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小惑星探査機 はやぶさ物語 (生活人新書) 新書 – 2010/10/7
的川 泰宣
(著)
「はやぶさのおじいちゃん」が語る、成功の理由と秘話
想定外のトラブルを乗り越えて奇跡的に地球に帰還した「はやぶさ」。広報担当として現場を見守りつづけた人物が語る、成功の理由と知られざる秘話。
岡田武史氏(サッカー日本代表前監督)推薦!
想定外のトラブルを乗り越えて奇跡的に地球に帰還した「はやぶさ」。広報担当として現場を見守りつづけた人物が語る、成功の理由と知られざる秘話。
岡田武史氏(サッカー日本代表前監督)推薦!
- 本の長さ208ページ
- 言語日本語
- 出版社NHK出版
- 発売日2010/10/7
- ISBN-104140883308
- ISBN-13978-4140883303
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登録情報
- 出版社 : NHK出版 (2010/10/7)
- 発売日 : 2010/10/7
- 言語 : 日本語
- 新書 : 208ページ
- ISBN-10 : 4140883308
- ISBN-13 : 978-4140883303
- Amazon 売れ筋ランキング: - 48,524位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 3,676位新書
- カスタマーレビュー:
著者について
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年2月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
以前、はやぶさの物語をTVで見て興味を持ち購入。
TVで見ていた時も泣いたが、
この本の冒頭を読んだだけで涙が出てきてまだ、全部読んでない。
はやぶさのすごさがわかる本?だと自分は思ってる。
いつでも読めるようにバッグに常に入れて持ち歩いてる程の好きな本となっている。
TVで見ていた時も泣いたが、
この本の冒頭を読んだだけで涙が出てきてまだ、全部読んでない。
はやぶさのすごさがわかる本?だと自分は思ってる。
いつでも読めるようにバッグに常に入れて持ち歩いてる程の好きな本となっている。
2012年5月2日に日本でレビュー済み
著者は宇宙航空研究開発機構で広報担当などを務めた研究者。
本書は、小惑星イトカワの探査を行った「はやぶさ」について、その計画段階から打ち上げ、度重なる故障、修理と工夫、無事に地球に帰還するまでのすべてを語ったもの。
人間ドラマとしての色調が強く、どれだけ関係者たちが工夫を凝らし、ねばり強く頑張ったかが述べられている。特に全体をまとめるリーダーの統率力と気配りが凄い。ちょっと「プロジェクトX」風。
非常におもしろく、一気に最後まで読んでしまった。
図が多数。技術的な問題についても分かりやすく書かれている。
本書は、小惑星イトカワの探査を行った「はやぶさ」について、その計画段階から打ち上げ、度重なる故障、修理と工夫、無事に地球に帰還するまでのすべてを語ったもの。
人間ドラマとしての色調が強く、どれだけ関係者たちが工夫を凝らし、ねばり強く頑張ったかが述べられている。特に全体をまとめるリーダーの統率力と気配りが凄い。ちょっと「プロジェクトX」風。
非常におもしろく、一気に最後まで読んでしまった。
図が多数。技術的な問題についても分かりやすく書かれている。
2018年6月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
はやぶさの偉業を 的川教授の親しみのある、わかりやすいお話で更に感動しています。JAXAの皆さんのご苦労もわかり、完璧な環境のない中での世界に残る偉業だけに、なんとしても未来の子供達に伝えたいと ボランティア活動ではやぶさのことを伝えて来ました。あれから8年、はやぶさ2号が再来年帰ってきます。
