哲学に興味がなくても、デカルトの名前は聞いたことがある人は結構いる。
方法序説についても読んだことがなくても「われ思う、ゆえにわれあり」と
いう言葉は有名だ。
考える我、存在、神の存在証明についての展開は文学的といってもよいほど
面白い。
でも、私がこの本からもっとも考えさせられたのは、何を根拠とするか?
何をはじめとするか?という部分だ。
何かを正しいとするとき、その根拠をさかのぼった先には何があるのか?
デカルト自身は神としているわけだけど、宗教を持たない人間にとって
神というキーワードはどうもしっくりこない。
そうかといって何もないと言い切ってしまうのは哲学的にはあるのだろうが
現実生活としてはあまりにも心もとない。
宗教(超越的な力)を信じたいが信じられない人間の存在、言葉、行動・・・
など全て根拠とはなんなのだろう。
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方法序説: ほか (中公クラシックス W 9) 新書 – 2001/8/10
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- ISBN-104121600126
- ISBN-13978-4121600127
- 出版社中央公論新社
- 発売日2001/8/10
- 言語日本語
- 本の長さ431ページ
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登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (2001/8/10)
- 発売日 : 2001/8/10
- 言語 : 日本語
- 新書 : 431ページ
- ISBN-10 : 4121600126
- ISBN-13 : 978-4121600127
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2012年1月24日に日本でレビュー済み
タイトルが「方法序説ほか」となっていて、
何が収録されているかわかりづらいので、
目次だけ書いておこうと思います。
解説:デカルトあるいは熟慮断行の哲学者 神野慧一郎
以下翻訳担当
方法序説 野田又夫
哲学の原理 井上庄七、水野和久
世界論 神野慧一郎
これらに加えて、年譜、読書案内、索引という内容になっています。
何が収録されているかわかりづらいので、
目次だけ書いておこうと思います。
解説:デカルトあるいは熟慮断行の哲学者 神野慧一郎
以下翻訳担当
方法序説 野田又夫
哲学の原理 井上庄七、水野和久
世界論 神野慧一郎
これらに加えて、年譜、読書案内、索引という内容になっています。
2015年7月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
『方法序説』『哲学の原理』『世界論』の3つが収録された新書です。この本はデカルトの自然科学者としての側面をかなり強調した構成になっています。『方法序説』第五部に要約されているデカルトの自然科学者としての見解が、『哲学の原理』『世界論』でいっそう詳しく述べられています。
『方法序説』はデカルトが一般の読者に向けて書いたものですので、文章がとても読みやすいです。デカルトはあらゆるものを疑いつくした末に、「私は考える、ゆえに私はある」ということは確実であることに気付きました。また、決断に迷ったときでもできるだけ幸福に生きるための行動が色々と書いてある第三部の内容は、とても実用的だと思います。デカルトが決断できないときに自分に課した行動は、とても穏健で堅実なものです。物事を慎重に考え、迷っているときに無茶なことをしないデカルトの考え方は、私も日頃の日常生活で参考にしています。
『哲学の原理』はデカルトの基本思想が要約された文章で、案外『方法序説』よりも重要度が高いかもしれません。物体的実体の本性は延長であり、知性的実体の本性は思惟であるとデカルトは考えます。デカルトにとって精神は私を私たらしめるものであり、人間の本性は思惟でした。
『哲学の原理』の後半と『世界論』は、ほとんどデカルトの科学論だといってよいです。デカルトは動物に理性を認めていませんし、真空の存在も否定しています。こうしたデカルトの科学論は、控えめに言っても現代人が読んだら反発を覚えるものです。しかし、デカルトがニュートンよりも先に慣性の法則をわかりやすく説明していたことには、初学者の私は驚きました。
