最高。3190円の定価に購入をしばらくためらったのが、ばかみたい。読み終えてみると、安いと思います。
冷戦下、戦争の最前線はドンパチじゃなく、スパイによる諜報戦だった。その内幕を描いた。これがマンガや小説じゃなくて本当にあったこととは。旧ソ連の諜報組織KGBのスパイが祖国を裏切って英国MI6のスパイとなる。彼の流す情報により英国などは対ソ外交方針をあらため、共産陣営は追い詰められていく…それはベルリンの壁崩壊にも結び付く。ところが、彼の存在が今度はCIAに潜むソ連のスパイにより密告されて。モスクワから一か八かの脱出を試みる。妻と二人の娘を残して。
サッチャー、ゴルバチョフ会談の前さばきで互いの陣営に情報を流し(西側にとって)会談を成功に導いたこと、旧ソ連は真剣に米国との核戦争を恐れ、各国に駐在するKGBに関連情報の収集を命じていたこと(その真剣ぶり〈疑心暗鬼ぶり〉に西側は全く気付いておらず、ソ連は本当に暴発しかねなかった。実際、この過程で起きたのが大韓航空機爆破事件だった!〈なるほど〉)。最初から最後まで極上のミステリーを読んでるようでした。
現代も、たとえば米中対立の裏側ではスパイがバチバチやってると思うと、過去の話と思えない緊張感がある。
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KGBの男-冷戦史上最大の二重スパイ (単行本) 単行本 – 2020/6/8
ベン・マッキンタイアー
(著),
小林 朋則
(翻訳)
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本書は、伝説のロシア人エージェント、オレーク・ゴルジエフスキーについて、 本人インタビューやMI6関係者証言から、 その至難の諜報人生を克明に辿った英国発の世界的ベストセラーである。
1938年生まれのソ連KGBエリート将校が、共産主義の現実に幻滅し、 1974年にイギリスMI6の二重スパイとなる。 以後、その暗躍が20世紀後半の冷戦構造を決定的に変えることになる。
現在ゴルジエフスキーは、イギリスで24時間体制の警護を受けながら、名前も身分も偽った二重生活を送っており、 「彼は、私が今まで会った中で最も勇敢でありながら、 最も孤独な人間のひとりである」と本書の著者は記す。
1938年生まれのソ連KGBエリート将校が、共産主義の現実に幻滅し、 1974年にイギリスMI6の二重スパイとなる。 以後、その暗躍が20世紀後半の冷戦構造を決定的に変えることになる。
現在ゴルジエフスキーは、イギリスで24時間体制の警護を受けながら、名前も身分も偽った二重生活を送っており、 「彼は、私が今まで会った中で最も勇敢でありながら、 最も孤独な人間のひとりである」と本書の著者は記す。
- 本の長さ492ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日2020/6/8
- 寸法14.2 x 3.5 x 19.7 cm
- ISBN-104120053105
- ISBN-13978-4120053108
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商品の説明
著者について
ベン・マッキンタイアー
Ben Macintyre
イギリスの新聞タイムズでコラムニスト・副主筆を務め、同紙の海外特派員としてニューヨーク、パリ、ワシントンでの駐在経験も持つ。著作を原作としてBBCのテレビシリーズが定期的に放送されており、番組ではプレゼンターも務めている。代表作に、『ナチが愛した二重スパイ』(高儀進訳、白水社)、『ナチを欺いた死体 英国の奇策・ミンスミート作戦の真実』『英国二重スパイ・システム ノルマンディー上陸を支えた欺瞞作戦』『キム・フィルビー かくも親密な裏切り』(以上いずれも小林朋則訳、中央公論新社)、『SAS:はみ出し者の英雄(SAS: Rogue Heroes)』(未訳)などがある。
小林朋則
翻訳家。筑波大学人文学類卒。主な訳書に、アームストロング『イスラームの歴史』(中公新書)、クリストファー・トールキン『トールキンのシグルズとグズルーンの伝説 〈注釈版〉』『トールキンのアーサー王最後の物語 〈注釈版〉』、ミクローシ『イヌの博物図鑑』(以上、原書房)など。新潟県加茂市在住。
Ben Macintyre
イギリスの新聞タイムズでコラムニスト・副主筆を務め、同紙の海外特派員としてニューヨーク、パリ、ワシントンでの駐在経験も持つ。著作を原作としてBBCのテレビシリーズが定期的に放送されており、番組ではプレゼンターも務めている。代表作に、『ナチが愛した二重スパイ』(高儀進訳、白水社)、『ナチを欺いた死体 英国の奇策・ミンスミート作戦の真実』『英国二重スパイ・システム ノルマンディー上陸を支えた欺瞞作戦』『キム・フィルビー かくも親密な裏切り』(以上いずれも小林朋則訳、中央公論新社)、『SAS:はみ出し者の英雄(SAS: Rogue Heroes)』(未訳)などがある。
