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もののけの日本史-死霊、幽霊、妖怪の1000年 (中公新書) 新書 – 2020/11/20
小山 聡子
(著)
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モノノケは、古代・中世において、正体不明の死霊を指した。病気や死をもたらす恐ろしい存在で、貴族たちを悩ませた。近世に入ると幽霊や妖怪と混同され、怪談や図案入りの玩具などで親しまれるようになる。近代以降、根拠がないものとして否定されつつも、怪異は根強い人気を博し人びとの興味をひきつけてやまない。本書は、モノノケの系譜をたどりながら、日本人の死生観、霊魂観に迫る
- 本の長さ281ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日2020/11/20
- ISBN-104121026195
- ISBN-13978-4121026194
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商品の説明
著者について
小山聡子
1976年茨城県生まれ.98年筑波大学第二学群日本語・日本文化学類卒業.2003年同大 学大学院博士課程歴史・人類学研究科修了.博士(学術).現在,二松学舎大学文学 部教授.専門は日本宗教史.
著書『護法童子信仰の研究』(自照社出版,2003年)
『親鸞の信仰と呪術―病気治療と臨終行儀』(吉川弘文館,2013年)
『浄土真宗とは何か―親鸞の教えとその系譜』(中公新書,2017年)
『往生際の日本史―人はいかに死を迎えてきたのか』(春秋社,2019年)
『幽霊の歴史文化学』(共編著,思文閣出版,2019年)
『前近代日本の病気治療と呪術』(編著,思文閣出版,2020年) ほか
1976年茨城県生まれ.98年筑波大学第二学群日本語・日本文化学類卒業.2003年同大 学大学院博士課程歴史・人類学研究科修了.博士(学術).現在,二松学舎大学文学 部教授.専門は日本宗教史.
著書『護法童子信仰の研究』(自照社出版,2003年)
『親鸞の信仰と呪術―病気治療と臨終行儀』(吉川弘文館,2013年)
『浄土真宗とは何か―親鸞の教えとその系譜』(中公新書,2017年)
『往生際の日本史―人はいかに死を迎えてきたのか』(春秋社,2019年)
『幽霊の歴史文化学』(共編著,思文閣出版,2019年)
『前近代日本の病気治療と呪術』(編著,思文閣出版,2020年) ほか
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上位レビュー、対象国: 日本
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2021年10月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
面白かったです
2020年11月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
モノノケの概念の変遷をたどるモノノケ日本史である。
モノノケの近縁用語として、怨霊・幽霊・妖怪の歴史についても述べられている。
一、概要
古代・中世
〇モノノケは、正体不明の死霊で、個人に取り付いて、病気や死の原因となるものを指していた。そのため、貴族の間では、病気の治療として、祈祷によるモノノケ調伏が広く行われていた。
〇幽霊も死霊であったが、怨念を持たず、人に祟らない霊を指していた。
近世
〇怪談が大流行して、モノノケ、幽霊が娯楽化し、幽霊も人に祟るようになり、モノノケと幽霊の区別がなくなってしまう。また、妖怪、化け物といった死霊以外のものもモノノケの概念に入り込んできて、モノノケは怪しげもの全般を指すように変化した。
〇医学の進歩によって、病気の原因としてのモノノケの意義は著減し、登場頻度も減る。一方、草双紙、玩具等による妖怪、化け物のマスコット化が始まる。
戦後
〇モノノケのイメージはさらに多様化、曖昧化。妖怪ブームの中で、モノノケは古い自然に住み、時代に取り残された存在。
現代
〇「もののけ姫」で、人間の侵略から森を死守する太古の神々のイメージ。
〇その一方、妖怪との区別がつかなくなり、妖怪とともにキャラクター化、人間の親友化、ペット化され、人気となっている。
二、構成
序章畏怖の始まり、第一章震撼する貴族たちー古代、第二章いかに退治するかー中世、第三章祟らない幽霊ー中世、第四章娯楽への対象へー近世、第五章西洋との出会いー近代、終章モノノケ像の転換ー現代。
三、私的感想
〇あまり考えたことがないことを考えさせてもらった。有益だった。
〇様々な文献から、モノノケの登場場面の引用がなされている。フィクションからの引用も多く、楽しい。
