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ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 単行本 – 2019/6/21
ブレイディ みかこ
(著)
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日本テレビ系「世界一受けたい授業」
NHK「おはよう日本」「あさイチ」
NHK「SWITCHインタビュー 達人達」
フジテレビ系「めざましテレビ」
TBS系「王様のブランチ」で紹介!
Yahoo!ニュース|本屋大賞2019
ノンフィクション本大賞受賞!
第73回毎日出版文化賞特別賞受賞!
第2回八重洲本大賞受賞!
第7回ブクログ大賞 エッセイ・ノンフィクション部門受賞!
紀伊國屋書店スタッフが全力でおすすめする
ベスト30「キノベス! 2020」第1位!
We Love Books 中高生におすすめする
司書のイチオシ本2019年版第1位!
第13回神奈川学校図書館員大賞(KO本大賞)!
読者が選ぶビジネス書グランプリ2020
リベラルアーツ部門 第1位!
埼玉県の高校図書館司書が選んだ
イチオシ本2019 第1位!
◎西加奈子さん
隣に座って、肩を叩いて、「一緒に考えない」
そう言ってくれました。
絶対に忘れたくない、大切な友達みたいな本です。
◎中川李枝子さん
子どもの感覚に、母ちゃんとともに脱帽。
先生方にも、ぜひ読んで欲しい。
◎三浦しをんさん
これは「異国に暮らすひとたちの話」ではなく、
「私たち一人一人の話」だ。
◎高橋源一郎さん
思わず考え込む。あるいは、胸をうたれる。
そして最後に、自分たちの子どもや社会について
考えざるをえなくなる。
大人の凝り固まった常識を、
子どもたちは軽く飛び越えていく。
世界の縮図のような「元・底辺中学校」での日常を描く、
落涙必至の等身大ノンフィクション。
優等生の「ぼく」が通い始めたのは、人種も貧富もごちゃまぜの
イカした「元・底辺中学校」だった。
ただでさえ思春期ってやつなのに、毎日が事件の連続だ。
人種差別丸出しの美少年、ジェンダーに悩むサッカー小僧。
時には貧富の差でギスギスしたり、アイデンティティに悩んだり。
世界の縮図のような日常を、思春期真っ只中の息子と
パンクな母ちゃんの著者は、ともに考え悩み乗り越えていく。
連載中から熱狂的な感想が飛び交った、私的で普遍的な「親子の成長物語」。
はじめに
1 元底辺中学校への道
2 「glee/グリー」みたいな新学期
3 バッドでラップなクリスマス
4 スクール・ポリティクス
5 誰かの靴を履いてみること
6 プールサイドのあちら側とこちら側
7 ユニフォーム・ブギ
8 クールなのかジャパン
9 地雷だらけの多様性ワールド
10 母ちゃんの国にて
11 未来は君らの手の中
12 フォスター・チルドレンズ・ストーリー
13 いじめと皆勤賞のはざま
14 アイデンティティ熱のゆくえ
15 存在の耐えられない格差
16 ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとグリーン
NHK「おはよう日本」「あさイチ」
NHK「SWITCHインタビュー 達人達」
フジテレビ系「めざましテレビ」
TBS系「王様のブランチ」で紹介!
Yahoo!ニュース|本屋大賞2019
ノンフィクション本大賞受賞!
第73回毎日出版文化賞特別賞受賞!
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第7回ブクログ大賞 エッセイ・ノンフィクション部門受賞!
紀伊國屋書店スタッフが全力でおすすめする
ベスト30「キノベス! 2020」第1位!
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リベラルアーツ部門 第1位!
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イチオシ本2019 第1位!
