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夢みるピーターの七つの冒険 (中公文庫 マ 9-1) 文庫 – 2005/10/1

4.5 5つ星のうち4.5 7個の評価

ぼく、夢をみているんだろうか、それとも・・。空想少年ピーターのスリリングでちょっぴりせつない秘密の冒険。ブッカー賞作家が、子供と、むかし子供だったすべての人に贈るとっておきの物語。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 中央公論新社 (2005/10/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2005/10/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 206ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4122046017
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4122046016
  • カスタマーレビュー:
    4.5 5つ星のうち4.5 7個の評価

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イアン・マキュ−アン
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2004年10月8日に日本でレビュー済み
自分が大人だからだろうか。これは大人のために書かれた子ども時代の物語に思えてならない。ピーターを取り囲む小さな温かな世界や、時には残酷な子どもの社会、彼自身や家族の心の動きが、簡潔で美しい描写で彩られた珠玉の作品である。題材は変身や透明人間など古典的であるけれど、子どもを取り囲む世界と子どもの空想が時代を超えてそう変わるものではない。子どもたちはいつも手が届きそうで届かないレベルの成長を願っている。そんなつま先立っている子どもたちが世界と対峙するときの「揺れ」が表現されているマキューアンによる小説である。
一方、ロアルド・ダ-ルの愛読者である私の息子はこれはまさしく子どもの物語だと思っている。おそらく親のことを透明人間にしてしまいたいと思っているのだろう。そして、大人の世界にちょっと憧れと反発を感じているようである。
大人は子どもだった頃のワンダーランドを思い出すことで自分自身の「生」を反芻し、子どもは自分を反映する不思議なお話を通して、長いトンネルの先にある大人の世界を垣間見る。この物語は大人と子どもをつなぐ優しい架け橋である。大人用と子ども用の、別々の訳と装丁を是非お願いしたい。本棚の片隅にずっと置いておきたい1冊である。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2003年10月11日に日本でレビュー済み
おもちゃが動いたり、飼っている猫と入れ替わったり、色んな冒険。
猫が死ぬ寸前に入れ替わってお互いの気持ちを知ったところにはしんみり・・・。大人になった自分の目から大人と子供を見たり、そして赤ちゃんに入れ替わったり、とにかく小さい子供の目の高さになると面白い。わくわくできるそれぞれの7章。
これはイアンの初めての児童文学らしいが、とてもそうは思えない。
本当は絵本としてイギリス・アメリカでは出版されたとか。
是非、自分に子供ができて、大きくなったらこの本を読んで聞かせたい。(と2年前に思ったのだが、今は男の子が生まれて8ヶ月になる。楽しみだ。)
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2003年1月28日に日本でレビュー済み
空想少年ピーターの、秘密の冒険のお話です。
最初の「ピーターはこんな子供」という序章を読んで、ピーターという空想癖のある男の子がとても好きになって、「ピーターの頭の中で起こったへんてこりんな冒険のいくつかを、起こったとおりに書きとめた」お話を、とても期待して読んだんですが、もっと突拍子もないストーリーを期待していたので、少し期待はずれでした。
「変身」というモチーフも3回も使うとちょっと意外性がなくなってくるような気がします。
どうせ空想なら、「エーッ、そんなん実際にあるわけないでしょ」とツッコミをいれたくなるような、スケールの大きなウソを書いてほしかった。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2008年10月16日に日本でレビュー済み
イアン・マキューアンが子供のためへのお話??
いったいどんな話なんだろう?

正直、彼が子供に向けてというスタンスで小説を書けるのか??

だって、彼の刺激的な処女作(『最初の恋、最後の儀式』)を
自分の子供に読ませたいと思います??

でもね、これはマキューアンの優しい気持ちで書いている短編連作。

大人って仕事ばっかりして何が楽しいんだろう??
世界はこんなにすばらしいのに。

大人は自分が子供だったときの気持ちを思い出すし、
子供に安心して読ませてあげられる。

想像力の翼をうんと伸ばしていいんだよ、大丈夫、人生は、
大人になるってのもそんなに悪いもんじゃないんだよ、と。

大人が読めばそう思う。

子供と一緒に読んで感想を交換するのも、きっと素敵だ。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2002年8月4日に日本でレビュー済み
幾つになっても子供(少年)の心を失っていないと自負していましたが、この本を読んで、ハッと目を覚まされました。そう、すっかり忘れていたんです!
子供(少年)の心はこんなに輝いていて、(大人となった今では)平々凡々としている日常も彼(彼女)の目を通して見ると、摩訶不思議な冒険談になるんですね。(原題(Daydreamer)にある通り、主人公ピーターはちょっと夢想癖があるとお感じの方もいるかもしれませんが・・・)
自分の子供の(大人の目から見れば)不可解な行動もこの本を読んだ後では頷けます、羨ましくなります。
作者イアン・マキューアンは「アムステルダム」では、初老の紳士の醜悪な姿をブラックユーモアたっぷりに、センス良く描きましたが、同じ作者がこんなにピュアな子供の視点で物語を書けるなんてすごい!注目の作家ですね。
大人にも子供にも読んで欲しい一冊です。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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