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反知性主義 (新潮選書) 単行本(ソフトカバー) – 2015/2/20
森本 あんり
(著)
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民主主義の破壊者か。あるいは格差是正の救世主か。アメリカでは、なぜ反インテリの風潮が強いのか。なぜキリスト教が異様に盛んなのか。なぜビジネスマンが自己啓発に熱心なのか。なぜ政治が極端な道徳主義に走るのか。そのすべての謎を解く鍵は、米国のキリスト教が育んだ「反知性主義」にある。反知性主義の歴史を辿りながら、その恐るべきパワーと意外な効用を描く。
- 本の長さ288ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2015/2/20
- 寸法13 x 2 x 19.2 cm
- ISBN-104106037645
- ISBN-13978-4106037641
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反知性主義―アメリカが生んだ「熱病」の正体― | 不寛容論―アメリカが生んだ「共存」の哲学― | |
カスタマーレビュー |
5つ星のうち4.3
261
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5つ星のうち4.4
147
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価格 | ¥1,430¥1,430 | ¥1,760¥1,760 |
【新潮選書】森本あんり 作品 | 民主主義の破壊者か。平等主義の伝道者か。米国のキリスト教と自己啓発の歴史から、反知性主義の恐るべきパワーと意外な効用を鮮やかな筆致で描く。 | 「不愉快な隣人」と共に生きるにはどうすればいいのか。植民地期のアメリカで、多様性社会を築いた偏屈なピューリタンの「キレイごとぬきの政治倫理」。 |
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2015/2/20)
- 発売日 : 2015/2/20
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 288ページ
- ISBN-10 : 4106037645
- ISBN-13 : 978-4106037641
- 寸法 : 13 x 2 x 19.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 55,913位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 22位宗教史 (本)
- - 22位キリスト教史 (本)
- - 84位キリスト教一般関連書籍
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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2023年2月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
某大統領の出現以降、米国に代表される反知性主義についての解説書が多く出ているが、(特に米国における)反知性主義の歴史的及び宗教的背景から的確に解説した良書だと思われる。選書1冊という分量は読み通すのにちょっとシンドイが、これだけのことを知らないと反知性主義が理解できないだろうという著者の判断は妥当妥当思われる。反知性主義とは何かということを知りたい方は、あんちょこな新書は捨てて、本書を手に取ることをお薦めしたい。
2020年10月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