◎西加奈子さん
隣に座って、肩を叩いて、「一緒に考えない」
そう言ってくれました。
絶対に忘れたくない、大切な友達みたいな本です。
◎中川李枝子さん
子どもの感覚に、母ちゃんとともに脱帽。
先生方にも、ぜひ読んで欲しい。
◎三浦しをんさん
これは「異国に暮らすひとたちの話」ではなく、
「私たち一人一人の話」だ。
◎高橋源一郎さん
思わず考え込む。あるいは、胸をうたれる。
そして最後に、自分たちの子どもや社会について
考えざるをえなくなる。
大人の凝り固まった常識を、
子どもたちは軽く飛び越えていく。
世界の縮図のような「元・底辺中学校」での日常を描く、
落涙必至の等身大ノンフィクション。
優等生の「ぼく」が通い始めたのは、人種も貧富もごちゃまぜの
イカした「元・底辺中学校」だった。
ただでさえ思春期ってやつなのに、毎日が事件の連続だ。
人種差別丸出しの美少年、ジェンダーに悩むサッカー小僧。
時には貧富の差でギスギスしたり、アイデンティティに悩んだり。
世界の縮図のような日常を、思春期真っ只中の息子と
パンクな母ちゃんの著者は、ともに考え悩み乗り越えていく。
連載中から熱狂的な感想が飛び交った、私的で普遍的な「親子の成長物語」。
はじめに
1 元底辺中学校への道
2 「glee/グリー」みたいな新学期
3 バッドでラップなクリスマス
4 スクール・ポリティクス
5 誰かの靴を履いてみること
6 プールサイドのあちら側とこちら側
7 ユニフォーム・ブギ
8 クールなのかジャパン
9 地雷だらけの多様性ワールド
10 母ちゃんの国にて
11 未来は君らの手の中
12 フォスター・チルドレンズ・ストーリー
13 いじめと皆勤賞のはざま
14 アイデンティティ熱のゆくえ
15 存在の耐えられない格差
16 ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとグリーン
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2019/6/21
- 寸法18.8 x 12.8 x 2.5 cm
- ISBN-104103526815
- ISBN-13978-4103526810
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商品の説明
出版社からのコメント
新潮社の社内でも大反響! 部署の垣根を超え、たくさんの社員が今作の虜に! !
ほんの一部ですが、掛け値なしの熱い感想をご紹介! ! !
◎子育てとは親の覚悟と子への信頼につきると強く思います。多様な環境の中、
みかこさんが腹をくくって本音で息子さんと接し、息子さんはそれをちゃんと
受け止めて、ぐんぐん成長していく姿がすばらしく、胸がいっぱい涙なくては読めません。
思春期子育て世代必見の書です。(出版部一般職Y・40代)
◎「答え」が安売りされる時代に、それって本当! ?と立ち止まらせてくれる本。
私もこういうお母さんが欲しかったな。本当は誰もが真剣に考えないといけない問題を、
率直に、気持ちよく、(おそらく)誰のことも断罪せず、傷つけずに書けるなんて、
ブレイディさん凄すぎ! (フォーサイト編集部K・20代)
◎「彼」がしなやかな感性で自分の答えを導き出す姿に、子どもだってディープに
「社会」と対峙してるんだ! と衝撃を受け、子育てちょっとナメてたかも…と反省。
これから多感な時期を迎える我が子。書名を呪文のように唱えて、一緒に考えられる
母ちゃんを目指そうと思います。(芸術新潮A・30代)
◎一度読み始めたら止まらない。とても12歳とは思えない考え方をする大人っぽい面と、
音楽に熱中して変な「ボンサイの歌」を作って歌ったりする子供らしい面のある息子さん。
そんな息子さんと正面からきちんと向き合うみかこさんとの親子関係がまた素敵。
彼の成長を見届けたくなります! (広告部I)
◎イエローでホワイトで、ちょっとブルー。きれいな色。爽やかな話に違いない。
そう思って読んだら……がつん。偏見。差別。実際にその渦の中にいると、
こんなにも心で受けるものが違うのか。私のエンパシー、まだまだだな。
ちょっと泣いてしまいました。(出版企画部一般職・30代)
◎差別、格差、分断といった進行形の問題を「他人事」として考えないようにしていた私は、
著者の11歳の息子のフラットで豊かな「想像力」に打ちのめされました。
「君は僕の友だちだからだよ」――彼の一言がずっと胸に響いている。(企画編集部T・30代)
◎この親子、とにかく最高! パンクで熱い母ちゃんと、ときにクールに母を諭す11歳の息子。
自分を取り巻く雑多で厳しい世界で、何が正しく何が大切かを見極めようとする彼の眼差しに
心打たれ、いつの間にか一緒に考えている自分に気づくはず。心から思います、こんな息子がほしかった!
