ベルガリアードは指輪のパクリでありパロディであるかもしれないが、
おもしろいものはおもしろい。
それなりに壮大で明るく、ほのぼの・しみじみとしたところもあって
素直に楽しめる。軽いのがよい。
「銀狼の花嫁」はその前日譚なので、基本としては
ベルガリアード&マロリオンを全部読んでから読むべきもの。
知らないうちにベルガリアードもマロリオンも、絶版・復刻状態に
なっているようなので、そちらを読まずにこの本を読んでしまう人も
いるのかもしれないが、
できるだけベル⇒マロ⇒この本(とその続編)という順番で読みたい。
しかし、ペーパーバック1冊(やや厚め)を、どうして三部作に
してしまうのか?2冊にできるはずだと思うのだけど
ハヤカワさんの戦略なのだろうか??
いよいよここから…というところで1巻が終わってしまうので
その続きのためにまたペーパーバックを読む羽目になってしまった。。

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
銀狼の花嫁 (ハヤカワ文庫 FT エ 1-27 魔術師ベルガラス 1) 文庫 – 2005/7/8
- 本の長さ453ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2005/7/8
- ISBN-10415020392X
- ISBN-13978-4150203924
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2006年4月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
17年位前に発刊された,ベルガリアード物語,マロリオン物語を読んだ方々には,このシリーズは必見ではないでしょうか?
前作に至るまでの,様々な人間模様(このシリーズでは特にベルガラスの師兄弟,妻,娘達)の生き様が目に浮かぶようです。
ベルマコー,ベルサンバー(前作も読んでない人スイマセン^^;)が生きている時代のことを読んで,私は大いに世界が広がりました^^
前作に至るまでの,様々な人間模様(このシリーズでは特にベルガラスの師兄弟,妻,娘達)の生き様が目に浮かぶようです。
ベルマコー,ベルサンバー(前作も読んでない人スイマセン^^;)が生きている時代のことを読んで,私は大いに世界が広がりました^^
2007年2月2日に日本でレビュー済み
久々にエディングス夫妻の新刊が読めたこれら「マロリオン」以後シリーズですが、
嬉しい・・・・が残念。前シリーズの中でプロットは完全に使い果たしていると思う。
エディングスのユーモアに触れられるのはうれしいが、一人称語りはこれら数巻の「蛇足感」を強調する。
違うシリーズ・・・・早く刊行されない物でしょうか・・・。
嬉しい・・・・が残念。前シリーズの中でプロットは完全に使い果たしていると思う。
エディングスのユーモアに触れられるのはうれしいが、一人称語りはこれら数巻の「蛇足感」を強調する。
違うシリーズ・・・・早く刊行されない物でしょうか・・・。
2006年5月31日に日本でレビュー済み
買って損はないと思う、が
<br />
<br />この巻の後書きを読むと、「マロリオン物語」の、よりにもよってエンディングが解ってしまうのが辛すぎる。
<br />出版の順番についてはなにかしら都合があったんだろうと思うし、こちらがマロリオンより先に出た以上多少のネタバレは止むを得ないと思うが、後書きでやられてしまっているネタバレほど酷くはないんじゃないかと。
<br />
<br />
<br />この巻の後書きを読むと、「マロリオン物語」の、よりにもよってエンディングが解ってしまうのが辛すぎる。
<br />出版の順番についてはなにかしら都合があったんだろうと思うし、こちらがマロリオンより先に出た以上多少のネタバレは止むを得ないと思うが、後書きでやられてしまっているネタバレほど酷くはないんじゃないかと。
<br />
2005年7月9日に日本でレビュー済み
本書は、この度ハヤカワ文庫FTで新装版が発売された「ベルガリアード物語」の前日談である。ベルガリアード物語で様々な表情を見せた永遠の男、齢七千歳の魅力的な魔術師ベルガラスが、全てが終わった後、ガリオンやダーニクにせがまれて自分の経験を書くという体裁で綴られている。
ただし、ベルガリアード物語の続編であるマロリオン物語の終了直後から始まるという時系列になるため、冒頭部分でマロリオン物語の結末の状況が一部示されてしまう。「マロリオン物語」は2006年1月から新装版が発売されるので、どうしてもネタバレが気になる人はそれを待つことをお勧めする。
さて、肝心の内容だが、ベルガラスの一人称で綴られる物語は、いつもながらのエディングス節に加えて語り手であるベルガラスの独白が入るのが絶妙な味わいである。物語の大枠は既に過去のこととして本編で語られておりそれらと矛盾する点や違和感を感じる部分もあるが、ベルガラスとアルダーの出会い、そしてアルダーに惹かれて集まった弟子達がすれ違いながらも仲間になっていく過程丁寧に描いていて大枠がわかっていてもページをめくる手を止められない。そして、雌狼との出会いやトラクが世界を引き裂いた事件前後のアルダーの弟子達の活躍、鉄拳リヴァ達と共にベルガラスが珠の奪還に向かうという大きな流れの中で、それぞれの個性がユーモアたっぷりに描かれている。
