柴田先生の作品を読むのは「ニルヤの島」に続いてこれが2冊目。
「アメリカン・ブッダ」に惹かれてこの本を手にしたが、とても良かった。「雲南省スー族におけるVR技術の使用例」も良かった。現実にもいつかこういった時代が来るだろう。先生の作品の想定を遙かに超えた世界観に引き込まれた。
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アメリカン・ブッダ (ハヤカワ文庫JA) 文庫 – 2020/8/20
柴田 勝家
(著)
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もしも荒廃した近未来アメリカに、 仏陀を信仰するインディアンが現れたら――未曾有の災害と暴動により大混乱に陥り、国民の多くが現実世界を見放したアメリカ大陸で、仏教を信じ続けたインディアンの青年が救済を語る書下ろし表題作のほか、VR世界で一生を過ごす少数民族を描く星雲賞受賞作「雲南省スー族におけるVR技術の使用例」、『ヒト夜の永い夢』前日譚にして南方熊楠の英国留学物語の「一八九七年:龍動幕の内」など、民俗学とSFを鮮やかに交えた6篇を収録する、柴田勝家初の短篇集。解説:池澤春菜
- 本の長さ320ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2020/8/20
- 寸法10.6 x 1.2 x 15.7 cm
- ISBN-104150314438
- ISBN-13978-4150314439
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著者について
SF作家。1987年東京生まれ。成城大学大学院文学研究科日本常民文化専攻博士課程前期修了。在学中の2014年、『ニルヤの島』で第2回ハヤカワSFコンテストの大賞を受賞し、デビュー。他の著作に『クロニスタ 戦争人類学者』『ヒト夜の永い夢』(ハヤカワ文庫JA)、《心霊科学捜査官》シリーズ(講談社タイガ)などがある。2018年、「雲南省スー族におけるVR技術の使用例」で第49回星雲賞日本短編部門受賞。戦国武将・柴田勝家を敬愛する。
登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2020/8/20)
- 発売日 : 2020/8/20
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 320ページ
- ISBN-10 : 4150314438
- ISBN-13 : 978-4150314439
- 寸法 : 10.6 x 1.2 x 15.7 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 285,283位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 450位ハヤカワ文庫 JA
- - 1,531位SF・ホラー・ファンタジー (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年8月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
6つの短篇のうち表題作「アメリカン・ブッダ」が書き下ろしで、他は他誌・他媒体に発表済み。どの作
品もユニークなアイディアで奇妙な味を出している。
1.雲南省スー族におけるVR技術の使用例
一生VRの世界で過ごす部族の見ているものは何か?どんな景色なのか、我々の見ている世界と果たし
て同じものなのか・・・。虚と実、自と他の違いとは?を奇妙な味付けで書いた作品。
2.鏡石異譚
タイムトラベルの謎を記憶子と関連付け、一人の女の子の成長の姿を描いたサスペンス風SF。私的に
は少々難解だった。
3.邪義の壁
昔から増改築を繰り返してきた迷路のような主人公の実家。ある日白壁から白骨死体が発見された。
それからヒタヒタと忍びよる恐怖の予感にぞっとする。その背景も結末もまた不気味。
4.一八九七年:龍動幕の内
人間の言葉を解析し、人間の望む答えを提示するコンピュータ。レトロチックでスチームパンク風
の作品。
5.検疫官
人間の思想に影響を及ぼすもの即ち物語を病気とみなし、検疫する男の物語。発想がユニーク。
6.アメリカン・ブッダ
現実のアメリカから語りかけるミラクルマンと、仮想世界「Mアメリカ」の主人公との物語。著者の
意図したものと私の受けた印象と異なるのかも知れないが、以下述べてみます。欧米人の特質かキリ
スト教の教義のせいなのか、理想の世界を謳ったはずなのに、分断の道へと・・・。現在のアメリカ
への痛烈な皮肉に感じられる。仏陀について説明するミラクルマンが、日本人ではなくネイティブア
メリカン(インディアン)であることも、ストーリーに一種のスパイスを効かせている。加えて、物
語全体から受ける雰囲気と、主人公の言動との対比から、分断の原因が垣間見える。
仏教の教義の様に、或いは仏像のアルカイックスマイルの心境こそが大切なのでは?
