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今日われ生きてあり 単行本 – 1985/7/1

4.3 5つ星のうち4.3 65個の評価

魂の引裂かれた叫びを遺し,還らざる任務に飛び立った若き特攻兵たち- 今,我々は彼らが命を賭けて希求した世を生きているか。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社 (1985/7/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1985/7/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 224ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4103584017
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4103584018
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 65個の評価

著者について

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神坂 次郎
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カスタマーレビュー

星5つ中4.3つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2022年10月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
先日亡くなった神坂さんのファン、現代の平和ボケで堕落した日本人必読!
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年9月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これ読んで、知覧に行きました。
行って良かったです。
メディアでは戦争の悲惨さを伝える情報ばかりですが、この本では清貧にたくましく愛を持って生きた当時の人の知性がわかります。
知覧に行って下さい。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年7月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
鹿児島県にある元陸軍特攻基地の一つである知覧基地を中心にして、
飛び立っていく特攻隊員とその家族、地域の住民の方々の
手記や手紙などを繋ぎあわせて、当時のストーリーを後世に残す本です。

まず読み進めて、こみ上げてくるのは当時の政治家や軍部への怒り。
純粋な青年、少年を犠牲にしてまで、
なぜ、こんなことをやらなければいけなかったか、
どうせ半年後に降伏するならもっと早くできなかったのか、
など、心を揺さぶられます。

「日本を救うため、祖国のために、いま本気で戦っているのは
 大臣でも政治家でも将軍でも学者でもなか。
 体当たり精神を持ったひたむきな若者や一途な少年達だけだ」

という、女子青年団員の言葉にもあるように、
当時の人でさえそう思っていたのですから。

次に思いを馳せるのは、若くして散った英霊たちへの感謝。
戦後明らかになった米軍の報告書によれば、
「特攻による被害は深刻」
「特攻に対する有効な攻撃策はない」
「日本上陸作戦の時期と内容を大幅に変更すべし」-

戦後、手のひらを返したように、
日本人からも罵声を浴びせられた特攻隊員。
特攻は到底肯定できるものではありませんが、
それぞれ「祖国を、家族を、目の前の人たちを守る」という
使命感で飛び立った特攻隊員の死は無意味では無かったようです。

それにしても、二十歳そこそこの若者、中には十代の少年が、
あと十時間後の確実な死を間際にして、
基地周辺の住民と明るく戯れる様や、
家族、特に母を思う、しかし気丈な手紙を見ると、
「こんな身近に、しかもこんなに大勢
 後生の一大事を解決した人間があの時の日本には居たのか」
と驚嘆してしまいます。

そんな犠牲があってこその、今の日本、自分があると、
日々改めて感謝せねばと、強烈に刺さる一冊です。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年9月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一気に読んでしまいました、引きこまれる本です。運命というのか最後は驚きました。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年11月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ただ、その重さだけは歴然。

先の大戦で散った、僕らと同世代の若者のリアル。

きっと歴史に正解、不正解なんてない。
だからこそ、今を生きる僕らが少しでもその解答に近づく姿勢を見せないといけないと思います。

靖国神社に参拝することが何かとても重たい思想を掲げているかのように捉えられる現代、日本。

なんか、よく分からないけど、それは全然違う気がします。

おじいちゃんのお墓参りに行く。
そんな気持ちでこの国の100年後に託して散っていった彼らに一言「ありがとうしっかりやってます」と伝えたいです少なくとも。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年6月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
TVで、感動する本として紹介されていたので購入したのが5年前でした。
ちょうどその頃から、特攻隊に関心を持ち始めていました。

遺書や手紙や日記を主に短編のように、特攻隊だった方や、それにからむ、様々な人たちの話を紹介している作品です。
家族のいる前ではとても読めません。1話読むごとに号泣してしまいます。
私は寝る前に自室で読みましたが、1話読み終えると枕がびっしょり濡れてしまい、
その後しばらくいろいろ考えてしまい、1回に1話読むのが限界でした。