(営業部I・40代)
etc.etc・・・
ほんの一部ですが、掛け値なしの熱い感想をご紹介! ! !
◎子育てとは親の覚悟と子への信頼につきると強く思います。多様な環境の中、
みかこさんが腹をくくって本音で息子さんと接し、息子さんはそれをちゃんと
受け止めて、ぐんぐん成長していく姿がすばらしく、胸がいっぱい涙なくては読めません。
思春期子育て世代必見の書です。(出版部一般職Y・40代)
◎「答え」が安売りされる時代に、それって本当! ?と立ち止まらせてくれる本。
私もこういうお母さんが欲しかったな。本当は誰もが真剣に考えないといけない問題を、
率直に、気持ちよく、(おそらく)誰のことも断罪せず、傷つけずに書けるなんて、
ブレイディさん凄すぎ! (フォーサイト編集部K・20代)
◎「彼」がしなやかな感性で自分の答えを導き出す姿に、子どもだってディープに
「社会」と対峙してるんだ! と衝撃を受け、子育てちょっとナメてたかも…と反省。
これから多感な時期を迎える我が子。書名を呪文のように唱えて、一緒に考えられる
母ちゃんを目指そうと思います。(芸術新潮A・30代)
◎一度読み始めたら止まらない。とても12歳とは思えない考え方をする大人っぽい面と、
音楽に熱中して変な「ボンサイの歌」を作って歌ったりする子供らしい面のある息子さん。
そんな息子さんと正面からきちんと向き合うみかこさんとの親子関係がまた素敵。
彼の成長を見届けたくなります! (広告部I)
◎イエローでホワイトで、ちょっとブルー。きれいな色。爽やかな話に違いない。
そう思って読んだら……がつん。偏見。差別。実際にその渦の中にいると、
こんなにも心で受けるものが違うのか。私のエンパシー、まだまだだな。
ちょっと泣いてしまいました。(出版企画部一般職・30代)
◎差別、格差、分断といった進行形の問題を「他人事」として考えないようにしていた私は、
著者の11歳の息子のフラットで豊かな「想像力」に打ちのめされました。
「君は僕の友だちだからだよ」――彼の一言がずっと胸に響いている。(企画編集部T・30代)
◎この親子、とにかく最高! パンクで熱い母ちゃんと、ときにクールに母を諭す11歳の息子。
自分を取り巻く雑多で厳しい世界で、何が正しく何が大切かを見極めようとする彼の眼差しに
心打たれ、いつの間にか一緒に考えている自分に気づくはず。心から思います、こんな息子がほしかった!
