月とコーヒーも大好きで、こちらも楽しく読ませていただきました。
オレンジの香りが本当にどこからか漂ってくるような…静かで不思議な世界観にどっぷり。
とても良かったです。
尚配送に関しては、他の方も書かれていましたが、カバーが切れていて、新しいものを再送していただきました。届いた際はチェックされた方がよいかと思います。
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中庭のオレンジ (単行本) 単行本 – 2022/12/20
吉田 篤弘
(著)
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やすらぎのひとときに、心にあかりを灯す21話の物語。
◇オオカミの先生の〈ヴァンパイア〉退治
◇五番目のホリーに託されたスープの秘密
◇ギター弾きの少女の恋
◇5391番目の迷える羊
◇予言犬ジェラルドと花を運ぶ舟
◇遠い場所で響き合う夜の合奏
◇天使が見つけた常夜灯のぬくもり
……ほか
中公文庫既刊関連作を含む至福の掌篇小説集。
〈中公文庫創刊50周年記念刊行〉
◇オオカミの先生の〈ヴァンパイア〉退治
◇五番目のホリーに託されたスープの秘密
◇ギター弾きの少女の恋
◇5391番目の迷える羊
◇予言犬ジェラルドと花を運ぶ舟
◇遠い場所で響き合う夜の合奏
◇天使が見つけた常夜灯のぬくもり
……ほか
中公文庫既刊関連作を含む至福の掌篇小説集。
〈中公文庫創刊50周年記念刊行〉
- 本の長さ320ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日2022/12/20
- 寸法2.5 x 13.1 x 19.1 cm
- ISBN-104120056104
- ISBN-13978-4120056109
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商品の説明
著者について
吉田篤弘
1962年東京生まれ。小説を執筆するかたわら、「クラフト・エヴィング商會」名義による著作と装幀の仕事を続けている。『つむじ風食堂の夜』『それからはスープのことばかり考えて暮らした』『レインコートを着た犬』『おるもすと』『おやすみ、東京』『天使も怪物も眠る夜』『奇妙な星のおかしな街で』『金曜日の本』『月とコーヒー』『それでも世界は回っている』『屋根裏のチェリー』『物語のあるところ――月舟町ダイアローグ』など多数。
1962年東京生まれ。小説を執筆するかたわら、「クラフト・エヴィング商會」名義による著作と装幀の仕事を続けている。『つむじ風食堂の夜』『それからはスープのことばかり考えて暮らした』『レインコートを着た犬』『おるもすと』『おやすみ、東京』『天使も怪物も眠る夜』『奇妙な星のおかしな街で』『金曜日の本』『月とコーヒー』『それでも世界は回っている』『屋根裏のチェリー』『物語のあるところ――月舟町ダイアローグ』など多数。
登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (2022/12/20)
- 発売日 : 2022/12/20
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 320ページ
- ISBN-10 : 4120056104
- ISBN-13 : 978-4120056109
- 寸法 : 2.5 x 13.1 x 19.1 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 88,764位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 8,356位文芸作品
- カスタマーレビュー:
著者について
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イメージ付きのレビュー
4 星
吉田篤弘さんの短編は、就寝前に読みたくなる。
戦禍での焼失を恐れて、オレンジの種とともに中庭に埋められた図書館の本。やがて本は土に還り、種は一本の木となって結んだその実は、物語の味がするという──。もうこれだけで吉田篤弘さんの世界観にうっとりしてしまう。たくさんの物語が詰まっているこの本自体がまるでオレンジの木のよう。甘かったり、酸っぱかったり、苦かったり、かたちも大きさもバラバラな21個の果実。ページをめくる度に、瑞々しいオレンジの香りが漂ってくる。個人的には『月とコーヒー』よりも好みの話が多くて、「ジョー・バンセン」「ミミズクの手紙」「常夜灯が好きな天使の話」が特にお気に入り。オレンジの木の連作短編も良く、最後の話を読んでから最初の話へ戻ると物語がより鮮明になり、わっ!と心が沸き立った。頭で考えずに全部心に委ねて、たゆたうようにずっと読んでいたい。
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上位レビュー、対象国: 日本
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2023年8月2日に日本でレビュー済み
商品が届きました。
本を2冊購入したのですが、
帯に少しシワがあり、表紙は破れていました。
黒い本なので破れている部分が目立ちます。
白くなっている部分が破れています。
2冊目の本は確認しましたが、無事でした。
どちらも新品を購入しました。
以前も新品の本を購入したのですが、
あまりよくない状態で届きました。
このようなことが続くようでしたら
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梱包の粘着部分が剥がされた状態で
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Amazonを利用したくありません。
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5つ星のうち1.0
