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戦艦武蔵 - 忘れられた巨艦の航跡 (中公新書 2387) 新書 – 2016/7/20
一ノ瀬 俊也
(著)
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大和が高い人気を保ったのに対し、「影」の存在であり続けた武蔵。
両者の差はなぜ生まれたのか。
戦後日本の戦争観の変遷をたどる。
【目次】
序 章 武蔵とは何か
第一章 戦艦武蔵の建造
1 武蔵建造の背景
2 戦艦武蔵の建造
第二章 武蔵沈没
1 レイテ沖海戦
2 猪口敏平艦長の最期
第三章 戦後の武蔵物語とその特徴
1 武蔵物語の成立
2 武蔵と日本人、そして天皇
第四章 語り出す武蔵乗組員たち
1 なぜ戦友を慰霊するのか
2 武蔵乗組員たちの言いたかったこと
3 戦争に関する「なぜ」の消失
終 章 二〇一五年の武蔵
両者の差はなぜ生まれたのか。
戦後日本の戦争観の変遷をたどる。
【目次】
序 章 武蔵とは何か
第一章 戦艦武蔵の建造
1 武蔵建造の背景
2 戦艦武蔵の建造
第二章 武蔵沈没
1 レイテ沖海戦
2 猪口敏平艦長の最期
第三章 戦後の武蔵物語とその特徴
1 武蔵物語の成立
2 武蔵と日本人、そして天皇
第四章 語り出す武蔵乗組員たち
1 なぜ戦友を慰霊するのか
2 武蔵乗組員たちの言いたかったこと
3 戦争に関する「なぜ」の消失
終 章 二〇一五年の武蔵
- 本の長さ301ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日2016/7/20
- 寸法11 x 1.4 x 17.3 cm
- ISBN-104121023870
- ISBN-13978-4121023872
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登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (2016/7/20)
- 発売日 : 2016/7/20
- 言語 : 日本語
- 新書 : 301ページ
- ISBN-10 : 4121023870
- ISBN-13 : 978-4121023872
- 寸法 : 11 x 1.4 x 17.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 550,233位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,163位中公新書
- カスタマーレビュー:
著者について
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1971年、福岡県に生まれる。九州大学文学部卒業、九州大学大学院比較社会文化研究科博士後期課程中退。博士(比較社会文化)。国立歴史民俗博物館歴史研究部助手、同助教を経て、現在埼玉大学教養学部教授。専門は日本近現代史。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2017年1月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
端的に言えば本書は戦艦武蔵及び武蔵に関する戦後の著作・言動に関するマニアックな雑記集。埼玉大学での講義がもとになっているようだが、結局学生に何を教えようとしているのが判りづらかった。あえていえば太平洋戦争の意味づけ、さらに言えば天皇の戦争責任に対する判断を回避しつつある現代日本への批判を武蔵を通じて述べたつもりなのかもしれないが、この講義では大多数の学生も面食らうだけだろう。
2016年9月9日に日本でレビュー済み
秘密に建造された秘密兵器は不沈艦と言われ期待と安心感があった。大和に比べ建造費が激増したところから船体のあちこちに弱いところがあった。全長も予算の都合で短くなりずんぐりとした体形になった。ホテルのような軍艦と言われたが、ごく一部に空調があっただけ。寝るときはほとんどがハンモックだった。
戦後技術開発に貢献したかも怪しい。当時の最高技術を使用したと言うだけ。船体が大きいから特殊技術が必要というより、建造を見られないのが大変だった。大艦巨砲主義で負けたというのも結果論で、どの国も最初はそうだった。レイテ湾では装置が故障しすぐ一斉射撃ができなくなった。船体塗り直しは損だった。大和は旗を小さいのに取り換えたり最新の注意を払った。大和の操縦は回避重点で、武蔵はそれほどでもなかった。レーダーがあっても雷撃機に対し無力だった。沈没すると助かった兵隊の多くはより危険な場所に配置された。マニラの市街戦の海軍は山中の陸軍の食糧確保のためもあったらしい。人肉食で生き残った兵士もあったという。意味のある伝説は兵士の考えの反映であり否定することはないが、せっかく沈没から助かってからもそれからが大変なことだったと思った。