森本あんり(1956年~)氏は、国際基督教大学卒、東京神学大学大学院修士、プリンストン神学大学院博士課程修了の神学者、牧師。国際基督教大学教授。
本書のタイトルである「反知性主義」という言葉は、米国人のリチャード・ホフスタッターが、マッカーシズム(1950年代にアメリカで発生した反共産主義に基づく社会・政治的運動)の嵐が吹き荒れたアメリカの知的伝統を表と裏の両面から辿り、ピュリツァ―賞も受賞した『アメリカの反知性主義』(1963年)に由来するもので、「反・知性」主義(およそ知性的なことに何でも反対すること)ではなく「反・知性主義」(知性主義に反対すること)を表した言葉である。
本書では、アメリカのキリスト教史を辿りつつ、「反知性主義」がどのように生まれ、変遷してきたのかを詳しく解説しているが、その性質は概ね以下のようなものである。
◆反知性主義の発生は、17世紀のアメリカ入植者のピューリタニズムの極端な知性主義が土壌にある。反知性主義の本質は、知性そのものに対する反感ではなく、知性と権力の固定的な結びつきに対する反感、知的な特権階級が存在することに対する反感である。アメリカは中世を経験せずに近代になってできた国であり、伝統的な権威構造が欠落した社会である。そうした社会では、知識人の果たす役割が突出していたと考えられ、それがアメリカで反知性主義が生まれた大きな背景である。
◆反知性主義は、知的で文化的だが、頽廃した罪の世界であるヨーロッパから脱して、新しい自分たちの世界を作ったと考えるアメリカ人をひとつにまとめる役割を果たした。
◆反知性主義がアメリカで力を持つ理由は、アメリカがあくまでも民主的で平等な社会を求めるからである。アメリカでは、神の前には、学のある者もない者も、大卒のインテリも小学校すら出ていない者も、それぞれが同じように尊い一人の人格と考えられている。また、民主主義はごく普通の人びとが道徳的な能力を持っていることを前提としているが、アメリカでは、理性の能力には個人差はあるにしても、適切な政治家を選ぶというような道徳的感覚は、生まれながらに人に備わっていると考えられている。
◆アメリカ的な福音のメッセージは、誰でも回心して真面目に生きれば救われるというものである。アメリカ人にとって、宗教とは困難に打ち勝ってこの世における成功をもたらす手段であり、有用な自己啓発の道具である。かくして、宗教的訓練はビジネスの手段のひとつとなる。
読了して、アメリカ人の政治、宗教、社会などに対する考え方や、とても知性があるとはいえないブッシュ(子)やトランプが大統領になったという事実には、アメリカ特有の宗教的・歴史的背景があるということがよくわかったし、知性主義(=権威主義)への反発や、平等な社会を求めるという、その本質については共感できるものでもあった。
しかし、翻って現在のアメリカを見ると、反知性主義がめざした理想からかけ離れ、むしろ「知性」そのものを拒否しているとしか思えない、嘆かわしい状況である。
アメリカの良き伝統は復活するのか。。。数日後に迎える大統領選挙の結果が、それを示してくれるだろう。
(2020年10月了)
本書のタイトルである「反知性主義」という言葉は、米国人のリチャード・ホフスタッターが、マッカーシズム(1950年代にアメリカで発生した反共産主義に基づく社会・政治的運動)の嵐が吹き荒れたアメリカの知的伝統を表と裏の両面から辿り、ピュリツァ―賞も受賞した『アメリカの反知性主義』(1963年)に由来するもので、「反・知性」主義(およそ知性的なことに何でも反対すること)ではなく「反・知性主義」(知性主義に反対すること)を表した言葉である。
本書では、アメリカのキリスト教史を辿りつつ、「反知性主義」がどのように生まれ、変遷してきたのかを詳しく解説しているが、その性質は概ね以下のようなものである。
