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東京復興ならず-文化首都構想の挫折と戦後日本 (中公新書 2649) 新書 – 2021/6/21

4.4 5つ星のうち4.4 15個の評価

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空襲で焼け野原となった東京は、戦災復興、高度経済成長と一九六四年五輪、バブル経済、そして二〇二〇年五輪といった機会を経るたびに、破壊と大規模開発を繰り返して巨大化してきた。だが、戦後の東京には「文化」を軸とした、現在とは異なる復興の可能性があった……。南原繁や石川栄耀の文化首都構想、丹下健三の「東京計画1960」など、さまざまな「幻の東京計画」をたどりながら東京の未来を構想する。
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商品の説明

著者について

吉見俊哉
東京大学大学院情報学環教授。1957年(昭和32年)、東京都に生まれる。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。東京大学副学長、大学総合教育研究センター長などを歴任。専攻、社会学、都市論、メディア論、文化研究。著書に『都市のドラマトゥルギー』『博覧会の政治学』『万博と戦後日本』『五輪と戦後』『東京裏返し』などがある。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 中央公論新社 (2021/6/21)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2021/6/21
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 302ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4121026497
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4121026491
  • 寸法 ‏ : ‎ 11 x 1.3 x 17.3 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 15個の評価

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吉見 俊哉
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上位レビュー、対象国: 日本

2021年7月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
〇著者によると、「復興」の本来の語義は、「一度衰えたものが、再び盛んになること」であり、「以前より良くなる」意味は含まれていない。よって、被災地を新たな未来に向けて開発し、地域の昔ながらの風景が失われてしまうことは「復興」でなく、「復興の否定」である。
〇しかし、戦後の「東京復興」は、当初の文化首都をめざすものから、経済成長路線に転換し、本来の「復興」とは根本的に異なる、経済優先の、破壊と再開発の過程を辿った。その方向転換を決定的にしたのが、「お祭ドクトリン」のもとでの首都大改造によって、「より速く、より高く、より強い」東京を作ってしまった「1964年東京オリンピック」であった。
〇「1964年東京オリンピック」都市計画による首都の最も大きな破壊は、
①より速い自動車交通を優先するために、貧しい都民の足であった路面電車を、住民の反対多数にもかかわらず、ほぼ全面的に撤去した。
②東京都心を自在に流れていた神田川・日本橋川流域と都心に近接する渋谷川・古川流域を高速道路が覆い、その二つの領域の多くの運河の上を、高速道路が縦横に走って、都市景観を一変させた。
一、概要
〇序章 焼け野原の東京でー「復興」としての戦後を問い返す
☆東京大空襲は自然災害ではなかったが、人々と政府は、関東大震災からの復興に、敗戦後の焼け野原からの復興を重ね、焼け跡の東京の各地で、熱狂的な復興祭が繰り広げられた。その起源は1930年の帝都復興祭にあった。
〇第Ⅰ章 文化国家と文化革命の間ー文化による復興とは何か
☆終戦後、新聞は「文化国家」「文化日本」の建設をうたい、政府も官僚も左派もこれに乗り、「文化」熱、「文化国家国家建設論」は1947年に頂点に達した。
☆しかし、1948年の2次吉田茂内閣以後は、政治の主軸が文化から経済へと切り替えられ、1950年代半ばには、人々は「文化」よりも「経済」を優先するようになった。
○第Ⅱ章 文化首都・東京を構想する
☆東京帝大最後の総長南原繁は上野・本郷・湯島・小石川を文教地区化して日本のオックスフォードとする構想を提示したが、その後の経済発展により粉砕された。
☆東京都都市計画課長石川栄躍は戦災復興を「文化首都」の建設事業として推し進めようとし、東京の膨張を防ぎ、東京都心部における大学都市形成を進めようとしたが、ほとんど具体化しないまま、幻の計画で終わる。
○第Ⅲ章 より高く、より速い東京を実現する。
☆1950年代半ばに都市計画部長が石川から、山田正男に移ると、山田は石川の戦災復興計画を「絵に描いた餅」と批判し、巨大都市圏の形成を目指し、首都高速道路と新宿副都心という二つの巨大プロジェクトを推し進めていった。つまり、石川の「文化都市・東京」の構想を、道路中心の「オリンピック都市・東京」の構想へ切り替えていった。
☆その結果、何が実現したかは、上述の通り。
〇第Ⅳ章 カルチャー時代とその終焉ー東京からTOKYOへ

