死んだらどうなるのか。これは日本人が古くから考え続けたテーマであり、不安であり、希望であった。
この作品では、たったひとつの思い出だけを選び、それ以外全て忘れてしまうという死者のルールが軸となる。
選ばない者、選べない者の姿、様々な背景を持つ死者の思い出探しを通じて、ひとは何のために生きるのか、どう生きるのかを問うように感じた。
淡々と進むストーリーに、冬の情景や死者の感情が小気味よく、重苦しくない作品だった。
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小説ワンダフルライフ (ハヤカワ文庫 JA コ 1-1) 文庫 – 1999/3/1
是枝 裕和
(著)
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- 本の長さ271ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日1999/3/1
- ISBN-104150306117
- ISBN-13978-4150306113
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登録情報
- 出版社 : 早川書房 (1999/3/1)
- 発売日 : 1999/3/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 271ページ
- ISBN-10 : 4150306117
- ISBN-13 : 978-4150306113
- Amazon 売れ筋ランキング: - 595,531位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 929位ハヤカワ文庫 JA
- - 14,075位日本文学
- - 50,885位エンターテイメント (本)
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上位レビュー、対象国: 日本
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2020年9月10日に日本でレビュー済み
主な登場人物である死者22人、職員5人が入れ替わり立ち替わり登場してくるので、あまりに多すぎてごちゃごちゃして分かりにくかった。どの人が主人公なのか?最初は分からなかった。後半以降になって、死者1人、職員1人に絞られてきて、やっとこの2人が中心人物なのかと分かるようになって、この2人に意外な繋がりが有ることと、職員にも不思議な真相が隠されていたことが分かってくると、ここから面白くなってきました。
ちょっと遅過ぎる。面白くなってきた、かと思うともう終わりに近付いている。そんな感じです。最初から、飛ばして欲しかった。
また、ここからストーリーをもっと発展させて行ってもいいような気がします。そうすれば、もっと面白かったかも?
それにしても、最初のごちゃごちゃ感がとても気になります。
ちょっと遅過ぎる。面白くなってきた、かと思うともう終わりに近付いている。そんな感じです。最初から、飛ばして欲しかった。
また、ここからストーリーをもっと発展させて行ってもいいような気がします。そうすれば、もっと面白かったかも?
それにしても、最初のごちゃごちゃ感がとても気になります。
2008年6月23日に日本でレビュー済み
同名映画の小説だが、原作本、というわけではないようだ。
「死」をテーマにするという事は、すなわち「生」をテーマにしている訳で。
「人生で一番の思い出はなんですか?」そうたずねられて、3日間のうちに選び出すことができるだろうか?一つにしぼる事で、その人の人生全体が、そのひとつとそれ以外という分類によって、浮き彫りになって行くような。怖い選択でもある。そして一人の思い出は、いろんな人とつながっているという。。。なかなか素敵な小説でした。
「死」をテーマにするという事は、すなわち「生」をテーマにしている訳で。
「人生で一番の思い出はなんですか?」そうたずねられて、3日間のうちに選び出すことができるだろうか?一つにしぼる事で、その人の人生全体が、そのひとつとそれ以外という分類によって、浮き彫りになって行くような。怖い選択でもある。そして一人の思い出は、いろんな人とつながっているという。。。なかなか素敵な小説でした。
2002年11月26日に日本でレビュー済み
「あなたの人生の中から大切な思い出をひとつだけ選んで下さい。いつを選びますか?」
それはきっと生きていた証を再認識するために必要な手順だったのだと、読後はじめて気がついた。
この話の中に描かれている人々は、葛藤しながら生きていた証を選ぶ。そうしてたった一つのその思い出を胸に抱いて旅立っていく。
読み終わった後の胸に落ちる残り香が、たまらなく、切なく、いとおしい。
生きていることの意味。ここに在ることの証。
死を思うことは、今を生きていることを改めて考えることに通じている。
それはきっと生きていた証を再認識するために必要な手順だったのだと、読後はじめて気がついた。
この話の中に描かれている人々は、葛藤しながら生きていた証を選ぶ。そうしてたった一つのその思い出を胸に抱いて旅立っていく。
読み終わった後の胸に落ちる残り香が、たまらなく、切なく、いとおしい。
生きていることの意味。ここに在ることの証。
死を思うことは、今を生きていることを改めて考えることに通じている。
2001年4月28日に日本でレビュー済み
この本は、会社の同僚に薦められた本の一つです。
この物語は、人が死んで天国に行くまでの一週間の間に今までの自分の人生の中での思い出を選びます。皆、それぞれの思い出を持ってますがここではたった一つしか選べません。最後に一人一人が主人公になれる物語です。この本を読んだ後、私だったら何を選ぶか、選べるようなまた再現したい思い出はたくさんあるかなって思いました。これを読んだ後、あなたも今一番の再現したい思い出って何だろうと考えます。今後の生き方が変わるかも?お勧めの一冊です。
この物語は、人が死んで天国に行くまでの一週間の間に今までの自分の人生の中での思い出を選びます。皆、それぞれの思い出を持ってますがここではたった一つしか選べません。最後に一人一人が主人公になれる物語です。この本を読んだ後、私だったら何を選ぶか、選べるようなまた再現したい思い出はたくさんあるかなって思いました。これを読んだ後、あなたも今一番の再現したい思い出って何だろうと考えます。今後の生き方が変わるかも?お勧めの一冊です。