◆反知性主義の発生は、17世紀のアメリカ入植者のピューリタニズムの極端な知性主義が土壌にある。反知性主義の本質は、知性そのものに対する反感ではなく、知性と権力の固定的な結びつきに対する反感、知的な特権階級が存在することに対する反感である。アメリカは中世を経験せずに近代になってできた国であり、伝統的な権威構造が欠落した社会である。そうした社会では、知識人の果たす役割が突出していたと考えられ、それがアメリカで反知性主義が生まれた大きな背景である。
◆反知性主義は、知的で文化的だが、頽廃した罪の世界であるヨーロッパから脱して、新しい自分たちの世界を作ったと考えるアメリカ人をひとつにまとめる役割を果たした。
◆反知性主義がアメリカで力を持つ理由は、アメリカがあくまでも民主的で平等な社会を求めるからである。アメリカでは、神の前には、学のある者もない者も、大卒のインテリも小学校すら出ていない者も、それぞれが同じように尊い一人の人格と考えられている。また、民主主義はごく普通の人びとが道徳的な能力を持っていることを前提としているが、アメリカでは、理性の能力には個人差はあるにしても、適切な政治家を選ぶというような道徳的感覚は、生まれながらに人に備わっていると考えられている。
◆アメリカ的な福音のメッセージは、誰でも回心して真面目に生きれば救われるというものである。アメリカ人にとって、宗教とは困難に打ち勝ってこの世における成功をもたらす手段であり、有用な自己啓発の道具である。かくして、宗教的訓練はビジネスの手段のひとつとなる。
読了して、アメリカ人の政治、宗教、社会などに対する考え方や、とても知性があるとはいえないブッシュ(子)やトランプが大統領になったという事実には、アメリカ特有の宗教的・歴史的背景があるということがよくわかったし、知性主義(=権威主義)への反発や、平等な社会を求めるという、その本質については共感できるものでもあった。
しかし、翻って現在のアメリカを見ると、反知性主義がめざした理想からかけ離れ、むしろ「知性」そのものを拒否しているとしか思えない、嘆かわしい状況である。
アメリカの良き伝統は復活するのか。。。数日後に迎える大統領選挙の結果が、それを示してくれるだろう。
(2020年10月了)
2023年6月23日に日本でレビュー済み
アメリカのリバイバル運動史を非常にうまくまとめている。
ほかのレビューにもあるが、反知性じゃなくて、反知識偏重主義とか
反知識人支配主義のほうがいいだろう
どちらかといえば「倫理を知的エリートが独占すること」を過去に提示された
原理によって排撃する(聖書あるいは今ならアメリカ憲法で)ということかも
しれない(汎神論的な自然賛美の文脈はのぞく)。これはしかし現代日本に
とってもひとごとではない。
ハリウッド映画の読み解きのような文化史だけでなく、著者の
冷静な目、深い洞察、それぞれの文献をきちんと読み込み、あまり細かい
議論に拘泥しないバランス感覚からは非常に成熟した書き手だということが
伺える。
その面白さを前提として最後までよくわからなかったのは
結局、なぜリバイバル運動にこれほど熱狂的に動員されるのか
ということである。初期の動きを集団ヒステリーとも述べているが、
このまさに草の根のひろがりがなぜ起こるのか、庶民のナマの意識は
やはり読み進めて行ってもわからない。
たとえばセーラムの魔女狩りのような狭いなかでの疑心暗鬼やパニック、あるいは
学生運動のような一時的な身分での局所的な連帯、こういったものは
メンタリティの理解がはるかに容易である。
つまりこの非常に巨大で、かつ分散した動員は、リバイバル運動の展開以前に
なにかそれを可能にする風土や文化的基盤があるのでないだろうか?非常に
不思議に思うところである。
ほかのレビューにもあるが、反知性じゃなくて、反知識偏重主義とか
反知識人支配主義のほうがいいだろう
どちらかといえば「倫理を知的エリートが独占すること」を過去に提示された
原理によって排撃する(聖書あるいは今ならアメリカ憲法で)ということかも
しれない(汎神論的な自然賛美の文脈はのぞく)。これはしかし現代日本に
とってもひとごとではない。
ハリウッド映画の読み解きのような文化史だけでなく、著者の