小林朋則
翻訳家。筑波大学人文学類卒。主な訳書に、アームストロング『イスラームの歴史』(中公新書)、クリストファー・トールキン『トールキンのシグルズとグズルーンの伝説 〈注釈版〉』『トールキンのアーサー王最後の物語 〈注釈版〉』、ミクローシ『イヌの博物図鑑』(以上、原書房)など。新潟県加茂市在住。
登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (2020/6/8)
- 発売日 : 2020/6/8
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 492ページ
- ISBN-10 : 4120053105
- ISBN-13 : 978-4120053108
- 寸法 : 14.2 x 3.5 x 19.7 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 192,828位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 38,909位人文・思想 (本)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年12月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
サマーセット・モームやジョン・ル・カレのスパイ小説を凌駕する面白さ。
本書はKGBの上級職員でありながら英国情報機関MI6の協力者となったオレーク・ゴルジェフスキー氏および関係者への取材に基づく実録。巻頭の東西情報員たちの写真も興味深く、数枚の写真は、当時、極秘の写真であったことでしょう。
ゴルジェフスキ―氏がMI6の協力者となったのは1974年。MI6は、氏の正体がKGBに露見した場合に備え、氏をソ連から英国へ脱出させる計画を同時進行しつつ、情報活動をすすめます。・・・1985年7月、脱出計画作戦名「ピムリコ」が発動されます。
大韓航空機撃墜事件、フォークランド紛争、グラスノチ、ペレストロイカ、ベルリンの壁等々の言葉が思い出される時代のドキュメンタリー。インテリジェンスと外交、情報機関と政府との関係など興味深い事実を知ることができました。
本書はKGBの上級職員でありながら英国情報機関MI6の協力者となったオレーク・ゴルジェフスキー氏および関係者への取材に基づく実録。巻頭の東西情報員たちの写真も興味深く、数枚の写真は、当時、極秘の写真であったことでしょう。
ゴルジェフスキ―氏がMI6の協力者となったのは1974年。MI6は、氏の正体がKGBに露見した場合に備え、氏をソ連から英国へ脱出させる計画を同時進行しつつ、情報活動をすすめます。・・・1985年7月、脱出計画作戦名「ピムリコ」が発動されます。
大韓航空機撃墜事件、フォークランド紛争、グラスノチ、ペレストロイカ、ベルリンの壁等々の言葉が思い出される時代のドキュメンタリー。インテリジェンスと外交、情報機関と政府との関係など興味深い事実を知ることができました。
2021年3月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
イデオロギーに対する反抗の芽生え、家族を裏切る内面の葛藤、孤独な闘争、そういったスパイの真実が描かれた深みのあるドキュメントでした。
ルカレ作品の歴史書のような緻密な論理だてや、イアンフレミングのロマンティシズム的な華やかさとは全く異なる作品ですが、すべて読み終えて、そもそも本作品はこれらスパイ小説の両巨塔と比較する範疇にはないように思いました。
これは冷戦、ソビエト連邦の政治史の一端を描いた完成度の高いドキュメントであり、ひとりの生身の人間が過酷に生き抜いた記録です。
特に印象深かったのは、全く正反対とも言える動機付けから逆向きの二重スパイとして活動したCIA職員 オールドリッチ•エイムズとの対比です。
脚色も含めて部分的にコントラストを強めて描かれているのは間違いないですが、両者の対比がこの作品を一層深みのあるものにしていると思いました。
また、作品の中で極めて重要な役割を果たす、マーガレット•サッチャーやミハイル•ゴルバチョフらにも「人間らしさ」が感じられ印象的でした。
翻訳も巧みで非常に読みやすかったです。
ルカレ作品の歴史書のような緻密な論理だてや、イアンフレミングのロマンティシズム的な華やかさとは全く異なる作品ですが、すべて読み終えて、そもそも本作品はこれらスパイ小説の両巨塔と比較する範疇にはないように思いました。