〇モノノケの全盛時代である第一章、第二章がやはり一番面白い。第二章はモノノケの調伏方法の手順と報酬等がリアルに書かれている。
〇第一章はまるで病気の本のよう。モノノケが正体不明のうちは病気の原因はモノノケだが、正体が分かると~の霊に変わる。モノノケに対しては調伏が原則だが、祟っている~の霊に対しては、調伏を続ける場合と、供養に切り替える場合があったとする。
〇昔、ある新宗教の「病気事典」のような本を読んでいて驚いたことがある。様々病気の原因が皆、霊の供養の不足とされていたからだった。霊の祟りを病気の根本原因とする思考方法は現代でも広く残っており、消えたわけではない。しかし、こういう場合に、モノノケという語が使われることはなくなったようである。
私的結論
かって貴族の敵であったモノノケが、現代では庶民の友人になった。
モノノケの近縁用語として、怨霊・幽霊・妖怪の歴史についても述べられている。
一、概要
古代・中世
〇モノノケは、正体不明の死霊で、個人に取り付いて、病気や死の原因となるものを指していた。そのため、貴族の間では、病気の治療として、祈祷によるモノノケ調伏が広く行われていた。
〇幽霊も死霊であったが、怨念を持たず、人に祟らない霊を指していた。
近世
〇怪談が大流行して、モノノケ、幽霊が娯楽化し、幽霊も人に祟るようになり、モノノケと幽霊の区別がなくなってしまう。また、妖怪、化け物といった死霊以外のものもモノノケの概念に入り込んできて、モノノケは怪しげもの全般を指すように変化した。
〇医学の進歩によって、病気の原因としてのモノノケの意義は著減し、登場頻度も減る。一方、草双紙、玩具等による妖怪、化け物のマスコット化が始まる。
戦後
〇モノノケのイメージはさらに多様化、曖昧化。妖怪ブームの中で、モノノケは古い自然に住み、時代に取り残された存在。
現代
〇「もののけ姫」で、人間の侵略から森を死守する太古の神々のイメージ。
〇その一方、妖怪との区別がつかなくなり、妖怪とともにキャラクター化、人間の親友化、ペット化され、人気となっている。
二、構成
序章畏怖の始まり、第一章震撼する貴族たちー古代、第二章いかに退治するかー中世、第三章祟らない幽霊ー中世、第四章娯楽への対象へー近世、第五章西洋との出会いー近代、終章モノノケ像の転換ー現代。
三、私的感想
〇あまり考えたことがないことを考えさせてもらった。有益だった。
〇様々な文献から、モノノケの登場場面の引用がなされている。フィクションからの引用も多く、楽しい。
〇モノノケの全盛時代である第一章、第二章がやはり一番面白い。第二章はモノノケの調伏方法の手順と報酬等がリアルに書かれている。
〇第一章はまるで病気の本のよう。モノノケが正体不明のうちは病気の原因はモノノケだが、正体が分かると~の霊に変わる。モノノケに対しては調伏が原則だが、祟っている~の霊に対しては、調伏を続ける場合と、供養に切り替える場合があったとする。
〇昔、ある新宗教の「病気事典」のような本を読んでいて驚いたことがある。様々病気の原因が皆、霊の供養の不足とされていたからだった。霊の祟りを病気の根本原因とする思考方法は現代でも広く残っており、消えたわけではない。しかし、こういう場合に、モノノケという語が使われることはなくなったようである。
私的結論
かって貴族の敵であったモノノケが、現代では庶民の友人になった。
2020年12月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
“モノノケ”と言うと、恐らく現代の私達は“妖怪”と同一視してしまうであろう。
そして、それは或る意味では正しく、そして或る意味では間違っている…何故なら「物気」とするか「物の怪」とするかに依って意味合いは違って来るのであり、然もそれは時代と共に複雑に変化して来た歴史があるからである。
だからこそ、著者は敢て「モノノケ」とカタカナ表記した上で「幽霊」「怨霊」「妖怪」とは明確に区別して論じている。
古代・中世・近世・近代・現代に於いて、モノノケは如何なる存在と捉えられ、そして私達は如何に接して来たのか…本書は正しく画期的な「モノノケ通史」である。
さて、古代に於けるモノノケは「物気」…即ち、より精神的なものであった。
古代は“怨霊全盛期”と言っても過言ではないと思うが、成仏出来ない魂がモノノケとして非常に恐れられ、加持祈祷や陰陽師に依る調伏も盛んであった事から、当時のモノノケは怨霊や生霊と共通するものとして捉えられていた事が良く解る。
そして中世に於いても未だにモノノケと妖怪の同化は見られないものの、ここでは古代の加持祈祷に加えて囲碁、双六、将棋などが調伏の手法として登場するのが実に面白い。
「ただのゲームではないか」と思う事なかれ…実はこれ等の“盤”を使う遊戯にはそれなりの意味があるのであり、本書を読めば面白い発見がある事は間違いないだろう。