冷静な目、深い洞察、それぞれの文献をきちんと読み込み、あまり細かい
議論に拘泥しないバランス感覚からは非常に成熟した書き手だということが
伺える。
その面白さを前提として最後までよくわからなかったのは
結局、なぜリバイバル運動にこれほど熱狂的に動員されるのか
ということである。初期の動きを集団ヒステリーとも述べているが、
このまさに草の根のひろがりがなぜ起こるのか、庶民のナマの意識は
やはり読み進めて行ってもわからない。
たとえばセーラムの魔女狩りのような狭いなかでの疑心暗鬼やパニック、あるいは
学生運動のような一時的な身分での局所的な連帯、こういったものは
メンタリティの理解がはるかに容易である。
つまりこの非常に巨大で、かつ分散した動員は、リバイバル運動の展開以前に
なにかそれを可能にする風土や文化的基盤があるのでないだろうか?非常に
不思議に思うところである。
2021年3月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
なじみの薄い 異国の異文化 異なる宗教観なので 感じた事徒然に羅列すると・・・聖書の言葉を引用して挨拶をするアメリカ人の背景が垣間見えます。 美しい思い込みと見ないふりをしている受け入れ難い現実 綺麗に建前と汚い本音 ふーん。 宗教も歴史も解釈・語り・運用する人による・・・ですな。 刷新的だったはずの上流指導的階層 知的支配階層の保守化 次第に重い鎧を着ていく様なある種の閉塞感 そこから発生する反知性的な人々 その中から成功する人々。 それも行き詰まりを繰り返していく。 あまりよく知らない話・・・アメリカを理解する副読本でしょう。
2020年1月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
トランプが選ばれる前に読んで驚いた一人。アメリカのプロテスタント系の信仰者の特徴が鮮やかに描かれていた。そして今、再度読んでみると当たっている。選民意識が培われたエリート信仰、終末的な救いを求める層、経済価値を生活価値よりも左右する中間層の信仰形態、「反地勢主義」の中に秘められた中身の濃い解説に驚嘆した。現代のアメリカ民衆の心理を知る最適な本。
2023年9月26日に日本でレビュー済み
はじめに
プロローグ
レーガン大統領とピューリタン/祝福か滅びか/「契約」概念のアメリカ化/宗教の伝播とウィルス感染/単純な二本線の論理/幸福の神義論/反知性主義の成分要素
第一章 ハーバード大学 反知性主義の前提
1.極端な知性主義
リバイバリズムを生む土壌/高学歴社会/ハーバード大学の設立/牧師養成の神学校として/一般教養の大学として/神学ではなく教養/学部と大学院/「万人祭司制」の教育/カトリックの神学教育/その後の高等教育
2.ピューリタンの生活ぶり
教会の成り立ち/高度に知的な礼拝/実像のピューリタン/水没した学長
第二章 信仰復興運動 反知性主義の原点
1.宗教的熱狂の伝統
テレビ伝道者と大統領選挙/信仰復興運動の発端/「誠実な報告者」エドワーズ/信仰復興はなぜ起きたか/幼児洗礼と半途契約/教会員籍と公民資格/人口増と印刷業の発展/メディアとコンテンツの循環
2.「神の行商人」
「メソポタミア」の一言で/フランクリンとの出会い/フランクリンの絶賛/メディアの活用/ホイットフィールドとエドワーズ/歴史の証言者になるとは/伝道集会の規模
3.反知性主義の原点
なぜ野外集会なのか/古女房かコーラスダンサーか/反知性主義の決めぜりふ/原点への回帰/「熱心」の逸脱/「詐欺師」の伝統/信仰復興と「アメリカ」の成立
第三章 反知性主義を育む平等の理念
1.アメリカの不平等
平等理念のプロテスタント的起源/平等は画に描いた餅か/平等の超越的な根拠/宗教的には平等だが/宗教的反逆と政治的反逆/ニューイングランドの矛盾
2.宗教改革左派とセクト主義
第三の改革勢力/チャーチ型とセクト型/ミュンスターの惨劇/迫害への抵抗/法律違反という挑戦/クエーカーの過激な平等主義/フランクリンとクエーカー
3.宗教勢力と政治勢力の結合
