ヒューム以来の制度的保守主義を論じた本。
制度的保守主義とは、社会を安定させる慣習・制度を研究しそれをなるべく温存していこうとする立場であり、失われた過去を美化し現代に蘇らせようとする政治的ロマン主義とは明確に区別される。
扱われているのはヒューム、バーク、トクヴィル、バジョット、シュミット、ハイエク。
また終章の「日本は何を保守するのか」では制度的保守主義の観点から現代日本の「保守」が批判される。
明治維新や敗戦といった断絶があるため、今の日本では守るべき制度が天皇制くらいしか見当たらず、保守といっても精神論を振りかざすだけに終始しがちであるが、著者によると細部を見れば今の日本にも社会の安定に寄与する慣習や制度はいくらえもあるという。
精神論を振りかざすよりもそうした慣習・制度の研究をしたほうがよいのではないかと著者は主張する。
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精神論ぬきの保守主義 (新潮選書) 単行本(ソフトカバー) – 2014/5/23
仲正 昌樹
(著)
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保守は何を守ろうとしてきたのか―?
民主主義の暴走を防ぐ「仕組み」とは―?
保守主義を根本から学び直せる入門書!
第1章 ヒューム……慣習から生まれる正義
第2章 バーク……相続と偏見による安定
第3章 トクヴィル……民主主義の抑制装置
第4章 バジョット……無駄な制度の効用
第5章 シュミット……「法」と「独裁」
第6章 ハイエク……自生的秩序の思想
終 章 日本は何を保守するのか
民主主義の暴走を防ぐ「仕組み」とは―?
保守主義を根本から学び直せる入門書!
第1章 ヒューム……慣習から生まれる正義
第2章 バーク……相続と偏見による安定
第3章 トクヴィル……民主主義の抑制装置
第4章 バジョット……無駄な制度の効用
第5章 シュミット……「法」と「独裁」
第6章 ハイエク……自生的秩序の思想
終 章 日本は何を保守するのか
- 本の長さ239ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2014/5/23
- ISBN-104106037483
- ISBN-13978-4106037481
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カスタマーレビュー |
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7
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価格 | ¥1,430¥1,430 | ¥1,430¥1,430 |
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2014/5/23)
- 発売日 : 2014/5/23
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 239ページ
- ISBN-10 : 4106037483
- ISBN-13 : 978-4106037481
- Amazon 売れ筋ランキング: - 567,664位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 78,053位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年5月23日に日本でレビュー済み
本書は、ヒュームからハイエクまでの計6人の思想家の簡単な解説と、筆者の9条論で構成されている。
入門書としてはいいかもしれないが、1~10まであるとして本書では1~3程度しか解説していないので、あまり深い内容は期待しないほうがいい(この点に関しては筆者も認めている)。
9条に関しては、「今まで曖昧なままでうまく行ってきたのだから、今さら憲法改正なんかしなくていい」というのが筆者の考え。著者は安全保障や国防の専門家でなく、その手の問題に関して見識を期待する方が野暮な話かもしれないが、実際は、現憲法のおかげででうまく行っていたのではなく、冷戦が本当の戦争にならなかったから現憲法の不備が露呈しなかっただけだと言っておく。
自衛隊の海外派遣が本来任務となり、南西諸島をめぐる日中間の対立が緊張感を増している状況を見るに、「今まで何も問題がなかったから今のままでいい」という考えが通用しないことを肝に銘じるべきだろう。
入門書としてはいいかもしれないが、1~10まであるとして本書では1~3程度しか解説していないので、あまり深い内容は期待しないほうがいい(この点に関しては筆者も認めている)。
9条に関しては、「今まで曖昧なままでうまく行ってきたのだから、今さら憲法改正なんかしなくていい」というのが筆者の考え。著者は安全保障や国防の専門家でなく、その手の問題に関して見識を期待する方が野暮な話かもしれないが、実際は、現憲法のおかげででうまく行っていたのではなく、冷戦が本当の戦争にならなかったから現憲法の不備が露呈しなかっただけだと言っておく。
自衛隊の海外派遣が本来任務となり、南西諸島をめぐる日中間の対立が緊張感を増している状況を見るに、「今まで何も問題がなかったから今のままでいい」という考えが通用しないことを肝に銘じるべきだろう。