改めて、健気なJAXAと、はやぶさの生きざまのかっこよさに心うたれます。
改めて、健気なJAXAと、はやぶさの生きざまのかっこよさに心うたれます。
2010年10月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
はやぶさくんのカプセルの中に、数十個の微粒子が入っていたことがわかった!(まだイトカワのものかどうかは不明だけど)……というところまで事態が進展した時に書かれた本です。
少し前に出版された『 小惑星探査機「はやぶさ」の奇跡 』と、内容はかなり重なります。
『〜奇跡』のほうが、はやぶさくん帰還の感動まっただなかで、筆者のたかぶった気持ちが反映された文章なのに対し、今回の『〜物語』は、少し冷静になったところで、はやぶさくんの偉業をあらためて、誕生に至るまでの部分から振り返った印象です。
なんといっても的川氏は、はやぶさ誕生から帰還までを当事者としてご覧になっていた方ですから、その言葉には一語一句、現実感と重みがあり、大変興味深い物語が語られます。
プロジェクトマネージャー・川口氏の人となりや、チームの雰囲気が、生き生きと浮かび上がります。
はやぶさくんは宇宙開発としては少ない予算で、米国もビックリの欲張りな目標がたくさん詰め込まれましたが、それがいい方向に働いたことが読み取れます。「適度に貧乏」だったことが、ベンチャー企業のように参加者誰もが全力で工夫を凝らし、素晴らしい成果をあげることができた理由のようです。
この本で一番いいと思ったのは、ただ感動して泣いて終わらずに、最終章で「はやぶさの存在は私たちにとって何だったのか」をきちんと検証しようと試みていることです。
なぜ、私たちはこれほどまでにはやぶさに感動するのか。なぜ、はやぶさというプロジェクトは日本の希望たりえるのか。なぜ、はやぶさ2号機が必要で、日本の技術はこれからどうあるべきなのか。
理系・文系の枠を超え、すべての日本人にとってインプリケーションが本当に大きいプロジェクトだったんだなぁ……と、あらためて、はやぶさくんの偉業に感動しました。
ただ、はやぶさファンとしては『〜奇跡』と両方読むと楽しさが膨らみますが、それほどでもない方は『〜奇跡』か『〜物語』かどちらか1冊でいいかなぁ。内容が整理されているのは、どちらかといえばこの『〜物語』のほうです。
少し前に出版された『 小惑星探査機「はやぶさ」の奇跡 』と、内容はかなり重なります。
『〜奇跡』のほうが、はやぶさくん帰還の感動まっただなかで、筆者のたかぶった気持ちが反映された文章なのに対し、今回の『〜物語』は、少し冷静になったところで、はやぶさくんの偉業をあらためて、誕生に至るまでの部分から振り返った印象です。
なんといっても的川氏は、はやぶさ誕生から帰還までを当事者としてご覧になっていた方ですから、その言葉には一語一句、現実感と重みがあり、大変興味深い物語が語られます。
プロジェクトマネージャー・川口氏の人となりや、チームの雰囲気が、生き生きと浮かび上がります。
はやぶさくんは宇宙開発としては少ない予算で、米国もビックリの欲張りな目標がたくさん詰め込まれましたが、それがいい方向に働いたことが読み取れます。「適度に貧乏」だったことが、ベンチャー企業のように参加者誰もが全力で工夫を凝らし、素晴らしい成果をあげることができた理由のようです。
この本で一番いいと思ったのは、ただ感動して泣いて終わらずに、最終章で「はやぶさの存在は私たちにとって何だったのか」をきちんと検証しようと試みていることです。
なぜ、私たちはこれほどまでにはやぶさに感動するのか。なぜ、はやぶさというプロジェクトは日本の希望たりえるのか。なぜ、はやぶさ2号機が必要で、日本の技術はこれからどうあるべきなのか。
理系・文系の枠を超え、すべての日本人にとってインプリケーションが本当に大きいプロジェクトだったんだなぁ……と、あらためて、はやぶさくんの偉業に感動しました。
ただ、はやぶさファンとしては『〜奇跡』と両方読むと楽しさが膨らみますが、それほどでもない方は『〜奇跡』か『〜物語』かどちらか1冊でいいかなぁ。内容が整理されているのは、どちらかといえばこの『〜物語』のほうです。