更に中世後期になると漸く幽霊が登場するが、私達が思い浮かべる幽霊とはやや違う。
そもそも古い時代の幽霊は“祟らない”…いや、どころか時には故人そのものを指す事もあり、成程、幽霊の歴史にはこうした微妙な過渡期があったからこそ“霊魂”や“お化け”との境界線を曖昧にしているのであり、それが近世の“幽霊のモノノケ化”へと繋がっていくのだ。
即ち、古くから存在する“魂の概念”が時代背景や風潮に依って怨霊や死霊、或いは幽霊へと枝分かれして行く中で、モノノケはその中を往来しつつ変貌して来たのである。
いや、それだけではない…迷信を否定した近代を迎えても尚、モノノケは人々の心の奥底に残り続け、やがてそれが現代に至ると新たな転換期を迎える事になる。
幽霊でもなく妖怪でもないモノノケとして…或いは、妖怪の一種としてのモノノケとして…更には森に棲む精霊の仲間のモノノケとして…特に、アニメ『もののけ姫』はまだ記憶に新しいと思うが、本書もこの作品が果たした役割の大きさに注目しており、取り分け日本古来の荒ぶる神が“モノノケ”として表現されていたのは新しい解釈でもあったと言えよう。
確かに著者の指摘するように、今ではモノノケの存在を信じる人はいないかもしれないが、その一方で“信じたい存在”である事は間違いなく、だからこそ現在に至っているのだ。
幽霊や妖怪に関する著作は巷に溢れているが、ここに新たに「モノノケ」と言う存在を見出したのが本書。
古代から現代に至る迄のモノノケの変遷を通史として丁寧に読み解いた本書の功績は大きく、新たな怪異論の突破口を開くべき一冊として今後の研究にも期待したいと思う。
そして、それは或る意味では正しく、そして或る意味では間違っている…何故なら「物気」とするか「物の怪」とするかに依って意味合いは違って来るのであり、然もそれは時代と共に複雑に変化して来た歴史があるからである。
だからこそ、著者は敢て「モノノケ」とカタカナ表記した上で「幽霊」「怨霊」「妖怪」とは明確に区別して論じている。
古代・中世・近世・近代・現代に於いて、モノノケは如何なる存在と捉えられ、そして私達は如何に接して来たのか…本書は正しく画期的な「モノノケ通史」である。
さて、古代に於けるモノノケは「物気」…即ち、より精神的なものであった。
古代は“怨霊全盛期”と言っても過言ではないと思うが、成仏出来ない魂がモノノケとして非常に恐れられ、加持祈祷や陰陽師に依る調伏も盛んであった事から、当時のモノノケは怨霊や生霊と共通するものとして捉えられていた事が良く解る。
そして中世に於いても未だにモノノケと妖怪の同化は見られないものの、ここでは古代の加持祈祷に加えて囲碁、双六、将棋などが調伏の手法として登場するのが実に面白い。
「ただのゲームではないか」と思う事なかれ…実はこれ等の“盤”を使う遊戯にはそれなりの意味があるのであり、本書を読めば面白い発見がある事は間違いないだろう。
更に中世後期になると漸く幽霊が登場するが、私達が思い浮かべる幽霊とはやや違う。
そもそも古い時代の幽霊は“祟らない”…いや、どころか時には故人そのものを指す事もあり、成程、幽霊の歴史にはこうした微妙な過渡期があったからこそ“霊魂”や“お化け”との境界線を曖昧にしているのであり、それが近世の“幽霊のモノノケ化”へと繋がっていくのだ。
即ち、古くから存在する“魂の概念”が時代背景や風潮に依って怨霊や死霊、或いは幽霊へと枝分かれして行く中で、モノノケはその中を往来しつつ変貌して来たのである。
いや、それだけではない…迷信を否定した近代を迎えても尚、モノノケは人々の心の奥底に残り続け、やがてそれが現代に至ると新たな転換期を迎える事になる。
幽霊でもなく妖怪でもないモノノケとして…或いは、妖怪の一種としてのモノノケとして…更には森に棲む精霊の仲間のモノノケとして…特に、アニメ『もののけ姫』はまだ記憶に新しいと思うが、本書もこの作品が果たした役割の大きさに注目しており、取り分け日本古来の荒ぶる神が“モノノケ”として表現されていたのは新しい解釈でもあったと言えよう。
確かに著者の指摘するように、今ではモノノケの存在を信じる人はいないかもしれないが、その一方で“信じたい存在”である事は間違いなく、だからこそ現在に至っているのだ。
幽霊や妖怪に関する著作は巷に溢れているが、ここに新たに「モノノケ」と言う存在を見出したのが本書。
古代から現代に至る迄のモノノケの変遷を通史として丁寧に読み解いた本書の功績は大きく、新たな怪異論の突破口を開くべき一冊として今後の研究にも期待したいと思う。
2021年2月17日に日本でレビュー済み
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精密に過去の書籍をおいつめて取り上げておられる努力は素晴らしいですが、どちらか言えばその羅列におわっている。