世界史 ウィリアム・H. マクニールも一緒に買ったけど、
世界史 ウィリアム・H. マクニールはボリューム多すぎて萎えた。
この本は読みやすいしボリュームも丁度いいです。

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若い読者のための世界史(上) - 原始から現代まで (中公文庫 コ 7-1) 文庫 – 2012/4/21
エルンスト・H・ゴンブリッチ
(著),
中山典夫
(翻訳)
歴史は「昔、むかし」あった物語である。さあ、いまからその昔話をはじめよう――若き美術史家ゴンブリッチが、やさしく語りかける、物語としての世界史。
- 本の長さ265ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日2012/4/21
- 寸法10.6 x 1.2 x 15.2 cm
- ISBN-104122056357
- ISBN-13978-4122056350
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登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (2012/4/21)
- 発売日 : 2012/4/21
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 265ページ
- ISBN-10 : 4122056357
- ISBN-13 : 978-4122056350
- 寸法 : 10.6 x 1.2 x 15.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 167,845位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,118位中公文庫
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年7月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
世界史と題名にありますが、主体的にテーマの中心としてあるのはヨーロッパの歴史についてです。
なかなかヨーロッパの歴史って知らない事が多い。
著者はもちろんヨーロッパの人であり、ヨーロッパ人の視点で書いてあるというところが本書の価値なのではないでしょうか。
上下巻で短く一気に読めてしまえますし、とても読みやすい。そして、とても勉強になる。
古きを知る事こそ、今に至る源流を知り、教訓を学び、未来に生かせるとするならば、本書はとても有意義な本であると思います。
ただ、大局的に歴史の流れを見て行く事を重要視しているため、詳細の部分は結構省かれていたりしますが、大局的に歴史の流れを追うことができるというところが、
とてもいいところで、私はいろいろと気付きが多かったと思う。
ヨーロッパも血みどろの、血なまぐさいところを通過して現代にいたっているのだと、
ヨーロッパに対する見方も変わりましたね笑
なかなかヨーロッパの歴史って知らない事が多い。
著者はもちろんヨーロッパの人であり、ヨーロッパ人の視点で書いてあるというところが本書の価値なのではないでしょうか。
上下巻で短く一気に読めてしまえますし、とても読みやすい。そして、とても勉強になる。
古きを知る事こそ、今に至る源流を知り、教訓を学び、未来に生かせるとするならば、本書はとても有意義な本であると思います。
ただ、大局的に歴史の流れを見て行く事を重要視しているため、詳細の部分は結構省かれていたりしますが、大局的に歴史の流れを追うことができるというところが、
とてもいいところで、私はいろいろと気付きが多かったと思う。
ヨーロッパも血みどろの、血なまぐさいところを通過して現代にいたっているのだと、
ヨーロッパに対する見方も変わりましたね笑
2019年9月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
褒めてるレビューだらけだし、良い本だとは思うのですが、敢えて苦言の方を。
まず、この本は、日本語の「世界史」から想起されるような本ではなく、明らかにドイツ・オーストリア史だと思います。中国やインドや中東や日本の話も申し訳程度に出てきますが、高校世界史のように中国史は中国史で最初から最後までやるわけでもなく、文明の興りと大航海時代以後の「刈られ方」が描写されるという体であり、あくまで中心はヨーロッパであり、中でもドイツ・オーストリアです。
1935年に当時25歳だったオーストリア生まれの本来美術史家だった著者が、子どもにも分かるように簡明な形で短い期間で書き上げるとどうなるか。当時のドイツ・オーストリア人の平均的な歴史上の「偏見」が、これ以上ないくらい露わになるでしょう。事項の選択は「過去の出来事で最も多くの人間に影響を与えたもの、人々が今日なお最もよく覚えているもの」を基準にしたとのことですが、どちらも選んでいるのがオーストリア人であれば、ある程度以上のバイアスはもう、必然的に発生します。
私がざっと読んだだけでも、なぜ古代中国よりインドの方を先に紹介するのか(どう見ても中国の方が古いはずです)、孔子の教えが中国で真に受けられたとナイーブに信じすぎ、科挙を理想化しすぎ、中国大陸の混乱の歴史などなかったかのような書きぶりなど、特に中国史に関しては知らないゆえの素朴な勘違いが目立つように見えます。日本に関しても、明治からの西洋文明移入があれほどスムーズに行ったのは日本のそれまでの社会体制・技術に対応するものがかなりの程度あったためなのですが、そこは無視です。
