戦後日本政治の概要を描いた本としては岩波新書の「戦後政治史」が有名ですが、同書が社会党や民社党などの野党も交えて戦後日本政治の歴史を描写しているのに対し、本書は一貫して政権を担った自民党内部の派閥の合従連衡などを通じて戦後日本政治を伝えています。
昔よりは弱体化したとはいえ、依然として強い影響力を持つ自民党内の派閥。現代の自民党内政治(それはすなわち日本政治全体に波及してくるのですが)について理解する前提となる知識がこれ1冊で身につきます。ここまで体系的に自民党の派閥とその変遷について中立的な観点から説明した本はほとんどないと思われ、とてもいい勉強になりました。戦後日本政治を学ぶ際の新しい視座を与えてもらいました。
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自民党: 政権党の38年 (中公文庫 き 34-1) 文庫 – 2008/7/1
北岡 伸一
(著)
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鳩山内閣から宮沢内閣まで、三八年にわたって政権を独占した政党の軌跡を、権力基盤としての派閥構造の変遷を軸に辿る。吉野作造賞受賞。〈解説〉飯尾 潤
- ISBN-104122050367
- ISBN-13978-4122050365
- 出版社中央公論新社
- 発売日2008/7/1
- 言語日本語
- 本の長さ394ページ
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登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (2008/7/1)
- 発売日 : 2008/7/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 394ページ
- ISBN-10 : 4122050367
- ISBN-13 : 978-4122050365
- Amazon 売れ筋ランキング: - 286,842位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2018年8月22日に日本でレビュー済み
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2017年2月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
宮沢内閣(1991.11~1993.8)までの38年間は自民党の単独の内閣であった。その間の自民党政治は冷戦、中選挙区、派閥のキーワードによって、跡付けできる。それが、シュルツ米国務長官「冷戦は終わった」(1989.1)、衆院小選挙区区割り法成立(1994.11)、2世議員の増加で看板は自民党だが、その内実は以前のものとは違うものとなったという。その後の内閣を確認すると(2017.2現在)、
細川内閣(1993.8~1994.4)、羽田内閣(1994.4~.6)、村山内閣(1994.6~1996.1)
橋本内閣(1996.1~1998.7)、小渕内閣(1998.7~2000.4)、森内閣 (2000.4~2001.4)
小泉内閣(2001.4~2006.9)、安倍内閣(2006.9~2007.9)、福田内閣(2007.9~2008.9)
麻生内閣(2008.9~2009.9)、鳩山内閣(2009.9~2010.6)、菅内閣(2010.6~2011.8)
野田内閣(2011.9~2012.12)、安倍内閣(2012.12~ )。
以上の24年間の日本政治史に対し、どのような分析・評価が可能か?「失われた20年」の意味をしんから考える時期であると思えた。
細川内閣(1993.8~1994.4)、羽田内閣(1994.4~.6)、村山内閣(1994.6~1996.1)
橋本内閣(1996.1~1998.7)、小渕内閣(1998.7~2000.4)、森内閣 (2000.4~2001.4)
小泉内閣(2001.4~2006.9)、安倍内閣(2006.9~2007.9)、福田内閣(2007.9~2008.9)
麻生内閣(2008.9~2009.9)、鳩山内閣(2009.9~2010.6)、菅内閣(2010.6~2011.8)
野田内閣(2011.9~2012.12)、安倍内閣(2012.12~ )。
以上の24年間の日本政治史に対し、どのような分析・評価が可能か?「失われた20年」の意味をしんから考える時期であると思えた。
2015年5月12日に日本でレビュー済み
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スクーリングの指定テキストでした。内容はとても面白く色々と勉強になります。
2011年5月9日に日本でレビュー済み
