動物の免疫システムは、美しいというよりは曖昧模糊としたシステムだということだ。
少なくとも今の時点では。
生命が長い時間をかけて取り込んできた機能から成り立っている。
生物を見るときに新しい視点をあたえてくれる図書だ。
生命とは非常に不安定な安定状態のうえで成立している自然現象なのだ。
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美しき免疫の力―人体の動的ネットワークを解き明かす 単行本 – 2018/10/26
ダニエル・M・デイヴィス
(著),
久保 尚子
(翻訳)
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人体はこんなにも賢い!
ワクチンから癌治療まで、私たちは免疫作用を生かした医療に馴染みが深いが、そのしくみについては謎が多かった。それが近年、飛躍的に研究が進み、驚くほど精密でダイナミックな免疫システムのメカニズムが明らかになってきた。免疫細胞は互いにコミュニケーションをとりながら、人体に有害な異物のみを選んで攻撃していたのだ! 免疫学の最新の知見を紹介する、スリリングな一冊。
ワクチンから癌治療まで、私たちは免疫作用を生かした医療に馴染みが深いが、そのしくみについては謎が多かった。それが近年、飛躍的に研究が進み、驚くほど精密でダイナミックな免疫システムのメカニズムが明らかになってきた。免疫細胞は互いにコミュニケーションをとりながら、人体に有害な異物のみを選んで攻撃していたのだ! 免疫学の最新の知見を紹介する、スリリングな一冊。
- 本の長さ360ページ
- 言語日本語
- 出版社NHK出版
- 発売日2018/10/26
- ISBN-104140817577
- ISBN-13978-4140817575
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登録情報
- 出版社 : NHK出版 (2018/10/26)
- 発売日 : 2018/10/26
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 360ページ
- ISBN-10 : 4140817577
- ISBN-13 : 978-4140817575
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2024年2月27日に日本でレビュー済み
人体の免疫についての本。
それなりに分かりやすく書かれているはずのだが……
それでもとにかく難しい。
何故かというと、そもそも人間は自身の免疫システムについて、まだあまりよく分かっていないからである。
分かり易い理論モデルのような「中心的物語」が存在せず、分野の大発見と呼ばれるようなものも、現象全体のごく一部を切り取ったに過ぎず、例えるなら「わずかな隙間からどうにか中を垣間見ている」ような状況なので、いまだ全体像が漠としてつかめないのだと思われる。
どうやら、人体というのは首尾一貫した、統一的なシステムによっては動いていないらしいというのは各領域の知見によって分かり始めていることであるが、きっと免疫機能もご多分にもれず、複数のアルゴリズムないしサブシステムが同時に走っていて、それが全体としてちょうどいいバランスをとっているようである。
そこには、自身の免疫機構だけではなく、腸内に住まう細菌叢のバランスなども影響するというから、おそらく「ピースの形が不安定、もしくは不定形なジグソーパズル」のごとき、かなり曖昧模糊かつ複雑なメカニズムがあるのだと思われる。
そのため、時おり画期的な治療法のようなものが発見されても、特定のある患者のある症状には劇的に効果があるが、その他には全然効果がないといった、かなり扱いの難しい結果になることも珍しくないらしい。
そのぐらい、免疫というものは複雑なバランスの上に成り立っているようである。
あと、本書の中で実生活に役立ちそうな知見として、「インフルエンザワクチンの接種は、午後よりも午前に受けた方が抗体が増えやすい」というものがあったが、これとても「抗体が増えたからといって、実際インフルエンザの罹患率に影響するかは分からない」そうである。
いやなんとも難しいものだ。
マウスでは上手くいった実験も、ヒトになると全然異なる結果になることも茶飯事だそうである。
それなりに分かりやすく書かれているはずのだが……
それでもとにかく難しい。
何故かというと、そもそも人間は自身の免疫システムについて、まだあまりよく分かっていないからである。
