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闇の公子 (ハヤカワ文庫 FT 45) 文庫 – 1982/10/31

4.4 5つ星のうち4.4 24個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 早川書房 (1982/10/31)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1982/10/31
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 302ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4150200459
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4150200459
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 24個の評価

著者について

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タニス・リ−
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カスタマーレビュー

星5つ中4.4つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2013年4月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
このSFは主人公が魔物を倒す、という物語ではありません。
妖魔の王アズュラーンという魔物が人間に関わり
運命を狂わしていくというお話です。
一番面白いと感じたのは
心を閉ざした鉄仮面の魔女が魔王の企みに落ちていくお話でした。

和訳本なのですが、耽美な文章で圧倒されました。
お決まりのストーリー展開というのが通用しない
これまで沢山の物語を読んだ大人さえ惑わせる
妖しく美しい世界にグイグイと引き込まれます。

読んでいる感覚としては精緻で美しい織物のように
厳選された言葉で紡がれる古典物語を読む感覚です。
ここまで美しい文章には、もともと日本語で書かれた物語でも
なかなかお目にかかりません。

ライトノベルを読みなれた私のような人には
小難しいなぁと感じるかもしれません。
でも、読んだあとは人物の心の動きや世界観を
何度も思い返してしまうような
いつまでも印象に残る物語でした。

大人のためのファンタジーだと思います。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年11月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
妖魔の王、闇の公子アズユラーンの不条理な邪悪さによって運命を翻弄された人間達の話。 妖魔達に人間の道徳も倫理も通じない。 
大人のためのダークファンタジーの世界にあっという間にひきこまれてしまった。
タニス リーを知ったのは最近のことでまだあまり読んでいないのだけど、夢中になりつつあるみたい。 
絶版とか手に入らない本とかあるようなので、残念。 もっと早くから読んでおけばよかった、とか復刊して欲しいとか。。。
ともかくこれはおもしろかった。絶対おすすめ。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年12月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
カバーを確認したかったのでそんなに傷んでいない状態のものでよかったです。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年7月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ダークファンタジーの大御所の傑作と聞き、展開を楽しみに読みましたが、少なくても私には、高い評価ほどの内容ではありませんでした。

宝石をわざわざ漢字に変換して「ルビー」と読んだり、とにかく複雑な文字を意図的に多数使用しているので、非常に読みにくいです。
物語面では登場人物が多く、進展が遅い。最終章の、本当にラスト間際で7人もの新キャラが登場したのには、愕然を通り越して呆然としました。
魔術的な場面も微々に止まり、何がしたいのか分からない人物に溢れて楽しむことができません。
どうも著者と翻訳者の相性に齟齬を感じ、雰囲気と世界観の設定だけで終わってしまった印象。

この本が教えてくれたのは、このように著者及び翻訳者の考えが伴っていなければ、読み手にも面白さを感じさせられないというところでしょうか。
細かい箇所によっては「おっ」と感じさせてくれるのですが…。

残念ですが、もう一度読み返したいとも思えません。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年1月9日に日本でレビュー済み
1978年の作品、日本出版が82年なので、もう古典名作と言ってもいいのではなでしょうか。
平たい地球シリーズの第1作。闇の公子が織りなす残酷で美しくエロティックなおとぎ話。
退廃的で耽美な部分が、ぶっちゃけBL好きな人、腐女子におすすめです。
ラノベのファンタジーや異世界転生だけでなく、こういった古典ファンタジーも若い人に読んでほしいな。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年3月23日に日本でレビュー済み
他の王たちが、現象が先行し後に存在を振り当てられた、と
するのに対し妖魔の王アズュラーンだけはまず存在があり後
に役割を振り当てられたとされています。
闇の王、悪の王でありながらたとえようもなく美しく永遠の
命の無聊を気ままな遊戯でまぎらわせている孤高の貴顕。
タニス・リー畢生の佳作である「平らな地球シリーズ」には
第一作である本作の後に大作「死の王」「妖魔の女王」が
続きます。
アウトローの悲嘆を描いた「死の王」も魅力的ですが、
キャリア女性の魂の遍歴にも重ね合わせられる「妖魔の
女王」は危険な親子関係と激しい恋愛を軸に、”転生”
という切り札を持つ「人類」と、転生に必要な魂を
持たない妖魔の永世との対比が華麗に展開されます。
わたしは一生、このシリーズしか読めなくなっても
決して飽きも後悔もしないでしょう。
やがて死すべき人間の、それがゆえの強さと弱さ、闇
と光をこれほど美しく繊細な筆致で描ききった大作を
皆さんにぜひおすすめします。
もうねえ、どう書いたってユズショーじゃあ
表現できないんですよ、この凄さを。
本人にレビュー書いてもらいたいっす。マジで。
そうしたら「この世界」の素晴らしさが少しは伝わるに
違いないんですよ!(涙目)
で「これは期待大だ!」と皆さんが買うでしょう、
でもうがっつんがっつん徹夜して読みきるでしょう、
いやホント!
これが物語なんですよ!
わたしはザ・ロマン! ザ・ファンタジーといいたい!
タニス・リーくらいの作品書くことができたら王国の
ひとつやふたつ悪魔にだって売り飛ばしますよ。
持ってないけど。
23人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年9月6日に日本でレビュー済み
 初版が出てからもう四半世紀もたっているのか…。
 優れたファンタジーの訳者であった浅羽さんも鬼籍に入られた。
 この傑作が再刊されたことを素直に喜びたい。これは妄想に近い想像だが、タニス・リーは心の内から物語が次から次と溢れてくるタイプの作家ではないかと思う。筆に任せてきらめく言葉を紡ぐ名人で、欲を言えば構成力に難があるのだが、そんなことを感じさせない素晴らしきイメージの乱舞をご覧あれ。
 この復刊本が売れて、「平たい地球」シリーズが続いて復刊されることを願う。
36人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年9月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ずいぶん昔の中古本ですが、状態がかなり良かったです。シリーズものなので読み応えがありそう。