戦後技術開発に貢献したかも怪しい。当時の最高技術を使用したと言うだけ。船体が大きいから特殊技術が必要というより、建造を見られないのが大変だった。大艦巨砲主義で負けたというのも結果論で、どの国も最初はそうだった。レイテ湾では装置が故障しすぐ一斉射撃ができなくなった。船体塗り直しは損だった。大和は旗を小さいのに取り換えたり最新の注意を払った。大和の操縦は回避重点で、武蔵はそれほどでもなかった。レーダーがあっても雷撃機に対し無力だった。沈没すると助かった兵隊の多くはより危険な場所に配置された。マニラの市街戦の海軍は山中の陸軍の食糧確保のためもあったらしい。人肉食で生き残った兵士もあったという。意味のある伝説は兵士の考えの反映であり否定することはないが、せっかく沈没から助かってからもそれからが大変なことだったと思った。
2016年7月26日に日本でレビュー済み
「明」の「大和」に対する「暗」の「武蔵」について、その建造計画から戦没、さらに戦後の関連著作までを考察したかなり「壮大」な力作です。ただし、多分私の読解力の無さが原因かとは思いますが、結局著者はこの作品を通じて何を主張したいのかよくわかりませんでした。
部分的には予算の積み上げとしての「武蔵」建造の側面や「大艦巨砲主義」に関する論評とか目から鱗的に再認識させられて内容もあり、勉強にもなりました。
ただ、けっこう議論の持って行き方が乱暴に思える部分もあり著者の考え方に違和感を覚える部分もありました。
特に昭和天皇とその戦争責任にかなり強いこだわりが感じられ、その内容に触れない著作には「逃げている」と批判的な見方をされている一方、必ずしも著者の意見が明確に述べられているようにも読み取れませんでした。
また、一種歴史書であり評論的作品ですから「天皇」に敬称を付けないのは当然ではありますが、「昭和天皇」について「彼」と表現された個所があり、あくまで私の個人的感想ですが、その表現には違和感を通り越して「嫌悪感」を覚えたことは明記しておきます。
部分的には予算の積み上げとしての「武蔵」建造の側面や「大艦巨砲主義」に関する論評とか目から鱗的に再認識させられて内容もあり、勉強にもなりました。
ただ、けっこう議論の持って行き方が乱暴に思える部分もあり著者の考え方に違和感を覚える部分もありました。
特に昭和天皇とその戦争責任にかなり強いこだわりが感じられ、その内容に触れない著作には「逃げている」と批判的な見方をされている一方、必ずしも著者の意見が明確に述べられているようにも読み取れませんでした。
また、一種歴史書であり評論的作品ですから「天皇」に敬称を付けないのは当然ではありますが、「昭和天皇」について「彼」と表現された個所があり、あくまで私の個人的感想ですが、その表現には違和感を通り越して「嫌悪感」を覚えたことは明記しておきます。
2017年2月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大学のレポートの資料として使い、読んでみたら、出だしから艦これdisるし、この著者が左翼とかいわれてるのもなんとなくわかる
2016年9月15日に日本でレビュー済み
終戦間際、華々しく特攻・沈没した戦艦大和とは対比的に、レイテ海戦で撃沈した同型艦武蔵の誕生から現代に至る描かれ方を論じた、戦史の歴史である。妙に多くの部分がシンクロしている海軍戦記のエピソード、田舎臭い陸軍と対比される海軍の「スマートさ」の実態、お約束の「大艦巨砲主義」批判の分析など、海軍の戦記物で多くのファンが自明のものとして了解している「お約束」を解明しようと試みている。とりわけ真偽が交錯する猪口艦長の最期の描写への分析から、世代間による「戦記の文法」の違いを見出そうとしていて興味深い。
2,3章で「切腹した」「拳銃自殺した」「羅針盤に体をくくり」などと語られる猪口敏平艦長の最期の状況について詳しく論じている。最期の真偽自体に著者の関心はない。しかし、沈没する船の艦長は副長の同行を断って自室に閉じこもり、遺書で国民に詫びるというパターンが、飛龍でも大和でも艦長が同じように死ぬのに着目し、著者はこれを「様式美」と評する。死んで国民を激励する。戦前を支配する強い価値観に、海軍軍人も抗えなかったのだ、と。猪口の息子すら大和艦長の「羅針盤に体をくくり」という最期に影響されている節がある。
3章以降は武蔵戦記の歴史だ。戦後まもなく、乗員だった佐藤太郎が武蔵戦記を書いている。この本は勧善懲悪調で「猪口艦長は切腹した」などの創作が多かった。記録文学「戦艦武蔵」を書いた吉村昭は、佐藤「武蔵」へ「歴史への冒瀆」と激烈な批判を加えている。だが、本書はむしろ吉村に否定的だ。戦前日本の戦史は、客観的に嘘と事実で二分するものではなく、兵隊たちの価値観が投影された「物語」として語られていた、と著者はいう。佐藤も、武蔵の漫画で猪口艦長の最期を描いた水木しげるも、あるいは司馬遼太郎にしても、軍隊経験のある人は、伝説を事実として語る。それは兵士だけがわかる「こうあるべき」戦争の描き方だ。科学的・合理的な戦後教育を受け、嘘と真実を吟味する吉村とは大きな断絶がある。命を国に捧げるべく訓練を共に受け、命を落とした仲間を元兵士たちがどう描こうとしたのかに注目し、「物語を『嘘』と切り捨てるのは後の人間の傲慢」という本書の社会学的アプローチに深く同感した。
