是枝裕和、ケン・ローチ、ともに世界を代表する映画人である。
御年84歳のケン・ローチは今どき珍しいバリバリの社会主義思想の持ち主。
権威には絶対に媚びないカッコいいパンクな爺さんである。
英国は伝統的に変わり者をほっといてくれる懐の深さがある。
一方、日本の是枝裕和はネット民から叩かれまくりである。
ネットで検索すれば『反日』『売国』『韓国』が関連キーワードで出てくる。
私が見た、彼の映画・発言からは『反日』も『売国』『韓国』もどれ1つ感じられないのだが…
是枝裕和さんは、現代日本の価値観に疑問を呈しているだけ。ナショナルな人が喜ぶ『三丁目の夕日』の世界はとっくに幻想なのに。
リアルで心が擦れるような映画を作る是枝裕和は日本に必要。彼の心意気を読んで欲しい。
(特に第5章ナショナルへの回収にいかに抵抗するかは必読である)
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家族と社会が壊れるとき (NHK出版新書 642) 新書 – 2020/12/10
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「不平等の世界」に、私たちは何をすべきか
貧困や差別に苦しむ家族や人々といった、社会の見過ごされがちな側面を一貫して撮り続けてきた二人の映画監督。彼らの目に、不寛容・不平等の増す世界はどのように見えているのか。コロナ禍で拍車がかかる分断と格差をいかに乗り越るべきか。搾取する側・される側という、単純な二項対立に終わらない複雑な現実の姿を、深い洞察と想像力によって浮かび上がらせた対話と書き下ろしを収載した一冊。
貧困や差別に苦しむ家族や人々といった、社会の見過ごされがちな側面を一貫して撮り続けてきた二人の映画監督。彼らの目に、不寛容・不平等の増す世界はどのように見えているのか。コロナ禍で拍車がかかる分断と格差をいかに乗り越るべきか。搾取する側・される側という、単純な二項対立に終わらない複雑な現実の姿を、深い洞察と想像力によって浮かび上がらせた対話と書き下ろしを収載した一冊。
- 本の長さ205ページ
- 言語日本語
- 出版社NHK出版
- 発売日2020/12/10
- ISBN-104140886420
- ISBN-13978-4140886427
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商品の説明
著者について
映画監督、テレビディレクター。
1962年、東京生まれ。1987年に早稲田大学第一文学部文芸学科卒業後、テレビマンユニオンに参加。2014年に独立し、制作者集団「分福」を立ち上げる。1995年、『幻の光』で映画監督デビュー後、国内外の映画賞を多数受賞。2018年、『万引き家族』が第71回カンヌ国際映画祭でパルム・ドール(最高賞)を受賞、第91回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた。
映画監督。
1936年、イングランド中部・ウォリックシャー州生まれ。「キャシー・カム・ホーム」で初めてTVドラマを監督、『夜空に星のあるように』で長編映画監督デビューを果たし、『ケス』でカルロヴィ・ヴァリ国際映画祭グランプリを受賞。その後、世界三大映画祭などで高い評価を受け続けており、カンヌ国際映画祭では『麦の穂をゆらす風』『わたしは、ダニエル・ブレイク』の2作でパルム・ドールを受賞。
1962年、東京生まれ。1987年に早稲田大学第一文学部文芸学科卒業後、テレビマンユニオンに参加。2014年に独立し、制作者集団「分福」を立ち上げる。1995年、『幻の光』で映画監督デビュー後、国内外の映画賞を多数受賞。2018年、『万引き家族』が第71回カンヌ国際映画祭でパルム・ドール(最高賞)を受賞、第91回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた。
映画監督。
1936年、イングランド中部・ウォリックシャー州生まれ。「キャシー・カム・ホーム」で初めてTVドラマを監督、『夜空に星のあるように』で長編映画監督デビューを果たし、『ケス』でカルロヴィ・ヴァリ国際映画祭グランプリを受賞。その後、世界三大映画祭などで高い評価を受け続けており、カンヌ国際映画祭では『麦の穂をゆらす風』『わたしは、ダニエル・ブレイク』の2作でパルム・ドールを受賞。
登録情報
- 出版社 : NHK出版 (2020/12/10)
- 発売日 : 2020/12/10
- 言語 : 日本語
- 新書 : 205ページ
- ISBN-10 : 4140886420
- ISBN-13 : 978-4140886427
- Amazon 売れ筋ランキング: - 67,387位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 42位NHK出版新書
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年12月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2021年6月27日に日本でレビュー済み
まいったな(*_*)
おもしろい!!
是枝監督の『万引き家族』は、この本を読んでから観ました。
それまでは貧困とか弱者とか、なんかカビ臭い(失礼な表現ですみません)映画は、わざわざ観ようとしませんでした。
でも、この本には『万引き家族』など、作品の撮影方法が書かれています。
本のタイトルの通り、「家族と社会の問題」を観ている人たちにどうすればうまく伝えられるか、を考えて撮影している。
それを知ってから観ると、単にストーリーを楽しむだけでなく、「このセリフってこういう意味があるんだな」と、一歩深く考えて観ることができます。
映画の楽しみ方が増えたのでとても嬉しいです。
そして、2人の監督がなぜ弱者を主題に映画を撮影するのか、その気持ちに読者は共感できると思います。
ぜひ、家族とか社会ってなんなんだろう、と考えてる人に読んで欲しいです!
おもしろい!!