また、簡単にしたら仕方がないのでしょうが、ルネサンスは1420年のフィレンツェで全く何の影響を受けることもなくだしぬけに人々が中世との違いに気づいて始まったかのように書かれ(北方ルネサンスとか、パレオロゴス・ルネサンスとか、古代ギリシャ文明の中東からの流入とか完全無視です)、宗教改革はルターが初めから怒りに燃えていたように書かれ(95カ条の論題はラテン語で発表されており、ルターがことを荒立てたかったかどうかは微妙です)、ナポレオンは妙に英雄的に描かれ、産業革命は職人の失業と窮乏化など悪い側面が強調されています。
第1次世界大戦に関しても、まるでオーストリアのボスニアに対する帝国主義が全ての引き金のように書かれています。現象だけ見たら確かにそうかも知れませんが、一般的には三国同盟と三国協商の対立関係、汎ゲルマン主義と汎スラブ主義の対立関係、それに基づく相互へのガチガチの戦争計画と言う緊張関係に、ボスニアの銃声が一気に点火してしまったという言い方をされると思います。オーストリア人の目線で見たらそうなるのかもしれませんが、ちょっとオーストリアを買いかぶりすぎではないでしょうか。
という具合に色々あるのですが、それでもこの本が分かりやすく、物語として成立していることは間違いありません。小中学生の間に読んでイメージを作り、後で高校の授業でしっかり勉強し直すとか、世界史についてそもそも全く分かっていないと思っている大学生や社会人が最初のイメージ作りに使うとか、そういうことであればとてもいい本だと思います。ただし、さんざん書き連ねたように、1935年に25歳の青年が6週間で書いた本だと言うこと、それによって色々と制約が発生していることは忘れずにいた方がいいと思います。
まず、この本は、日本語の「世界史」から想起されるような本ではなく、明らかにドイツ・オーストリア史だと思います。中国やインドや中東や日本の話も申し訳程度に出てきますが、高校世界史のように中国史は中国史で最初から最後までやるわけでもなく、文明の興りと大航海時代以後の「刈られ方」が描写されるという体であり、あくまで中心はヨーロッパであり、中でもドイツ・オーストリアです。
1935年に当時25歳だったオーストリア生まれの本来美術史家だった著者が、子どもにも分かるように簡明な形で短い期間で書き上げるとどうなるか。当時のドイツ・オーストリア人の平均的な歴史上の「偏見」が、これ以上ないくらい露わになるでしょう。事項の選択は「過去の出来事で最も多くの人間に影響を与えたもの、人々が今日なお最もよく覚えているもの」を基準にしたとのことですが、どちらも選んでいるのがオーストリア人であれば、ある程度以上のバイアスはもう、必然的に発生します。
私がざっと読んだだけでも、なぜ古代中国よりインドの方を先に紹介するのか(どう見ても中国の方が古いはずです)、孔子の教えが中国で真に受けられたとナイーブに信じすぎ、科挙を理想化しすぎ、中国大陸の混乱の歴史などなかったかのような書きぶりなど、特に中国史に関しては知らないゆえの素朴な勘違いが目立つように見えます。日本に関しても、明治からの西洋文明移入があれほどスムーズに行ったのは日本のそれまでの社会体制・技術に対応するものがかなりの程度あったためなのですが、そこは無視です。
また、簡単にしたら仕方がないのでしょうが、ルネサンスは1420年のフィレンツェで全く何の影響を受けることもなくだしぬけに人々が中世との違いに気づいて始まったかのように書かれ(北方ルネサンスとか、パレオロゴス・ルネサンスとか、古代ギリシャ文明の中東からの流入とか完全無視です)、宗教改革はルターが初めから怒りに燃えていたように書かれ(95カ条の論題はラテン語で発表されており、ルターがことを荒立てたかったかどうかは微妙です)、ナポレオンは妙に英雄的に描かれ、産業革命は職人の失業と窮乏化など悪い側面が強調されています。
第1次世界大戦に関しても、まるでオーストリアのボスニアに対する帝国主義が全ての引き金のように書かれています。現象だけ見たら確かにそうかも知れませんが、一般的には三国同盟と三国協商の対立関係、汎ゲルマン主義と汎スラブ主義の対立関係、それに基づく相互へのガチガチの戦争計画と言う緊張関係に、ボスニアの銃声が一気に点火してしまったという言い方をされると思います。オーストリア人の目線で見たらそうなるのかもしれませんが、ちょっとオーストリアを買いかぶりすぎではないでしょうか。
という具合に色々あるのですが、それでもこの本が分かりやすく、物語として成立していることは間違いありません。小中学生の間に読んでイメージを作り、後で高校の授業でしっかり勉強し直すとか、世界史についてそもそも全く分かっていないと思っている大学生や社会人が最初のイメージ作りに使うとか、そういうことであればとてもいい本だと思います。ただし、さんざん書き連ねたように、1935年に25歳の青年が6週間で書いた本だと言うこと、それによって色々と制約が発生していることは忘れずにいた方がいいと思います。
2014年3月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
めからうろこです。若い人でなくおばあさんもよくわかりました。
