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ワイオミング生まれの宇宙飛行士 宇宙開発SF傑作選 (SFマガジン創刊50周年記念アンソロジー) 文庫 – 2010/7/30

4.6 5つ星のうち4.6 11個の評価

ロズウェル・エイリアンそっくりの外見で生まれてきたアレグザンダーは、宇宙飛行士を志し、自らの故郷(?)火星を目指すようになる。有人火星探査と少年の成長物語を情感たっぷりに描き、星雲賞を受賞した表題作。巨匠アーサー・C・クラークの書籍初収録作「【電送(ワイア)連続体」、ソ連の知られざる宇宙開発史を綴ったダンカンのスタージョン賞受賞作「主任設計者」ほか、人類永遠の夢である宇宙開発テーマの名品全7篇を収録。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 早川書房 (2010/7/30)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2010/7/30
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 480ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4150117691
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4150117696
  • カスタマーレビュー:
    4.6 5つ星のうち4.6 11個の評価

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スティーヴン・バクスター
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カスタマーレビュー

星5つ中4.6つ
5つのうち4.6つ
11グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2010年9月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 表題作は全SF者必読。
 昨年に
『時の娘 ロマンティック時間SF傑作選』 を編んだ中村融氏による、宇宙開発SFばかりを集めたアンソロジー。
 知られざるソ連宇宙開発に取材した作品、クラークのアイディアを織り込んだ歴史改変SF、アポロへの限りない賛歌、平行世界ものとバラエティーにも富んでいます。なかでも、先日亡くなられた浅倉久志氏が訳された表題作は、(際どい設定の)極めつけの傑作。
 アレックスはまるでグレイそっくりに生まれた少年で、宇宙への限りない憧憬を抱き、ワイオミングの田舎からあこがれの宇宙を目指す。しかし、時代は疑似科学が幅をきかせ、宇宙開発は見捨てられ省みられることがなかった……。彼とその盟友(本作の語り手)コリンは、誤解と困難をものともせず有人火星探査を現実のものとします。
 周囲の好奇の目と晒され、疑似科学に何度も行く手を阻まれそうになったアレックスが、最後に社会に向けて語りかける言葉は涙なしに読めない。それは我々の社会に対するメッセージでもある。繰り返す、必読。
 英国に住む少年が月を愛し、アポロ計画にありったけの情熱を傾ける「月をぼくのポケットに」(編者による初訳)も素晴らしい。
 宇宙は、我々の想像力を刺激してやまない。本書を読んだら、ソラを振り仰ごう。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年7月24日に日本でレビュー済み
宇宙『開発』SFアンソロジー。どれも素晴らしかったのだが、個人的にはサターン時代、表題作、月を僕のポケットに・・・すいません、ぶっちゃけ全部良かったので優劣つけられません。

読んでて、やっぱり「宇宙開発が好きなんだ」と再認識出来た。
2015年4月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
勉強になりました。アンディ・ウィアー『火星の人』やハインラインの未来史シリーズという良作を読んで近未来SFに興味を持って読みました。7つの短編が収録されてます。『主任設計者』(ソ連側の宇宙ロケット開発史の断片)、『サターン時代』(米国のロケット・サターンが続いていたら)、『電送連続体』(テレポーテーション・システムが出来たら)、『月をぼくのポケットに』(友達から月の石を買い取ったが…)、『月その6』(月面で平行世界を体験する話)、『献身』(火星探査隊に降りかかった危機)、『ワイオミング生まれの宇宙飛行士』(宇宙人のような容貌に生まれた主人公の話)。最初の話と表題の最後の話が印象的でした。最初の話をきっかけにガガーリン、コロリョフを調べてその背景や宇宙開発自体により興味を持てました。最後のワイオミングは深いです。最後のメッセージで彼の生涯、心境が思い出され心に響きました。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年8月14日に日本でレビュー済み
それでも我らは宇宙を目指す、という作品ばかり。

なんといっても表題作。
SFMで唯一涙した作品。
再読だけど、展開を知ってるだけに冒頭から涙目(笑)
アレックスに関するタブロイド紙のいかにもな見出しが度々挿入されるのがポイント。
荒唐無稽な見出しはスルーするか、あっても苦笑するしかない。しかし、これがラストの感動に大きくつながっていき、最後の見出しはとても無視できない。
そこには、やはり「いかにも」なんだけど、アレックスの人生を辿ってきた読者の希望が記されている。

あとは「主任設計者」と「月その六」がお気に入り。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年9月17日に日本でレビュー済み
SFマガジン50周年記念と銘打ったアンソロジー3冊のうちのひとつです。
50周年を謳うほどかな、という気もしますが、一番アンソロジーとしてのまとまりを感じたのが本書です。

スペオペめいた話は全くなく、宇宙へのあこがれ、開発の夢と使命感を描く作品ばかりです。
SFとしてのアイデアや実際の技術ベースの先進性という意味ではあまり見るべきものはありませんが、どれもすべては「ウは宇宙船の略称さ」という感覚を当たり前に持っていた少年たちの夢から始まったんだな、というストーリーで感動を呼びます。
SFは読まないけれど宇宙は好き、という人は存外多いようですが、そういう方にもおすすめできそうです。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2011年8月9日に日本でレビュー済み
早川書房のSFマガジンの創刊50周年を記念して編まれたアンソロジー。テーマは「宇宙開発」。異星人とかじゃなくて、宇宙開発に関わる人々を主人公としていて、「宇宙開発」好きな私としては、とても楽しめた。

編者の中村融氏があとがきで書いていたけど、30年以上前に少年時代を過ごして少年少女にとって、アポロ計画は憧れだった。自分も、小学校の卒業文集に将来はNASAに入って航空宇宙技師になりたいって書いたほど。実はあまり宇宙SFは好きではない。異星人がいっぱいでてきたりってのは好きではなかったが、ここに収録された作品には、異星人は一人も出てこない。宇宙に憑かれた人間たちの宇宙開発に挑む生き様が描かれていて、SFではあるけれど、少年時代の夢が蘇ってくるような作品ばかりだった。

中でも、表題作の「ワイオミング生まれの宇宙飛行士」と「月を僕のポケットに」はお気に入りの作品。特に後者は星雲賞を受賞しているのも頷ける内容だった。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2010年8月10日に日本でレビュー済み
久しぶりにリアリティのあるSFを満喫させてもらいました。それと同じくらいに満足度をあげてくれるのが登場人物の存在感、涙もろい人はほろりとしてしまいそうな場面もいくつもありました。宇宙開発のリアリティと登場人物の魅力の両方を高いレベルで満たしている作品が多く含まれているこの本は、最近のSFアンソロジーの中でもかなり上位にあると思います。
でも自分の中では日本のSFアンソロジーでは今のところ新潮文庫の宇宙SFコレクションが最高なので4つ星に止めました。次刊が宇宙SFコレクションシリーズを超えることを期待しています。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2011年1月2日に日本でレビュー済み
2010年発行。SFマガジン創刊50周年記念としての回顧録としては懐かしくてよろしいのですか,宇宙開発がテーマの歴史改編ものが果たして今でもSFなのかと,どうもしっくりこずに考えさせられました。いやいや,それほどSFの様相も読み手である私も50年で大きく変わってしまったのでしょう。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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