(営業部I・40代)
etc.etc・・・
著者について
ブレイディみかこ
保育士・ライター・コラムニスト。1965年福岡市生まれ。県立修猷館高校卒。
音楽好きが高じてアルバイトと渡英を繰り返し、1996年から英国ブライトン在住。
ロンドンの日系企業で数年間勤務したのち英国で保育士資格を取得、「最底辺保育所」で
働きながらライター活動を開始。
2017年に新潮ドキュメント賞を受賞し、大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞
候補となった『子どもたちの階級闘争――ブロークン・ブリテンの無料託児所から』
(みすず書房)をはじめ、著書多数。
保育士・ライター・コラムニスト。1965年福岡市生まれ。県立修猷館高校卒。
音楽好きが高じてアルバイトと渡英を繰り返し、1996年から英国ブライトン在住。
ロンドンの日系企業で数年間勤務したのち英国で保育士資格を取得、「最底辺保育所」で
働きながらライター活動を開始。
2017年に新潮ドキュメント賞を受賞し、大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞
候補となった『子どもたちの階級闘争――ブロークン・ブリテンの無料託児所から』
(みすず書房)をはじめ、著書多数。
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2019/6/21)
- 発売日 : 2019/6/21
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 256ページ
- ISBN-10 : 4103526815
- ISBN-13 : 978-4103526810
- 寸法 : 18.8 x 12.8 x 2.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 4,763位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,591位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2023年12月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
エンパシーの定義がいい。知的な格闘、倫理的な勇気が必要なんですね、エンパシーを発揮する(Empatheticである)ためには。多様性とは真逆の、東京近郊の私立中学に通う、中1の息子にも読ませたいと思いました。
2023年12月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
エンパシーという言葉を初めて知った。ブレンディミカコから目が離せません。
2023年8月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ラジオ番組で、著者を知り、即、購入しました。
ノンフィクションライターではありますが、一流の著者です。
現在の英国が抱える社会問題の詳細が、息子さんの成長とともに透けて見えてくるところが秀逸です。
英国人のご主人との間に生まれた息子さんの冷静さも、著者の筆力で生き生きと描かれています。
ネタばれになるので、この先は、是非、ご一読されますよう、お勧めします。
コスパ・タイパ、高し❣
ノンフィクションライターではありますが、一流の著者です。
現在の英国が抱える社会問題の詳細が、息子さんの成長とともに透けて見えてくるところが秀逸です。
英国人のご主人との間に生まれた息子さんの冷静さも、著者の筆力で生き生きと描かれています。
ネタばれになるので、この先は、是非、ご一読されますよう、お勧めします。
コスパ・タイパ、高し❣
2024年2月15日に日本でレビュー済み
ブレイディみかこ(1965年~)氏は、福岡市生まれ、修猷館高校を卒業後、上京・渡英し、英国やアイルランドを転々とした後帰国。再び渡英して南部ブライトンに住み、ロンドンの日系企業に勤務後、英国で保育士の資格を取得し、保育士として働きつつ翻訳や著述を行う。『子どもたちの階級闘争』で新潮ドキュメント賞(2017年)、『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』で本屋大賞ノンフィクション本大賞(2019年)他を受賞。
本作品は、初出は新潮社の月刊PR誌「波」への連載で、2019年に出版、2021年に文庫化された。
私はノンフィクションやエッセイが好みで、各種のノンフィクション賞やエッセイ賞を受賞した作品の多くを読んでいるものの、一方で天邪鬼的なところがあり、本作品については、ベストセラーになってしまったがために、これまで敬遠していたのだが、今般たまたま新古書店に並んでいるのを見て、入手した。
そして、読み終えた今、これまで手に取らなかった不覚を強く感じざるを得なかった。