分かり易い理論モデルのような「中心的物語」が存在せず、分野の大発見と呼ばれるようなものも、現象全体のごく一部を切り取ったに過ぎず、例えるなら「わずかな隙間からどうにか中を垣間見ている」ような状況なので、いまだ全体像が漠としてつかめないのだと思われる。
どうやら、人体というのは首尾一貫した、統一的なシステムによっては動いていないらしいというのは各領域の知見によって分かり始めていることであるが、きっと免疫機能もご多分にもれず、複数のアルゴリズムないしサブシステムが同時に走っていて、それが全体としてちょうどいいバランスをとっているようである。
そこには、自身の免疫機構だけではなく、腸内に住まう細菌叢のバランスなども影響するというから、おそらく「ピースの形が不安定、もしくは不定形なジグソーパズル」のごとき、かなり曖昧模糊かつ複雑なメカニズムがあるのだと思われる。
そのため、時おり画期的な治療法のようなものが発見されても、特定のある患者のある症状には劇的に効果があるが、その他には全然効果がないといった、かなり扱いの難しい結果になることも珍しくないらしい。
そのぐらい、免疫というものは複雑なバランスの上に成り立っているようである。
あと、本書の中で実生活に役立ちそうな知見として、「インフルエンザワクチンの接種は、午後よりも午前に受けた方が抗体が増えやすい」というものがあったが、これとても「抗体が増えたからといって、実際インフルエンザの罹患率に影響するかは分からない」そうである。
いやなんとも難しいものだ。
マウスでは上手くいった実験も、ヒトになると全然異なる結果になることも茶飯事だそうである。
2023年5月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私はどちらかと言えば文系の者である。ウイルスと免疫の仕組みを調べる必要があり、ウイルス学の本(山内一也氏の本など)の後に読んだ。
著者は免疫学研究の第一線で活躍する科学者である。内容の正確さは私には判定できないが、その文章からとても誠実さを感じ、信頼できる本だと思った。本の訳者も著者は「大勢の人に実際に取材しているが、関係者の多くがプライベートなエピソードまで詳しく語っている様子からも彼の真摯な人柄がうかがい知れる」と書いている。
単に科学的な内容にとどまらず、科学者たちの心理、葛藤、苦しみ、感情なども描かれており、免疫の謎、仕組みを追求する科学者たちのドラマもしても読むことができる。もちろん、部外者には難しい内容もある。そこにある程度、入っていかなくては、ドラマも切り取ったものに過ぎなくなるが。
しかし、免疫学の学者とはいえ、これほど綿密な内容の本を書ける力量には感嘆しました。
著者は免疫学研究の第一線で活躍する科学者である。内容の正確さは私には判定できないが、その文章からとても誠実さを感じ、信頼できる本だと思った。本の訳者も著者は「大勢の人に実際に取材しているが、関係者の多くがプライベートなエピソードまで詳しく語っている様子からも彼の真摯な人柄がうかがい知れる」と書いている。
単に科学的な内容にとどまらず、科学者たちの心理、葛藤、苦しみ、感情なども描かれており、免疫の謎、仕組みを追求する科学者たちのドラマもしても読むことができる。もちろん、部外者には難しい内容もある。そこにある程度、入っていかなくては、ドラマも切り取ったものに過ぎなくなるが。
しかし、免疫学の学者とはいえ、これほど綿密な内容の本を書ける力量には感嘆しました。
2022年12月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
免疫学や遺伝子に興味がある人の入門テキストにもなるほど、丁寧に分かりやすく書かれている。
多分2^3回読まないと内容が入ってこないかも。
多分2^3回読まないと内容が入ってこないかも。
2021年7月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書は、免疫システムの全体像と科学者達の挑戦の歴史について描く。
免疫というテーマのため、ワクチンがどのように効果を発揮するのか、ワクチンの有効性を高めることができるのか、といった内容も触れられており、コロナの折、興味深い内容になっている。
ポピュラーサイエンスの書籍だが、まだ解明されていないことが多い免疫学の内容だけに、難解な内容も多い。
以下にあるようないくつかの問いに関心があるなら、本書から全容を確認することをおすすめする。
■ワクチンはなぜ機能するのか
・あらかじめ死滅させた病原体や毒性のない病原体を体内に取り入れることで、免疫細胞が活性化され、増殖することで、体内で長期にわたって保持され、次に同じ病原体が入ってきても、すぐに免疫細胞が対応できる。
■ワクチンが効きやすい時間帯はあるのか