著者の一ノ瀬俊也氏は旧日本軍の社会文化の研究者で、表題から多くの人が予想しそうな単純な戦記ではなく変化球なメタ戦記だ。公刊史料から談話、新聞、新人物往来社系の歴史ムックまで手広く資料に当たっており(三大バカ査定まで出典がある)、武蔵へ人々が持ったイメージの変遷を丁寧に辿っている。武蔵からこれほど戦争へのイメージが切り出せるのかと感心した一方、後半は乗員の長い引用が多く、冗長な印象も持った。また、「艦これの武蔵のチョーカーが菊花紋章ではなく桜なのは、大破した時の露出が不謹慎だからではないか」とする分析はいらない気がするけどなあ。大破してなくても不謹慎だと思う。
2,3章で「切腹した」「拳銃自殺した」「羅針盤に体をくくり」などと語られる猪口敏平艦長の最期の状況について詳しく論じている。最期の真偽自体に著者の関心はない。しかし、沈没する船の艦長は副長の同行を断って自室に閉じこもり、遺書で国民に詫びるというパターンが、飛龍でも大和でも艦長が同じように死ぬのに着目し、著者はこれを「様式美」と評する。死んで国民を激励する。戦前を支配する強い価値観に、海軍軍人も抗えなかったのだ、と。猪口の息子すら大和艦長の「羅針盤に体をくくり」という最期に影響されている節がある。
3章以降は武蔵戦記の歴史だ。戦後まもなく、乗員だった佐藤太郎が武蔵戦記を書いている。この本は勧善懲悪調で「猪口艦長は切腹した」などの創作が多かった。記録文学「戦艦武蔵」を書いた吉村昭は、佐藤「武蔵」へ「歴史への冒瀆」と激烈な批判を加えている。だが、本書はむしろ吉村に否定的だ。戦前日本の戦史は、客観的に嘘と事実で二分するものではなく、兵隊たちの価値観が投影された「物語」として語られていた、と著者はいう。佐藤も、武蔵の漫画で猪口艦長の最期を描いた水木しげるも、あるいは司馬遼太郎にしても、軍隊経験のある人は、伝説を事実として語る。それは兵士だけがわかる「こうあるべき」戦争の描き方だ。科学的・合理的な戦後教育を受け、嘘と真実を吟味する吉村とは大きな断絶がある。命を国に捧げるべく訓練を共に受け、命を落とした仲間を元兵士たちがどう描こうとしたのかに注目し、「物語を『嘘』と切り捨てるのは後の人間の傲慢」という本書の社会学的アプローチに深く同感した。
著者の一ノ瀬俊也氏は旧日本軍の社会文化の研究者で、表題から多くの人が予想しそうな単純な戦記ではなく変化球なメタ戦記だ。公刊史料から談話、新聞、新人物往来社系の歴史ムックまで手広く資料に当たっており(三大バカ査定まで出典がある)、武蔵へ人々が持ったイメージの変遷を丁寧に辿っている。武蔵からこれほど戦争へのイメージが切り出せるのかと感心した一方、後半は乗員の長い引用が多く、冗長な印象も持った。また、「艦これの武蔵のチョーカーが菊花紋章ではなく桜なのは、大破した時の露出が不謹慎だからではないか」とする分析はいらない気がするけどなあ。大破してなくても不謹慎だと思う。
2016年8月15日に日本でレビュー済み
前作の『戦艦大和講義』と一緒に読むと、筆者に思考の深まりが見られる力作です。前作で「人々がかつての戦争にいろいろな<欲望>を投影してきた歴史ととらえてみたい」とその立場を記しているように本書でもそれは貫かれています。
2016年9月2日に日本でレビュー済み
色んな本からの抜粋、証言は面白かったですが、著者の戦争で死んでいった人達に
対する言葉が非礼に思えて不愉快になる事があります。残念です。
対する言葉が非礼に思えて不愉快になる事があります。残念です。
2016年8月7日に日本でレビュー済み
表に出がちな「大和」と比して表に出ることの少なかった「武蔵」。その建造をめぐる背景から沈没、小説や映画、アニメなど各種メディアの表象、そして「艦これ」や沈没地点の撮影にいたるまで、その論じられ方を70年にわたって包括的に論じている。あまり知られていなかった事実も含め、なかなかの力作であるといえる。
ただ、「人が歴史に『なぜ』を問うのは、しょせん自らと同時代のそれに限ってのことであるに過ぎない」という結論はその通りだと思うし、本書の考察で一定の説得力があると思うが、武蔵の航跡を70年にわたって追った結論があまりに一般的なそれか、という思いを持つ人は少なくないのではないか。
ただ、「人が歴史に『なぜ』を問うのは、しょせん自らと同時代のそれに限ってのことであるに過ぎない」という結論はその通りだと思うし、本書の考察で一定の説得力があると思うが、武蔵の航跡を70年にわたって追った結論があまりに一般的なそれか、という思いを持つ人は少なくないのではないか。