『方法序説』はデカルトが一般の読者に向けて書いたものですので、文章がとても読みやすいです。デカルトはあらゆるものを疑いつくした末に、「私は考える、ゆえに私はある」ということは確実であることに気付きました。また、決断に迷ったときでもできるだけ幸福に生きるための行動が色々と書いてある第三部の内容は、とても実用的だと思います。デカルトが決断できないときに自分に課した行動は、とても穏健で堅実なものです。物事を慎重に考え、迷っているときに無茶なことをしないデカルトの考え方は、私も日頃の日常生活で参考にしています。
『哲学の原理』はデカルトの基本思想が要約された文章で、案外『方法序説』よりも重要度が高いかもしれません。物体的実体の本性は延長であり、知性的実体の本性は思惟であるとデカルトは考えます。デカルトにとって精神は私を私たらしめるものであり、人間の本性は思惟でした。
『哲学の原理』の後半と『世界論』は、ほとんどデカルトの科学論だといってよいです。デカルトは動物に理性を認めていませんし、真空の存在も否定しています。こうしたデカルトの科学論は、控えめに言っても現代人が読んだら反発を覚えるものです。しかし、デカルトがニュートンよりも先に慣性の法則をわかりやすく説明していたことには、初学者の私は驚きました。
2024年5月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
内容はもちろん星5つですが。『世界論』の四段落目にかなり痛い誤植があります。
「人がを開き、」はおそらく「人が口を開き、」の間違いかと。さもないと全く文意が不明です。校正でもすぐに見つかるようなミスだと思うのですが。
「人がを開き、」はおそらく「人が口を開き、」の間違いかと。さもないと全く文意が不明です。校正でもすぐに見つかるようなミスだと思うのですが。
2018年4月9日に日本でレビュー済み
デカルトの主著である、方法序説の他、哲学の原理、世界論が収録されている。
冒頭にデカルトの生涯、思想などが丁寧に解説されている。
方法序説と言えば、我思うゆえに我あり、の言葉が有名だが、改めて読んでみると、その思想の発見に至るまでの経緯も詳しく書かれている。
哲学書というより、エッセイのような感じで、意外と読みやすく、デカルトがいかついイメージでなく、身近な人のように感じられた。
翻訳でもいいので、古典を読むことの大切さを改めて感じた。
冒頭にデカルトの生涯、思想などが丁寧に解説されている。
方法序説と言えば、我思うゆえに我あり、の言葉が有名だが、改めて読んでみると、その思想の発見に至るまでの経緯も詳しく書かれている。
哲学書というより、エッセイのような感じで、意外と読みやすく、デカルトがいかついイメージでなく、身近な人のように感じられた。
翻訳でもいいので、古典を読むことの大切さを改めて感じた。
2022年8月27日に日本でレビュー済み
体に染みついた操作・手順でもマニュアルや教則本を読むと新たな発見があるものです。
本書の解説に「デカルトこそが近世を成立せしめた」とあります。デカルト以後の哲学はデカルトが大前提になっています。そのため何となくデカルトの哲学を理解したつもりになっているし、もしかしたら見下しているかもしれない。
しかし改めて読み直してみると天才的な直観、見通しの良さに驚かされます。ある意味、彼以後の哲学者がデカルトの批判や吟味を行うのは当然かもしれません。
中公クラシックスの「デカルト」には序章である『方法叙説』、本論である『哲学の原理』や『世界論』、思考の変遷である『省察』や『書簡集』など2冊で彼の哲学をほぼ網羅しているといっていいでしょう。
どの哲学、誰の哲学を学ぶにしてもまず我々は「デカルトに帰れ」となるべきです。まさに知の教則本です。
本書の解説に「デカルトこそが近世を成立せしめた」とあります。デカルト以後の哲学はデカルトが大前提になっています。そのため何となくデカルトの哲学を理解したつもりになっているし、もしかしたら見下しているかもしれない。
しかし改めて読み直してみると天才的な直観、見通しの良さに驚かされます。ある意味、彼以後の哲学者がデカルトの批判や吟味を行うのは当然かもしれません。
中公クラシックスの「デカルト」には序章である『方法叙説』、本論である『哲学の原理』や『世界論』、思考の変遷である『省察』や『書簡集』など2冊で彼の哲学をほぼ網羅しているといっていいでしょう。
どの哲学、誰の哲学を学ぶにしてもまず我々は「デカルトに帰れ」となるべきです。まさに知の教則本です。