2014年3月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この値段で買ってプレゼントにしました。とっても喜んで頂きました。
2010年11月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
無機質な人工衛星をこんなに愛おしく思えるとは…
素敵な瞬間を、時同じくした事を再認識させてくれる
そんな一冊です
素敵な瞬間を、時同じくした事を再認識させてくれる
そんな一冊です
2010年12月12日に日本でレビュー済み
本書はこれまで日本の科学衛星や探査機の打ち上げを指導してきた著者による、小惑星探索機「はやぶさ」の打ち上げから帰還までの7年間の物語である。技術的な話は最小限にとどめ、プロジェクトに関わった人間ドラマが中心になっている。文章は平易で適度に図や絵を挿み、この分野に馴染みの少ない評者にも楽しめた。
世界初の独創技術を多く盛り込んだ「はやぶさ」は、往路の姿勢制御装置の故障から始まり、小惑星「イトカワ」到着後も大小の数多くのトラブルに見舞われる。しかしこれらも地球への帰還時のトラブルに比べればたいしたものではない。復路では、姿勢制御の不具合による交信途絶で3ケ月の行方不明、また設備寿命切れによる4基のエンジン全基停止で帰還が絶望視されるような危機に襲われる。その都度、チームメンバーの知恵を結集しあらゆる手段を駆使して復旧する場面は、臨場感に富み感動的だ。こうして帰還は当初予定の4年後が7年後に飛行距離は予定の6倍となり、採取サンプルを容れたカプセルは回収できたものの満身創痍の「はやぶさ」は大気圏突入で燃え尽きるしかなかった。
著者は「はやぶさ」成功の要因として、「プロマネのリーダーシップ」、「先人の業績」とともに「適度な貧乏」を挙げている。予算が少ないからこそ、皆なで工夫し頭を使ったことの謂いだが、これこそ成功の第一要因だろう。また、目標がチャレンジングであったことも良い結果をもたらした。著者は危機に見舞われる度に人が育ちチームが育つ様子を嬉しそうに記し、特に若い世代のこれからに期待する。(ただ、「はやぶさ」が挑戦的であり得たのは90年代の計画であったからであり、安全や確実な成果が重視される今後は難しかろうとの指摘は気に懸った)。
帰還に際して自律航法をとる「はやぶさ」と必死に対話する関係者の執念が伝わってき、いつしか「はやぶさ君」と呼ばれるようになった理由も素直に理解できた。
世界初の独創技術を多く盛り込んだ「はやぶさ」は、往路の姿勢制御装置の故障から始まり、小惑星「イトカワ」到着後も大小の数多くのトラブルに見舞われる。しかしこれらも地球への帰還時のトラブルに比べればたいしたものではない。復路では、姿勢制御の不具合による交信途絶で3ケ月の行方不明、また設備寿命切れによる4基のエンジン全基停止で帰還が絶望視されるような危機に襲われる。その都度、チームメンバーの知恵を結集しあらゆる手段を駆使して復旧する場面は、臨場感に富み感動的だ。こうして帰還は当初予定の4年後が7年後に飛行距離は予定の6倍となり、採取サンプルを容れたカプセルは回収できたものの満身創痍の「はやぶさ」は大気圏突入で燃え尽きるしかなかった。
著者は「はやぶさ」成功の要因として、「プロマネのリーダーシップ」、「先人の業績」とともに「適度な貧乏」を挙げている。予算が少ないからこそ、皆なで工夫し頭を使ったことの謂いだが、これこそ成功の第一要因だろう。また、目標がチャレンジングであったことも良い結果をもたらした。著者は危機に見舞われる度に人が育ちチームが育つ様子を嬉しそうに記し、特に若い世代のこれからに期待する。(ただ、「はやぶさ」が挑戦的であり得たのは90年代の計画であったからであり、安全や確実な成果が重視される今後は難しかろうとの指摘は気に懸った)。
帰還に際して自律航法をとる「はやぶさ」と必死に対話する関係者の執念が伝わってき、いつしか「はやぶさ君」と呼ばれるようになった理由も素直に理解できた。