中庭のオレンジ
2023年8月2日に日本でレビュー済み
梱包の粘着部分が剥がされた状態で2023年8月2日に日本でレビュー済み
商品が届きました。
本を2冊購入したのですが、
帯に少しシワがあり、表紙は破れていました。
黒い本なので破れている部分が目立ちます。
白くなっている部分が破れています。
2冊目の本は確認しましたが、無事でした。
どちらも新品を購入しました。
以前も新品の本を購入したのですが、
あまりよくない状態で届きました。
このようなことが続くようでしたら
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2023年7月1日に日本でレビュー済み
ショートショートよりも長く
短編よりは短い
1話が15ページ程のお話が21編収められた作品集です。
どの話も著者らしい奇妙な味わいを持ち
落ち着く環境でじっくりと味わいながら読んで頂きたい本です。
著者らしいトリッキーな遊び心が随所に散りばめられているのも楽しみの一つ。
そもそもタイトルのストーリーは各話の並べ方の伏線となっており
あるいは、そのタイトルを音読したらニヤリとしてしまうものあり。
特にタイトルの1話は本好きに捧げる1篇ともいえる内容で
古い友人の記憶と同様に
本の記憶は想像の中で現実の事物と結びつき
爽やかな香り、そよぐ風、柔らかい日差から物語を感じる様を描いたくだりは
暖かいものが胸の内に溢れてくるような気分になりました。
-ただこの酒を飲めばいい
そうすれば、頭の中で物語が始まるんだよ
変わった判型、厚さ、紙質、重さ。
書かれている物語と実にマッチしていて、違和感なく掌に収まり、ページのめくり心地が良い。
本というのは文字を伝えるだけでなく、触感を含めた五感に刺激を与えるものという著者の想いが伝わってくるようです。
短編よりは短い
1話が15ページ程のお話が21編収められた作品集です。
どの話も著者らしい奇妙な味わいを持ち
落ち着く環境でじっくりと味わいながら読んで頂きたい本です。
著者らしいトリッキーな遊び心が随所に散りばめられているのも楽しみの一つ。
そもそもタイトルのストーリーは各話の並べ方の伏線となっており
あるいは、そのタイトルを音読したらニヤリとしてしまうものあり。
特にタイトルの1話は本好きに捧げる1篇ともいえる内容で
古い友人の記憶と同様に
本の記憶は想像の中で現実の事物と結びつき
爽やかな香り、そよぐ風、柔らかい日差から物語を感じる様を描いたくだりは
暖かいものが胸の内に溢れてくるような気分になりました。
-ただこの酒を飲めばいい
そうすれば、頭の中で物語が始まるんだよ
変わった判型、厚さ、紙質、重さ。
書かれている物語と実にマッチしていて、違和感なく掌に収まり、ページのめくり心地が良い。
本というのは文字を伝えるだけでなく、触感を含めた五感に刺激を与えるものという著者の想いが伝わってくるようです。
2023年2月11日に日本でレビュー済み
戦禍での焼失を恐れて、オレンジの種とともに中庭に埋められた図書館の本。やがて本は土に還り、種は一本の木となって結んだその実は、物語の味がするという──。
もうこれだけで吉田篤弘さんの世界観にうっとりしてしまう。たくさんの物語が詰まっているこの本自体がまるでオレンジの木のよう。甘かったり、酸っぱかったり、苦かったり、かたちも大きさもバラバラな21個の果実。ページをめくる度に、瑞々しいオレンジの香りが漂ってくる。
個人的には『月とコーヒー』よりも好みの話が多くて、「ジョー・バンセン」「ミミズクの手紙」「常夜灯が好きな天使の話」が特にお気に入り。オレンジの木の連作短編も良く、最後の話を読んでから最初の話へ戻ると物語がより鮮明になり、わっ!と心が沸き立った。
頭で考えずに全部心に委ねて、たゆたうようにずっと読んでいたい。
もうこれだけで吉田篤弘さんの世界観にうっとりしてしまう。たくさんの物語が詰まっているこの本自体がまるでオレンジの木のよう。甘かったり、酸っぱかったり、苦かったり、かたちも大きさもバラバラな21個の果実。ページをめくる度に、瑞々しいオレンジの香りが漂ってくる。
個人的には『月とコーヒー』よりも好みの話が多くて、「ジョー・バンセン」「ミミズクの手紙」「常夜灯が好きな天使の話」が特にお気に入り。オレンジの木の連作短編も良く、最後の話を読んでから最初の話へ戻ると物語がより鮮明になり、わっ!と心が沸き立った。
頭で考えずに全部心に委ねて、たゆたうようにずっと読んでいたい。
戦禍での焼失を恐れて、オレンジの種とともに中庭に埋められた図書館の本。やがて本は土に還り、種は一本の木となって結んだその実は、物語の味がするという──。
もうこれだけで吉田篤弘さんの世界観にうっとりしてしまう。たくさんの物語が詰まっているこの本自体がまるでオレンジの木のよう。甘かったり、酸っぱかったり、苦かったり、かたちも大きさもバラバラな21個の果実。ページをめくる度に、瑞々しいオレンジの香りが漂ってくる。
個人的には『月とコーヒー』よりも好みの話が多くて、「ジョー・バンセン」「ミミズクの手紙」「常夜灯が好きな天使の話」が特にお気に入り。オレンジの木の連作短編も良く、最後の話を読んでから最初の話へ戻ると物語がより鮮明になり、わっ!と心が沸き立った。
頭で考えずに全部心に委ねて、たゆたうようにずっと読んでいたい。
もうこれだけで吉田篤弘さんの世界観にうっとりしてしまう。たくさんの物語が詰まっているこの本自体がまるでオレンジの木のよう。甘かったり、酸っぱかったり、苦かったり、かたちも大きさもバラバラな21個の果実。ページをめくる度に、瑞々しいオレンジの香りが漂ってくる。
個人的には『月とコーヒー』よりも好みの話が多くて、「ジョー・バンセン」「ミミズクの手紙」「常夜灯が好きな天使の話」が特にお気に入り。オレンジの木の連作短編も良く、最後の話を読んでから最初の話へ戻ると物語がより鮮明になり、わっ!と心が沸き立った。
頭で考えずに全部心に委ねて、たゆたうようにずっと読んでいたい。
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