私は、現在世界で起こっている問題の多くは、ウクライナやパレスチナでの戦争にしても、欧米に広がる自国第一主義のポピュリズム政治にしても、更には気候問題・環境問題・食糧問題ですらも、その元凶は、多様性を認めない風潮、エンパシーの欠如にあると考えている。そして、本書に描かれた、英国の地方都市の元公営住宅に住み、著者とアイルランド人の夫の間に生まれた息子が通う、公立の「元底辺中学校」の生活の中で起こる出来事は、ある意味、世界の縮図とも言えるものであり、かつ、息子は(母=著者と対話をしながら)それらの問題をひとつずつ乗り越え、成長していくのである。
尚、「多様性」については、息子から問われた著者が、次のように答えている。「多様性ってやつは物事をややこしくするし、喧嘩や衝突が絶えないし、そりゃないほうが楽よ」、「多様性は、うんざりするほど大変だし、めんどくさいけど、無知を減らすからいいことなんだと母ちゃんは思う」 また、「エンパシー」については、学校の試験の答案に息子が、「自分で誰かの靴を履いてみること」と書いている。
多様性・公平性を最大の価値観とする(と私は考えている)「リベラリズム」の限界が指摘されて久しい。その理由は、考え方のダブル・スタンダード性(同性婚は認めるが、一夫多妻制は認めない等)であったり、パイの成長の限界であったりするが、地球上に80億人が住んでいる今、不可避の前提は、複数の人間は多様でしかあり得ず、我々は、多様な人間と共存するしかないということだ。
また、本書が優れている点をもう一つ挙げると、著者の言葉と文章の力である。小学生でも面白く読み進めることができるし、著者のメッセージも十分に伝わるだろう。(近年の「新潮文庫の100冊」にも選ばれていることは好ましい)
解説で、ある書店員の方が、「ブレイディみかこという書き手とこの不幸な時代をともに生きるということは、とても幸福なことである。」と書いているのだが、至極同感である。
(2024年2月了)
本作品は、初出は新潮社の月刊PR誌「波」への連載で、2019年に出版、2021年に文庫化された。
私はノンフィクションやエッセイが好みで、各種のノンフィクション賞やエッセイ賞を受賞した作品の多くを読んでいるものの、一方で天邪鬼的なところがあり、本作品については、ベストセラーになってしまったがために、これまで敬遠していたのだが、今般たまたま新古書店に並んでいるのを見て、入手した。
そして、読み終えた今、これまで手に取らなかった不覚を強く感じざるを得なかった。
私は、現在世界で起こっている問題の多くは、ウクライナやパレスチナでの戦争にしても、欧米に広がる自国第一主義のポピュリズム政治にしても、更には気候問題・環境問題・食糧問題ですらも、その元凶は、多様性を認めない風潮、エンパシーの欠如にあると考えている。そして、本書に描かれた、英国の地方都市の元公営住宅に住み、著者とアイルランド人の夫の間に生まれた息子が通う、公立の「元底辺中学校」の生活の中で起こる出来事は、ある意味、世界の縮図とも言えるものであり、かつ、息子は(母=著者と対話をしながら)それらの問題をひとつずつ乗り越え、成長していくのである。
尚、「多様性」については、息子から問われた著者が、次のように答えている。「多様性ってやつは物事をややこしくするし、喧嘩や衝突が絶えないし、そりゃないほうが楽よ」、「多様性は、うんざりするほど大変だし、めんどくさいけど、無知を減らすからいいことなんだと母ちゃんは思う」 また、「エンパシー」については、学校の試験の答案に息子が、「自分で誰かの靴を履いてみること」と書いている。
多様性・公平性を最大の価値観とする(と私は考えている)「リベラリズム」の限界が指摘されて久しい。その理由は、考え方のダブル・スタンダード性(同性婚は認めるが、一夫多妻制は認めない等)であったり、パイの成長の限界であったりするが、地球上に80億人が住んでいる今、不可避の前提は、複数の人間は多様でしかあり得ず、我々は、多様な人間と共存するしかないということだ。
また、本書が優れている点をもう一つ挙げると、著者の言葉と文章の力である。小学生でも面白く読み進めることができるし、著者のメッセージも十分に伝わるだろう。(近年の「新潮文庫の100冊」にも選ばれていることは好ましい)
解説で、ある書店員の方が、「ブレイディみかこという書き手とこの不幸な時代をともに生きるということは、とても幸福なことである。」と書いているのだが、至極同感である。
(2024年2月了)
2024年1月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
現代社会で多様化が進むにつれ、様々な形で露呈してくる差別や偏見といったものを、息子さんの学校生活を通じて描写した作品。著者とその息子さんの姿勢や考え方、また母子のやり取りが非常に模範的で、子供の道徳教育の教材にしてもよさそうです。
2023年6月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
内容が面白くスラスラ読めました。思いがけず感動しました。購入して良かったです。
2024年3月10日に日本でレビュー済み
(良い意味で)親の意識が子供にいかに影響を与えるか、が良くわかる本です。日本の学生ならさほど感じないかも知れない、グローバルな視点や様々な価値観について気づかせてくれます。親子で悪戦苦闘を強いられる高校受験を無事クリアした姪の子供にプレゼントしました。