建国父祖たちとの協力/マディソンの確信/アメリカ的な政教分離の真意/窮地に陥ったジェファソン/反知性主義を育む平等論/大きな政府への警戒心/「キリスト教国アメリカ」の意味
第四章 アメリカ的な自然と知性の融合
1.釣りと宗教
「リバー・ランズ・スルー・イット」/自然の法に聞き従う/語り得ないものを伝える
2.「理性の詩人」と「森の賢者」
自然と魂との連続/映画化された哲学/エマソンの反知性主義/ヨーロッパ的な知性に抗して/ラディカル・セクトとの共通性/「森の賢者」ソロー
第五章 反知性主義と大衆リバイバリズム
1.第二次信仰復興運動
広がりゆくアメリカ/メソジスト教会の発展/「読み書きのできるバプテスト」/バプテスト教会の発展/諸教派の乱立
2.反知性主義のヒーロー
間抜けなロバ/ジャクソンの生い立ち/「読み書きのできるアダムズ」/大衆動員による選挙/反知性主義の使命/ジャクソン政権の遺産/ジェントルマンの凋落/ほら話のできるヒーロー/詐欺師の伝統/強者をやっつける反知性主義
3.リバイバルのテクニック
チャールズ・フィニー/弁護士のように説教を語る/宗教か呪術か/リバイバルは奇跡ではない/リバイバルのプロデューサー/女性と黒人の平等へ
第六章 反知性主義のもう一つのエンジン
1.巨大産業化するリバイバル
第三次信仰復興運動/子どもたちの日曜学校から/独立系教会のはじまり/理想のビジネスモデル/イギリスへの伝道旅行/体制派知識人の反発/スコットランド教会の立場/困惑するリベラリズム/唯物論者エンゲルスの見解
2.信仰とビジネスの融合
徹底した組織化/リバイバル集会の会場/資金と報酬/巡回セールスの起源
3.宗教の娯楽化
元祖パブリック・ビューイング/音楽家サンキーの魅力/秩序立った興奮/「天助」と「自助」の相即/温和な反知性主義/宗教と現世の利益
第七章 「ハーバード主義」をぶっとばせ
1.反知性主義の完成
戦闘的な反知性主義のヒーロー/サンデーの生い立ち/大リーグ選手へ/野球のプロスポーツ化/二つの出会い/妻に釣り合う人間となるために/伝道者への転身/牧師資格の取得
2.知性の平等な国アメリカ
トクヴィルの驚き/知性の前進を促す反知性主義/「たたき上げ」の可能な時代/成功が成功を生む時代/アメリカン・ドリームの体現者/成功神話に隠された心理
3.アメリカ史を貫く成功の倫理
ショービジネス化する伝道集会/政教分離の副産物/リバイバルと音楽/ナショナリズムへの傾斜/反知性主義の変質/キリスト教の土着化/素朴な道徳主義/矛盾に満ちた晩年
エピローグ
知性とは何か/知性をもつのはどんな人か/反知性主義とは何か/反知性主義が生まれた背景/反知性主義の存在意義/反知性主義のゆくえ/ポジティヴ病の現代アメリカ/反知性主義は輸出されるか
あとがき
註
プロローグ
レーガン大統領とピューリタン/祝福か滅びか/「契約」概念のアメリカ化/宗教の伝播とウィルス感染/単純な二本線の論理/幸福の神義論/反知性主義の成分要素
第一章 ハーバード大学 反知性主義の前提
1.極端な知性主義
リバイバリズムを生む土壌/高学歴社会/ハーバード大学の設立/牧師養成の神学校として/一般教養の大学として/神学ではなく教養/学部と大学院/「万人祭司制」の教育/カトリックの神学教育/その後の高等教育
2.ピューリタンの生活ぶり
教会の成り立ち/高度に知的な礼拝/実像のピューリタン/水没した学長
第二章 信仰復興運動 反知性主義の原点
1.宗教的熱狂の伝統
テレビ伝道者と大統領選挙/信仰復興運動の発端/「誠実な報告者」エドワーズ/信仰復興はなぜ起きたか/幼児洗礼と半途契約/教会員籍と公民資格/人口増と印刷業の発展/メディアとコンテンツの循環
2.「神の行商人」
「メソポタミア」の一言で/フランクリンとの出会い/フランクリンの絶賛/メディアの活用/ホイットフィールドとエドワーズ/歴史の証言者になるとは/伝道集会の規模
3.反知性主義の原点
なぜ野外集会なのか/古女房かコーラスダンサーか/反知性主義の決めぜりふ/原点への回帰/「熱心」の逸脱/「詐欺師」の伝統/信仰復興と「アメリカ」の成立