〇終章 東京は復興したのかー挫折の戦後史の奥底から
☆東京はちっとも復興していない。超高速ビルが並び立ち、高速交通の整備された、幻影のグローバルシティ東京の奥底には、文化的焼け野原が広がっている。
☆東京は関東大震災、東京空爆、東京五輪のための首都改造、バブル経済下での再開発で破壊され続けてきたが、今も無数の過去の記憶や遺産、歴史的痕跡を残し続けている。東京復興の可能性はこの過去へのつながりを「復興」させることにある。
二、私的感想
〇たいへん刺激的な本で、夢中になって読んだしまった。
〇1964年東京オリンピックに向けての(またはそれを契機としての)東京都市改造をここまで厳しく批判した本は読んだことがない。多くの本では1964東京オリンピックは善であり、国民的行事であり、高度成長初期のハイライトであり、その結果、「ゆったりとした東京」が失われたとしても、それは進歩に伴う、やむを得ないことであった。
〇1950年代半ばにおいて、石川の理想主義「文化首都計画」と山田のリアリズム「道路整備最優先計画」のどちらが国民の幸せに貢献できたかというと、たぶん後者だろう。しかし、東京オリンピック後はわからない。
〇本書には名セリフが多く、引用したくなる。「一九六四年の東京オリンピックの「成功」神話は、そのような国土の開発や果てしない成長主義を正当化するイデオロギー機能をその後長く果たし続ける」。著者は成長は有限であり、成熟に向かうべきとする。そうですね。その通りです。
〇しかし、多くの国民が成長でなく、成熟を願うほど豊かになったかどうかは疑問である。格差社会が進行し、格差の上辺も下辺も大都市に集まり、地方は外国人労働者への依存が増しているのが実情だろう。
〇著者はポストコロナにおいて、遷都議論が活発になることを期待する。まずは皇室が京都に帰還し、文科省の諸局が京都に移転し、国の諸官庁も東京以外の都市へ移転する。そうなると、多くの企業が本社機能を地方に移し、就業人口も減る。そうなると、過去に実現しなかった「文化的成熟都市東京」、「経済成長優先でない都市東京」「スローダウン東京」の実現が・・
〇もし、それが実現すると、「東京復興せり」になるようである。
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年1月30日に日本でレビュー済み
最近新書では、ろくな本がない。中身が薄っぺらだ。とてもじゃないが買えない。この本ももともとは読む気はなかったが、どうかなと思い手に取った。

うーん。相変わらずこんな本が出ているのか。どこかで遠い昔に読んだような論旨だ。

学園都市、戦後の南原繁の文化国家構想、60年代以降の恐るべき開発主義と進歩幻想、70年代末の大平政権の下でのありえたギアの切り替え、80年代の広告パーフォーマンス。このように素材(朝日新聞の社説や読者の投稿も多数引用!)を探してきて、それらを切り貼りして、そこに若干のculture studiesの御化粧(「皇国首都」から「文化首都」)をほどこし、「お祭りドクトリン」という仮説を抽出すれば、このようなテーマの作品が見事に出来上がりますというわけだ。たしかに見事なまとめ。ワテは東京には住んだことなないのだが、部分的には共感する部分や仮説も多数ある。

でも大きな違和感が残る。どこかで見た議論のトーンなのだ。そうこれはユートピア二ズム。決して実現することがなかった「夢」。その夢の再提示や「夢」を渇望する精神に大きな違和感が残るのだ。

歴史的な経緯が異なる欧米由来の「学園都市」や「文化構想」など持ち出されても、机上の空論だろう。もともと大学の由来が違う。土地の私権を制限する発想や土壌がない日本。東京において、本書で語られる戦争直後の文化首都構想など実現する蓋然性など皆無だった。首都高や埋め立てによる臨海構想はたしかにグロテスクな風景を作り出した。そして多数の美術館や文化会館の存在する上野近辺の光景もたしかに「文化」とは程遠い。でもそれ以外に膨大に流入する人口の生活向上を確保する手段などあったのだろうか。

もともと東京は、特に明治以降は、「田舎者」(薩長土肥)の集まりが動かしてきた。東京のエリートのほとんどは3代(今では4代か?)たどれば、皆東京という土地とは縁がない。江戸の伝統とつながりを持っていた層は、明治維新で権力上は消滅させられている。権力と文化は手をつないで補強しあうのだが、そのつながりは、明治維新で一度壊された。