学校も こんな授業だと 面白かったのに
学校も こんな授業だと 面白かったのに
2016年5月26日に日本でレビュー済み
外国映画を見るのにも、歴史を少し知らなくてはと思い、読み始めました。
大変わかりやすく、語りかけてくれるような文章で、挿絵もあり、夢中で読み進んでいけました。
恥ずかしながら、世界の歴史の流れを断片でしかわからなかったのですが、大きな流れを、少しつかみとれたような気がします。
この本に出会えてとてもうれしいです。
アマゾンに感謝です。
大変わかりやすく、語りかけてくれるような文章で、挿絵もあり、夢中で読み進んでいけました。
恥ずかしながら、世界の歴史の流れを断片でしかわからなかったのですが、大きな流れを、少しつかみとれたような気がします。
この本に出会えてとてもうれしいです。
アマゾンに感謝です。
2012年7月5日に日本でレビュー済み
著者が25歳のときに若いイルゼなる女の子に話しかけるという形で書かれた世界史の物語。というより西洋を中心に書かれた歴史物語。若い読者を想定して書かれているため、とても分かりやすい。と、同時に大人が読んでもわくわく、ドキドキする面白いものになっている。これは日本人読者としてはその翻訳も素晴らしいからだろう。
著者も書いていることだが、歴史が興味深いのは、それが実際に起こったことだからだ。まさかこんなことがと思うことが実際に起こったことなのだ。
著者がキリスト教国の人間ということもあるのだろう、あるいは、イルゼに話しかけるのにはこの方がいいと思ったのだろう、「紀元前」なる言葉を「キリストが生まれる前」という言葉に置き換えている。これが何度も繰り替えして使われるのが特徴的ではある。
先史時代から始まるこの「上」巻は、騎士の時代で終わっているが、その間、東洋関係が出てくるのは、ほんの数か所。孔子と老子、それに秦の始皇帝が建造した万里の長城だけ。日本人は出てこなかった・・・・
著者も書いていることだが、歴史が興味深いのは、それが実際に起こったことだからだ。まさかこんなことがと思うことが実際に起こったことなのだ。
著者がキリスト教国の人間ということもあるのだろう、あるいは、イルゼに話しかけるのにはこの方がいいと思ったのだろう、「紀元前」なる言葉を「キリストが生まれる前」という言葉に置き換えている。これが何度も繰り替えして使われるのが特徴的ではある。
先史時代から始まるこの「上」巻は、騎士の時代で終わっているが、その間、東洋関係が出てくるのは、ほんの数か所。孔子と老子、それに秦の始皇帝が建造した万里の長城だけ。日本人は出てこなかった・・・・
2020年9月6日に日本でレビュー済み
世界史じゃなくて西洋史だと仰っている方がいて、その通りだと思いますが、この時代の歴史に関するヨーロッパの大学者たちの著作の傾向として西洋史を世界史として語りがちであったという認識を持っておく方がいいと思います。この本が書かれたくらいからそれ以後の時代にかけて、ヨーロッパの学者たちの間ですら西洋学者は西洋史だけを世界史として見ているという学術的非難は起こっています。
なので、世界史と銘打っておきながら中身は西洋史じゃないかという気持ちは分かりますが(何より同時代や少し後の西洋史学者がそのことを認めていますから)、1900年前後に書かれた著名な歴史界の書物に触れてる際の気持ちの整理としてこの時代の歴史界はそういう傾向がそもそもあるが…はて、どういうことが書いてあるか…と考え読み進めた方が得るものが多いと思います。そういう読み方が失われてきた所は書き手の見えない匿名インターネット社会の弊害かな…とも思いますが、この書物に関しては幸いどの時代に誰が書いたのかはっきりしておりますので、勿体無いと考えレビューさせて頂きました。
なので、世界史と銘打っておきながら中身は西洋史じゃないかという気持ちは分かりますが(何より同時代や少し後の西洋史学者がそのことを認めていますから)、1900年前後に書かれた著名な歴史界の書物に触れてる際の気持ちの整理としてこの時代の歴史界はそういう傾向がそもそもあるが…はて、どういうことが書いてあるか…と考え読み進めた方が得るものが多いと思います。そういう読み方が失われてきた所は書き手の見えない匿名インターネット社会の弊害かな…とも思いますが、この書物に関しては幸いどの時代に誰が書いたのかはっきりしておりますので、勿体無いと考えレビューさせて頂きました。
2021年9月23日に日本でレビュー済み
訳が下手です。
直訳的なので、原語ではこう書いてあったのだろうなと想像してから、きっとこういう意味だろう、と回りくどい読み方をしなければならず、疲れます。
内容も、若い読者向けに語りかけるような口調ではありますが、何千年もの流れ全てを何百ページにまとめようとしているので、いたって教科書的です。既に何度も世界史の流れを履修した人にはおさらいとして役には立ちますが、若い読者がこれを読んで世界史を面白いと思うとは思えません。
直訳的なので、原語ではこう書いてあったのだろうなと想像してから、きっとこういう意味だろう、と回りくどい読み方をしなければならず、疲れます。
内容も、若い読者向けに語りかけるような口調ではありますが、何千年もの流れ全てを何百ページにまとめようとしているので、いたって教科書的です。既に何度も世界史の流れを履修した人にはおさらいとして役には立ちますが、若い読者がこれを読んで世界史を面白いと思うとは思えません。