これは冷戦、ソビエト連邦の政治史の一端を描いた完成度の高いドキュメントであり、ひとりの生身の人間が過酷に生き抜いた記録です。
特に印象深かったのは、全く正反対とも言える動機付けから逆向きの二重スパイとして活動したCIA職員 オールドリッチ•エイムズとの対比です。
脚色も含めて部分的にコントラストを強めて描かれているのは間違いないですが、両者の対比がこの作品を一層深みのあるものにしていると思いました。
また、作品の中で極めて重要な役割を果たす、マーガレット•サッチャーやミハイル•ゴルバチョフらにも「人間らしさ」が感じられ印象的でした。
翻訳も巧みで非常に読みやすかったです。
2021年4月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これが事実だと言うことに驚いた。
脱出劇は手に汗握る展開で下手な冒険小説よりもハラハラした。
脱出劇は手に汗握る展開で下手な冒険小説よりもハラハラした。
2021年2月8日に日本でレビュー済み
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ノンフィクションとは思えないほどワクワクする本だった。
新品なのに傷や凹みが見られたのが残念だった。
新品なのに傷や凹みが見られたのが残念だった。
2022年5月10日に日本でレビュー済み
474ページと非常に長い作品。
前半はひたすら世界観の理解と、登場人物の多さによる人間関係の把握との闘いになる可能性がある。
実際、私は前半まったく物語に引き込まれなかった。
素晴らしいノンフィクション作品のスパイ物だが、前半、中盤の冗長な感じが残念であった。
後半、300ページほど達し、ピムリコ作戦開始から一気に引き込まれて最後まで時間を忘れて読み耽た。
前半のつまらなさで読者を置いてけぼりにさせる可能性があるのが残念。
前半はひたすら世界観の理解と、登場人物の多さによる人間関係の把握との闘いになる可能性がある。
実際、私は前半まったく物語に引き込まれなかった。
素晴らしいノンフィクション作品のスパイ物だが、前半、中盤の冗長な感じが残念であった。
後半、300ページほど達し、ピムリコ作戦開始から一気に引き込まれて最後まで時間を忘れて読み耽た。
前半のつまらなさで読者を置いてけぼりにさせる可能性があるのが残念。
2021年2月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ソ連のKGBスパイであるオレーク・ゴルジェスキーは共産主義を変えたいとの思いからイギリスMI6のスパイとして活動する。彼の活動はサッチャー政権の対ソ連政策にも活用されたほど貴重であった。その彼がCIAの2重スパイによりKGBに密告され2重スパイであることがばれでしまった。MI6は彼及び妻と2人の子供をソ連から脱出する計画を立てていた。これが面白い。脱出させるために英大使館のMI6要員は脱出の何日も前から腰痛を演技する。腰痛治療のためフィンランドの病院へ行く名目を作るためだ。家の中に盗聴マイクが仕掛けられていることを知っているから家のなかで盗聴マイクに向かって演技する。その要員たちも脱出させるオレークの本名も顔も知らない。従い、これはKGBの罠ではないかと疑問をもったりしながらも、決められた手順に従い計画を遂行していく。オレークは家族4人での脱出は危険であると判断し家族には内緒で一人脱出する。車のトランクに入れられフィンランド国境を越えて脱出は成功する。途中追跡するKGBの車をイライラさせるためにゆっくり走ったり逆に一気にスピードを出して走ったり、あるいは国境検問所で監視犬からの追跡を逃れるために赤ん坊のおむつを取り替えてみたり、わざと匂いの強いポテトチップスをこぼしてみたりなどの細かい技を使う。脱出後何年もたってから妻及び2人の子供をイギリスに連れてくることができた。だが残念ながらハッピーエンドにはならない。これが小説と異なるところだ。オレークはイギリスでまだ存命のようだ。このストーリを面白いというのは不謹慎のような気がするが、読むのを止めるのがつらくなるのは確かだ。
2023年8月31日に日本でレビュー済み
著者マッキンタイヤの「キム・フィルビー」に魅了されて、続いてこの本を読んだ。スパイ合戦の裏の話しをよくこれだけ取材できたものと感心する。著者への取材された人の信頼感、著者のしつっこさ、真実を求める嗅覚などいろいろの要素がこの本を成立させたものと思う。ものすごく面白い、息をつかせない。これが真実だと思うと、世の中の深さを考えられなくなり、ウーンと唸ってします。大韓航空機事故が核戦争一歩手前だったという話しはぞっとする。あの頃、ロシア側の撃墜指令の音声を公開するかどうかでもめていたが、そんなところでは無かったのだ。