品もユニークなアイディアで奇妙な味を出している。
1.雲南省スー族におけるVR技術の使用例
一生VRの世界で過ごす部族の見ているものは何か?どんな景色なのか、我々の見ている世界と果たし
て同じものなのか・・・。虚と実、自と他の違いとは?を奇妙な味付けで書いた作品。
2.鏡石異譚
タイムトラベルの謎を記憶子と関連付け、一人の女の子の成長の姿を描いたサスペンス風SF。私的に
は少々難解だった。
3.邪義の壁
昔から増改築を繰り返してきた迷路のような主人公の実家。ある日白壁から白骨死体が発見された。
それからヒタヒタと忍びよる恐怖の予感にぞっとする。その背景も結末もまた不気味。
4.一八九七年:龍動幕の内
人間の言葉を解析し、人間の望む答えを提示するコンピュータ。レトロチックでスチームパンク風
の作品。
5.検疫官
人間の思想に影響を及ぼすもの即ち物語を病気とみなし、検疫する男の物語。発想がユニーク。
6.アメリカン・ブッダ
現実のアメリカから語りかけるミラクルマンと、仮想世界「Mアメリカ」の主人公との物語。著者の
意図したものと私の受けた印象と異なるのかも知れないが、以下述べてみます。欧米人の特質かキリ
スト教の教義のせいなのか、理想の世界を謳ったはずなのに、分断の道へと・・・。現在のアメリカ
への痛烈な皮肉に感じられる。仏陀について説明するミラクルマンが、日本人ではなくネイティブア
メリカン(インディアン)であることも、ストーリーに一種のスパイスを効かせている。加えて、物
語全体から受ける雰囲気と、主人公の言動との対比から、分断の原因が垣間見える。
仏教の教義の様に、或いは仏像のアルカイックスマイルの心境こそが大切なのでは?
2023年12月7日に日本でレビュー済み
SF×民俗学の看板に偽りなし。完成された短編集だった。どの話も学術性とエンタメ性を高い次元で両立しており、とても面白い。ほどよく頭を使いながら、満足感を味わいつつ読み終えた。自分にとっては最高のSF体験だった。
2021年12月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
久々にSFを読むときのドキドキワクワクを思い出しました。
子供の頃に夢中で読んだSF作家が現在に生まれ変わってきたようです。
SFという形式を通してひたすらに「世界を考えよう」という意思を感じられる短編集でした。
この読後感は小松左京先生の作品を読んだときに近く(地口も含めて)、長編も期待しています。
子供の頃に夢中で読んだSF作家が現在に生まれ変わってきたようです。
SFという形式を通してひたすらに「世界を考えよう」という意思を感じられる短編集でした。
この読後感は小松左京先生の作品を読んだときに近く(地口も含めて)、長編も期待しています。
2020年11月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とんでもない設定の話が多いが、意外と読みやすい。イーガンとか、ラッカーも設定に驚かされるが、翻訳ということもあるのか読みづらい。作家が自分の専門分野を強調して作品を書くとこういうことが起こりやすいが、柴田氏は読者への心遣いが強い人なのだと思う。その分ややチープなイメージになるのが惜しい。
2021年10月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
仏陀の教えをとくインディアン。何でやねんという話だが、そういう話である。聞いたことあるなぁという仏陀のエピソードをインディアンテイストで味付けする不思議なSF。
人は電子の海で生きたとしても、なにかを探す事を止められない、という事なんですかね。
人は電子の海で生きたとしても、なにかを探す事を止められない、という事なんですかね。
2020年12月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
表題作「アメリカン・ブッダ」が特に面白かったです。
あらゆる物質に満たされ人々は永遠に近い寿命を持てる仮想世界「Mアメリカ」という
人類が切望し続けてきた「天国」そのものに行ける世界のお話。
しかし、天国に行っても人間は苦しみ争い続ける。
例え愛する人がいて、可愛いペットがいて、理想の家族が側にいたとしても
例え宇宙の創造神になったとしても、人が人である限り苦しみの輪廻からは逃れられない。
なぜなら人間が救われる唯一の道とは天使になることでも神になることでもなく
人で居続けることだから。
なんだか不思議な読感でした。
救いがないようで救われたそんな気分ですね。
SFって本当にいいなって思いました。
あらゆる物質に満たされ人々は永遠に近い寿命を持てる仮想世界「Mアメリカ」という
人類が切望し続けてきた「天国」そのものに行ける世界のお話。
しかし、天国に行っても人間は苦しみ争い続ける。
例え愛する人がいて、可愛いペットがいて、理想の家族が側にいたとしても
例え宇宙の創造神になったとしても、人が人である限り苦しみの輪廻からは逃れられない。
なぜなら人間が救われる唯一の道とは天使になることでも神になることでもなく
人で居続けることだから。
なんだか不思議な読感でした。
救いがないようで救われたそんな気分ですね。
SFって本当にいいなって思いました。
2020年10月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「アメリカン・ブッダ」(柴田勝家)を読んだ。
『こういう物語を語れる人がいたんだな。』
それが読み終わって最初に思ったこと。
収録された六篇の中では「雲南省スー族におけるVR技術の使用例」が出色である。
この先の柴田勝家氏の動向をウォッチしていきたい。
きっと何かやってくれそうだ。
『こういう物語を語れる人がいたんだな。』
それが読み終わって最初に思ったこと。
収録された六篇の中では「雲南省スー族におけるVR技術の使用例」が出色である。
この先の柴田勝家氏の動向をウォッチしていきたい。
きっと何かやってくれそうだ。