本書は有名なライ麦畑でつかまえての後日譚といった話が多く含まれ、特にホールデンの兄ヴィンセントが登場します。その彼が何とイケメンで素敵なことか!!その他、サリンジャーが作風を持たず、流行作家風に筆をとっていたデビュー作から、精神をおかしくしたのではと批判殺到されている後年の怪文書、ハプワース〜(こちらは読まなくていいかと...意味不明&超冗長)も収録しており、一人の作家の人生観の移ろいを窺い知ることができます。
私からの説明はあまりにも無礼なので避けますが、孤独と絶望を舐めたサリンジャーの生涯を知った上で読むと非常に感慨深いです。
訳は現代調で軽やかになされており、その意図や気になった点(ハプワース〜での両親の呼称について)も解説にて訳者によるフォローがなされてるので申し分ありません。
この本に低評価をした人は、サリンジャーの人となりを知らずして全てを読んでしまい拍子抜けになったことは容易に想像できます。
したがってサリンジャーが好きな人は全て読む、ライ麦が好きな人にはそれに関連した短編のみ、という読み方がおすすめです。
とりあえずヴィンセントイケメンすぎー
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このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる/ハプワース16、1924年 (新潮モダン・クラシックス) 単行本 – 2018/6/29
J・D・サリンジャー
(著),
金原 瑞人
(翻訳)
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現代アメリカ文学の巨匠が遺した幻の作品群。目が眩むほどの生への焦燥と渇望――もうひとつの九つの物語。ああ、人生って、目を見開いてさえいれば、心躍る楽しいことに出会えるんだね――。「バナナフィッシュにうってつけの日」で自殺したグラース家の長兄シーモアが、七歳のときに家族あてに書いていた手紙「ハプワース」。『ライ麦畑でつかまえて』以前にホールデンを描いていた短編。長い沈黙の前に、サリンジャーが生への祈りを込めた九編。
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2018/6/29
- 寸法13.4 x 2.2 x 19.5 cm
- ISBN-10410591006X
- ISBN-13978-4105910068
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2018/6/29)
- 発売日 : 2018/6/29
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 256ページ
- ISBN-10 : 410591006X
- ISBN-13 : 978-4105910068
- 寸法 : 13.4 x 2.2 x 19.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 108,491位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 18,263位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
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2019年4月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
サリンジャーが、現代によみがえりました!
これまで野崎孝さんの翻訳が一番すきでしたが、
やはり昔の本だなという印象はぬぐえません。
でもこの本で再び初めて読んだときの感動が!!!
再会させてくれてありがとうとお礼をいいたいです
。
これまで野崎孝さんの翻訳が一番すきでしたが、
やはり昔の本だなという印象はぬぐえません。
でもこの本で再び初めて読んだときの感動が!!!
再会させてくれてありがとうとお礼をいいたいです
。
2019年10月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ライ麦畑でつかまえて、は若い頃の私のバイブルでした。こちらの短編集は、「ハプワース16、1924年」の他は、サリンジャーらしくて、若い時の感覚に引き戻されるものがありました。「ハプワース16、1924年」に関しては、よほどのサリンジャーファンでないととても読みにくいかと感じます。翻訳の金原先生のお仕事がすばらしく、よくまとまった「あとがき」もすばらしいです。アラフィフ世代にとっては、涙がでそうなくらいに「イノセンス」をもっていた自分に引き戻される1冊だと感じます。
2018年7月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
荒地出版社から出ていたサリンジャー選集はとうの昔に絶版になっているので、この発刊には小躍りしました。
寡作な作家なので、収録作品はほとんど荒地出版社の版で読んでいたものです。YA向け作品の紹介、翻訳に定評ある金原さんの翻訳ということにも期待していたのですが。
これまで野崎訳で読んできたグラス家サーガでは、グラス家の兄弟は皆両親を兄弟同士と同じように名前(愛称)で呼んでいました。原作がそうなのです。
金原さんはこれを日本人の感覚になじまないと考えられたようなのですが...いやいや、アメリカ人にとってだって普通ではないでしょう!幼い頃から天才児としてラジオスター扱いされていた兄弟だから、そういういびつな部分を抱えているのだし、だからシーモア少年はこんな日記を書くのだし。だからついに自分の頭を撃ち抜いてしまったのだし。だからサリンジャーはついに沈黙してしまったのだし!