5年経ち、通して読んでみましたが、強烈に心に残ったお話が2話ありました。
1つは、まだ結婚して半年で、出撃せねばならなかった特攻隊のご主人と奥様のお話…。
出撃前に、1泊だけ夫婦で旅館に泊まり、指宿街道でつかの間の夫婦水入らずの時間を過ごすお二人。
ご主人は、怒ったような顔をして、奥様の手をつかんで、つかつかと大股で歩き出してしまいます。
まだ新婚なのに、死にに行かなければならないかなしい現実に、ご主人は怒っていたのだろうと奥様が書いています。
雑貨屋さんで目にとまった赤い革の手帳を、奥様がご主人に最後のプレゼントとして買ってあげます。
その手帳に、ご主人は最後の時まで日記を書くことにしました。
2人でお弁当を食べて、たくさん咲いていた、赤い海紅豆の花をとり、ご主人が奥様の髪にさしてあげたり…
本当に、ごくごく普通の、新婚夫婦の幸せな時間に見えます。
普通の夫婦と違うのは、あと数日で、もう2度と会えなくなるというかなしい事実…。

戦後32年経ち、海に沈まれたはずのご主人の特攻機の破片と、その手帳が見つかり、アメリカ人の方から、奥様の元に届けられます。奥様からアメリカ人の方へのお礼の手紙に始まり、亡きご主人に宛てた手紙でこのお話が成り立っています。
亡きご主人への、いまだまったく薄れることのない深い愛情と、ご主人が亡くなった後すぐ生まれたお子様と、その名付けにまつわるお話にとても胸を打たれました。

もう1話は、父親を既に亡くし、母親も戦時中に病気で亡くなり、まだ10歳の幼い妹を残して出撃しなければならなかった、若い特攻隊員の話。
最後まで、一人残される幼い妹の身を案じながら、手紙を書きます…。
妹の名前で預けてある通帳のこと、自分の遺品(軍刀や時計)を送るから、売ってお金に変えなさい、自分のかたみなどより、今後の自分の人生の方が大事なのだから、と…
そして、妹にもらったマスコット人形をいつも身に着けていたそうですが、他の方はみな、落下傘の帯や、腰などに着けるのに、その方は、「突入の時にお人形が怖がったらかわいそうだから」と、背中に着けていたそうです…
自分だって、きっととても怖かっただろうに… 妹を残していかなければならないのは、とても苦しかっただろうに…
それでも、愛する祖国のために、行かなければならないという強い責任感を持っていたのでしょう。

TVなどでも取り上げられることの多い、穴澤利夫少尉のお話も載っています。
穴澤少尉の、婚約者智恵子さんに宛てた遺書は、言葉はとても少ないですが、痛いほど気持ちが伝わってきます。
日記や、短歌も多く書いてありますが、文才のある方で、文章がとても美しいです。
今度生まれ変わったら、今度こそお二人が幸せになることを祈らずにはいられません。

こんなに強く美しいこころを持った方々をたくさん失わなければならなかったことが残念です。
同時に、この方々が命を賭して守ろうとした、今の平和な日本に生きる者たちとして、しなければならないことは何だろうと、考えずにはいられません。

著者があとがきにも、若い人には理解してもらえないのではないかと書いてありますが、
20代の私でも、感情移入し過ぎてしまうくらいでした。
感動はもちろん、大きな衝撃も受ける本でしたが、必ず得るものがたくさんあると思います。
ぜひ、20代の若い方がたにこそ、読んでもらいたい作品です。
38人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年8月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
太平洋戦争末期、絶望的な戦況の中で、狂気、理不尽な命令一下の元、特攻隊として空に散った若者が残した家族への手紙や日記(言葉)は、読む者の心を揺さぶらずにはいられない。 戦争を知らない若者達に是非一読して貰いたい作品である。 当時の言葉使いそのままの文章と風俗生活描写の為、若者が知らない言葉や物の名前等、読んで理解するのに難しい所もあるので、語句の解説等なども積極的に記述して欲しかった。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2019年1月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
特攻。それは軍の、そして国の極めつけの愚策であったことは明白である。そこで散っていった人々、その多くは若者であり、決して英雄でもなく、愚鈍であったわけでもない。あくまでも市井の人々であったと思う。
国家が自らを客観的で多角的にみることができなくなれば同じようなことが再び起こるのではないかと痛切に感じた。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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