戦前だけでなく戦後も奔流のように続く大量の地方からの人間は東京の風物や過去には郷愁を持たない。そのマスが感じた象徴が明治期には江戸文化であり、1960年代には都電だっただけ。復興すべき「文化」などは、東京にはないというか、もはやそれとのつながりを意識できる層などはいない。そこでは開発主義や奇妙な進歩幻想が基調となり、日常では広告による「流行」の食い散らかしが東京の文化や風景を決めてきた。そう、復興すべき文化とのつながりを意識しえない「地方」の出身だったからこそ、時代ごとにラジカルな「お祭りドクトリン」の担い手たりえたのだ。

大平政権の評価は面白いのだが、なぜその構想がその後も持続力を持たずに、おぞましい80年代につながっていったのか、その後の中曽根政権との断絶は、言葉(「たくましい文化」)の解説は面白いのだが、それ以上ではない。もっと深い分析が必要だろう。終章の「東京は復興したのか」では、皇居の京都帰還や一種の「焼野原」への憧憬というか待望を思わせるラジカルな発想の一端が姿を現すのは御愛嬌だろう。

著者と同世代の僕には、文化首都構想の「挫折」は「宿命」としてしか感じられない。おそらくこのような本はまた数十年後に書かれるのだろう。
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レポート
2021年7月10日に日本でレビュー済み
「要するに一九五〇年代後半の山田正男や丹下健三、それに鈴木俊一が目指した東京も、八〇年代に鈴木が丹下とともに再び目指した東京も、そして二〇〇〇年代以降、石原慎太郎知事から安倍晋三政権までが目指してきた東京も、すべてオリンピックや万博というビックイベントと結びつけられていたのだ。戦後日本において、この「お祭りドクトリン」は一貫して機能してきたのであり、そのようなドクトリンを通じて開発される東京では、「文化」はほとんど問題になってこなかったのである。」(本書270ページ)

「お祭りドクトリン」というのが言い得て妙。
敗戦後、「文化」を基軸に据えて文化首都としての復興を目指した東京。しかし、経済成長路線に転換し、1964年の東京オリンピック開催を画期として「より速く、より高く、より強い」東京の実現を目指すことになる。その後、1970年代から80年代にかけて、軌道修正を図るが如く「カルチャーの時代」を迎えるも、これも「グローバルな金融経済の凄まじいスピードのなかで粉砕されていく」(本書240ページ)。

「お祭りドクトリン」に振り回された東京は、結局のところ著者の見立てでは「復興ならず」ということになる。かように、本書は「戦後東京の軌跡の再審」(本書294ページ)を行った書である。
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レポート
2022年6月30日に日本でレビュー済み
日本の近現代史のなかで東京一極集中志向と都市分散志向のようなものが見え隠れしているのが参考になりました。あと、ヨーロッパの都市計画が1960年代ころから既に自動車の氾濫に警戒があった点も興味深いです。

いずれにせよ、日本の100m道路があるような街を「復興都市計画」の成功例という感覚を持っている人は少ないと思われますが、東京の「復興都市計画」が失敗したのはそれは東京に由来するのか日本全体の問題点なのかはよくわかりませんでした。
筆者は「お祭りドクトリン」を指摘しますが、大平政権~中曽根政権での転換の際は特に関連するお祭りは無いように思います。東京オリンピック前後にオリンピックを開催したローマ(1960年)、ミュンヘン(1972年)との比較があっても良かったかもしれません。p173で石川の東京復興構想が挫折した背景として「農地改革」を挙げていますが、戦後のドイツ・イタリアではそのような膨大な公有地の私有地化はあったのでしょうか。
「首都高」により東京の水路が全くダメになってしまったとはいえ、関東大震災「復興」時にガレキを水路に埋め立てていた経緯も当時の生活感覚としては重要だったのではないでしょうか。東京以外の関東圏の川で水路が活用されなくなっているのも示唆的です。グランツーリスモなどのゲームで国際的に人気コースであるという意味ではもはや東京の「文化」の担い手として捉えても良い気もします。

東京の「復興都市計画」としての「都市計画道路」が今頃になって各地で都市計画決定されている点にこそ、ある種の不気味さがありますが、その点に言及が無かったのも残念です。
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