子供の教育のための本ではなく大人向けの小説です。翻訳者にシーモアやバディたちの親への呼称を否定する権利があるのか?ちょっと理解を超えています。
「ハプワース16、1924」はサリンジャーの他の作品を読んできた多くの方に読んでほしい作品ですが、この翻訳手法はいただけません。
寡作な作家なので、収録作品はほとんど荒地出版社の版で読んでいたものです。YA向け作品の紹介、翻訳に定評ある金原さんの翻訳ということにも期待していたのですが。
これまで野崎訳で読んできたグラス家サーガでは、グラス家の兄弟は皆両親を兄弟同士と同じように名前(愛称)で呼んでいました。原作がそうなのです。
金原さんはこれを日本人の感覚になじまないと考えられたようなのですが...いやいや、アメリカ人にとってだって普通ではないでしょう!幼い頃から天才児としてラジオスター扱いされていた兄弟だから、そういういびつな部分を抱えているのだし、だからシーモア少年はこんな日記を書くのだし。だからついに自分の頭を撃ち抜いてしまったのだし。だからサリンジャーはついに沈黙してしまったのだし!
子供の教育のための本ではなく大人向けの小説です。翻訳者にシーモアやバディたちの親への呼称を否定する権利があるのか?ちょっと理解を超えています。
「ハプワース16、1924」はサリンジャーの他の作品を読んできた多くの方に読んでほしい作品ですが、この翻訳手法はいただけません。
2018年6月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
星5つつけるしかない。
どんなにホプワーツが、読みにくくても。
正直、7歳の子どもが書くような手紙ではない。でも、それがシーモアの書いた手紙なら。読みたい。
貪るように、何度もサリンジャーを読み返したのは20歳の頃だった。何一つ変わっていない。
どんなにホプワーツが、読みにくくても。
正直、7歳の子どもが書くような手紙ではない。でも、それがシーモアの書いた手紙なら。読みたい。
貪るように、何度もサリンジャーを読み返したのは20歳の頃だった。何一つ変わっていない。
2019年1月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
短編集。「ロイス・タゲットのロングデビュー」を何度も読んだ。フィツジェラルド「哀しみの孔雀」を読んでみた。どこかを見つめていた。僕は奥さんのお腹の中で死んだ自分の子供を思い出した。水子地蔵に最近はミルク(牛乳パック)をお供えしてお参りに行くってない。暖かくなったら、行こうと、奥さんに相談したくなった。時は流れていく。未来を見つめなくてはいけない。また読んだ。「ロイス・タゲットのロングデビュー」涙が出る読書、いいね。
2019年5月13日に日本でレビュー済み
The Catcher in the Ryeが好きな人はこの短編集も好きだと思う。
Salingerって基本的に、ハマる人とハマらない人がいて、ハマる人はすごくハマる作家だと思う。
この作家の書く(書きたかった)人の本質的な純粋さとか優しさっていうのは、理解できる人には
ごく自然にすっと理解できるし、そうでない人には全く訳がわからない、さっぱり、みたいなところがある。
そういう不思議さがSalingerの魅力の一つだと私は思う。
色々と物議のある「ハプワース16、1924年 」に関しては、そんなに読んでいて苦痛には感じず、むしろ
最終的に彼が作家としてどういう境地に達したのかというようなところが読めて興味深かったです。
Salingerって基本的に、ハマる人とハマらない人がいて、ハマる人はすごくハマる作家だと思う。
この作家の書く(書きたかった)人の本質的な純粋さとか優しさっていうのは、理解できる人には
ごく自然にすっと理解できるし、そうでない人には全く訳がわからない、さっぱり、みたいなところがある。
そういう不思議さがSalingerの魅力の一つだと私は思う。
色々と物議のある「ハプワース16、1924年 」に関しては、そんなに読んでいて苦痛には感じず、むしろ
最終的に彼が作家としてどういう境地に達したのかというようなところが読めて興味深かったです。
2019年6月14日に日本でレビュー済み
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一発屋ですね。 息子さんが膨大な未発表作品を刊行するらしいが、止めておいたほうがよいのではないでしょうか。
作品を読むのではなくサリンジャーを読むにはいいでしょうが。
ホールデンもませていたが、7歳のシーモアは行き過ぎだ。
それともサリンジャーはそれほどませていたのかな。
作品を読むのではなくサリンジャーを読むにはいいでしょうが。
ホールデンもませていたが、7歳のシーモアは行き過ぎだ。
それともサリンジャーはそれほどませていたのかな。