奇想天外、摩訶不思議な12の短編集から構成されており、今読んでもそれ程色褪せもしていなく
SF初心者の僕でもサクサクと楽しく読める入門書的な位置づけになるであろう本作でした。
同じく狂気モノのフィリップ・K. ディックの『市に虎声あらん』は触手を伸びなかったので
丁度良い機会で次回は挑戦しようと思いました。

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さあ、気ちがいになりなさい (ハヤカワ文庫 SF フ 1-5) 文庫 – 2016/10/21
フレドリック・ブラウン
(著),
星 新一
(翻訳)
地球を襲う怪事象、悪魔と坊やの激闘、謎 の惑星に潜む罠など12篇の奇想が大集合。
- 本の長さ370ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2016/10/21
- 寸法10.8 x 1.5 x 15.8 cm
- ISBN-104150120978
- ISBN-13978-4150120979
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登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2016/10/21)
- 発売日 : 2016/10/21
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 370ページ
- ISBN-10 : 4150120978
- ISBN-13 : 978-4150120979
- 寸法 : 10.8 x 1.5 x 15.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 157,722位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 248位ハヤカワ文庫 SF
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年1月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
このタイトルを一目見て興味を持つかスルーするかで合うあわないわかります。大変すぐれたタイトル。
面白いは面白いのですが奇想天外というほどではなく、オチは読んでて予測できる範囲。
でもそれがいいんですよね。
面白いは面白いのですが奇想天外というほどではなく、オチは読んでて予測できる範囲。
でもそれがいいんですよね。
2017年3月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
異色作家短篇集の中でも1、2位を争う強烈なタイトルだと思います。
印象に残っているのは「ユーディの原理」はドラえもんの道具を思い出しました。
時間の経過を感じさせずに時間を進めることの出来る道具。
凄い細かいネタですが「おそるべき坊や」にガーバー大王というキャラが出てくるのですが、このネーミングがじわじわきます(笑)
印象に残っているのは「ユーディの原理」はドラえもんの道具を思い出しました。
時間の経過を感じさせずに時間を進めることの出来る道具。
凄い細かいネタですが「おそるべき坊や」にガーバー大王というキャラが出てくるのですが、このネーミングがじわじわきます(笑)
2018年9月23日に日本でレビュー済み
何が?と言われも答えようがないくらい肌の合わない作家だった。オチを聞いても何となく予想できたような「あれ?もうひと捻りないの?」と言いたくなるようなものが多い。
目当ては邦題がキレッキレの表題作だったが、これは昔の作品だから故人の遺志を尊重しただけで内容はそこまで攻めてはいない。
オチは途中で見えたが皮肉の利いたラストで面白かった。だが問題はこの話、途中で「大宇宙の意志」みたいなのが出てくるのだ。そこで「この話何処に向かってるの?」と唖然としてしまった。
しかしラストは予測していたオチに落ち着くのだから何だかキツネにつままれたような気分。
間の話いる?カルトな宗教にでも嵌ってたのだろうか。
確かに解説の漫画家の言う通り、フレデリック・ブラウンという作家は何か箍が外れてるような所がある。言ってしまえば狂気があるのだけれど、それは私の求めてるものと違うと言うか普通にどうかしてるとしか思えない。
他の作品も、特に刺さらなかった。これは好みだなあ。
目当ては邦題がキレッキレの表題作だったが、これは昔の作品だから故人の遺志を尊重しただけで内容はそこまで攻めてはいない。
オチは途中で見えたが皮肉の利いたラストで面白かった。だが問題はこの話、途中で「大宇宙の意志」みたいなのが出てくるのだ。そこで「この話何処に向かってるの?」と唖然としてしまった。
しかしラストは予測していたオチに落ち着くのだから何だかキツネにつままれたような気分。
間の話いる?カルトな宗教にでも嵌ってたのだろうか。
確かに解説の漫画家の言う通り、フレデリック・ブラウンという作家は何か箍が外れてるような所がある。言ってしまえば狂気があるのだけれど、それは私の求めてるものと違うと言うか普通にどうかしてるとしか思えない。
他の作品も、特に刺さらなかった。これは好みだなあ。
2016年10月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書は1962年10月に早川書房から<異色作家短編集>として刊行され、2005年10月に新装版として刊行されたものを文庫化したもので、収録された「訳者あとがき」は旧版から、漫画家坂田靖子氏による「フレドリック・ブラウンの幸福」は新装版から再録されています。
旧版、新装版を既にお持ちのブラウンフアンあるいは星新一フアンの方にもコレクション用としてお勧めできます。勿論フレドリック・ブラウンをまだご存じない方たちにも、様々な意味における狂気を描き出した奇想短編の、既に古典といっても良い作品を集めた一冊としてお勧めです。
旧版、新装版を既にお持ちのブラウンフアンあるいは星新一フアンの方にもコレクション用としてお勧めできます。勿論フレドリック・ブラウンをまだご存じない方たちにも、様々な意味における狂気を描き出した奇想短編の、既に古典といっても良い作品を集めた一冊としてお勧めです。
2018年5月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
どれも小気味よく話が進み、巧妙な構成や練達の書きぶりはさすがにブラウンだと思わされた。それには訳者の力量も大きくあずかっている。ただ、好き嫌いの偏りはあり、中には切れ味がイマイチと感じるものもあって星4つ。個人的には『電獣ヴァヴェリ』が気に入ったし、とりわけ結末部の感懐は心に鮮やかに残った。やや中編になる表題作は、評価は分かれるかも知れないが、ザ・ブラウンと言えそうな読みでのある作品だった。
2017年2月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この作者の作品は、学生だった70年代に何冊も読み、いつの間にかなくして、数十年ぶりに読み返しました。短編集ということもあり、あっという間にぐいぐいと読み進み、なんだか初恋の人に再会したような気分で読み終わりました。
短編SFの名手は、予想もしなかったような展開を味わわせてくれます。何十年たっても良いものは良いと素直に思える作品集です。
短編SFの名手は、予想もしなかったような展開を味わわせてくれます。何十年たっても良いものは良いと素直に思える作品集です。
2006年1月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ブラウン本は本当に少なくなっています。本書も絶版で入手困難
でしたがようやく新装版で帰ってきた。本書を契機にブラウンの
作品がまた再刊されることを願っています。SF、ショートショート、
サスペンス…全部ブラウンから教えてもらいました。いろんな作品
を書いたよろず職人という感じです。どの作品も読みやすい、わかり
やすい。底が浅いのではなく、人間心理に通じていないとこういう
面白いものはなかなか書けないものです。読者を常に考えている職
人芸です。淡白な文章を読み終えた後の余韻がいい。本当にいい
書き手に出会ったという実感が残ります。ブラウンは初めてだし
本書は値が高い、と思われる方はまず「未来世界から来た男」(創
元SF文庫)を読まれるといいでしょう。
でしたがようやく新装版で帰ってきた。本書を契機にブラウンの
作品がまた再刊されることを願っています。SF、ショートショート、
サスペンス…全部ブラウンから教えてもらいました。いろんな作品
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やすい。底が浅いのではなく、人間心理に通じていないとこういう
面白いものはなかなか書けないものです。読者を常に考えている職
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書き手に出会ったという実感が残ります。ブラウンは初めてだし
本書は値が高い、と思われる方はまず「未来世界から来た男」(創
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