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臓器農場 (新潮ミステリー倶楽部) 単行本 – 1993/5/1

3.8 5つ星のうち3.8 29個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社 (1993/5/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1993/5/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 357ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 410602733X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4106027338
  • カスタマーレビュー:
    3.8 5つ星のうち3.8 29個の評価

著者について

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帚木 蓬生
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カスタマーレビュー

星5つ中3.8つ
5つのうち3.8つ
29グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2024年2月27日に日本でレビュー済み
普通でした。
2020年11月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2度目の中古本購入でしたが良かったですね
2020年5月31日に日本でレビュー済み
多くの問題を含み物語が進んでゆくそのうねりの中で帚木が「希望」という妙薬の希望を記す。

医療従事者がどんな困難な状況でも与えられる妙薬とは何か?

「それは希望です」

希望という薬には禁忌がない
全ての病気のあらゆる経過中に処方できる

薬の効力を増すと共に患者の自然治癒力を強める

過剰投与の危険性もない

それどころか患者の持つ希望はたいていの場合
治療者の抱く希望よりも大きいのです。

そんな時に治療者はどんなに大量の希望を投与してもしすぎることはありません。

「その希望に副作用はないのですか?」
「例えば癌の末期で望みのない患者さんに気休めのような希望は罪作りのような気がしますが」

確かにそうです偽の希望には副作用があります
偽の希望とは患者を喜ばせたり自分の権威を保つために信じもしない希望を意図的に与えることです。
そうすると患者は現実を正しく認知できなくなり無益なあがきをし感情の処理を先送りにしてしまいます。

本当の希望は心の底の真の希望を持った治療者から出てきます。
私自身50年患者を診てきましたが100%の絶望をした例はありません。
癌末期の患者だって一ヶ月は持つまいと思っていたのが一年間生存したなんてざらです。

治療者は針の穴のような小さな希望も見逃してはなりません。
希望という薬にはお金も手間も掛からないのですよ
医療従事者は希望を捨てる最後の人となるべきです。

現在コロナと日々戦うこ医療従事者にも大きく輝く「希望」をと心から願う
2018年2月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まだこの本は読んでいませんが、今までの同じ作者作品を思い出して、期待している所です。すぐにでも読んでみます。
2009年2月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この物語は、大変語るのが難しい。
「無脳症児」というのを御存知だろうか?
2000件に一件くらいの割合で生まれてくる、畸形とでもいうか、脳がない子供の事で、母親の体内で死産してしまうか、生まれてきても1週間ほどで死んでしまう子供?の事だ。(そもそも無脳症とわかった段階で堕胎するのが普通なそうだ)

ここまで書くだけでも相当勇気がいるのだが、この物語は、内臓移植の問題と、その無脳症の子供?の内臓を移植に使う事が倫理的にいかがなものか? という話になり、さらに一歩進んで偶然に生まれてくるのを待つのではなく、人為的に作ってしまう…という分野まで踏み込んでしまう。

これが完全にフィクションなのか、実際にはこれに近いような事が行われているのか? この本の描写があまりにリアルすぎて、自分でも判断がつかなくなる。

主人公の看護婦は専門学校を卒業し、最初の病院でこのようなトラブルに巻き込まれてしまう、自分の好きだった先生も組織に殺されてしまい、その調査中に同期の一番仲の良かった子も殺されてしまう。

障害を持って生まれてきて、生きるには移植しかないという子供と親、その子を救おうとする医者、それを利用する病院と業者、医者も倫理より自分の名声を優先しようとする人、金だけの人…と色々な登場人物が出て、この結論は自分の中でしか解決できない。

これを読んでどう思うか、色んな人と話してみたくなる本だ。

いずれにしても、読み終わった後の「違和感」は過去最大かもしれない。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年5月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
はじめから、この本のタイトルに引けてしまったのですが、帚木さんの愛読者の方たちの高評価レビューを見て読みました
すごい!!この本はおそらく、帚木さんの私の中での「ベスト3」に入るのでは!!著者の鋭い倫理観、そして、人間描写の細やかさや優しさなど、本当に感動しました。スリリングな展開にロマンも絡んで、最後まで一気に読み終えました。いつもながら、深みを感じさせる作品です。「これでいいのか・・」と言うメッセージも感じ取られ、ただのサスペンスものでは決してありません。また、女性の描き方も相変わらず繊細で素敵だった・・と一言付け足しておきましょう
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年7月16日に日本でレビュー済み
無脳症児の臓器を提供していいのか。どこからどこまでが人間なのか。そこから来る倫理観はどうなのか。といった問題提起の元、作品が書かれている。
視点は新米看護師で、無脳症児が臓器提供されているといった噂の真意を確かめるため、病院で知り合った医師を捜査をしてくいく・・・。
題材としては、帚木氏らしくダイナミックで強い問題提起がなされていてよいのだけど、物語の展開が不自然。どうもなじめなかった。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年1月27日に日本でレビュー済み
「無脳症児」を飼育する病院の物語です。

倫理的、感情的、尊厳的・・・に判断が試されます。

医学の進歩が思いもよらぬ問題を引き起こすかもしれないと思う一冊です。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート