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血のごとく赤く: 幻想童話集 (ハヤカワ文庫 FT リ 1-17) 文庫 – 1997/4/30
- 本の長さ365ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日1997/4/30
- ISBN-10415020232X
- ISBN-13978-4150202323
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登録情報
- 出版社 : 早川書房 (1997/4/30)
- 発売日 : 1997/4/30
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 365ページ
- ISBN-10 : 415020232X
- ISBN-13 : 978-4150202323
- Amazon 売れ筋ランキング: - 551,809位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2003年2月25日に日本でレビュー済み
未体験の方に手にとりやすく、お得な短篇集と言えましょう。
グリマー姉妹の綴るイジワル童話集…と言われるこの書。
古今東西の神話からミュージカル、様々な物語をリーならではの切り口から捉えた新たな魅力は読者の想像を越えたものです。元になった作品を知らなくても魅了される一冊です。平たい地球シリーズ、パラディスの秘録等々長編の名著の多いリーですが、大変きりのよい短篇を書かれます。
何をテーマにしても読者の五感に生き生きと美を伝えてくれる筆力をもった作家さんであり、翻訳も大変綺麗な日本語を楽しめます。
グリマー姉妹の綴るイジワル童話集…と言われるこの書。
古今東西の神話からミュージカル、様々な物語をリーならではの切り口から捉えた新たな魅力は読者の想像を越えたものです。元になった作品を知らなくても魅了される一冊です。平たい地球シリーズ、パラディスの秘録等々長編の名著の多いリーですが、大変きりのよい短篇を書かれます。
何をテーマにしても読者の五感に生き生きと美を伝えてくれる筆力をもった作家さんであり、翻訳も大変綺麗な日本語を楽しめます。
2019年11月11日に日本でレビュー済み
ディアドラ・サリヴァン『目覚めの森の美女 森と水の14の物語』という、シンデレラや赤ずきんといった有名な童話を再話した短編集が出たのを知り、そういえば同じような話が積んであった気がするなと探し出したのが本書。
1983年の短編集で、「グリマー姉妹によるお話」という副題があるように、誰もが知っているような有名な童話(ではないものも一部あります)が、善悪やキャラクターの立ち位置、結末の意味を違えたりと、タニス・リーらしい美しいダーク・ファンタジーに変換されていきます。
なかでも、元ネタのキャラクターたちが混然と溶け合って一つになってしまうような『狼の森』は素晴らしかったです。
時代も紀元前から始まり、インドを舞台にした短編集『タマスターラー』の時と同じく、最後には未来が舞台のお話まであります。
ただインド幻想を見事に取り込んだSFになっていたあちらと比べると、ちょっと設定に強引さというか無茶があり、こちらはあくまでSF要素のあるファンタジーという感じでした。
1983年の短編集で、「グリマー姉妹によるお話」という副題があるように、誰もが知っているような有名な童話(ではないものも一部あります)が、善悪やキャラクターの立ち位置、結末の意味を違えたりと、タニス・リーらしい美しいダーク・ファンタジーに変換されていきます。
なかでも、元ネタのキャラクターたちが混然と溶け合って一つになってしまうような『狼の森』は素晴らしかったです。
時代も紀元前から始まり、インドを舞台にした短編集『タマスターラー』の時と同じく、最後には未来が舞台のお話まであります。
ただインド幻想を見事に取り込んだSFになっていたあちらと比べると、ちょっと設定に強引さというか無茶があり、こちらはあくまでSF要素のあるファンタジーという感じでした。
2003年5月23日に日本でレビュー済み
グリム童話をパロった作品は数あれど、中でもリーの作品は「美しさ」において群を抜いていると思う。しかも綺麗なのは心根ではない。登場人物の外観、仕草、台詞であり、舞台描写、比喩、文章全体にまとわりつく耽美主義的な雰囲気の美しさであって、登場人物がしばしば悲劇的な結末を迎えるにあたって、実に相応しい相乗効果をあげてくれている。
また、本書を構成する9編のうちの数少ないハッピーエンド作品「緑の薔薇」も味わい深い作品である。個人的には本書で2番目に好き。異種コンタクトSFデス。
また、本書を構成する9編のうちの数少ないハッピーエンド作品「緑の薔薇」も味わい深い作品である。個人的には本書で2番目に好き。異種コンタクトSFデス。