1952年のサンフランシスコ講和条約で占領が終了し対米従属一辺倒の吉田外交はその使命を終えた。しかし鳩山内閣の日ソ国交回復に続いて(佐藤内閣下の沖縄施政権返還を挟んで)田中内閣のもとで日中国交回復が実現するまでには実に20年の歳月を要した。吉田対鳩山の激烈な抗争を経て鳩山政権が誕生した。にもかかわらず日ならずして保守合同がなり自民党が誕生した。本書は巣鴨から出獄後5年足らずで政権の座についた岸信介の動きからこの謎を解明する。岸によればポスト吉田政権の課題は片務的な安保条約の是正、および表裏一体の関係にある自前の軍事力の建設、すなわち憲法改正であった。自民党政治を通観すると、講和条約締結に表れた反共姿勢は北朝鮮を除き修正されたが、終始対米従属路線の枠内にあったことはアメリカから距離を置くポーズを示した田中、鈴木両政権がたちまち崩壊した事実が雄弁に語っている(民主党の鳩山政権も同断)。この間対米協調路線(小泉内閣)と憲法改正志向(安倍内閣)は相容れないことが次第に明らかとなり、自民党政権は本質的にその役割を終えた。
2010年6月11日に日本でレビュー済み
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戦前の政党政治から占領下の政党政治、保守合同による自民党の成立、派閥の役割から歴代首相が取り組んだ政治課題などが分かりやすく解説してあり読みやすい本だと思います。
付録として派閥の系譜や歴代内閣の閣僚一覧なども載っており、北岡氏が言うところの「進歩的な保守党」である自民党を知る上で便利な本だと思います。
付録として派閥の系譜や歴代内閣の閣僚一覧なども載っており、北岡氏が言うところの「進歩的な保守党」である自民党を知る上で便利な本だと思います。
2013年4月9日に日本でレビュー済み
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自民党の歩みが分かる作品です。いかに政権与党となって行ったか等を解説した本でした。
2010年6月24日に日本でレビュー済み
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自民党モノの本というと戦後長い間、ジャーナリスティックな物がほとんどで、自民党政治は学者による研究の対象とは見なされてこなかった。その中で、本書は日本政治外交史の重鎮による自民党研究であり、今でも戦後政治史を学ぶ際の必読文献とされている本である。本書は自民党にフォーカスをあてているが、戦後政治=自民党政治なので、本書を読むことで戦後政治の大きな流れをつかむことができる。勿論自民党についても詳細に書き込まれており、特に派閥こそが自民党政治の本質だとした分析は秀逸。また、タカ派の岸による安保改定によって定着した親米路線こそがいわゆる「保守本流」の意味であるとの指摘は実に鮮やかであり、印象に残っている。
その自民党も、今や崩壊の危機にある。本書が言う、自民党の本質である派閥がかつての機能を失った今では、自民党は崩壊するほか無いのだろうか。
その自民党も、今や崩壊の危機にある。本書が言う、自民党の本質である派閥がかつての機能を失った今では、自民党は崩壊するほか無いのだろうか。
2019年2月13日に日本でレビュー済み
自民党の成立とその後の政治について詳細に記述されている本である。
内容については、戦後政治史であり、自民党成立前の吉田自由党や鳩山民主党についても詳細に記述されている。また、自民党成立後については、自民党対野党という構図というよりは、自民党内部の対立が深く記述されている。他の特徴としては、政策については、重要なもの、政争の道具にされたもの以外については、あまり記述されていない。
55年体制の自民党がどのようなものであり、どのように変化したかが記述されている。小選挙区制度の特徴についても最後の方に記述されていて、現在の小選挙区制度による政治の変化についても予測されている。しかも、その予測は的中しているように思われる。
また、政治家の人物評価をしているが、もちろん執筆者の評価であるが、的を射ているように思え面白い。やや接続詞が不自然な部分があり、また、前後の文脈が不自然な部分があるものの、緻密な分析がされていて、執筆者が歯切れよく記述されているため、何回も読んでも新しい発見がある本でした。
内容については、ややマニアックかなとも思えますが、好きな人ははまる本だと思います。執筆者には続きを書いてもらいたいと思うくらいです。
内容については、戦後政治史であり、自民党成立前の吉田自由党や鳩山民主党についても詳細に記述されている。また、自民党成立後については、自民党対野党という構図というよりは、自民党内部の対立が深く記述されている。他の特徴としては、政策については、重要なもの、政争の道具にされたもの以外については、あまり記述されていない。
55年体制の自民党がどのようなものであり、どのように変化したかが記述されている。小選挙区制度の特徴についても最後の方に記述されていて、現在の小選挙区制度による政治の変化についても予測されている。しかも、その予測は的中しているように思われる。
また、政治家の人物評価をしているが、もちろん執筆者の評価であるが、的を射ているように思え面白い。やや接続詞が不自然な部分があり、また、前後の文脈が不自然な部分があるものの、緻密な分析がされていて、執筆者が歯切れよく記述されているため、何回も読んでも新しい発見がある本でした。
内容については、ややマニアックかなとも思えますが、好きな人ははまる本だと思います。執筆者には続きを書いてもらいたいと思うくらいです。