特に醜さ故に追放され、迫害されたベルディンがアルダーと仲間達に迎えられて絆を深め、魔術の研鑽や議論において、また世界を飛び回って縦横無尽に活躍する様が個人的にはたまらない。劇的な場面で本巻は幕を閉じることもあり、今後毎月続刊されるのが待ち遠しくて堪らない一冊である。
ただし、ベルガリアード物語の続編であるマロリオン物語の終了直後から始まるという時系列になるため、冒頭部分でマロリオン物語の結末の状況が一部示されてしまう。「マロリオン物語」は2006年1月から新装版が発売されるので、どうしてもネタバレが気になる人はそれを待つことをお勧めする。
さて、肝心の内容だが、ベルガラスの一人称で綴られる物語は、いつもながらのエディングス節に加えて語り手であるベルガラスの独白が入るのが絶妙な味わいである。物語の大枠は既に過去のこととして本編で語られておりそれらと矛盾する点や違和感を感じる部分もあるが、ベルガラスとアルダーの出会い、そしてアルダーに惹かれて集まった弟子達がすれ違いながらも仲間になっていく過程丁寧に描いていて大枠がわかっていてもページをめくる手を止められない。そして、雌狼との出会いやトラクが世界を引き裂いた事件前後のアルダーの弟子達の活躍、鉄拳リヴァ達と共にベルガラスが珠の奪還に向かうという大きな流れの中で、それぞれの個性がユーモアたっぷりに描かれている。
特に醜さ故に追放され、迫害されたベルディンがアルダーと仲間達に迎えられて絆を深め、魔術の研鑽や議論において、また世界を飛び回って縦横無尽に活躍する様が個人的にはたまらない。劇的な場面で本巻は幕を閉じることもあり、今後毎月続刊されるのが待ち遠しくて堪らない一冊である。
2005年7月29日に日本でレビュー済み
ベルがリアード物語の第一巻、「予言の守護者」を
新刊コーナーで手にしたときからのファンなのですが、
こんなに長い間、飽きずにファンでいつづけさせてくれる作品も珍しいですね!
とても1人1人の人物に厚みを感じられて、
構えないチャーミングな人たちに魅了されます。
ストーリーもとてもすんなり読めて、しかもちっともダレさせず、
いつのまにかぐいぐいストーリーにのめりこんでしまう良さがあります。
前シリーズマロリオン物語最終巻「宿命の戦い」の最後が、
新たな人生の始まり。
新しい世界の始まりで終わっていたので、もう気になってしかたなかったですね!
まるで普通のお爺さんのように自分の過去を、孫や友人勧められて書き綴る。
そんなほのぼのとしたシーンも、
アルダー神の弟子、魔術師ベルガラスともなれば何千年もの歴史の世界、
神と人の不思議な、それでいてさりげない、親しみの湧く世界の壮大な物語になってしまうのです。
今まで作中で語られていた預言書の中の歴史の世界が、
ベルガラスという格好の語り部を得て実に生き生きと甦ります。
師であるアルダー神の優しさや、兄弟弟子の絆、敵であるトラク神とのやりとり。
(眠るトラクに言ったセリフが特にいい!)
そして、美しい伴侶との出会い・・・。
絶対におすすめです!!
以前の作品も発行されなおしていることですし、
是非読んでいただきたい本です。
マロリオン物語の「疫病帝国」で語られる、
ベルガラスが悪魔を操る修行をしていたとき、師匠に悪魔を送り返したと言う話が
違う内容になっている点と、
マロリオン物語の「メルセネの錬金術師」で語られる、
ベルディンが初めて魔術を使ったのはベルガラスに怒っていたとき。
という話も全く変わっていて、思わずにやりと笑ってしまう。
これもまた、楽しみの一つとして受け入れられるのも、
お話が心から好きだから。
新刊コーナーで手にしたときからのファンなのですが、
こんなに長い間、飽きずにファンでいつづけさせてくれる作品も珍しいですね!
とても1人1人の人物に厚みを感じられて、
構えないチャーミングな人たちに魅了されます。
ストーリーもとてもすんなり読めて、しかもちっともダレさせず、
いつのまにかぐいぐいストーリーにのめりこんでしまう良さがあります。
前シリーズマロリオン物語最終巻「宿命の戦い」の最後が、
新たな人生の始まり。
新しい世界の始まりで終わっていたので、もう気になってしかたなかったですね!
まるで普通のお爺さんのように自分の過去を、孫や友人勧められて書き綴る。
そんなほのぼのとしたシーンも、
アルダー神の弟子、魔術師ベルガラスともなれば何千年もの歴史の世界、
神と人の不思議な、それでいてさりげない、親しみの湧く世界の壮大な物語になってしまうのです。
今まで作中で語られていた預言書の中の歴史の世界が、
ベルガラスという格好の語り部を得て実に生き生きと甦ります。
師であるアルダー神の優しさや、兄弟弟子の絆、敵であるトラク神とのやりとり。
(眠るトラクに言ったセリフが特にいい!)
そして、美しい伴侶との出会い・・・。
絶対におすすめです!!
以前の作品も発行されなおしていることですし、
是非読んでいただきたい本です。
マロリオン物語の「疫病帝国」で語られる、
ベルガラスが悪魔を操る修行をしていたとき、師匠に悪魔を送り返したと言う話が
違う内容になっている点と、
マロリオン物語の「メルセネの錬金術師」で語られる、
ベルディンが初めて魔術を使ったのはベルガラスに怒っていたとき。
という話も全く変わっていて、思わずにやりと笑ってしまう。
これもまた、楽しみの一つとして受け入れられるのも、
お話が心から好きだから。