・ある研究では、午前中に接種した方が午後に接種するより強い反応が見られた。
※但し小規模試験かつ他の要素が完全にランダム化されていない
・また別の高齢者を対象とした研究でも、午前中の方が強い反応が見られている。
■ウイルスに感染して重症化しやすい人とそうでない人がいるのはなぜか
・免疫細胞は他の細胞や組織とコミュニケーションを取るため、タンパク質分子(インターフェロン)を分泌して、免疫活性をコントロールしている。
・そうした細胞のインターフェロンの応答遺伝子にみられる個人差があるため、重症化リスクが異なる。
■夜間勤務は本当に体に悪影響を与えるか
・食事・睡眠の生活サイクルが変わり、体内器官の働きが変わる一方、脳の視床下部で制御している時間は変わらないため、時間がずれ続けることで免疫システムが低下する。結論、悪影響を与える。
■なぜ高齢になると感染に弱くなるのか
・免疫細胞の再生力、および病気の兆候を検出し、傷口や感染現場に駆け付ける正確さが劣化するため。
■太極拳やマインドフルネスで免疫機能を強化できるか
・いずれも複数の臨床試験が行われたが、免疫機能が改善するとは断言できず、健康に利益をもたらす可能性がある、とするに留まる。
■がん治療に免疫細胞を活用できるか
・がん細胞を攻撃する免疫細胞のみを活性されるように、コントロールする手法が開発されている(免疫チェックポイント療法)。
・課題もあるため、さらにチェックポイント治療と他の治療法も組み合わせる方法が研究されている。
免疫というテーマのため、ワクチンがどのように効果を発揮するのか、ワクチンの有効性を高めることができるのか、といった内容も触れられており、コロナの折、興味深い内容になっている。
ポピュラーサイエンスの書籍だが、まだ解明されていないことが多い免疫学の内容だけに、難解な内容も多い。
以下にあるようないくつかの問いに関心があるなら、本書から全容を確認することをおすすめする。
■ワクチンはなぜ機能するのか
・あらかじめ死滅させた病原体や毒性のない病原体を体内に取り入れることで、免疫細胞が活性化され、増殖することで、体内で長期にわたって保持され、次に同じ病原体が入ってきても、すぐに免疫細胞が対応できる。
■ワクチンが効きやすい時間帯はあるのか
・ある研究では、午前中に接種した方が午後に接種するより強い反応が見られた。
※但し小規模試験かつ他の要素が完全にランダム化されていない
・また別の高齢者を対象とした研究でも、午前中の方が強い反応が見られている。
■ウイルスに感染して重症化しやすい人とそうでない人がいるのはなぜか
・免疫細胞は他の細胞や組織とコミュニケーションを取るため、タンパク質分子(インターフェロン)を分泌して、免疫活性をコントロールしている。
・そうした細胞のインターフェロンの応答遺伝子にみられる個人差があるため、重症化リスクが異なる。
■夜間勤務は本当に体に悪影響を与えるか
・食事・睡眠の生活サイクルが変わり、体内器官の働きが変わる一方、脳の視床下部で制御している時間は変わらないため、時間がずれ続けることで免疫システムが低下する。結論、悪影響を与える。
■なぜ高齢になると感染に弱くなるのか
・免疫細胞の再生力、および病気の兆候を検出し、傷口や感染現場に駆け付ける正確さが劣化するため。
■太極拳やマインドフルネスで免疫機能を強化できるか
・いずれも複数の臨床試験が行われたが、免疫機能が改善するとは断言できず、健康に利益をもたらす可能性がある、とするに留まる。
■がん治療に免疫細胞を活用できるか
・がん細胞を攻撃する免疫細胞のみを活性されるように、コントロールする手法が開発されている(免疫チェックポイント療法)。
・課題もあるため、さらにチェックポイント治療と他の治療法も組み合わせる方法が研究されている。
2021年1月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
すごく詳しく、人が免疫と向き合ってきた歴史が載っていて、勉強になる。
2021年7月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
免疫にまつわる先人たちの努力とその成果が読みやすく書かれた逸品。
先人といっても、それほど昔の話ではないところが驚き。いまなお絶賛発展中の領域ということ。
すでに古い情報もあるかもしれませんが、素人から見ると情報満載の宝の山です。免疫の一端を垣間見ることができます。
先人といっても、それほど昔の話ではないところが驚き。いまなお絶賛発展中の領域ということ。
すでに古い情報もあるかもしれませんが、素人から見ると情報満載の宝の山です。免疫の一端を垣間見ることができます。