第三章 反知性主義を育む平等の理念
1.アメリカの不平等
平等理念のプロテスタント的起源/平等は画に描いた餅か/平等の超越的な根拠/宗教的には平等だが/宗教的反逆と政治的反逆/ニューイングランドの矛盾
2.宗教改革左派とセクト主義
第三の改革勢力/チャーチ型とセクト型/ミュンスターの惨劇/迫害への抵抗/法律違反という挑戦/クエーカーの過激な平等主義/フランクリンとクエーカー
3.宗教勢力と政治勢力の結合
建国父祖たちとの協力/マディソンの確信/アメリカ的な政教分離の真意/窮地に陥ったジェファソン/反知性主義を育む平等論/大きな政府への警戒心/「キリスト教国アメリカ」の意味
第四章 アメリカ的な自然と知性の融合
1.釣りと宗教
「リバー・ランズ・スルー・イット」/自然の法に聞き従う/語り得ないものを伝える
2.「理性の詩人」と「森の賢者」
自然と魂との連続/映画化された哲学/エマソンの反知性主義/ヨーロッパ的な知性に抗して/ラディカル・セクトとの共通性/「森の賢者」ソロー
第五章 反知性主義と大衆リバイバリズム
1.第二次信仰復興運動
広がりゆくアメリカ/メソジスト教会の発展/「読み書きのできるバプテスト」/バプテスト教会の発展/諸教派の乱立
2.反知性主義のヒーロー
間抜けなロバ/ジャクソンの生い立ち/「読み書きのできるアダムズ」/大衆動員による選挙/反知性主義の使命/ジャクソン政権の遺産/ジェントルマンの凋落/ほら話のできるヒーロー/詐欺師の伝統/強者をやっつける反知性主義
3.リバイバルのテクニック
チャールズ・フィニー/弁護士のように説教を語る/宗教か呪術か/リバイバルは奇跡ではない/リバイバルのプロデューサー/女性と黒人の平等へ
第六章 反知性主義のもう一つのエンジン
1.巨大産業化するリバイバル
第三次信仰復興運動/子どもたちの日曜学校から/独立系教会のはじまり/理想のビジネスモデル/イギリスへの伝道旅行/体制派知識人の反発/スコットランド教会の立場/困惑するリベラリズム/唯物論者エンゲルスの見解
2.信仰とビジネスの融合
徹底した組織化/リバイバル集会の会場/資金と報酬/巡回セールスの起源
3.宗教の娯楽化
元祖パブリック・ビューイング/音楽家サンキーの魅力/秩序立った興奮/「天助」と「自助」の相即/温和な反知性主義/宗教と現世の利益
第七章 「ハーバード主義」をぶっとばせ
1.反知性主義の完成
戦闘的な反知性主義のヒーロー/サンデーの生い立ち/大リーグ選手へ/野球のプロスポーツ化/二つの出会い/妻に釣り合う人間となるために/伝道者への転身/牧師資格の取得
2.知性の平等な国アメリカ
トクヴィルの驚き/知性の前進を促す反知性主義/「たたき上げ」の可能な時代/成功が成功を生む時代/アメリカン・ドリームの体現者/成功神話に隠された心理
3.アメリカ史を貫く成功の倫理
ショービジネス化する伝道集会/政教分離の副産物/リバイバルと音楽/ナショナリズムへの傾斜/反知性主義の変質/キリスト教の土着化/素朴な道徳主義/矛盾に満ちた晩年
エピローグ
知性とは何か/知性をもつのはどんな人か/反知性主義とは何か/反知性主義が生まれた背景/反知性主義の存在意義/反知性主義のゆくえ/ポジティヴ病の現代アメリカ/反知性主義は輸出されるか
あとがき
註
2018年3月31日に日本でレビュー済み
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アメリカの深層を読み取るための必読書ではないでしょうか!
ビジネスマンでさえ、宗教の存在を伏せてアメリカを理解しようとしますが、それは無理な話です。
アメリカの深部を宗教という深い層から話をしてくれるので、アメリカという国の病がやって見えてきます。
ビジネスマンでさえ、宗教の存在を伏せてアメリカを理解しようとしますが、それは無理な話です。
アメリカの深部を宗教という深い層から話をしてくれるので、アメリカという国の病がやって見えてきます。