ソクラテスについてストレートに題材としている書籍を探して最初に読んだが、これが大当たりだった。
著者の池田晶子さんは名前は知っていたが、この書を読むまで敬遠していた。
現代における話題についてのソクラテスとクサンチッペ、時々プラトン、及び話題関係者の対話を“創作”する手法は、「水を得た魚のように」生き生きとしている。
ソクラテスやクサンチッペ、時々プラトン、そしてヘーゲル(ヘーゲルについては他者による評を通しての自己引用ではあるが)にすらも「外連味もなく、“さらっと”なってしまえる」のが池田晶子さんの「哲人」魂なのである。
なので、この本の題名は『無敵のソクラテス』だが、結局は多層的な意味では『無敵の池田晶子』でもあるんだと思う。
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無敵のソクラテス 単行本 – 2010/1/30
池田 晶子
(著),
わたくし、つまりNobody
(編集)
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帰ってきた池田晶子! いま蘇る"史上最強の対話術"
- 本の長さ521ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2010/1/30
- 寸法13.4 x 3 x 19.2 cm
- ISBN-104104001104
- ISBN-13978-4104001101
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商品の説明
出版社からのコメント
クサンチッペ「哲学とは何ですか」、ソクラテス「そんなの僕は知りません」/著者の仕事の独創は、"対話篇"の再創造です。名著『帰ってきたソクラテス』に始まる対話篇シリーズの全貌が、この一冊で明らかになります。相手は古今東西の偉人凡人から、愛弟子プラトンにおなじみ悪妻クサンチッペまで。待望の「完全版」が、ついに刊行です!
著者について
1960年(昭和35年)8月21日、東京の一隅に生を得る。
1983年(昭和58年)3月、慶應義塾大学文学部哲学科倫理学専攻を卒業。
文筆家と自称する。池田某とも。専門用語による「哲学」から哲学を解放する一方で、驚き、そして知りたいと欲してただひたすら考える、その無私の精神の軌跡をできるだけ正確に表わすこと、すなわち考えるとは一体どういうことであるかを、そこに現われてくる果てしない自由の味わいとともに、日常の言葉で美しく語る「哲学エッセイ」を確立して、多くの読者を得る。
とくに若い人々に、本質を考えることの面白さ、形而上の切実さを、存在のとしての生死の大切を語り続ける。
新宿御苑と神宮外苑の四季風景を執筆の伴とし、富士山麓の季節の巡りの中に憩いを得て遊ぶ。山を好み、先哲とコリー犬、そして美酒佳肴を生涯の友とする。
2007年(平成19年)2月23日、夜、大風の止まない東京に、癌により没す(46年6ヶ月)。
1983年(昭和58年)3月、慶應義塾大学文学部哲学科倫理学専攻を卒業。
文筆家と自称する。池田某とも。専門用語による「哲学」から哲学を解放する一方で、驚き、そして知りたいと欲してただひたすら考える、その無私の精神の軌跡をできるだけ正確に表わすこと、すなわち考えるとは一体どういうことであるかを、そこに現われてくる果てしない自由の味わいとともに、日常の言葉で美しく語る「哲学エッセイ」を確立して、多くの読者を得る。
とくに若い人々に、本質を考えることの面白さ、形而上の切実さを、存在のとしての生死の大切を語り続ける。
新宿御苑と神宮外苑の四季風景を執筆の伴とし、富士山麓の季節の巡りの中に憩いを得て遊ぶ。山を好み、先哲とコリー犬、そして美酒佳肴を生涯の友とする。
2007年(平成19年)2月23日、夜、大風の止まない東京に、癌により没す(46年6ヶ月)。
About this Title
ソクラテス 人は、知りたいことを知るためには、考える。考えるということをするものなのだ。その考えるということそのものが哲学なのであって、人に訊いたり本を読んだりするのが哲学なんじゃないのだ。だから僕は哲学なんてものは知らない、知りたいから考えていることを知っているだけだと、こう言っておるのだよ。(本文より)
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2010/1/30)
- 発売日 : 2010/1/30
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 521ページ
- ISBN-10 : 4104001104
- ISBN-13 : 978-4104001101
- 寸法 : 13.4 x 3 x 19.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 33,217位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 76位哲学・思想の論文・評論・講演集
- - 8,179位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1960年(昭和35年)8月21日、東京生まれ。1983年(昭和58年)3月、慶應義塾大学文学部哲学科倫理学専攻を卒業。文筆家と自称する。池田某とも。「哲学エッセイ」を確立して、多くの読者を得る。2007年(平成19年)2月23日死去(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『事象そのものへ!』(ISBN-10:4901510789)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年3月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ソクラテスの対話形式の書き方が新鮮でよい。