是枝監督の『万引き家族』は、この本を読んでから観ました。
それまでは貧困とか弱者とか、なんかカビ臭い(失礼な表現ですみません)映画は、わざわざ観ようとしませんでした。
でも、この本には『万引き家族』など、作品の撮影方法が書かれています。
本のタイトルの通り、「家族と社会の問題」を観ている人たちにどうすればうまく伝えられるか、を考えて撮影している。
それを知ってから観ると、単にストーリーを楽しむだけでなく、「このセリフってこういう意味があるんだな」と、一歩深く考えて観ることができます。
映画の楽しみ方が増えたのでとても嬉しいです。
そして、2人の監督がなぜ弱者を主題に映画を撮影するのか、その気持ちに読者は共感できると思います。
ぜひ、家族とか社会ってなんなんだろう、と考えてる人に読んで欲しいです!
2020年12月13日に日本でレビュー済み
是枝裕和さんが「映画作りの師匠」と語るケン・ローチ監督との対談番組を元にした2人の共著。
映画人として認めあう2人。共にテレビディレクターをルーツとすることや、それぞれの社会で「国の敵」と批判されたことなど共通点も多いが、対話は2人の相違点を軸に進んでいく。
是枝に「あなたは貧困を描くとき、役者も労働者階級から選ぶか」と厳しい問いかけを行うケン・ローチ。
また是枝は、社会へのメッセージを作品に込めるローチの映画作りとの距離によって、自らの立ち位置を明らかにする。
そして対談後の世界の変化、コロナで混乱するイギリスや不寛容を強める日本へのそれぞれの考察と問いかけも強烈に響く。
どんな状況でもぶれる事なく信念を貫いてきた84歳のケン・ローチが最後に若い世代に向けて語ったのが「謝罪の言葉」であることは重い。
これまで日本にはケン・ローチについての本は1冊しかなかっただけに、彼がイギリスで干されていた時代を含めて、彼のキャリアの全体像と思想をわかりやすく(しかしラディカルに)伝えるとても貴重な一冊だと思う。
映画人として認めあう2人。共にテレビディレクターをルーツとすることや、それぞれの社会で「国の敵」と批判されたことなど共通点も多いが、対話は2人の相違点を軸に進んでいく。
是枝に「あなたは貧困を描くとき、役者も労働者階級から選ぶか」と厳しい問いかけを行うケン・ローチ。
また是枝は、社会へのメッセージを作品に込めるローチの映画作りとの距離によって、自らの立ち位置を明らかにする。
そして対談後の世界の変化、コロナで混乱するイギリスや不寛容を強める日本へのそれぞれの考察と問いかけも強烈に響く。
どんな状況でもぶれる事なく信念を貫いてきた84歳のケン・ローチが最後に若い世代に向けて語ったのが「謝罪の言葉」であることは重い。
これまで日本にはケン・ローチについての本は1冊しかなかっただけに、彼がイギリスで干されていた時代を含めて、彼のキャリアの全体像と思想をわかりやすく(しかしラディカルに)伝えるとても貴重な一冊だと思う。
2022年6月17日に日本でレビュー済み
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いずれも優れた映画を多く生み出している映画監督の対談と寄稿。
ローチは(薄々分かっていたが)古典的な社会主義者で、今の日本では(あるいはイギリスでもそうなのかもしれないが)「今ごろ何を言っているんだ?」と言われかねない、「原則的な」あるいは「時代錯誤的な」発言が次々と登場する。信念を持った人は強いなと思う。
是枝も、近年の日本で公共(パブリック)が国家(ナショナル)に取って代わられつつあると考え、それを強く危惧はしているが、それは確たるイデオロギーに基づいてのものというより、より肌感覚に近いもののように感じられる。
ローチの「確信」に対して、是枝は「逡巡」という感じか。
もっとそれぞれの映画についての話が読めるかと思っていたが、映画のことは映画に語らせたいのかもしれない。
ローチは(薄々分かっていたが)古典的な社会主義者で、今の日本では(あるいはイギリスでもそうなのかもしれないが)「今ごろ何を言っているんだ?」と言われかねない、「原則的な」あるいは「時代錯誤的な」発言が次々と登場する。信念を持った人は強いなと思う。
是枝も、近年の日本で公共(パブリック)が国家(ナショナル)に取って代わられつつあると考え、それを強く危惧はしているが、それは確たるイデオロギーに基づいてのものというより、より肌感覚に近いもののように感じられる。
ローチの「確信」に対して、是枝は「逡巡」という感じか。
もっとそれぞれの映画についての話が読めるかと思っていたが、映画のことは映画に語らせたいのかもしれない。
2020年12月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
コロナ禍は社会の弱者を炙り出し、容赦なく追い詰める。コロナ禍がなくても資本主義は安い労働力を追求する性質があり、それは非正規雇用者の増加、正社員の減少の方向に導く。非正規雇用者の賃金は抑制され、ひとたびコロナ禍のようなことが起こると雇用は危機にさらされる。このような社会をこれからどうしていくのか。二人の映画監督は人間に対して優しいまなざしを向け、社会に対する鋭い視線と共に、精緻な芸術を通して、メッセージを送り続ける。
共に相手を非常にrespectした中での対談と、二人が個別に記述した文章の組合せが二人の主張を際立たせている。
共に相手を非常にrespectした中での対談と、二人が個別に記述した文章の組合せが二人の主張を際立たせている。