぶのだ。
例えば、料理や音楽等だ。このような技能や好みは、家庭内の影響が残り続けるらしい。
また、誤解してはいけないのは、この本では、別に子どもに愛情を注ぐことが無意味だとかそんなことを言ってるのではない。
愛情をもって育てられた子どもは、家庭内において快適に過ごせるであろうし、幸せに決まっている。
しかし、子どもは、社会的な能力を家庭の外で獲得するのであり、親のコントロールの限界が存在するのは間違いなく、親にできることとできないことがあるということだ。
親にできることは、例えば、家庭外の適切な環境を与えることだ。また、子どもが友だち集団で浮かないようにすることだ。
「子育て神話」は、子どもに対する愛情も親の義務のように説かれる。しかし、子育ての為にこどもを愛するのではない。
子供が愛しいから親は子どもを愛するのだ。
「子育て神話」から開放されれば、より純粋に子どもを愛することができる。
そして、著者はこの本の最後をこう締めくくっている。
「あなたに悪いところがあるとしても、決してそれを親のせいにしてはいけない。」