斬新であり、500ページ程度あるため読みごたえあり。だいたい300~400
ぐらいがおおいため
斬新であり、500ページ程度あるため読みごたえあり。だいたい300~400
ぐらいがおおいため
2016年9月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ソクラテスと他者との対話形式で理解し易く綴られるソクラテスシリーズの三部作、黒地に金文字の装丁も豪華で威厳すら感じられ、購買欲をそそられる一冊。本棚の中で、まるでオーラを放つよう。
2020年7月16日に日本でレビュー済み
ソクラテスが生きていたら…
ではなくソクラテスは今も生きて永遠に存在し続ける。
ソクラテスは理性をもって世界を照らします。理性は真善美を突き詰めます。よって真善美を突き詰める限りソクラテスが書こうが池田先生が書こうが私が書こうがそこにソクラテスが立ち現れる。そしてソクラテスはただの名前であることに気づき哲学そのもの開けてくる。
ソクラテスか池田先生かどうかすらも実は問題ではない。
真善美を突き詰めれば個体を超えた思考の宇宙が広がっていることに気付く。
哲学を読み始めて2年。上記に気付かせ開眼させて下さった池田先生に感謝します。
冒頭三つの死についての考察だけでもこの本を買う価値はある。死生観が変わります。
現代の諸問題をソクラテスに扮する池田晶子先生がズバズバと論破していく。
論破というより自分の無知を知らされスタート地点に立たせてくれる。
無知の知は終わりではなく始まりです。
これらの対話を通して人生の悩みが粉砕されて根本的な存在の謎に向き合えるようになりました。
金、職業、結婚、子供。。。
人生につきまとうあらゆる悩みはそもそも考えていないから悩みに見えていただけでした。
悩むのではく考える。
何を?
存在そのものを。
・死生観三部作
・ただほど安い人権はない
・性が全てか
この辺りから読み始めると脳がカツーーンと衝撃を受けます
ではなくソクラテスは今も生きて永遠に存在し続ける。
ソクラテスは理性をもって世界を照らします。理性は真善美を突き詰めます。よって真善美を突き詰める限りソクラテスが書こうが池田先生が書こうが私が書こうがそこにソクラテスが立ち現れる。そしてソクラテスはただの名前であることに気づき哲学そのもの開けてくる。
ソクラテスか池田先生かどうかすらも実は問題ではない。
真善美を突き詰めれば個体を超えた思考の宇宙が広がっていることに気付く。
哲学を読み始めて2年。上記に気付かせ開眼させて下さった池田先生に感謝します。
冒頭三つの死についての考察だけでもこの本を買う価値はある。死生観が変わります。
現代の諸問題をソクラテスに扮する池田晶子先生がズバズバと論破していく。
論破というより自分の無知を知らされスタート地点に立たせてくれる。
無知の知は終わりではなく始まりです。
これらの対話を通して人生の悩みが粉砕されて根本的な存在の謎に向き合えるようになりました。
金、職業、結婚、子供。。。
人生につきまとうあらゆる悩みはそもそも考えていないから悩みに見えていただけでした。
悩むのではく考える。
何を?
存在そのものを。
・死生観三部作
・ただほど安い人権はない
・性が全てか
この辺りから読み始めると脳がカツーーンと衝撃を受けます
2010年12月24日に日本でレビュー済み
故、池田晶子さんのソクラテスシリーズ完全版。
対話形式で書かれているため、文章が簡潔明瞭。哲学の入門者、高校生にも読みやすい。
そして、何よりも議論の内容にリアリティがある。
言葉が上滑りすることなく、本当に自分が議論に参加しているかのような臨場感で楽しめます。
哲学の基本をふまえた上での、考える楽しさ、議論する楽しさ、ユーモアにみちています。
パリの街角のカフェ的な哲学書。
対話形式で書かれているため、文章が簡潔明瞭。哲学の入門者、高校生にも読みやすい。
そして、何よりも議論の内容にリアリティがある。
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哲学の基本をふまえた上での、考える楽しさ、議論する楽しさ、ユーモアにみちています。
パリの街角のカフェ的な哲学書。
2014年4月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
池田さんの書かれる内容はわかりやすく痛快で、おおいに納得できます。
2013年2月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
人の勧めで購入しましたが、とても気に入りました。他の著作も読みたくなりました。
2021年6月30日に日本でレビュー済み
フェミニストの逆鱗に触れるのを覚悟して言おう。男はいつまでたっても悪戯小僧で女は生まれついてのオバサンである。高尚ぶった連中も一皮むけば皆んな同じだろう。
その代表格のソクラテスとクサンチッペが本性を隠しもせず現代社会をバッサバッサと斬りまくる。痛快極まりない。これが哲学かと生真面目に問われると少したじろぐが、しかし著者がそうだと言うのだからそれでいいじゃないか。
その代表格のソクラテスとクサンチッペが本性を隠しもせず現代社会をバッサバッサと斬りまくる。痛快極まりない。これが哲学かと生真面目に問われると少したじろぐが、しかし著者がそうだと言うのだからそれでいいじゃないか。